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アルバイトに必要な英語力は、アルバイトの種類によって大きく違ってきます。オーストラリアには現地オーストラリア人が経営するアルバイト(現地系)、主に日本人が経営するアルバイト(日系)の2種類に分類されます。どちらのアルバイトを希望するかによって目指すべき英語力が分かり、それに適した学習期間を予め理解しておきましょう。もちろん、留学前に英語力が一定レベル以上あれば、現地入り後の学習期間も短期間で済む傾向にあるため、留学前の学習も大事になってきます。以下、アルバイトの種類によって、英語レベルの目安をご案内致します。
アルバイトの種類 | 仕事の詳細と英語力の目安 |
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現地系アルバイト | 現地のオーストラリア人が経営するカフェやレストランでアルバイトをする場合、時給は15~20ドル程度(日本円でおよそ1,500~2,000円)となります。現地系のアルバイトは基本的に現地のお客様を相手にしているところが多く、一緒に働く同僚のほとんどが現地オーストラリア人となります。職場内は完全英語環境になるため、十分なコミュニケーションが取れる英語力(TOEIC700~800点程度)が必要となります。 |
日系アルバイト | 日本人経営者や日本語を使えるアジア人経営者が運営する日本食レストランやお土産ショップでは、時給12~18ドル程度(日本円でおよそ1,200円~1,500円)が一般的です。お店に訪れるお客様は現地の方々の場合もあれば、日本人観光客がメインである場合もあります。主に観光産業に近い職場となるため、一緒に働く同僚は日本人、韓国人、中国人とアジア系の留学生がメインとなります。特に日本食レストランやお土産屋などでは、日本語だけで間に合う職場もあるため、英語力がなくても働くことができます。最低限コミュニケーションがとれる英語力(TOEIC400~600点程度)があれば、何かしらのアルバイトを見つけることが可能と考えて良いでしょう。 |
このように、現地系のアルバイトを希望する場合は求められる英語力が高くなり、日系のアルバイトを希望する場合は最低限の英語力で働くことができます。しかし、日系のアルバイトは同僚に日本人ワーホリも多いため、せっかくオーストラリアへ来たのに周囲の人間関係は日本人が中心で、常に日本語を話していて英語が全く上達していない…というケースも良くあります。そのため、最低でも3カ月以上は語学学校に通い、最低レベルの英語力を身につけて、できる限り英語環境に身を置けるようなアルバイトを探すことをおすすめします。