国籍によって授業料が違う??留学エージェントを介して学校申込をする利点とは?
留学エージェントと聞くと、何をやっているのかよくわからないとか、怪しいということで、あまり良くない印象を持っている方もいらっしゃるかも知れませんね。(悲)
当たり前ですが、留学エージェントによってサービス内容がいろいろ異なるのが現実です。
私たち留学ドットコムは、留学業界内では「無料留学エージェント」を謳っています。
「無料」の由来は、語学学校のお申込みに関してお客様から費用を頂くことはないという意味です。
※特殊な教育機関やお申込み内容によって一部例外があります。
そこで、今回は留学エージェントを利用する利点についてまとめました。
留学エージェントも時代と共に進化
30年以上前の「留学」と言えば、留学のための「サポート費用」を請求することで経営が成り立っていた留学業界でした。
つまり語学学校のお申込みに関して、「学校へ支払う額」とは別に「サポート費用」を別途請求している「有料」エージェントというものが主流でした。
留学を志す人が少なかった時代ですし、インターネットやスマホも無い時代ですから、それも仕方がない側面もあったのでしょう。実際、今でもこのような有料エージェントは、大小業者含めて多数あります。
インターネットの発達、LCC(格安航空会社)の登場などにより、15~20年ほど前から留学エージェントの形態も少しずつ変わってきました。
留学がより多くの人にとって身近なものとなり、留学ドットコムのような無料エージェントを通して学校申込をすることで、学校側から留学エージェントに紹介料が支払われるようになりました。
その紹介料を会社の運営費としてあてているのです。
実際留学ドットコムを通して学校お申込みをし、(私が滞在している)オーストラリアに渡航する生徒様の95%以上からは、学校お申込みに関する費用、並びに現地サポート費用を頂いていません。
他の国の詳細な数字までは調べていないのですが、大きく変わらない数字だと思います。
1つはっきり言えることは、ご自身で学校にお申込みするのと、留学ドットコムのような無料エージェントを通して学校お申込みをしても、学校からの請求額は原則変わりません。
語学学校としても、学生から直接申込みがあるのは、手続きのケアが煩雑で避けたい仕事だったりします。
…と言うのも、英語が得意でない方から直接学校に申込があっても、書類に不備があるケースが大半です。
「この部分を記入が足りない。」「あの書類も送ってくれ。」
…と英語で伝えても、上手くコミュニケーションが取れず長い時間が必要となってしまいます。
また、学校手続きだけに終わらず、お支払い方法(海外送金)の案内、ビザの手続きはどうするのか?飛行機チケットはどのフライトを取ったら良いのか?宿泊施設へのアクセス方法は?保険の手続きはどうするのか?
などなど、留学手続きは複雑で時間が掛かります。
これらの手続きは、学校スタッフの仕事の範疇ではありません。
学生側は手続き方法が分からなければ、学校側に確認することになります。一部の留学生からは、「突然学校側からメールの返事が来なくなった…。お金振り込んだんですけど大丈夫でしょうか?」と慌てて問合せして来る方もいます。
語学学校は留学エージェントではありませんので、学校手続き後のアフターケアは対応範囲外です。そのため、色々と質問されても学校側としては困ってしまいます。最悪、上記のケースのように、連絡しても無視されることもあるワケです。
申込の経験がたくさんある留学エージェントは、ポイントがわかっているので、手続きは当然スムーズに進みますし、留学手続きの不備は圧倒的に少なくなります。
つまり、エージェントを通してのお申込みしてもらった方が、仕事がスムーズに進むという利点も語学学校側にはあるのです。
それでは、「留学エージェントを通して学校申込をすることで何が良いのか?」についてもう少しご説明致します。
授業料が国籍によって変わることを知ってますか?
2018年11月に生徒数が600人に届くような、大規模の語学学校からメールが届きました。上の図は、今現在の国籍比率に関する情報です。びっくりするくらいバラバラの国籍ですね。
語学学校の多くは、このように生徒の国籍をバラバラにしたいと考えています。多国籍な学生が集まる学校は、理想的な語学学校だと誰もがイメージするはずです。
しかしそれを叶えるために、国籍別に料金を変えるという対応をしています。
皆さんこれご存知でしたか?
当たり前ですけど、私もこのお仕事をするまで知らないというか、気にもかけたことが無い事実でした…。
語学学校の多くは国籍によって授業料を変えることで、国籍割合の調整しているのです。
この語学学校のような偏りのない国籍比率を保つためには、料金調整が欠かせないのです。
各国によって物価も違いますし、一律の金額設定だとどうしても国籍に偏りができてしまい、理想的な環境作りができなくなってしまいます。
「今現在の日本人が少ない学校」→「日本人に対して割引料金を提供する可能性が高い」
語学学校側は、このように国別にキャンペーン(割引)を行うことで、国籍バランスを調整しているのです。
こういった料金の最新情報が、私たち留学エージェントには、毎月届きます。
対して、語学学校の公式ウェブサイトに以下のようなメッセージは見かけません。
・授業料は国籍別に値段が違うので要問合せ!
・今月末まで授業料が20%OFF!
なぜ、語学学校のホームページでは、こうしたメッセージは見かけないのでしょうか?
理由は簡単です。
日本人だけが割引価格で申し込めると分かったら、他の国籍の方は良い思いをするワケないですし、損した気分になるからです!
