レジュメ配り成功の秘訣!ワーホリで仕事を探す5つのステップ
ワーキングホリデー(ワーホリ)する方のほとんどが現地でのアルバイト(お仕事)を検討されているのではないでしょうか?
また、ワーホリの渡航目的自体が「海外での仕事を体験すること」という方も多いと思います。
そこで、このコラムでは私が試してみた海外での仕事探しのHow Toをご紹介致します!
現地での仕事探しは誰でも不安!
まず大前提として…「現地での仕事探しは誰でも不安!」という部分をお伝えします。
きっとこの記事を読んでいる方も不安だと思いますし、私自身も実際に仕事を見つけるまでは大きな不安を抱えていました(笑)
あなたもこんな風な思いや疑問を抱いていると思います。
・ワーホリではどんな仕事ができるの?
・そもそもどうやって見つけるの?
・英語に自信がないけど大丈夫かなぁ?
・せっかくなら英語が使えたり英語力を伸ばせる職場(ローカルのお店)が良いけど…見つかな?
また、実際私の周りのワーホリもこうした思いは全員同じでした。
なので、正直私も仕事をゲットするまで毎日不安で気が気じゃありませんでした…。(苦笑)
でも自分だけじゃなくて、「みんなも同じ気持ちで仕事探しをチャレンジしている」というのがわかるだけでも少しは気が楽にならないでしょうか?
ワーホリの目的は人それぞれ
そもそも、ワーホリと言っても、人それぞれ色々な目的があります。
などなど…。
ちなみに、私の場合は、「せっかくワーキングホリデービザを使ってオーストラリアに来たのだから、まだまだ英語力に自信はないけれど、出来ればローカルのお店で働いてみたい。語学学校では習えない、より実践的で日常的な英語も習得していきたい!」という目的でした。
たぶん、こうした考えの方は結構多数派だと思います。
また、「オーストラリアは世界でも特に最低時給が高い国なので、現地の仕事(ローカルジョブ)をゲットしたらかなり稼げる!」というのもモチベーションの一つでした。
ちなみに、ローカルジョブとは、現地企業のお仕事の事を指します。
具体的には、お店の経営者が日本人ではない(日系企業ではない)場所でのお仕事の事を言います。
・ローカルジョブの例:現地のカフェやレストラン
・日系企業の例:ジャパレス(日本人経営者のお店)
また、特にローカルジョブ(現地企業でのお仕事)では、採用側も「あなたは当然英語できるよね?」というスタンスで面接を行いますので、英語力に自信がない方の中には、初めから諦めてしまう方も実際にいます。
私の場合は、2ヵ国留学(オーストラリア渡航前にフィリピン留学)で最低限の日常会話は身に着けてはいました。
しかし、英語力に十分な自信があったわけではありません。
それでも、英語力に自信がない段階であっても、ローカルジョブをゲットすることができました!
以下から必要な知識や具体的な探し方をご紹介します。
ステップ1)業種を絞ろう
まずは、仕事探しをする際に必要となる知識を紹介しておきます。
・レジュメ: 日本でいう履歴書。自分のスキルや仕事歴、どのポジションを探しているかなどをA4用紙にまとめて書いたもの。語学学校や留学エージェントで作成の仕方を教えてくれます。
・レジュメ配布時の服装: 絶対に守らなければいけないルールはありませんが、やはり飲食店などでは清潔感や第一印象は重要です。シンプルな白や黒のシャツ、落ち着いた色のパンツや動きやすい靴がオススメです。その場ですぐにトライアルして(ちょっと働いてみて)と言われる可能性もあるため、動きやすい服装がオススメ。
ワーホリで人気な仕事先は、やはりレストランやカフェなどの飲食業です。
飲食業と言っても、シェフやウェイター、バリスタ、キャッシャー、キッチンハンド、皿洗い、雑用などがあります。
他に私の友達が実際にやっていた仕事は、ホテルなどの清掃員、チャイルドケア、ドライバー(運送業、 Uberなど )、派遣会社や工場、ファームなどで勤務していました。
私はレストランとカフェといった飲食業で働きました。
ワーホリ中にいろんな業種にチャレンジしてみてもいいと思いますが、経験者はやはり優遇されやすいです。
なのである程度一貫性のある業種を決める方が仕事も探しやすくなります。
海外では日本のように丁寧な新人教育があまりされないので、即戦力になる人を雇う傾向が非常に強いです。
レジュメを配っていても、「あなたは過去に同じような職種を経験したことはある?」というのを頻繁に質問されました。
また、最初の仕事探しでは、当然オーストラリアでの職歴はありません。
でも、日本での仕事やアルバイトの経験など、とにかく何でもレジュメに書くことがあれば、それがアピールポイントとなります。
そして、オーストラリアで仕事の経験が出来れば、レジュメをどんどんアップテートし、「私はたくさんの経験があるよ。即戦力になるよ」というのをガンガンアピールしていってください!
