【オーストラリア留学】なぜ多くの人がメルボルンを留学先に選ぶのか?
オーストラリアは、選択肢の幅が広く、自由度の高いことから人気の留学国です。
私もオーストラリアを選んだ理由の1つは、自由度の高さでした。自由度が高いと言うことは、将来的な選択肢が広がることを意味しますからね!
ザッと思い浮かぶオーストラリア留学の魅力は、以下の通りです。
・ワーホリで最大3年まで滞在可能
・他国に比べてアルバイトが豊富(資金管理が楽)
イマイチ国を絞り込めない人、特に行きたい国が無い人は、選択肢の多いオーストラリアを選んでおけば良いのではないでしょうか。
そんなオーストラリアですが、オーストラリアの中にも有名な都市は複数あります。オーストラリアに行くことは決まっても、どの都市に行けば良いか悩む方は少なくありません。
オーストラリアの人気都市は、シドニー、メルボルン、ブリスベンです。シドニーは日本で言うところの東京みたいなイメージですから、敢えて魅力を語らなくてもイメージが付くのではないでしょうか。ブリスベンは暖かい場所なので、寒い場所が苦手な方のイメージが強いです。
一方でメルボルンの魅力は何なのでしょうか?そこで、今回はメルボルンの魅力について掘り下げてみたいと思います。
近年、東京からメルボルンまでJALの直行便が就航したこともあり、メルボルンは留学先として、そして観光先として注目を浴びています。
20年以上前は、オーストラリア留学の人気都市は、知名度の高いシドニーとゴールドコーストでした。その後、メルボルンとブリスベンも人気の留学先になりつつあり、多くの留学生やワーホリがメルボルンを留学先として選んでいます。
なぜメルボルンにそこまでの魅力があるのかに迫りたいと思います。
理由1: ほどよく都会でアルバイト先が見つかりやすい
メルボルンはシドニーほどの大規模ではありませんが、かといってブリスベンほど小さくはありません。その程よい都会感が留学先に選ばれる理由の一つとなっています。
シドニーはオーストラリアの中で一番大きい都市ですから、圧倒的に仕事が見つかりやすい都市として知られています。一方で日本人も多いため、仕事を探すのは競争率が高いとも言う方もいます。
本人に英語力があれば、選択肢の幅は広がります。しかし、英語力が無い方は、日本食レストランやお土産屋さんなどの日本語を使う職場に限定されます。
その中から良い条件の仕事を見つけようと思うと、留学人口の多いシドニーは競争率が高くなるというワケです。メルボルンはシドニーよりも幾分競争率は低いと感じる方もいるようです。
メルボルンもそこそこ商業的には栄えているため、シティや郊外にはいたるところにレストランやカフェが立ち並びます。
お店同士の競争も激しいため、新しいお店ができるのも早く、メルボルンの求人サイトにはいつもスタッフ募集の記事がずらりと並んでいます。
メルボルンは人材の流動性も高いため、様々な求人が常に流れてくるという部分で留学生にとってアルバイトが探しやすいのは事実でしょう。
海外ブランドも多数メルボルンへ進出しており、有名なシャネルやグッチなどはもちろんのこと、ボディーショップ、ロクシタン、ナイキ、アディダス、T2など世界的に有名なお店も多く、メルボルンでは消費活動が活発なことが伺えます。
ただし、高時給で有利な条件で働きたい場合は英語力も必須となります。メルボルンでは英語ができる留学生の数が多いため、もしローカルの時給のいいアルバイトを希望する場合は語学学校に通うなどして十分に英語力を高めておくと安心です。
またオーストラリアではヘルシーな日本食がブームとなっていることもあり、日本食レストランも多数立ち並んでいます。そのため、アルバイト先探しに奔走することは、ほとんどないと言っていいでしょう。
理由2: 日本人が少なく、外国人と交流の機会が多い
私の友人でシドニーへ1年間留学していた人がいました。彼女は「シドニーでは英語が話せなくても十分行きていける!」と豪語していました。
