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【オーストラリア】入国カードの書き方ガイド!これで英語版もバッチリ!

公開:2019/07/19 著者:堀川 真由美 5483 Views

こんにちは!マユミです!!

海外へ渡航する際に大抵書くのが入国カードです。

海外に慣れていないと、どう書けばいいのか、案外悩むものですよね。

そこで、このコラムではオーストラリアの入国カード(英名:Incoming passenger card)の記入方法をご紹介します。

日本からの直行便は簡単

オーストラリアへ行くフライトが日本からの直行便(ダイレクトフライトであれば、日本語表記の入国カードが貰えます。

日本からの直行便であれば、キャビンアテンダント(フライトアテンダント)さんも日本人ですので、もし分からない所があっても質問ができるので簡単ですね。

 

一方、乗り継ぎがあるフライト(経由便)場合、日本語ではなく英語(もしくは経由地の現地語)で書いてある入国カードとなります。

 

今回、私は関西空港からマレーシアを経由してオーストラリアへ入国しましたので、選べた入国カードは「英語」、「マレーシア語」の2つとなります。

 

マレーシア語はわからないので、私が利用したのは英語の入国カード(Incoming passenger card)です。

英語に慣れていない人の場合、意味が分からない部分もあって、適当に記入したり間違って記入したりして、入国審査で足止めを食らうなんてことになると大変です!(汗)

 

必ず黒のボールペンを1本準備しよう!

入国カードの記入例をご紹介する前に簡単な注意点もご紹介です。

 

まず入国カードは、基本的に正直に書くのが大事です。

適当に書いたり嘘の情報を書いて、後から指摘されて嘘がバレた場合、別室で尋問を受けたり、罰金を科せられるので要注意です!

 

また、入国カードですが、全て英語での記入となります。(日本語の入国カードでも読むのはオーストラリア人ですので、英語で書きましょう!)

 

そして、入国カードは黒か青のボールペンで記入しますので、機内持ち込みの荷物にペンを一本入れておくと便利です。

 

ちなみに、ペンは飛行機内で貸してくれないので、手荷物に持っていない場合は、入国審査前の記入デスクにペンが置いてあるので、そこで記入することになります。

 

入国審査は長蛇の列となるので、事前に入国カードを書いて準備しておく事で列の前の方に並びやすくなります。

事前に入国カードを準備する事で入国審査もスムーズに利用可能できるんですね。

 

→ 入国審査の長蛇の列の最後尾になる最悪…。到着後はすぐに入国審査に向かおう!

 

ちなみに、2024年8月にオーストラリア政府が「紙の入国カードを廃止して、デジタルの入国カードにするために試験運用します」という発表をしました。

 

2024年時点ではまだ「カンタス航空とニュージーランドからの旅行客」と利用は限定的ですが、「2032年のブリスベンオリンピックに向けて準備する」との事ですので、近い将来デジタルの入国カードになるはずです。

 

Incoming passenger card(英語版入国カード)の記入例1

まずは英語版の入国カードの表面を見ていきましょう!

オーストラリアの入国カード(Incoming passenger card)の記入例(表面)⑧まで

 

① Family/surname:パスポート記載の姓(苗字)を記入

② Given names:名前、ファーストネームを記入

③ Passport number: パスポートナンバー。旅券番号/Passport No.と書かれているところにある番号を記入

 Fight number or name of ship:オーストラリアへ入国する便名を記入。
→オーストラリアへ入国する便名となりますので、日本からの直行便であればその便。私のように他国(マレーシアなど)で乗り換えた場合にはマレーシアからオーストラリアへ向かう便名を記入します。

⑤ Intended address in Australia: オーストラリアの滞在先住所(ホテルやホームステイ先)を記入
→ちなみに住所の書き方は日本と逆になっていて、番地からの記入になります。

Level 3, 155 Castlereagh Street, Sydney NSW 2000, Australia

 

⑥ State: 滞在先住所の州名
→該当するものを記入します。

ニューサウスウェールズ州:NSW
オーストラリアン・キャピタル・テリトリー(首都特別地域):ACT
ビクトリア州:VIC
クイーンズランド州:QLD
南オーストラリア州:SA
西オーストラリア州:WA
タスマニア州:TAS
ノーザンテリトリー(北部準州):NT

 

Do you intend to live in Australia for the next 12 months?:向こう12ヶ月に渡って、オーストラリアに住む予定ですか?
→ワーキングホリデーでビザの延長を考えている人でも、ここは ”Noにチェック” をしておくのが無難だと聞いています。余計な質問を受ける可能性があるので、「予定は未定」ということで原則Noにチェックです。

⑧ If you are NOT an Australian citizen(もしオーストラリアの国籍を持っていないならば…)という項目です。
→日本国籍の場合には回答が必要になるので該当のものをチェックします。

– Do you have tuberculosis?: 結核に掛かっていますか?
– Do you have any criminal conviction/s?: 犯罪歴がありますか?