ステップ2)勤務先の地域も絞る
働きたい業種を大まかに決めたり、絞り込めたら次は「勤務先の地域」を決めていきます!
私の場合は、City(シドニー中心部)から少し離れた場所(電車で20分ほどのエリア)に住んでいましたので、勤務先の地域は「シドニー中心部ではなく、少し離れた郊外」と決めました。
また、レジュメを配るエリアは「中心部から少し離れた郊外」なのですが、私はもう一歩踏み込んで「大通りではなく少し入り組んだ住宅街に点在するお店」と絞りました。
小さな住宅エリアでも、ある程度固まった場所に何店舗かレストランやカフェ、薬局などが集まっています。
もちろん人気店は別ですが、地元で住んでいる人たち以外からは、あまり人気のなさそうなエリアをあえて選びました。
言い換えると…私と同じアルバイト探しのライバルとなるワーホリが選ばないような穴場スポットを探したのです。
まずは、自分のシェアハウスから歩ける範囲のところから飲食エリアをGoogle Mapで探し、レジュメを配り始めました。
そして、どこかのお店からレスポンスが来るまで、その範囲をどんどん広げていくと行ったイメージです。
例えば、「バスに乗ればすぐ行けるエリア」→「電車で1駅2駅行ったところの同じような条件のエリア」などと、徐々に配るエリアを広げていったのです。
このように、少し落ち着いた静かなエリアはわざわざ探しに行く手間もあるので、レジュメを配りに来る人の数も少ないのです!
(あくまで経験上ですが)本当に人が足りなくなると、すぐに連絡をくれる可能性がぐっと上がる気がします。
多くのワーホリは、お店が多いCity中心部で仕事探しをする人が多いです。
つまり、ライバルが少なそうな住宅地にあるお店を狙うのは、仕事探しで特に大事なポイントと言えます!
私の場合、十何件ジュメを配った数日後にレスポンスがありました。
面接に行くと、ちょうど後1ヶ月くらいで辞めてしまう子がいるから、その子の後釜を探していたところということでした。(運が良かった!!)
きっとCityのお店(カフェやレストラン)は応募者が非常に多いので、常に順番待ちの子がいたり、即戦力がある子を優先したりと人材をお店側の都合で選べる環境です。
しかし、こうしたライバルの少ないエリアであれば、頻繁にレジュメを配りに来る子も少ないので、「いざ人材が欲しい!急にスタッフが辞めてしまった!」という時にすぐ反応があるのだと思います。
もちろんCityの方が人気で店舗数も種類も限りなくありますが、Cityでの仕事探しは激戦区です!
日本人だけではなく、世界中のワーホリが仕事を求めてCityにやってきます。
ネットなどでよく書かれてる情報は、以下のようなモノがあります。
これらは、「THE・人気エリア」でレジュメ配りをしていた可能性が大です。
ワーホリに行く前に、こんな情報を知ってたら正直ビビりますよね…(苦笑)
しかし英語力に自信があって、「人気の場所で働きたい!自分を試したい!」という方は、是非人気エリアで仕事探しをやってみましょう。
全く可能性が無いわけではなく、実力やご縁、運もありますから。
また、日本人の男の子で、人気エリアのローカルレストランで働いている子がいました。
話しを聞くと、レジュメをお店に渡した時、ちょうど人が欲しかったのと、ボスが日本人好きで気に入ってもらえたとのこと。
早速、面接を受けて、そのまま採用(トライアルを経て)してもらえた。と話をしてくれました。
運の要素も大きいので、いろんなところで試してみるのもいいと思います。
ただ一つ言えることは、街の中心部であろうと郊外であろうとローカルジョブなら最低時給は守られているし、オーストラリアなのでどこもかしこも中心部に劣らずおしゃれです(笑)
仕事探しに苦労したくないのは、誰もが一緒だと思います。
ローカルジョブにこだわって探しているワーホリの中には、2~3カ月仕事が決まらないなんてケースもあります。
つまり、個人的には「Cityよりも郊外で仕事探しした方が、比較的見つけやすいのでは?」という提案ですね。
ステップ3)友人にどんどんアピール!
