きゃろっと さんからのクチコミ
General English&TESOL
Certificate IV in TESOLが取得できるため。英語教員志望である上に、日本でも英語教育の見直しの声が上がっているので、コミュニカティブな英語教授法を学びたいと思いTESOL取得可能な学校を探していました。IHはこのTESOLでも評判がいいとのことで選びました。
▼全体的な雰囲気や感想を教えてください
日本ではこれまであまり関わりを持てなかった国籍(サウジアラビア、トルコ、チェコetc)の学生とも共に学ぶことができ、英語や教授法を学ぶだけでなく、自分の視野も広がったと思います。校内は活気があり、生徒・講師・スタッフ共にフレンドリーでした。
▼授業内容や講師についてどうでしたか?
TESOL受講のために必要な英語力を補うためにGeneral English(Upper-Int.)を4週間受講しました。自分が受けてきた日本の授業とは全く異なり、先生から生徒・生徒間・生徒から先生のどのインタラクションも英語で行われるため、全ての要素がスピーキングの練習になります。使われるテキストの内容も面白いものが多く、楽しく受講できました。私のクラスの先生は落ち着いた先生でしたが、協力的で、叱る時にはちゃんと叱ったり注意をしたりするメリハリのある方で、クラスメートも皆彼のことが好きでした。
TESOLは前半のMethodology(Metho)と後半のTeaching Practice(TP)各4週間、計8週間のコースです。これは英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶコースなのでAdvancedレベルの生徒も多く、日々刺激を受けることができました。Methoでは授業の組み立て方やタスクの構成等の教授法に加え学級経営についても学びます。ただ先生が前に立って説明するだけではなく、各レッスンタイプを体験し、それを基にディスカッションもしていきます。また週に一度peer teachingと言われる模擬授業を行います。ここではクラスメートが生徒役となり、グループ毎に授業を行います。
後半のTPでは実際にIntermediateレベルの生徒を教えることになります。一レベル内でも得意不得意や知識量は当然生徒個人で異なるため、初めはPeer teachingの様にはうまくいきません。ですが自分なりに考えていったものが生徒に伝わった時はとても嬉しかったです。
TPの授業は1:45からでしたが、皆午前から登校して準備していました。私は要領がいい方ではないため、授業後も夜9時まで残っていました。週に二回の45分授業を一人で準備し、加えて課題もあるため、心身共に大変ではありましたが、最後の授業(最終週のみ90分授業一回)を終えた時の充実感は筆舌に尽くしがたいものがあります。英語力自体も大いに鍛えられます。
▼後輩留学生へのメッセージ
TESOLが目的の方でも、個人的にはGEを少しでも受けることをおすすめします。TESOLでも授業見学の時間が設けられていますが、それでは時間的に断片的にしか見ることができません。GEを経験しておけば、TESOLのメソッドが実際の授業でどのように用いられているのか考えることができます。このコースはかなりハードで、ネイティブ並みに話せる生徒でも苦戦していたので、授業にはある程度覚悟が必要だと思います。
これはどの国、学校でも同じことですが、結局は「自分次第」です。折角先生方が自分の時間を犠牲にしてまで協力しようとしていても、授業をサボったり、漫然と授業を受けたり、同じ国籍同士で母語を話したりと、チャンスを活かすことはできません。ですが自発的・能動的になれば教室内外で学ぶことはいくらでもあります。海外生活は楽しいことだけではありませんが、ぜひ積極的に物事に挑んでいって下さい!