【ワーホリ体験談】海外での書道パフォーマンスを行う先輩ワーホリを紹介! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

【ワーホリ体験談】海外での書道パフォーマンスを行う先輩ワーホリを紹介!

公開:2018/10/29 著者:片桐 健一郎 2296 Views

あなたも観光客などが集まる場所などで大道芸(Busking・バスキング)を見たことはありませんか?

Busking(バスキング)とは、いわゆる大道芸、ストリートパフォーマンスの事で、路上でパフォーマンスする事を言います。

実は、海外ではこうしたBusking(大道芸)で生計を立てる人も多く、ストリートパフォーマーは日本よりもメジャーです。

Buskingは、特定の芸を指すものではなく、ジャグリングをしたり、歌を歌ったり、楽器の演奏をしたり、絵を描いたりと様々なパフォーマンスの総称です。

この記事では、オーストラリアのシドニーで書道のBuskingをしていた先輩留学生の体験談をご紹介しています!

岩見さんとの出会い

今回、インタビューすることになった岩見さんは、実は夏のシドニー(Pitt Street)を歩いてる時に偶然見かけたのが最初のきっかけでした。

書道のパフォーマンスをしている人は珍しいですし、さらに日本人らしき人がバスキングをしているのはほぼ見かけなかったのでものすごく印象に残りました。

(その時は、書いている文字から「おそらく日本人かな?」と思い、ささやかですが、ほんの少しだけお金を置きました)

※オーストラリアでは、路上パフォーマンス(Busking)でお金を得るためには担当機関への申請と許可が必要ですので注意しましょう。

 

そして、その出来事から約1ヶ月後、オーストラリアの日系フリーペーパー(日豪プレス)に、この書道パフォーマーの特集記事を見かけました。

 

名前を見てびっくり!なんと私たち留学ドットコムをご利用頂いた生徒さんで、4カ月間のフィリピン留学を経て、ブリスベンに渡航した方「岩見 敏樹さん」だったのです。

 

日豪プレスのインタビューによると、このパフォーマンス(バスキング)これで生計を立てるほど安定した活動になっているとの事ですのですごいですよね!

しかし、活動当初は惨憺たるものだったとのことです…。

岩見さんは精力的かつ根気強く活動したことで現在の立ち位置を手に入れ、オーストラリアで何よりオンリーワンの貴重な経験をされました。

岩見さんの年齢は、インタビュー当時で23歳。決して日本にいる時から特別な人ではありません。

これからワーキングホリデービザでの渡航・滞在を考えている人に少しでも参考になればと思い、すぐに岩見さんにコンタクトをしてインタビューをお願いする形になったのです。

→ 当時日豪プレスで紹介された岩見さんの記事

日本ではできない経験をしたかった!

片桐
この度は、インタビューに快く応じて頂いてありがとうございます!

海外でバスキングをやっている日本人の方はまず見かけないので私自身も見かけたときはすごく驚きました。

早速お伺いしたいのですが、岩見さんはこうした人と違うことをやることに抵抗はありませんでしたか?

岩見

はい、人と違うことをする事自体には抵抗はあまりありませんでした。

むしろあまり他の人がやっていない事なので、バスキングをすること自体とても楽しみでした。

片桐

そうなんですね。岩見さんは日本でも人と違う事をするが多かったのでしょうか?

岩見

いいえ、実は日本にいた時は人と違うことをするのはあまり得意ではなかったかと思います。

なので今、改めて振り返ってみるとやっぱりこうしてオーストラリアに来て、色々な生き方の人と接し、自分の中の考え方も変わったのかなと思います。

片桐

確かに海外に出てみるといろんな生き方をしている人、いろんな考えの人と本当にたくさん会いますよね!

ちなみに、書道のバスキングについては渡航前から計画していたりしたのですか?

岩見

いえ、具体的なプランは渡航前にはなかったですね。

ただ、とにかく「日本では出来ない色々な経験を出来ればいいな~」と思いながらオーストラリアに渡航した感じです(笑)

片桐
なるほど。

じゃあ、こうしたバスキングをするようになったのは、オーストラリアに来てから思いついて、行動に移したという事なんですね。

岩見

はい、その通りです。

渡航前は「大学を卒業して会社に就職し働くのが普通」だと思っていましたので、渡航前はいわゆる一般的な大学生の考えだったと思います。

もともと大学を休学してワーキングホリデーをしようと思ったのは、就職活動で差別化をしたいと思ってたくらいなので(笑)

片桐
そうなんですね!

お話しを伺うと、オーストラリアに到着してから大きく岩見さんの考えが変わったという事になると思うのですが、どんな風に変わったと感じますか?

岩見

うーん、そうですね。

例えば、日本で大学内にいると、みんなが当然就職活動をするので、それが普通だと思っていました。

でも、いざオーストラリアに来てみると「周りがやっている事を必ず自分もする必要はないんだな」と実感できたという感じです。

他人の目や、周りの人の流れに流されるだけじゃなく自分でやりたいこと、楽しいと思うこと、出来ることを見つけ、そこに向かっていくような人生もあるのではないかと思うようになりました。

トム君

ボクも留学やワーキングホリデーって、限られた期間の滞在だから「本当に自分がしたいことが何なのか?」を自問自答することってすごく大事だと思うんだ!

それがたとえ多くの人が選ばないよう道であってもチャレンジすることにはすごく価値があると思う。

自分にとって価値があると思えるならば、強いモチベーションにも繋がるし、何か大きな成果が出るかも知れない

もし、運よく成果が出たりしたら、人生の中で大きな自信につながるだろうし、何より他の人と違った経験したという「バイタリティ」は、就活時の評価にもきっと大きなプラスになると思うよ!

