【大学留学】オーストラリア留学生活1か月経過、ホームステイの様子と1週間の流れ
皆さんの中には、「ホームステイってどんな感じ?はずれがあるって聞くけど実際どうなの?」など、様々な疑問を持っている方が多いかと思います。
ホームステイする前に少しでも情報を仕入れておきたいですよね。
また、語学学校の様子はよく目にするけど、その殆どは初心者が最初に入る一般英語コースの情報ばかり。
私と同じように将来的に進学を考えている方にとっては、「大学準備コースってどんなことするの?難しい?」と思っている方も多いはず。
そこで、今回はオーストラリアに留学して1ヶ月が経ちましたので、ホームステイを1か月してみて思ったことや、大学準備コースでの1週間を紹介していきます。
ホームステイ初日の様子
まず、私がお世話になったホストファミリーについて紹介します。ベトナム人のホストマザーとオージー(オーストラリア人)のホストファザー、そしてネコが1匹のご家庭でした。
実はホストファザーはベトナムに出張に行っており、会えたのはホームステイが始まってから2週間後でした。(笑)
ホームステイ先は住宅街の中にありました。木や花、野菜などがたくさん植えてあり、森の中みたいでした。(笑)また、鳥を飼っていたので、毎朝、鳥の鳴き声で起きていました。他にも、野生のポッサムがおり、1度間近で見ることができました。
留学とホームステイ初日についてお話します。朝方、空港に着き、ホームステイを手配してくれたAHN(Australian Homestay Network)がシャトルバス(Con-x-ion)を予約してくれていたので、それに乗り込みました。
空港ピックアップサービスって、到着ロビーに着いたら「自分の名前を書いたボードを持っている人が立っていて…。」というのをイメージしていました。
しかし、私が利用した先では、一人でシャトルバスを見つけて、自分で乗り込むスタイルでしたので少し不安でした。
到着ロビーには、名前が書かれたボードを持っている人がたくさんいましたので、皆さんが申し込んだ学校やホームステイ業者によって対応は異なると思います。
このシャトルバスでは、途中で3つの車に分かれて乗り、自分の行きたいところを告げると、そこまで連れってくれるというサービスで、ちゃんとホームステイ先の家の前まで送ってくれました。
ドライバーさんにお礼を言っていると、ホストマザーが出てきてくれて、そのまま家の中に案内されました。すぐに、家じゅうの各部屋の案内をされて、洗濯やシャワーの説明を受けました。
お昼が近くなっていたので、ホストマザーが朝食兼昼食を用意してくれました。ベランダでご飯を食べながら、自分のことや日本のことを話しました。
ご飯が終わったら、ホストマザーが「長時間のフライトで疲れているだろうから、少しの間だけ寝てもいいよ。」と言ってくれたので、お言葉に甘えて2時間ほど寝ました。
昼食を食べていた時に、SIMカードを購入したいと伝えていたので、Coles(オーストラリアのスーパーマーケット)まで連れて行ってもらい、購入しました。
購入したのは、Leberaの1ヶ月で3GBパック、国内電話、SMS無制限。というものでした。本体価格は$14.9でしたが、初回購入特典的なサービスがついてて、なんと$5で買えました!!SIMカードのアクティベート(接続)もホストマザーが全部してくれました。
その後、Mooloolaba(ムール―ラバ)というビーチへ散歩に行きました。トップの写真はムールーラバビーチです。訪れた日は、夕陽がとてもきれいでした。
実はこの時、イルカを見ることができました!海岸沿いに遊びに来ていたみたいで、1匹でしたが生の姿を見ることができましたよ。
次の日は日曜日だったので、朝起きて散歩がてら、ホストマザーと二人で学校まで歩きました。学校までの道をちゃんと教えてもらったので、翌日迷うことなく学校に行けました!
