オーストラリア留学の意外なデメリット!知っておくべき現実とは?
私が留学をする時に1番悩んだのが、「どの国に留学するか?」でした。
この記事を見て下さっている皆さまの中にも、国選びに迷われている方は多いと思います。
そこで、このコラムではオーストラリアを留学先に選んだ理由、実際に感じたメリット・デメリットをご紹介したいと思います!
渡航先にオーストラリアを選んだ理由
私が最初留学の候補地として考えたのは、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、マルタ、フィリピンです。
結構候補が多いですよね?
私も実は国選びでしっかり迷いました(笑)
やっぱり私のように国が決まってない人はきっといろいろ迷うと思います。
その上で、国選びで重要なのは、自分の目的・目標を一番叶えられることがなにより一番重要です!
ちなみに、私の場合にはこんな風に国を選びました。
国選びをする時には、留学前だと現地の想像などがうまく出来ませんので、一人だとなかなか難しく感じると思います。
漠然としたイメージを抱えながら、なんとなくインターネットやSNSでいろいろ情報調べていると「うーん、、どうしようかな~」となりがちで…結局なかなか決めきれません。
そうした時には、エージェントさん(留学カウンセラー)に思い切って相談してみるのがオススメです。
プロに話を聞くことで、自分が考えている留学のイメージと実際の留学のイメージのギャップをしっかり埋めることができますよ。
結果としては、私はオーストラリアは語学留学に最適の国でしたのでアドバイスを受けて決めた渡航国にものすごく満足しています!!
オーストラリア留学の魅力①
実際に留学してみないと分からない事も多いですよね?
そこで、まずは私が実際にオーストラリア留学で感じた魅力をご紹介致します。
自分以外の人がどういう視点で国選びをして、どのように感じたのかをぜひあなたの参考にしてみてください!
生活のし易さ、治安や気候が安定している点など、オーストラリアには様々な魅力があります。
しかし、実はオーストラリアには「他国ではあまり身に付けられない英語学習の魅力」があるのです!
それが、私がオーストラリア留学をして初めて分かった魅力。
ブリティッシュイングリッシュとアメリカンイングリッシュと同時に学べると言う点です!
皆さんご存知でしょうか?
オーストラリアは多民族国家ですので、地元のテレビではイギリスのBBC newsが放送されている一方で、アメリカのドラマやコメディーショーなどが放映されています。
オーストラリアに住んでいる人は、ブリティッシュイングリッシュもアメリカンイングリッシュもさほど区別なく受け入れ、その両方を理解できているのです。
具体例をあげてみたいと思います。
・ブリティッシュイングリッシュでは “Lift”
・アメリカンイングリッシュでは “Elevator”
・ブリティッシュイングリッシュでは “Toilet”
・アメリカンイングリッシュでは “Bathroom” または “Restroom”
オーストラリアで英語の勉強することで、様々な言い回しに触れる機会があり、それらを同時に学ぶことができるのです!
実は、これは他の国ではなかなか経験出来ないことだったりします。
他の国では、通常ブリティシュイングリッシュもしくはアメリカンイングリッシュのどちらか一方しか学べません。
しかし、オーストラリアで英語を学べば、世界中の英語を話せる人とコミュニケーションが取れる事に繋がるんですね。
また私たちは、一般的に日本でアメリカンイングリッシュを学校教育で学んでいます。
そのため、そこにもしブリティシュイングリッシュの知識やスキルも加われば、結果として英語話者としてのスキルも1ランクアップすることにもなるのです。
というよりも…
という方が断然良いですよね!
オーストラリア留学の魅力②
2つ目のオーストラリア留学の魅力は「様々な英語に触れられる機会がある」という点です。
オーストラリアは多民族国家なので、実際に生活してみると本当にいろんな国籍の人と会い、話をする機会があります。
様々な国籍やバックグラウンドを持つ人が住んでいるオーストラリアですので、その人独特の訛りや発音などで聞き取れないことや、困惑した経験も実はかなり多かったりします。
しかし、相手の発音や訛りを正すことはできません。
そうした様々な人とコミュニケーションを取るため「私が分かる英語を喋って欲しい」とどれだけ頑張って依頼しても、その人の発音や訛りはその場ですぐ直るものではないからです。
相手を変えるのではなく、自分を変えるしか方法はないのです。
具体的には、自分の耳を鍛える。
これ以外の方法はありません!
