【オーストラリア留学】オージー訛りが気になる!?英語力向上に悪影響なのかを徹底検証!
「訛りがあるからオーストラリアはちょっとな…」
オーストラリア留学を検討している方から聞かれる定番の質問の1つです。私たちが日本の中学や高校で習う英語はアメリカ英語なので、それを基準に考えたらオーストラリア人は訛りを感じるかもしれません。
最もよく知られているのは、 “ei(エイ)” の発音をオージーは “ai(アイ)” と発音します。
“Today”は「トゥデイ」ではなく「トゥダイ」、”Mate”は「メイト」ではなく「マイト」といった感じですね。
「こうした訛りは英語力を向上させる上で影響するのか?」検証していきます!
そもそも訛りがうつることは殆どない!
「オーストラリア留学して、変な発音が身に付いたら嫌だな…」と思いがちですが、1~2年の海外留学でネイティブ並みの発音を身に付け方がはるかに難しいのです。つまり、訛りも含めて体に染み込むといったこともありません。
例えば、東京出身の人が大阪で1年暮らすことになったとします。
産まれてからずっと標準語を話していた人が、たった1年でダウンタウンや関ジャニのようにコテコテの関西弁を話すでしょうか?方言指導が入る女優・俳優さんでも方言を物にするのは至難の業だと聞きます。
オーストラリア訛りもこれと同じことです!
オーストラリアで数年間生活をしたからといって、そう簡単に体の中には入ってきません。それ以上に、日本人特有の発音のクセが出るのが現実です。現に、”ジャパニッシュ”(Japanese Englishの略で「日本語訛りの英語」)という言葉が存在するくらいです。
日本人留学生の英語の発音を聞けば、すぐに日本人だと分かります。アメリカに行っても、イギリスに行っても、カナダに行っても、そしてオーストラリアに行っても、日本人留学生の英語は全員同じ日本語訛りの英語なのです!
知っておいて貰いたいのは、「日本語訛りの英語でも問題ない!」という点です。
英語は、相手に意思が伝わりさえすれば、それで問題ありません。逆に訛りが個性くらいに捉え、イキイキと話せる人の方が周りに人が集まってきます。日本にいる外国人タレントだって、日本で何年間も滞在しても日本人ネイティブの発音の人がいませんよね?
「綺麗な英語」よりも、「伝える英語」を意識しましょう!
特にワーホリの方は、アルバイトや旅先で自分の可能性を広げるためにも、自分の意志を相手に伝えていく意識が重要です。
綺麗な英語だけ聞き取れても生きていけない
現在世界の人口は約70億人と言われていますが、そのうち約17.5億(4人に1人)が英語を話します。そして、この中で約78%は、英語を第二言語として使用しているノンネイティブだそうです。
英語が話せるようになれば、世界中の4人に1人と意思疎通ができる事実も驚きですが、英語を話す人の大半が非ネイティブなんて驚きですよね!
少し話はそれますが、私が留学中に韓国人の友達から聞いた印象的だった話は「韓国では英語の発音を良くするために、舌の切除手術をするんだよ!」というものです。
「そこまでする!?」とも思いましたが、英語熱が高い韓国では結構なブームで親が子どもに手術を受けさせるみたいです。
ネイティブに近い正しい発音を話せるに越したことはありませんが、前述したように英語を話す人の大半は私たちのようなノンネイティブスピーカーなのです。
海外生活していく中で最も必要なことは、綺麗な英語を話せることではありません!様々な国の人達(ノンネイティブ)とコミュニケーションが取れる「訛った英語でさえも聞き取れるリスニング力」なのです。
正確な発音しか聞き取れなければ、国際社会では役に立ちません。どんな母国語訛りがあっても、コミュニケーションが取れる力こそ「真の英語力」と言えます。そのためにも、英語耳を鍛えなければなりません。
正確な英語ばかりに捉われず、どんな訛りやアクセントも柔軟に受け入れることで人間関係や視野も広がります。
最後に、″訛りがある″というだけで選択肢から除外してしまうには勿体ないほど、オーストラリアは魅力的な国です!オーストラリアはワーキングホリデービザ制度も充実してるため、世界中から多くのワーホリが集まり、国際交流も盛んです。
世界中から多くの移民を受け入れている多民族国家のため、オーストラリアに居ながらして世界各国の人々と交流が持てます。多種多様な英語が飛び交うオーストラリアで、真の英語力を見に付けては如何でしょうか?