オーストラリアのワーキングホリデービザが3年間滞在可能に!(2019年7月より)
2018年11月5日に驚きの発表がありました!
これまでオーストラリアのワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)の滞在期間は、最長2年間でした。
それが2019年7月から最長3年間に拡大されることになったのです!!!
いわゆる、サードワーキングホリデービザ(サードワーホリ)です。
3年目のワーホリビザを申請するには条件があります。
それは、2年目のセカンドワーホリビザの期間中、6カ月間以上の季節労働をすることが条件!
セカンドワーホリを取得するためには、1年目のワーホリで3カ月以上の季節労働が必要です。季節労働は、「ファーム = 農場」で働くのが一般的です。
サードワーホリが欲しい場合は、セカンドワーホリ中にも6カ月間季節労働する必要性があるので、再度ファームに行くことになります。
それでは、今回発表されたワーホリビザの変更点についてまとめたいと思います。
2019年7月からサードワーホリが申請可能になる!
他国のワーホリビザが1年間であることを考えると、オーストラリアで3年目のワーホリビザビザ申請ができるのは衝撃的な発表です!
特段の事前発表もありませんでしたから、発表内容を見て目を疑ってしまいました。
以下、原文と日本語訳を紹介します。
要するに、2年目のワーホリビザ期間中に季節労働(ファーム労働)を6カ月間以上すれば、3年目のワーホリビザの申請ができることになります。
6カ月間以上という期間は、少し長い気もしますね。しかし、1年目で既に経験してることですし、ファーム労働はお金も稼げるので、それほどハードルは高くないのかな…と。
これからワーホリビザで渡航を考えている方、そして既にオーストラリアでワーホリ滞在している方にも3年間滞在のチャンスがあります。これを機にサードワーホリも検討しては如何でしょうか?
ファームでの労働期間が1年まで延長されることに!
オーストラリアのワーホリが働ける期間には制限があります。
「同一雇用主の基で最長6カ月間までしか働いてはいけない。」といったものです。
分かりやすく言うと、1つの会社で6カ月間までしか働いてはいけないというもの。
そのため、1つの会社で6カ月間働いたら、その会社は辞めて別の仕事を探す必要性があります。
しかし、今回の法律改正により、ファーム労働に関しては、同一雇用主の基で12カ月間まで働けることになりました。
原文と日本語訳は以下の通りです。
この法律改正から見える実情としては、地方の農場では働き手が相当不足してるんだろうな…という現実です。
現地オーストラリア人は、給与が高くても田舎の地域で働きたくないのでしょう。オーストラリアでも労働者不足が深刻なため、外国人労働者であるワーホリに頼らざるを得ない状況なんですね。
日本でも労働力不足のため、外国人労働者が年々増えてるのと同じ構図です。
ついに動き出した!ワーホリビザ申請が35歳までに拡大!
今回の移民法改正で、もう1つ大きな動きがありました。
それが、兼ねてから発表されていた「ワーホリビザの申請年齢が30歳から35歳に変更になる。」と言うもの。今回の発表では日本人は対象外ですが、「いよいよ動き出した!」という印象です。
原文と日本語訳は以下の通りです。
今回の移民法改正では、取り敢えずカナダとアイルランドの2国のみです。
同じ英語圏であるカナダやアイルランドからは、オーストラリアにワーホリビザで渡航(留学)する人は殆どいません。そして、この2国の国民は、あまり犯罪やトラブルを起こすようなイメージもありません。
まずは、殆ど影響の出ない国から試験的にスタートして、問題が見られなければ、随時他の国にも開放して行く計画が透けて見えます。
最初からサブクラス417の全対象国を35歳まで年齢拡大すると、オーストラリア国内にとって「リスクも大きい」と言う判断なのでしょう。
一気に多くの外国人が入ってくると、元々住んでいるオーストラリア人の雇用が奪われるリスクがあります。そして、一度法律を改正してしまうと、そう簡単に元には戻せません。
35歳に変更するという発表があったのが2016年末。約2年が経過して、いよいよ具体的な動きが出てきました。
今回の法改正で大きな悪影響が見られなければ、日本人のワーホリビザ35歳まで拡大も数年後くらいには実現するかも知れませんね!
オーストラリアのワーキングホリデービザの年齢制限は35歳までになるのか?