英語初心者必見!多国籍環境のメリットとデメリット
→英語の訛りや発音についての貴重な体験談が書かれているコラムです。ぜひご覧下さい。
また、実際綺麗な英語しか聞き取れない人は、世界で活躍することは難しいでしょう。
オーストラリアのようにいろいろな英語に触れられる環境は、あらゆる英語を聞ける耳を育てる事につながるのです。
書店で売ってる英語教材に、独特な発音や訛りがある英語教材は一切売ってません。
どんな英語でも対応できるように耳を鍛えるためには、実際に多国籍な人々とコミュニケーションするしか方法がないのです。
これは実はものすごく重要なポイントです!
オーストラリア現地で英語を勉強すればあらゆる人の英語を聞き取れるようになるというのはあなたも興味深いと思いませんか?
オーストラリアで学べること
次は、具体的に私がどんな勉強をしてきたかをお伝えしたいと思います。
私はシドニーにあるGreenwich English Collegeという学校に通い、下記のようなコースを学んでいました。
留学される方のほとんどはまずは日常会話を学ぶところからスタートするので、私と同じように多くの方がこの一般英語コースからスタートしていました。
この一般英語コースでは、日常会話から文法まで幅広いシチュエーションでの英語が学べ、1週間に一度テストがあり、自分のレベルを定期的にチェックできます。
ちなみに、このコースはクラスメイトの入れ替わり(卒業生、新入生、レベルアップして上のクラスに上がって来た人など)が激しく、様々な国の人と出会うことが出来ました。
クラス内の国籍も多様で様々な異文化を体験できますよ!
次の発音矯正コースでは、1ヶ月間同じ先生やクラスメートと一緒に、集中的に英語の発音の授業が受けるコースとなります。
発音矯正の授業では、主にプレゼンテーションを行い、日本では学べない英語での発音練習は、とてもためになるものでした。
最後にケンブリッジ検定試験準備コースでは、3ヶ月間、同じ先生とクラスメートと一緒に試験対策の勉強を行います。
ケンブリッジ検定試験に関しましては、今後詳しく説明させていただきたいと思いますので、今回は簡単に紹介する程度に留めますね。
ケンブリッジ検定試験の存在を知ったのは、私が留学する際に留学エージェントの方にご紹介していただいたのがきっかけでした。
私は最初はただ英語が話せるようになりたいと思っていました。
しかし、留学して語学力を伸ばす為には「何かしらの目標を持った方がいい」というアドバイスを頂いて、そして気になったのがこのケンブリッジ検定試験でした。
このケンブリッジのCAE資格を勉強するの一番のメリットは、日常生活に実用的に使える英語を学ぶだけでなく、実際に使いこなせるということを「第三者に証明できる」ことです!
また、一度試験に合格すれば、「一生の資格になる」という点もオススメです。
→ケンブリッジ英語検定について詳しく知りたい方はこちらのコラムも参考になると思います。
オーストラリアの語学学校では、幅広いコースから自分がしたい勉強が出来ます。
また、学校の先生がとても熱心で、相談するといろいろな選択肢を生徒にくれました!
特に私が通っていたGreenwichはコースが豊富で選択肢が多い学校だったため、IELTSやビジネスイングリッシュなども学べます。
私の場合、1年間の勉強のスケジュール(通うコースや留学プラン)を事前に作成してから渡航したので、スムーズにコース変更や学習ができました。
しかし、このスケジュールはあくまでも予定ですので、入学後に変更することも簡単に可能です。
実際に留学してみたり、勉強し始めたら「これをやってみたい!」と別の事に興味が沸くのも自然な事ですから、興味があることが見つけられたらどんどんチャレンジして見てください!
実際、私も何度か変更しました(笑)
やっぱり全てが予定通りだったら面白くないですよね!?
