ワーホリビザでローカルジョブ(カフェ)のバイト体験談インタビュー
多くのワーホリメーカーにとって「英語環境のアルバイト」は憧れの的ですよね?
そこで、このコラムでは英語環境のアルバイトをゲットされた星さんの体験談をインタビュー形式でご紹介します。
実際のリアルな声を聞いてみて、ぜひ皆さんのアルバイト探しの参考になればと思います。
アルバイト探しの理想と現実
皆さんにアルバイトの希望を聞くと「できればローカルのお仕事に就きたい!」というお返事が返ってきます。
この「ローカルのお仕事」というのは「現地オーストラリア人が働く職場」という意味で、日本人や日本語環境の職場ではないものを指します。
「英語が飛び交う職場でオーストラリア人に囲まれながら働きたい」というのはワーキングホリデーの理想ですよね!
でも、現実として英語環境の仕事を見つけるのは決して簡単ではありません。
多くのワーホリは、こんな悩みを持っています。
・どうやって探したら良いかわからない
・履歴書を持って行って、何と言えば良いかわからない…
・ネイティブと対等に会話ができるか不安
・面接でしっかり受け答えできる自信がない… などなど
上記のような理由から、お仕事探しにチャレンジする前からローカルの仕事探しを諦めているケースも多かったりします。
ローカルの仕事探しを諦めた場合には、たいてい日本食レストラン(以下、ジャパレス)で働くことになります。
日本人と日本語環境でアルバイトをするので、就労に関しての英語力もさほど問われず、アルバイト探しのハードルはグッと低くなるためです。
実際、ジャパレスの求人は日系の情報サイトなどに日本語で豊富な求人情報があり、まさに日本人のワーホリや学生をターゲットにしたピンポイントの求人内容となっています。
そのため、ジャパレスのようなお仕事はローカルの仕事探しよりも断然探しやすく、応募もしやすいです。
一方、ローカルのお仕事を探すためには、日系のアルバイト求人サイトを閲覧していても出てきません。
ではどうやって探せば良いのでしょうか?
そこで、今回は自力で「ローカルのお仕事」をゲットした先輩留学生である「星 拓登さん」に体験談を伺ってみました。
星さんがどうやってお仕事を探して、採用となったのかその経緯やコツなどを早速見ていきましょう!
アルバイト探しの方法と仕事が決まるまでの流れ
だいたい3店訪問して1回レジュメを受け取って貰えるかどうかという感じなんですね。
カフェ訪問時には誰に履歴書を渡しましたか?
カフェの従業員ですね。
カフェの偉い人(オーナーやマネージャー)に絶対に履歴書を渡さなきゃ!というのは特に意識しなくても良いと思います。
カフェで働いている従業員も「今、お店が忙しいから人を募集してる」というのを知っているケースが多かったので。
人手が足りないところであれば従業員が僕からの履歴書を受け取ってくれて、それをマネージャーに渡してくれたんだと思います。
そうした所からは、後日マネージャーから連絡があって「インタビューをしたい」と言われましたね。
人が足りてない、求人をしているカフェを運良く見つけるというのが重要なポイントになりそうですね。
はい、履歴書配りは「履歴書を配りながら人が足りてないカフェを見つける作業」だと思います。
なんとか人が足りてないカフェを運良く見つけて、無事面接までたどり着くのというのが第一ステップですね。
面接時の内容や雰囲気なども教えてくれますか?
僕の場合、インタビュー自体は5分ほどの簡単なものでかなり内容としてはカジュアルでした。
主に前職についての質問や、どれだけ仕事に来れるかなどを聞かれましたね。
あと気になる時給などの待遇は、こちらから聞かずとも向こうから教えてくれて「バリスタになると昇給するよ」と言われました。
ちなみに、そこのカフェでは試用期間などはありましたか?
はい、トライアル(試用期間)は2~3時間ほどで、2日間に渡って経験しました。
面接を受けた時点でよほどのことがない限り、ほとんど採用は決定していたように思います。
トライアル中は時給の80%を支給されました。
本格的に採用された後は、トライアルを含めて合計最初の30時間くらいがトレーニング期間でした。
実際のお仕事内容はどんな内容ですか?
いわゆるオールラウンダーで、カフェでの様々な仕事をこなします。
バリスタもやりますし、キャッシャーやウエイターもやるという感じですね。
お店では僕以外の2名(合計3名)で回している小規模なカフェです。
バリスタの経験があったのでしょうか?
でも僕は過去に語学学校のバリスタコースを受講していて基本的なバリスタの知識があったのがすごく役に立ちました!
この基本的なバリスタの知識があったからこそバリスタの仕事をさせて貰えたと思っています。
ただ、最初からバリスタの仕事を任せられたというわけではなく、バリスタ以外の仕事をある程度覚えて余裕が出てきたタイミング(2ヶ月後くらい)で任されるようになりました!
→星さんが受講されたような語学学校のバリスタコースについて興味がある方は上記のコラムもご参考ください。
アルバイト先の環境について
勤務時間はどのくらいですか?
お店では2つシフトがあって「午前7時~午後4時まで」と「午後4時~午前12時まで」になります。
1週間に最低でも40時間はシフトに組まれて、週に4~5日の勤務なのでしっかり働ける環境でありがたいですね。
ちなみに、職場同僚の国籍はどのような感じですか?