 

ここからは、オーストラリアへの持ち込み品についての質問です。

ちなみにここの項目で良く分からない場合は、YESにチェックを入れるのがポイントです!

NOにチェックを入れたら、その項目に違反していた場合、嘘の申告をしたと責められます。

 

そのため、良く分からないならYESにチェックを入れるのがセオリーです。

もし入国審査の職員に質問を受けたら「意味が良く分からなかったのでYESにした」と答えましょう。

重複しますが、申告は正直にして下さい。申告せずにいたことがバレてしまった時の方が問題です!


オーストラリアの入国カード(Incoming passenger card)の記入例(表面)⑨以降

⑨ If PLEASE✖️AND ANSWER EVERY QUESTION – IF UNSURE, Yes ✖️:質問に対して、所持しているならYES、所持していないならNO、当てはまる方に×を記入。どちらかわからない場合は、YESに×。

 

– Are you bringing into Australia: オーストラリアに〇〇を持ち込みしていますか?

1.Goods that may be prohibited or subject to restrictions, such as medicines, steroids, illegal pornography, firearms, weapons or illicit drugs?: 禁止されている、または規制されている薬、ステロイド、違法ポルノ、銃、武器、違法ドラック
→市販の風邪薬であっても持ち込むならYes。何の薬か簡単に伝えられるようにしておきましょう。

風邪薬ならmedicine for colds/ cold medicine、頭痛薬ならheadache medicineなど…。

薬の持ち込みについては、詳しくは下記のコラムを参照してください。

 

2.More than 2250mL of alcoholic beverages or 25 cigarettes or 25g of tobacco products?:2,250mL以上のアルコール飲料または25本以上、25g以上のタバコ製品を持ってるか?

 

3. Goods obtained overseas or purchased duty and/or tax free in Australia with a combined total price of more than AUD $900, including gifts?: 海外、またはオーストラリアの免税店で購入した物の合計金額が900ドル以上(プレゼントを含む)を持ってるか?

 

4. Goods/samples for business/commercial use?: ビジネス、宣伝用の商品やサンプルを持ってるか?

 

5. AUD $10,000 or more in Australian or foreign currency equivalent?: 10,000ドル以上のオーストラリアドルまたは同等の海外通貨を持ってるか?

 

6. Meat, poultry, fish, seafood, eggs, dairy, fruit, vegetables?: 肉、家禽類、魚介類、卵、乳製品、果物、野菜を持ってるか?

 

7. Grains, seeds, bulbs, straw, nuts, plants, parts of plants, traditional medicines or herds, wooden articles?: 穀物、種、球根、麦わら、ナッツ、植物、植物の一部、伝統的な薬品やハーブ、木製製品を持ってるか?

 

8. Animals, parts of animals, animal products including equipment, pet food, eggs, biologicals, specimens, birds, fish, insects, shells, bee products?: 動物、動物の一部、動物製品・装備、ペットフード、卵、バイオテクノロジー製品、標本、鳥、魚、虫、貝、蜂製品を持ってるか?

 

9. Soil, items with soil attached or used in freshwater areas e.g. sports/recreational equipment, shoes?: 土、土が付着した物や淡水についた物。例えば、スポーツやレクレーション用の靴を持ってるか?

 

10. Have you been in contact with farms, farm animals, wilderness areas or freshwater streams/lakes etc in the past 30 days?: 30日以内に農場、家畜、農地、山、湖など淡水に触れる所へ訪れたか?