…と言うのも、シドニーは日本人留学生が多く、日本人向けのサービスが整っているからです。留学がはじめてで生活環境に不安な方にとっては、シドニーは過ごしやすい環境です。
しかし、メルボルンはシドニーほど日本人が多い留学先ではないので、日本人向けのサービスは最小限にしかありません。
メルボルンでは、英語ができないと生きていけないという状況がより強く、その環境に自らを置くことになるため、シドニーの留学生と比べて英語学習意欲が高い留学生が多く集まっています。
メルボルン市内では無料のランゲージエクスチェンジ(英語を話したい日本人と日本語を話したいオーストラリア人が集まるイベント)が毎日のように開催されており、多くの日本人留学生が英語を話そうと意気込んでいます。
ローカル(現地)のレストランやカフェでは、店員さんとはほぼ英語でコミュニケーションを取る必要があるため必然的に英語力が必要になります。
英語は上達したいが、サバイバル性の強い留学が不安と言う方もいるでしょう。そういう場合は、前半はシドニーで過ごして、後半にメルボルンに移動するというプランもお勧めです。
理由3: イベント、カフェやレストラン、観光地が多い
メルボルンもオーストラリアの中では2番目に大きい都市です。観光客もそれなりに多いため、数多くの多国籍レストランがひしめき合っています。
中には世界的に有名なレストランもあり、世界各国から腕の立つシェフが集まる場所でもあります。
さらにメルボルンはバリスタの街とも言われているため、レベルの高いカフェが数え切れないくらいあります。カフェを全制覇するだけでもかなりの年数がかかるでしょう。
また、メルボルンはイベントの多い街としても知られており、毎日毎週なにかしらのイベントが開催されています。日本のお祭りから世界各国のお祭り、そして世界的にも有名なホワイトナイトという街中がすべてプロジェクトマッピングで覆い尽くされるという大きなイベントもあり、飽きることがないでしょう。
またメルボルンから数時間程度、車や電車で離れればモーニントン半島やフィリップアイランド、国立公園など大自然と触れ合う場所も多く、オーストラリアならではのカンガルーやコアラを見れるアクティビティも数多くあります。
イルカウォッチングやアシカウォッチングなどもあり、1年あっても行き尽くせない観光地を楽しむことができます。
理由4: 日本から直行便があるため渡航が楽
冒頭でも触れましたが、現在1日1便、メルボルンと東京の間で定期便が就航しています。以前は直行便がなかったため、そこまでメルボルンは人気がありませんでした。
やはり、直行便は移動時間が短く負担も少ないので、直行便のあるシドニーやゴールドコーストなどを選びやすかったという現実があります。
日本航空やカンタス航空などから直行便が出ていますが、乗り継ぎの場合は様々な選択肢があるので、価格によって決めるのもいいでしょう。
乗り継ぎがあるフライトは、経由先の空港で何時間も待たないと行けないため疲れてしまいます。直行便でさえフライト時間は約10時間ですから、直行便でストレス軽減できるのは魅力的です。
到着後も疲れを取るために1日ぐったりするのではなく、すぐに有意義な留学生活をスタートすることができます。
特に短期留学で時間が限られている方にとっては、直行便がある都市は魅力的です。直行便のある都市としてメルボルンを候補に考えてみるのも良いでしょう。
理由5: レベルの高い学校が多く、選択肢が豊富
メルボルンでは、現在多くの語学学校が設立されています。特にオーストラリアではシドニーが圧倒的な学校数を誇りますが、シドニーで人気校の分校がメルボルンへ設立されています。
カフェの街というメルボルンにちなんで、バリスタコースを売りにしている学校や、スピーキングに特化したコースを持つ学校、インターンシップを提供している学校などメルボルンではユニークな学校がたくさんあります。
学校数やコース数に関しては、シドニーほどではないものの、一通りのニーズを満たすだけの選択肢の幅があるので心配は要りません!