そんな学校に申し込む人は極めて稀です。ですから、留学エージェントにのみ、こうしたキャンペーン情報が届きます。そして、留学エージェントを通した人は、キャンペーン価格が適用される仕組みになっています。
大まかな傾向をいうと、東南アジアや南米向けの授業料は最安に近く、日本人向けの授業料は欧州の西側の国と似たような額で平均以上の価格となっています。しかしながら、こうした学校の多くは、長期のお申込みをすると、週あたりの授業料が安くなる傾向にあります。
・30週以上のお申込みだと通常料金(週400ドル)が30%オフの週280ドル
ただこういった割引に関しては、語学学校のウェブサイトに記載されているケースはほとんどありません。
語学学校のウェブサイトは、日本人だけが見ているワケではないからです!
ただ、留学エージェントは、キャンペーン価格や長期割引の情報をもちろん把握しています。
直接学校に手続きすると、キャンペーンをやっているにも関わらず、キャンペーン価格が適用されず、正規料金を請求されるケースは珍しくありません。つまり、留学エージェントを利用するメリットは、諸手続きのサポートだけではないのです。
例えば、自分の希望条件が揃った学校があり、その授業料が予算オーバーだったとしましょう。その場合、我々留学エージェントとしては、条件が殆ど変わらない語学学校でキャンペーン価格を提供している学校を提案します。
皆さんにとっても、そちらの方が圧倒的にお得ではないでしょうか。
授業料の料金設定が国籍によって変わらない例
すべての語学学校が国籍によって授業料を変えているわけではありません。
例えば、とある著名な大学付属の語学学校は国籍に関係なく週500豪ドル!という強気の値段設定をしています。これはつまり週4万円程度の授業料となり、1年間に通うと200万円の授業料となります。そして、どれだけ長くお申込みをしても、長期割引はありません。
留学費用は授業料だけでは済みません。生活費も家賃と食費が150万円ほど。合計350万円ともなれば、多くの人が簡単に捻出できる金額ではありません。
東南アジアや南米であれば、平均年収が200万円以下という国も珍しくありません。このような料金設定をしてしまうと、特定の国籍からのお申込みに偏ってしまうという現象が生まれてしまいます。
実際にそうした学校に入学すると、一部の国籍の学生だけで多国籍という環境ではなかったりします。
日本の留学生は、「大学付属の語学学校だからきっと授業の質も高いはず!」と期待している方は多いと思いますが、イメージと現実が違うとかなり痛い留学生活になります。
実際、そのようなタイプの語学学校を選んだ方からは、「クラスメートの国籍がほぼ1つで、輪の中に入りにくい…。」という声を良く聞きます。英会話するためには、友達を作ってなんぼですが、「友達ができない…。」と嘆いている方もいました。
大学付属や料金設定が割高過ぎる学校を選ぶ際は、このようなことがあるため注意が必要です。
留学エージェントと一緒に学校選びをすれば、そうした実例も色々と教えもらった上で、冷静な学校選びができるのです。
逆に自分の理想(イメージ)だけで学校選びをして、後悔することのないようにして欲しいと切に願います。一度進めてしまった時間は、もう二度と戻ってきませんので。
付属する大学へどうしても進学したいという方であれば、多少我慢すべき部分かも知れません。ですが、その後の大学生活では、現地学生との交流が待ってるので、語学学校での国籍の偏り程度のマイナス点はすぐに取り戻せるでしょう。
しかし、日本人留学生の場合、大学付属語学学校を選んでいる方の中には、進学目的の方は少数派だったりします。つまり、何となく「大学付属だと何だか良さそう!」と言うイメージだけで学校選びをしている方が多くいるのです。
現在では、私立の語学学校の多くは、(一部の名門大学を除き)各大学と提携を結んでいます。私立の語学学校経由でも大学進学できるケースは多いのです。つまり、私立の語学学校で多国籍な環境で学び、キャンペーン価格で申込みできたら、一石二鳥どころではありません。
もし大学付属にこだわりがある人でも、少し視野を広く持って選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?
このような提案を留学エージェントは行っていることを、是非皆さんには知って貰いたいですし、プロの知識と経験を活用して欲しいと思います!
インターネットの情報は必ずしも正しくない
これだけ情報が溢れる現代ですから、私もウェブで「自分で学校に直接申し込んだ方が、エージェントを通すより安い!」という書き込みを見たことがあります。
もしそうお考えの方がいれば、一度試しに留学ドットコムへ、学校見積もりを請求してください。もちろんお見積りは無料です。そして御自身で申し込んだ得たお見積りと比較して頂ければと思います。
留学エージェントというと、「無理に学校をおすすめするのではないか?」という不安をお持ちの方もいるかもしれません。ですが、そんなことは一切ありませんのでご安心ください。
私たちにたくさんの紹介料が手に入るということで、無理に学校をおすすめしたが、皆さんが不満を持ったのでは、私たち留学エージェントにとっても良い事ではありません。
ネットの時代なので、そんなことをしていたら、ネット上で袋叩き(炎上)になります。そうした意味では、ネット検索するだけで、その会社の信用を簡単に調べられる良い時代になりました。
学校に関していくつか提案をすることはあっても、原則決断して頂くのは皆さんご本人なので、その点は安心してご相談ください。
留学ドットコムを通して学校お申込みをして頂いた方には、、、
・渡航後のサポート
・帰国後の就職サポート
…も無料提供しております。
ご興味があれば、何でもお気軽にお申し付けください。