 

11. Were you in Africa, South/Central America or the Caribbean in the last 6 days?: アフリカ、中南米またはカリブ諸島に過去6日以内にいたか?

 


 

⑩ DECLARATION:宣誓、署名欄になります

The information I have given is true, correct and complete. I understand failure to answer any questions may have serious consequences.: “宣言 私が記入したこの情報は事実で正確、完全です。私はいかなる質問を答えられなければ、深刻な結果が起こるであろうことを理解しました。”

 

– YOUR SIGNATURE: 署名、サイン。パスポートと同じサインにしましょう。

–  Day Month Year: 署名日です。日、月、西暦の順番です。

 


 

また、表面の右下に「TURN OVER THE CARD」と書いてあります。これは、記入は裏面に続くという意味になっています。

 

Incoming passenger card(英語版入国カード)の記入例2

続いて、英語版の入国カードの裏面を見ていきましょう!

オーストラリアの入国カード(Incoming passenger card)の記入例(裏面)

 

⑪ YOUR CONTACT DETAILS IN AUSTRALIA: オーストラリアでの連絡先を記入。ここでも

– Phone: 電話番号
– E-mail OR Address: Eメールアドレスまたは住所を記入
– State: 州名

 

⑫ EMERGENCY CONTACT DETAILS (FAMILY OR FRIEND): 緊急連絡先(家族または友人)を記入

– Name: 名前
– E-mail, Phone Mail address: Eメールアドレス、電話番号、または住所の記入

ちなみに、日本の電話番号の場合、日本の国際識別番号の+81に続けて電話番号の頭の0を取った番号を続けます。

例えば、03-1234-5678 であれば、+81-3-1234-5678 と記入します。

 


 

⑬ PLEASE COMPLETE IN ENGLISH: 以下は英語で完全に入力してください。

– In which country did you board this flight or ships?: どの国から飛行機または船に乗ってきたか。その国名を記入。

 

⑭ What is your usual occupation?: 職業。一番直近の仕事を書きます。退職されて留学やワーキングホリデーをする方は「NONE(職業なし)」と記入しましょう。学生: STUDENT、会社員: OFFICE WORKER、アルバイト: PART TIME JOB など

 

⑮ Nationality as shown on passport: パスポート記載の国籍(日本国籍であれば「JAPAN」と記入)

 

⑯ Date of birth / Day Month Year: 生年月日。日、月、西暦の順番で記入します。

 


オーストラリアの入国カード(Incoming passenger card)の記入例(裏面)最終項目

▶︎PLEASE ✖️AND ANSWER A OR B OR C : A・B・Cの該当部分を記入します。

 

– Your intended length of stay in Australia: オーストラリアの滞在予定期間。1年であれば「Years」の欄に「1」を記入。3ヶ月であれば「Months」の欄に「3」を記入。5日間であれば「Days」の欄に「5」を記入。予定は未定なので11ヶ月など、少し短めに記入していた方が余計な突っ込みを受けないとか。

– Your country of residence: 永住している国名。「JAPAN」を記入

 

▶︎ Your main reason for travel:渡航の主な理由(適当なところへ1つだけ×を入れる)

Convention/conference: 会議
Business :仕事
Visiting friends or relatives: 友人、親戚の訪問
Employment: 就労
Education: 留学
Exhibition : 展覧会
Holiday : 休暇
Other : その他

→学生ビザでの入国ならEducation、ワーキングホリデーや観光ビザならばHolidayが該当か所になります。

 

両面に完全に記入したか最後に確認ししましょう!

入国審査の際、この入国カードと一緒にパスポートを見せていきます。

 

入国カードの提出先は2箇所ある!

無事完成した入国カードですが、実は提出先が2カ所あります。

まず1カ所目が入国審査のエリア。

そこで軽く入国カードの記入内容をチェックされます。

 

記入項目の内容によって、入国審査の職員が入国カードに何やら検疫所職員に向けて「この項目をチェックするように!」という指示を入国カードに書かれる場合もあります。

 

→ 入国審査後にターンテーブルに向かい、預けた荷物を回収します。

 

その後、キャリーケースなど預け荷物を受け取ったら、検疫所へ向かいます。

こちらが入国カードの2カ所目のチェックエリアです。

 

→ 預けた荷物を持って、検疫所で荷物チェックを受けます。

 

職員が入国カードを確認しますので、この時必要であれば、質問されるので、答えましょう。

 

ここを通過すれば無事外へ出られます。

→ 検疫所のチェックが終わったら、空港の外に出られます。

 

いかがでしたか?

ちょっとドキドキしますが、きちんと内容を確認していれば問題はありませんからね。

もし不安なところがあればエージェントさんに確認をとると安心です。

遠慮せずに聞いちゃいましょう!

 

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