世界的有名な大学ランキングにランクインしているメルボルン大学やモナッシュ大学など、ハイレベルな大学での勉強を目指してメルボルンへやってくる留学生もいますので、教育レベルが高い環境に身を置くことができます。
学校で学んだ後も、パスウェイと言ってそのまま現地の専門学校へ進学ができるシステムも整っており、永住や移住を目指す外国人も多く刺激になるでしょう。特に日本人留学生に人気なのはチャイルドケアや調理、IT、ビジネスなどになりますが、学費もリーズナブルなものも多く、たくさんの留学生が学んでいます。
メルボルンという街全体における国籍バランスも整っているため、どこの学校へ行っても様々な国の留学生と交流できることは大きな魅力でしょう。
日本人留学生が少なく、多国籍の中で英語力を磨き、さらに異文化理解能力も身につけることができるのがメルボルンの魅力です。
理由6: メルボルンっ子は優しい人が多い
メルボルンは、住みやすい街として選ばれていることはご存知でしょうか?
その理由の1つとしては、やはりメルボルンに住んでいる現地の人の力が大きいでしょう。一般的にメルボルンに住んでいる人は、あまりせかせかしておらず、おおらかな人が多いと言われています。
カフェに行けばかなりの確率で店員さんに話しかけられたり、トラムストップでトラムを待っている時間にも隣にいる人に話しかけられたりと、気さくでフランクな人に出会う機会も少なくありません。
メルボルンは移民が多く働いていることもあり、海外からやってきた日本人に対しても優しく接してくれる人が多いようです。
シドニーも移民が多い都市ですが、都市の雰囲気もあると思います。例えば、地方から東京に出てくると、”東京の人はサバサバしている” と表現する人もいます。そして、東京に比べて、大阪や名古屋の地方都市の人の方が、人懐っこいと感じる人は多いのではないでしょうか。
それと同じ理由で、慌ただしく時間に追われているシドニーの人々よりも、多少ゆとりを持って生活しているメルボルンの人々の方が、気持ちに余裕があると言うことなのでしょうか。
ややリラックスしたオーストラリア人との交流を期待するのであれば、メルボルンはベストな街だと言えるかも知れません。
理由7: オーガニック・ベジタリアンでも全く困らない
これは日本人では少ないかもしれませんが、メルボルンは芸術の街というだけあり芸術家気質の人が多く住んでいます。芸術に携わる人などで多いのが、ビーガンやベジタリアンなどの嗜好を持つ人たちです。
実際にメルボルンに住んでいる友人曰く、10人メルボルンで人が集まれば、3~4人くらいはビーガンやベジタリアンであることが多いと言います。
実際にメルボルンのカフェでは、ビーガンもしくはベジタリアンメニューが用意されていることが多いことからも、食事に制限がある人に優しい街だと言えるでしょう。
また、グルテンフリーやシュガーフリーなどのアレルギーに配慮することも当たり前だとされているため、レストランで希望を出せば大体通ることが多いようです。
そのため、食事制限をしなくては行けない留学生であっても過ごしやすい街だと言えるでしょう。
有名人や著名人もメルボルンに注目している
メルボルンは現在、オーストラリアでは最も注目度が高くなっている都市です。世界的に有名なサッカー選手である本田圭佑選手も現在メルボルンのチームでプレーしています。現地の留学生の中には、一緒に写真をとってSNSにアップするなど、ファンと交流する様子も多く見られます。
また、Youtubeで英語を学ぶ人の中で最も有名人である「バイリンガールのちかさん」は、メルボルン在住の有名人です。現在はご家族でメルボルンへ移住されたということで、カフェやマーケットの様子などをYoutubeで配信しています。
メルボルンは、多くの芸能人が住んでみたい街として知名度も高まってきています。あなたも留学生活を送る中でラッキーであれば、もしかしたら会えるかも知れませんね!
ちなみに、私のメルボルンに住んでいる友人は、とあるお祭りで本田圭佑選手とすれ違ったそうです。
あまりに自然に歩いていたので、誰も気づかなかったようですが…。
そう言った意味でも、日本人が少ないメルボルンは、有名人にとっても住みやすい街なのかも知れませんね!
メルボルンは住みやすい街として世界的に有名かつ、日本人が少なく多国籍であることからも、英語を学ぶにはもってこいの環境だと言えるでしょう。
メルボルンには多くのイベントなどもあるので、勉強だけで飽きてしまうといった心配もありません。
今回はメルボルンの魅力について紹介させて頂きましたが、都市選びの一助になれば幸いです。