 

人と違う事をするのは決して良い事ばかりではない

片桐
バスキングをして良かったことは何ですか?

岩見

路上でバスキングをやっていると、本当に色々な人から話しかけてもらえるので、それがすごくうれしいです。

中には差し入れを頂いたりして、こうした人からの善意に頻繁に触れられる機会が多いのも魅力です。

バスキングをしていたから出会えた人もいますし、そういった巡り合わせがある度にバスキングをしていて良かったな~と感じます

片桐
そうなんですね。

逆に辛かった体験とかもやっぱりあるのでしょうか?

岩見

初めの頃は路上に座り込んで言葉もあまり伝わらない、全く知らない赤の他人に声をかけること自体とても緊張しましたね…。

声をかけても見向きもしてもらえなかったり、白い目で見られたり。

片桐

それは辛いですね…。。バスキングってめちゃくちゃ勇気がいる事ですよね。。

仮に英語が存分にしゃべれる状態であっても、きっと誰にでもできる事じゃないと思います。

岩見

はい、駆け出しの時はどう頑張っても辛いのは間違いなかったのですが…

それでも「やらないと稼ぎもない!」と自分に鞭打って声をかけまくっていました(苦笑)

その過程で、オーストラリアに来る前と比べて格段にメンタルが強くなれたと思います。

バスキングでは人々の善意に多く触れられる一方で悪意にも多く触れてきました。

例えば路上に置いてある作品ををわざと踏んだり、蹴っていく人。

すれ違いざまに fuck you!! と叫ばれること。

思い出しても切りがないくらい色々な事がありました…。

片桐

えぇ!そんなひどい事もあったんですね…。。

岩見

はい。でもそうした悪意をぶつけてくる人にも、今ではきっと何かしらの理由があったのかもとも思います。

その時はやっぱり辛く悲しい気持ちにはなってしまいますが…。

片桐

何事も良い事もあれば、悪い事もありますよね。

でも、事実としてそうした心ない言葉や態度にさらされながらも岩見さんはバスキングを続けて、こうした成果を出しているというのはものすごい事だと思います!

見知らぬ土地で頑張っている1人のワーキングホリデーの先輩として、後輩ワーキングホリデーや留学生の方に何か伝えたい事はありますか?

岩見

何から偉いことを言える立場ではないですが…

自分自身ワーキングホリデーで海外に行くにあたって本当に色々悩みましたので、きっとその部分はみなさんと同じだと思います。

仕事を見つけてちゃんと生活出来るのか、英語は話せるようになるのか、日本に帰ったらどうするのか、などなど…悩みや不安は尽きませんでしたので。

でも実際来てみれば、仕事も英語も生活もなんとかなる事の方が多かったです(笑)

それに、海外で得られる経験や考えの変化というはものすごくとても大きなものだと思います。

だから、もしあなたに少しでも「海外に行ってみたい!チャレンジして見たい!」という気持ちがあるならぜひチャレンジする事を全力でオススメ致します。

片桐
岩見さん、本日は貴重なアドバイスとインタビューのお時間ありがとうございました!

 

不安な気持ちは誰でも同じ!

いかがでしたでしょうか?

たとえ英語がしゃべれたとしても、なかなか簡単に真似ができないくらいの活動をされている岩見さんでも渡航前は普通の大学生だったというのは驚きですよね。

また、岩見さんも出発前は仕事、英語、帰国時などの不安がたくさんあったというのは、きっと皆さんと同じ状況だと思います。

 

未知の世界にチャレンジする、一歩踏み込んでみるのは誰でも勇気のいる事ですが、「これまでの価値観や考えが一気にガラッと変わる」というのはワーキングホリデーや留学くらいでしかできない体験です。

書道パフォーマンスをはじめた岩見さんは「やらないと稼ぎもないし、自分に鞭打って声をかけまくっていた」と言うコメントからもある通り、自分を追い込んで人とは違った経験を手に入れています。

これは本当に素晴らしい心意気、僕も含め全員が見習いたい部分です。

やりはじめたことは、必死にがむしゃらにやってみることは大事なことだと思います。

これは英語環境の仕事探しを続けている人にも通ずる部分があります。

 

岩見さんは帰国後、大学卒業後の人生でもきっとこの経験が大きな自信になるでしょうし、企業もこうしたバイタリティ溢れる経験がある人は大好きなので、きっとどの企業からも魅力的に見える事でしょう!

 

できる限りのプランと計画がプラスになる

岩見さんも「日本ではできない体験をいろいろできれば良いな」という気持ちで出発前に具体的な計画はありませんでした。

実際に海外に出てみないとわからない部分はありますし、日本で事前に全ての事において計画を立てるというのも難しいでしょう。

しかし、留学カウンセラーという立場としては、完璧や100%でなくても良いので「やりたい事や計画」はできる限り渡航前に準備する事をオススメ致します。

なぜなら、渡航後にやりたいこと、興味のあることなどが特に見つからず、時間だけが過ぎてしまうケースの方が圧倒的に多いからです。

 

留学&ワーホリ中に色々な出会いや刺激があって、元々決めていたプランから方向性が変わってしまうのは悪いことではありません。

実際、未来の事は誰にもわかりませんよね?

途中での方向転換はみんながしている事ですので、それは全然大丈夫です。

 

でも、やりたい事や計画が一切ない状態だと「ただ時間だけが過ぎてしまってあっと言う間に1年経ってしまう」のがワーキングホリデーの現実だったりします。

 

カウンセリングを通じて、こうしたやりたい事や計画についてもアドバイスやお手伝いができるのが私たち留学エージェント、プロのカウンセラーです。

こうした部分でも気になっている方は留学ドットコムの公式LINEからぜひお気軽にお問合せください!

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