仕事探しに重要なポイントですが、「コネや友達からの紹介」というのも実はかなり大きかったりします。
語学学校に通っていると、日本人はもちろん、多くの外国人の友だちができます。
語学学校の友達の中には、既に仕事をしている人も含まれます。
または、仕事をしている友達が周囲にいる可能性もあります。
ですから、友人に「私は今、仕事探ししてるよ」というのをしっかりアピールして、情報収集やコネクションを作っておきましょう!
南米系の友達が多かった子は、コネクションや友人との繋がりで仕事をゲットしていました。
また、語学学校の友達は、学校近くの観光エリアのレストラン街にレジュメを毎日配りに行っていました。
そこで実際配ってみてどんな感じだったか、どのくらいの時間帯が受け取ってもらいやすかったかなど、教えて貰うことも仕事探しの参考になります。
既に働いている子に対して、仕事探しをしていることをアピールしておくと、ボスに伝えてくれる可能性もあるし、人が必要になったら教えてくれる可能性も大です。
お店の内部事情を知っているのは、そこで実際に働いている人なのです!
誰がいつ辞めるや、オーナーがスタッフを募集しようとしている、どのポジションが空いているかなど。
ですから、友達からの紹介で仕事が決まることも珍しくありません。
そのためには、自分が仕事探しをしていること、周囲に広く伝えておきましょう!
例えば、友達から派遣会社に登録する話を教えてもらったり、Uber Eatのドライバーをやっている人から登録の仕方を教えて貰ったりという事も耳にします。
また、ホテルで働いている人からは、清掃事情などの仕事内容、どの地域にレジュメを配っていたかなど色々と情報収集をしました。
そこで、私はレジュメを配る以外にも、情報を登録して仕事を得るとういやり方があることも知れました。
ステップ4)どんどんレジュメを配る!
日本だと履歴書を直接職場に渡しに行くとういことはあまり馴染みがなく、イメージがつかないですよね。
日本人の仕事探しのイメージは、まずは電話やメールでコンタクトを取る、メールで履歴書を添付して送る、など直接お店にアポイントメント無しで出向くことはありません。
むしろ、日本だと失礼な行為に当たるような気さえしますよね…。
しかし、海外では飛び込みは珍しくなく、レジュメを配り歩くことは一般的なことなんです。
実際に配りに行っても、どのお店も当たり前のように対応してくれます。
もちろん求人サイトの募集から応募する方法もあります。
しかし、ほぼ返信は来ませんし、私は来ない返事をひたすら待つだけでした…(悲)
実際にお店に来る人がいるなら、雇う側としても、そっちの人から面接した方が話が早いというわけです。
つまり、直接お店に行ってしまった方が案外良く、お店の雰囲気もどんな従業員が働いているのかも直接見ながらレジュメを渡せるので効率が良いですね。
日本人は、このような方法は慣れていないので、最初はちょっと恥ずかしいかもしれません。
しかし、海外ではこれが一般的なので、恥ずかしがる必要はありません!
実際やってみれば、あなたもそのうち慣れて来るはずです。
コツ:レジュメ配布の目星を付けよう!
レジュメは配る数が多ければ多いほど、当然連絡が来る確率が上がります。
数件配った程度で満足せず、どんどん配りにいきましょう!
その上で、どこのお店に配るのか配布先の目星を付けて、ピックアップすると効率的に配れます。
また、お店が比較的空いている時間帯を狙って訪れるのもコツです。
私がよくやっていたのはGoogle Mapを見て、そのお店の混雑する時間帯をチェックすることです。
レストランやカフェによって混雑時間がまちまちなので、いざ行ったはいいけど「お店が混んでいて全然相手にしてもらえなかった…。」なんてこともあります。
他のお客さんが少なく、レジで会話していても迷惑にならないくらいの空てる時間帯を狙って行きましょう。
レジュメを渡す際は、極力お店のマネージャーやオーナーに直接渡すのがいいと言われます。
しかし、実際はお店にいないことがほとんどで、接客をしてくれる定員さんに渡すことが多いです。
マネージャーの有無を聞くと、「今いないから、私がレジュメ渡しておくよ。」と受け取ってくれます。
直接渡したい方は、マネージャーはいつお店に来るのか、よく来る曜日や時間帯などを聞きだし、その時にまた来ると伝えましょう。
レジュメを渡したら後は、基本的に連絡を待ちます。
また、マネージャーがいそうな時間帯を聞いておいて、その時間帯に自分のレジュメを受け取って貰っているか確認しにいくのもいいですね。
ガッツがある人は、「とにかく働きたい!」アピールをして、お店に自分の印象が残るようにしていました。
お店側としても、情熱がある人の方を好みます。
雇っても数日~数週間で辞めてしまう人より「あなたのお店で働きたい!」と情熱的な人の方が当然短期間で辞める確率は低いからです。
皆さんも実際に仕事探しする際は、そうした情熱的な思いで行動するようにしましょう!