具体的には韓国人、インドネシア人、ネパール人、ブラジル人、インド人です。
僕が働いてるカフェは、学生ビザの人が多いみたいですが、お店としては学生ビザの人はパートタイムでの勤務になるので、フルタイムで働ける人が貴重みたいです。
あとはみなさんも気になる英語力についての質問も良いですか?
実際に働いている星さんに聞きたいのですが、カフェでお仕事をこなすのにどのくらいの英語力が必要だと思いますか?
最低限スタッフ間でのコミュニケーションが取れなければ、仕事になりませんので。
語学学校を卒業後、さらにレベルの高い英語環境を求める方には、絶好の職場環境だと思います(笑)
スタッフ割引で店頭価格の25%割引で購入ができます。また、1シフトにつきドリンク1杯無料で貰えます。
星さんの仕事選びについてて
他に見つけやすいお仕事もきっとあったかと思いますが…
僕は将来日本でカフェを開きたいという夢があったから頑張れました。
仕事探し中はくじけそうになる時もありましたが…「仕事探しにどれだけ時間が掛かっても良いから絶対にカフェで働くぞ!」という意気込みでアルバイト探しを必死に頑張りました。
目標があるからこそ、さらに頑張れたという部分もきっとあるのかもしれませんね。
はい。自分の夢を実現するためにはまず実体験が必要でしたので「何が何でもまずは経験を積みたい!」という気持ちは、やっぱり仕事探し中も大きかったです。
それから、最近では日本でも外国人観光客が増えているので、英語での接客も絶対できた方が良いとも考えていたので「カフェであればどこでもOK」というわけではなく、英語環境の職場で仕事をすることも絶対条件でした。
オーストラリアはカフェ文化も発展してますし、僕の目標を達成するには絶好の場所だと今は感じています。
あと皆さんも聞きたいだろう「ローカル環境の仕事を見つけるために必要な事」って星さんはなんだと思いますか?
まずは何よりも英語ですね。
カフェは接客業なので、スムーズに英語でコミュニケーションが取れるに越したことはありません。
アルバイトを始める前に、めいっぱい&できる限りの英語勉強しておくことが大事だと思います。
あと、もしカフェで働きたい場合は、自分と同じようにバリスタ資格を事前に取得しておくと採用後のチャンスも増えると思います。
特に星さんはバリスタの資格、知識があったからこそ職場でも「バリスタやってみない?」と声が掛かったわけですので、事前の資格や知識取得もすごく重要ですよね。
最後に、今後渡航される後輩達へ何かメッセージはありますか?
そうですね。僕もまだ将来の目標に向かっている途中なので、偉いことは言えませんが…。
日本人は一般的にカフェオーナーから好印象を持たれやすいです。
なので「日本人だから少しはチャンスもあるはず!」という小さな自信でもよいので、胸を張って堂々とチャレンジをして欲しいと思います。
僕も働きながらやっぱり真面目に働く日本人の気質が功を奏している所も大きいと感じますので。
なので、まずは「働きやすいジャパレスから…」という流れではなく、「まずはダメ元でローカルから!」という意気込みでチャレンジして貰いたいですね。
個人的にはまずローカルをチャレンジして、もしダメだったらジャパレスでの仕事をしたら良いと思います。
せっかくワーキングホリデーに来て、海外でチャンスを掴むチャレンジが出来るのに…最初から諦めてしまうというのは本当にもったいないと思いますので。
私もやはりワーキングホリデーは若い時だけの特権ですし、やってみない事には分からない事もあるので、みなさんもぜひドンドンチャレンジして欲しいと思っています。
この度はインタビューと貴重な応援メッセージありがとうございました!
オーストラリアは人口比でカフェが多い国!
オーストラリアは、実はカフェ文化がものすごく発展している国だったりします。
人口比率で見ても、カフェの割合がすごく多いため、街中には至る所にお洒落なカフェがあり、カフェ好きにはたまらない環境です(笑)
こうした事情から、オーストラリアへ渡航されるワーホリの中には、「カフェで働きたい! バリスタをやりたい!」といった声も少なくありません。
本気でカフェでバリスタとして働きたいなら、今回インタビューした星さんのように、しっかりと事前の準備が必要です。
無計画なワーホリ生活を送ってる方々は、計画的に積み上げた土台がないため、諦めてしまっている人も多々いるのです。
10人いれば10通りの現地体験談がありますが、英語環境に身を置いて自分を高めているワーホリの方が少ないかも知れません。
プロの目から見ると、事前の計画性が甘いことが多いのです。
星さんはインタビュー当時21歳で日本で職務経験が豊富にあるわけでもありませんでした。
しかし、2ヶ月もの仕事探しを一生懸命頑張って”年齢に関係なく頑張ればできる!”ことを体現しています。
星さんのように経験が少なくても、実際にローカルのお仕事を自分で獲得、経験している日本人もいるのです。
留学ドットコムのカウンセラーと計画的に準備をして、ワーホリ開始後は積極的にチャレンジして欲しいと思います!
→星さんと同じように現地のカフェで働いている方の体験談(インタビュー記事)になります。こちらもぜひご覧下さい!