みなさんも、余裕があれば、学校初日までに一度道を確認しておくことをお勧めします。
実は、ホームステイ先から学校まで徒歩で50分かかるんですが、少しでも節約したくて、バスは使わずに毎日歩いて行っていました。
でも、さすがに2~3日雨の日が続いた日は、バスに乗って学校まで行きました。バスに乗ると片道10分で$3ほどです。
語学学校の初日
初日は、8:30までにInternational Office(受付)に行くということだったので、7:30には家を出てました。私が行く校舎はホストマザーに教えてもらっていたので良かったのですが、どれがOfficeなのかわからず、校内をうろうろ…。いろんな人に聞いて、ようやくたどり着きました。
まず、最初に行われたのは、本人確認(パスポート)とPlacement Test(英語力をチェックする試験)でした。このテストでは、Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能全て行いました。レベルは、結構低めでIELTSよりは簡単でした。
Speakingもホームステイの話とか、日本では何をしていたとか、趣味とか、雑談的な感じでした。とても緊張していて、あまり上手に話せませんでしたが…。
次に、簡単に学校を案内してもらいました。図書館とか、カフェテリアとか留学生が使う施設だけでしたが。案内してくれた人がきれいなお姉さんだったんですが、名古屋の外大で6年間英語を教えていたらしく、日本の話で盛り上がりました。
Officeに戻ったら、オリエンテーションが始まり、パワーポイントで学校のルールや緊急時の連絡先、連絡方法などを丁寧に教えても対ました。
オリエンテーションが終わったら、今日はもう帰っていいと言われました。時間は11時くらいでした。
実は予想もしていなかったんですが、この日に入校したのは私だけ。
来週になったら他の人が来るからと言われ、私は最初の1週間まさかのマンツーマンレッスンでした。
語学学校の授業内容
先生はチェコ出身の若い男の先生で、けっこうイケメンでした!とてもやさしい先生で、私がわかるまで何回もかみ砕いて説明してくれました。
でも、この先生は1か月の臨時の先生で、本当の先生は長期休暇中で世界中を旅しているところでした。さすがオーストラリア。(笑)
先生によって授業の進め方も違うのですが、この先生の授業ではAcademic WritingとIELTSの対策を並行して行っていました。
マンツーマンレッスンの時は、生徒が私だけなので、「私が一番学びたいことをしよう!」と提案してくれて、私はSpeakingの練習をメインにお願いしました。
一日の流れは、ボキャブラリー(SynonymsやHomonyms、Prefix、Suffix、など) → IELTS Speakingの練習(毎日、違うTOPICについてボキャブラリーを広げ、Sentenceを学んでから、IELTSのSpeaking Part2、3を実際にやってみる) → Listening、Reading(こちらはIELTS対策ではなく、普通に問題を解いていく)という感じでした。
2週目からは予告通り、中国人の留学生が私のクラスに5人入ってきました。最初は全く会話ができませんでした。
全員同じ学校から来ていて、既に中国人グループが出来上がっていたこともあり、THE日本人な私はなかなか話しかけられませんでした。これから数か月間一緒にやっていけるのか不安でしたが、今となっては結構仲良くなって、毎日一緒にランチを食べてます。
中国人が入ってきてからは、Speakingの練習はあまりしなくなって、IELTS 5-6.5の人用の教科書を使って授業が行われていました。
一日の流れはあまり変わらず、ボキャブラリー → Listening、Reading、たまにSpeakingとWritingをしていました。毎週木曜日の午後だけはパソコンルームに行って、動画を見て問題を解くみたいなことをしていました。
毎日、授業の最後はミニゲームをしていて、ひそかな楽しみでもありました。爆弾ゲームやボブ事典みたいなもの、Kahoot!というクイズゲームも楽しかったです。
留学4週目でチェコ人の先生とはお別れして、新しく陽気なオージーの先生の授業がスタートしました。
オージーの先生の授業の進め方は、IELTSのテキストとAcademic Englishのテキストを併用して行われ、毎日、Reading、Listening、Writing、Speakingを行います。ReadingとListeningはIELTSの問題で、Speakingはペアワークで様々なQuestionをお互いに出し合って答えていく形式です。
Writingは、IELTSのSection2を毎日課題で出されて、昼休みに先生が添削して、午後の授業で、語彙や文法の間違いを直していく感じです。
授業の合間に、オーストラリアの文化や最近のトレンドを教えてくれたり、日本や中国のことについて話したりする機会があったりして、とても楽しいです。
毎週水曜日の1時間だけ、自習時間があって、自分の好きな勉強ができるんです。クラスメイトは、IELTSの勉強(実際の問題を解いてみる)をしていますが、私は、“Grammar in Use”という英語で書かれた文法書でいつも文法の確認をしています。
また、英語のノベル本がたくさんあるので、毎週この時間に本を借りていつも夜に読んでいます。
大学準備コース1日の流れ
朝は毎日、シリアルとフルーツ(みかんかバナナ)を食べて、学校に行っていました。ホストマザーの方が家を出るのが早くて、私が起きる時にはもう家にいませんでした。
実は、私のホームステイは、平日は朝食と夕食、休日は三食という契約だったんですが、ホストマザーが本当に良い方で、毎日、夕食の残りを次の日のランチに残しておいてくれてたんです。
