ワーキングホリデーでオーストラリアに渡航した場合、生活費や旅行費などを確保するためにアルバイトをされる人がほとんどですが、渡航してすぐに働き始めるのは不安が大きいものです。日本で聞いている接客のフレーズが実際はどのように英語で表現されているのか、またどんなマナーや知識が求められるのかを把握し、トレーニングを受けていれば心強いものです。ホスピタリティコースと聞いて堅苦しそう、というイメージを持つ人も多いかと思いますが、内容は実践的なものでありカフェで働く際に必要となるバリスタトレーニングと組み合わせて楽しく学べるようになっています。ここでは、主に語学学校の中で学べるホスピタリティコースについて詳しくご紹介します。
ホスピタリティコースで学べること
ホスピタリティコースは、主に接客英語コースやバリスタコースなどと呼ばれていますが、観光・接客業界で使用される専門英語を学ぶだけではなく、接客サービス技術も同時に学ぶことが可能です。一般英語だけではなく、アルバイトをする際に必要となる接客スキル身に着けたい人にはぴったりのコースです。主な内容としては以下の通りとなります。
・メニューの説明の仕方や内容の把握
・電話によるレストラン予約の変更の受け方
・コーヒーの淹れ方、ラテアートの作り方
・エチケットやクレーム対応
・英文履歴書・カバーレターの書き方
・英語での面接対策
※上記は語学学校の中で学ぶ短期コースの内容となります。なお、学校毎にコースの期間やカリキュラム内容は変わります。
ホスピタリティコースの入学条件
接客英語を学ぶ際、求められる英語力は学校によって変わってきますが、私立の語学学校の場合は、一般的には中級以上という基準が設けられている場合がほとんどです。ですが、中には初級から受講が可能という学校もあります。受講するにあたり特別な資格などは必要がなく、未経験の方でも安心して受講することができます。一方、本格的にホスピタリティを学びたい場合は、1~2年間という期間で専門学校に通う方法や大学進学して学ぶ内容もあります。専門学校(TAFE)であればIELTS5.5以上、大学であればIELTS6.0以上が最低でも必要になるため、あらかじめある程度の英語力が求められることになります。