ステップ5)面接→トライアル→採用
レジュメ配布後に連絡を待っていると…通常、マネージャーやオーナーらしき人から、電話で連絡が来ます。
知らない番号から連絡が来るので少し躊躇しますが!(笑)
面接の連絡であればさっそく日時を決めましょう。
いろんなお店にレジュメを配っているので、お店の名前や特徴、住所など控えておくことも重要です。
せっかく面接の話が来ても、どこのお店か住所はどこだったか忘れてしまっては意味がありません。
お店の名前や住所を忘れてしまわないように、メモ書きしておきましょう。
お店の情報を忘れてしまったら、止むを得ず面接に行けなくなる可能性もあるので。
また、面接といっても、そんなにかしこまる必要はありません。(緊張はしますが!)
日本のようにスーツやきちっとした服装ではなく、普段通りの格好で大丈夫です。
…とは言え、Tシャツに短パン、サンダルなどラフ過ぎる格好は避けましょう。
面接の内容も雑談のような感じです。
もちろんお店のオーナーによってやり方やスタイルはまちまちなので一概にこうですとは言いきれませんが、私の場合はコーヒーを飲みながら、学生なのかワーホリなのか、週にどのくらい働けるかなど聞かれる程度でした。
そして、採用される前にトライアルという試用期間が設けられます。
ここで、マネージャーやスタッフに仲間として受け入れてもられるか判断される感じですね。(これも緊張!しかし緊張し過ぎは空回りの原因になりかねないので禁物です!(笑)
その時、私はトライアルを2日間やることになり、その間に働きっぷりを見てもらいます。
違うレストランでは、研修期間は1週間でしたので、お店によってまちまちです。
スタッフも初めから期待していないのか「雰囲気を見るだけでいいよ。」と言ってくれて、仕事も簡単な掃除程度でした。
ただ、周りに日本人もおらず完全英語環境だったので、会話についていくことが精一杯で、とても緊張していたのを覚えています。
なので、本来簡単なことにも戸惑ってしまい、トライアル期間を2日から3日に延ばされた時は受かるかどうかかなり心配しました。(はい。空回りしておりました。笑)
なので、トライアル中にメニューやレジ打ちのやり方など必死に覚え、少しでも認めてもらえるよう頑張りました!!
結果、その頑張りを見ていてくれて、そのまま採用してもらうことができました。
熱意が伝わったようです!
こうして私は念願叶って、ローカルのカフェで働くことができました。
英語力も自信がない状態で、英語での接客やレジ打ちなんてしたことはありませんでしたが、まずはチャレンジしたあの時の自分を褒めたいと思います(笑)
正直、実際に働き出してからも大変ですが、本当にいい経験になりますし仕事もやれば慣れます。
何より、完全英語環境で働いてる環境は、充実感に満ちています!!!
まとめ)日本人の真面目さが武器になる!
やはり、日本人は真面目に取り組むので印象は良いみたいです。
日本人ならではの気遣いも高評価でした。
私の中では当たり前のことをしているつもりでしたが、いつもマネージャーに「Amazing!!」と仕事ぶりを褒めてもらっていました。
内心、「本当にこんな事で褒めてもらえるの?!日本でなら当たり前のことなのに。」と思っていました(笑)
なので、まずはチャレンジしてみることに価値があると思います。
最低限の英語力を身につけるためにまずはしっかり勉強することが大前提ですが、勉強を一生懸命しても自分の英語力に満足する日が来ることはありません。
だから、どんなに勉強したとしても、冒頭にお伝えしたように誰でも不安は不安です(笑)
多少英語ができなくても、日本人の働く姿勢への評価は高いので、そうした部分が認められて正式採用になることも珍しくありません。
ローカルジョブ探しを最初から出来ないと決めつけて諦めてしまうのではなく、”日本人であること” を武器に、どんどんローカルジョブに挑戦していきましょう。
海外で働く経験、さらには完全英語環境で現地の人と一緒に働く経験は、そうそうできる経験ではありません。
自分で自分を褒めてあげたくなるくらいの体験ですから、第三者が見ても評価して貰える可能性が高くなります。
帰国後の就職活動で、大きなアピール材料になりますね!
ワーホリするからには、できる限りジャパレスではなく、ローカルジョブで自分の英語力で渡り歩く経験を積んで欲しいと思います。
待っているだけでは、決して仕事が向こうからやってくれるという事はありませんので!
また、2ヵ国留学やアルバイト探しの体験談を詳しく知りたい方は下記コラムも参考になるかと思います。