だから、私は昼食を作る必要も、学校の食堂で買う必要もなく、時間もお金もセーブすることができました。本当にありがたかったです。
ランチは学校内の食堂で、しばらく一人で食べていたんですが、数日後に日本人の女の子たちが話しかけてくれて、そこから一緒に食べるようになりました。
その子たちは私より上のクラスで、そのクラスには日本人が10人くらいいるとのこと。みなさん、1年間の交換留学できていました。
15時に授業が終わると、いつも16時過ぎまで図書館で勉強していました。具体的には、その日習ったことをノートに清書したり、新出単語を単語ノートに書いたりしていました。
帰宅するとまず、シャワーを浴びるのが私のルーティン。私のホームステイ先ではシャワーの時間制限はありませんでしたが、髪の毛を毎日洗っていたら、2~3日に1回にしてと言われました。
夕食は、毎日、ホストマザーが作ってくれました。私もお手伝いをしたかったんですが、あまりさせてもらえませんでした。(たまに混ぜたり、炒めたりの手伝いをしましたが。)
夕食の内容は、ホストマザーがベトナム人なので、ベトナム料理が多かったです。日本食にハーブを足した感じだったので、料理の雰囲気は日本と似ています。肉じゃがっぽいものや、春巻きとか。ホストファザーが帰ってきた後は、オージーフードが多かったです。ステーキやラザニアなど。
夕食が終わると、必ず紅茶を飲む習慣のあるファミリーでした。オーストラリアの文化でしょうか。紅茶を飲みながらテレビを見て、しばらくしたら、自分の部屋で勉強していました。テレビは、ホストマザーは映画やドラマをよく見ていましたが、ホストファザーは、スポーツを主に見ていました。
映画やドラマはほとんどなんて言ってるか分からなかったので、Google検索であらすじやネタバレを読みつつ見ていました。スポーツは、AFL(オーストラリアフットボール)やテニス、ネットボール、クリケットを主に見ていました。テニスくらいしか、ルールを知らなかったので、こちらもGoogle検索でルールを調べながら見ていました。
バラエティー番組は、日本と似ているものが多かったです。空港の税関で違法入国者を取り締まる番組とか、クイズ番組とか、スター発掘番組などいろいろありました。
ホームステイ先での休日
休日はホストマザーについて行って、ホストマザーの友人とたくさん出会うことができました。
まず、毎週土曜日の午前中に家の近くのカフェで、ホストマザーの友人とコーヒーを飲みます。会話は何て言ってるかあまり分からなかったので、Listeningの練習だと思ってひたすら聞いてました。たまに私に話題を振ってくれるので、そういう時は必死に答えてました。
たまにサンシャインプラザというイオンみたいなショッピングモールに連れて行ってくれたので、私はホストマザーたちと別れ、一人でウィンドウショッピングをしていました。店内を見回るだけで1回も買ったことはなかったですが。(笑)
土曜日の午後は、ホストマザーの仕事仲間とMooloorabaビーチのカフェでコーヒーを飲みます。こちらも何て言っているか分からなかったですが、みなさん本当にフレンドリーで日本のことについていろいろと聞いてくれました。
ホームステイ滞在中に一度だけホームパーティーに行ったことがあって、ホストマザーの友人(みんなベトナム人)と子どもたちが集まってました。春巻き(ベトナムの春巻きはライスペーパーを使うので、すぐにお腹いっぱいになります。)とベトナムのスープをいただきました。会話中に突然ベトナム語で話し始めるので、私は一人取り残されていました。(笑)
日曜日は、いつもどこかへ連れて行ってくれました。レストランに入ったり、イベントに参加したりしました。一度だけ教会にも行く機会があり、歌を歌ったり、聖書を読み上げたりしていました。終わった後に、数人の人が話しかけてくれて、自己紹介をしました。
レストランは、Mooloorabaの魚料理屋さんで人生初のフィッシュアンドチップスをいただきました。また、会員制のレストランに行ったこともあって、ポークとチキン、ビーフが食べ放題!とてもおいしかったです。海辺でディナーというのもなかなかオシャレでしたし。
Garden EXPOに参加したこともありました。オーストラリアの草花が生け花みたいになって展示されていたり、野菜やフルーツなどの苗が売られていたり、見ているだけでとても楽しかったです。
ホームステイ生活のまとめ
ホームステイを1か月してみて、感想を一言でいうと、ホームステイしてよかったです。
最初は、一人になる時間があまりないし、食事の用意とか、洗濯とか任せてしまって申し訳ないなと思っていたんですが、シェアハウスに移った今、少しさみしさを感じています。
やはり、誰も知っている人がいない土地で、信頼のおける人に会えたというのは本当に心強いです。
私のホストファミリーは本当に良い人で、シェアハウスの内見も一緒に行ってくれましたし、引っ越し当日も契約手続きが終わるまで見守ってくれていました。
大学で出会った何人かのホストファミリーについて話を聞くと、私はとても恵まれていると感じましたが、ホストファミリーと良い関係が築けるかは自分次第なところもあります。
会話をたくさんしたり、お手伝いできそうなことはしたりすることも大事です。私の場合は断られることが多かったですが、ただ見てるだけより、声をかけるだけでも違うと思います。また、週末にお出かけに誘われたら一緒に行動するなど、いかにホストファミリーに歩み寄るかというのも大事です。
もし、ホームステイをするべきかどうか悩んでいるなら、ぜひホームステイしてみるべきです。
ホストファミリーがどんな人でも他人と家族同然に暮らすというのは、シェアハウスとはやはり違います。
ホームステイ先は当たり外れもあると聞くので、全てが良い思い出になるとは限りませんが、何かトラブルがあったとしても、それを含めて貴重な海外経験になります。
海外留学では、積極的に色々なことに挑戦することが大事だと思いますよ!