オーストラリアのココが惜しい…
次は、オーストラリア留学の少し残念な点を紹介したいと思います。
まずは実際に生活してみて感じたことは「物価が想像していた以上に高い」です。
これは留学前から心構えていたつもりでしたが、水や食品などの生活必需品が日本に比べて高かったです。
ランチなどを食べに行くと、1食の平均が17ドルや18ドルくらいします。
そのため、学校に通っている学生は、自炊もしくはアルバイト先でまかない飯をお昼ご飯に食べている人が多いです。
また、私は友人達とパブやバーに飲みに行くことが好きなのですが、ビール1杯が7ドル、8ドルくらいします。
また日本にあるような飲み放題などは、オーストラリアには残念ながらありません。
しかし、友人達とビールを片手に英語で話したり、自分たちの文化をお互い伝え合うことでより仲良くなったりすることも事実です。
たまに自分へのご褒美で飲みに行く感覚であれば、そこまで大きな負担にはならないでしょう。
普段から節約生活をすることで、金銭管理が上手になり、スケジュール管理やアルバイト、勉強のバランスも自分で全て出来るようなメリットもあると思います。
また、私が生活しているシドニーでは、オーストラリア人に出会える機会が本当に少ないということも事前に知っておくと良いと思います。
学校の先生以外では、日常生活やアルバイト先などでもオーストラリア生まれの方に会える確率は低いです。
このあたりはさすが移民の国だと日々痛感しています。
私自身が留学生のため、メインのコミュニティが留学生コミュニティという事も影響があると思います。
しかし、オーストラリア生まれオーストラリア育ちの方に留学生が会うというのは、普通の生活をしていたらなかなか難しいのです。
英語ゼロでも大丈夫?ワーホリの現実と成功のコツを公開!
→もし現地の交友関係を広げたい場合には、こちらのコラムに記載があるようなボランティアやイベント参加がオススメです。
最後に「日本人の多さ」にも触れておきたいと思います。
シドニーには黒髪の人が多いため、あなたが思っているよりもアジア人を多く感じるかもしれません。
実際は「オーストラリアで生まれたアジア系のオーストラリア人」というケースも多いのですが、実際にオーストラリア人かどうかは見るだけでは分かりません。
実際に街中を歩いていてもコリアンレストランが並んでいるところや、中華街などアジア系の人達を多く見かけます。
また私が通っている学校にも多くの日本人が勉強しています。
友人の話を聞くと、アルバイト先や学校に日本人しかいないと、日本語ばかり使っている状況になってるそうです。
そうなれば、英語力が身につかないという失敗談にもなりかねません。
日本人が多いことは安心感につながりますが、どうしても日本人同士であれば、ついつい日本語を使ってしまいます。
そのため、日本語しか使っていない生活だと、せっかく学んだ英語を使う機会が減ってしまい、英語が身に付かない原因となってしまいます。
私はこの点に関しまして、私は最初に日本人とあまり関わらないようにしようとしていました。
しかし、それは時に正解であり、失敗だとも思います。
困った時には、日本語でお互い助け合える部分はメリットとなります。
英語を身に付けたい!という意識が強い留学生だと、たとえ日本人同士でも英語を使ってコミュニケーションを取っていたりします。
実際に私もこの留学生活でかけがえのない日本人の友人に出会うことが出来ました。
オーストラリアのシドニーに来なければ、会うことがなかった友人に会えたのです。
そういうことを考えますと、留学は本当に奇跡的な出会いや発見が多いです!
→実際日本人やアジア人がいない場所へ留学すると、それはそれでデメリットであったり、大変な所も出てきます。あなたもこの部分はぜひしっかり考えて都市を選んでいきましょう。
【まとめ】他の日本人留学生との付き合い方が大事!
オーストラリアは生活のし易さや安全さ、気候以外にも大変魅力のある国だと思います。
また、同じ英語は英語でも、ブリティシュイングリッシュとアメリカンイングリッシュの2つを同時に学べる点と、多民族国家であることから様々な国籍の方とお会いできる点は、他国ではなかなか体験出来ないものだと私は思います。
実際、留学中の経験を通して日々幅広い知識を身に付けていましたし、国籍の違うクラスメートと話すことでお互いの文化の違いなどを学ぶことは本当に楽しいです。
しかし、日本人が多い環境では、どうしても日本語を話してしまうことも間違いありません。
実際私もそうですが、割り切って付き合うことが何より大切です。
海外ではすべて自分で決めて、切り開いて行かなければいけません。
留学には楽しい事だけではなく、当然様々な困難や苦労も待っています。
日本人の友人が居ればお互い助け合うこともできますが、あまりに日本人環境に依存してしまう関係性だと、日本語にどっぷり浸かってしまう危険性も出てきます。
どの地域に行っても、ある程度の日本人留学生・ワーホリは来ています。
自分でライン引きをして、日本人留学生とはメリハリのある付き合いをしましょう。
留学は人生の中で大きな挑戦だと思います。
迷っている、そこのあなた!
オーストラリアは、私が自信を持ってオススメ出来る留学環境ですので、ぜひオーストラリアへ留学を決めてみてはいかがでしょうか?