【オーストラリア留学】シェアハウスの見つけ方、引っ越し当日の流れについて紹介
ホームステイからシェアハウスに移って、もうすぐ1か月。
家賃も安いし、シェアメイトは良い人ばかり。学校からも近くて、とてもいい家に引っ越しできました。
シェアハウス探しは、実際に生活がスタートするまで分からないもの。
シドニーやメルボルンなどの大都市では、詐欺もよくあるとのこと。
そこで今回は、どうやって私が優良物件を見つけたかをご紹介していきます。
オーストラリアの滞在方法
私の大学に通っている留学生の滞在方法は以下の通りです。カッコ内は1週間の家賃。
ホームステイは、食事付き、生活費込みではあるものの、1週間当たりの値段が一番高い滞在方法です。
そのため、多くの留学生が最初の数か月をホームステイで過ごし、その後はシェアハウスや学生寮に引っ越すという方法をとっています。
学生寮は、多くの留学生と現地の学生が利用する一番人気な滞在方法です。シェアメイトはみんな学生なので友達になりやすかったり、学生寮生限定のパーティーもあったりします。学校から近いというのも利点の1つです。
ただし、学生寮は、学校側が学生寮を用意している場合のみ利用可能です。
オーストラリアの場合、シェアハウス滞在が普及しているため、学生寮を完備する語学学校は少数派です。
シェアハウスは、学生寮とあまり違いはありません。ちゃんと良い物件を探せば、寮よりも安い家賃で、過ごしやすい環境を手に入れることができます。
オーストラリアのシェアハウスは、ルームシェア(一つの部屋に何人かで住む)が一般的と聞いていましたが、私の住んでいる地域ではルームシェアは見かけません。ほとんどがキッチンやバスルームのみが共同で、一人一人に部屋があるシェアハウスのみです。
しかし、これは学生寮とシェアハウスどちらにも言えることですが、シェアメイトの中にパーティーピーポーがいると、夜中まで騒いでいたり、しょっちゅう家に友達を連れてきたりする人もいます。
また、シェアメイトは必ずしも同性とは限りません。私のシェアメイトは女性2人、男性1人です。学生寮でも男女は分かれていません。
シェアハウスの探し方
私がシェアハウスを探すのに使った手段はインターネットのみです。使用したサイトは、「Gumtree」、「Realestate.com.au」、「Flat Mates」、「Easy roommate」です。
私のおすすめは「Flat Mates」です。実際に私が契約したのもこのサイトで見つけた家です。
しかし、「Flat Mates」は基本無料で使えますが、一度に2人の相手としか連絡ができません。3人目にメッセージを送ろうとすると、有料コンテンツ利用が必要となります。
その点は少し不便ではありましたが、検索のしやすさ、メッセージのやり取りのしやすさ、サイトの見やすさ、情報の量でとても評価できました。
しかし、どこに優良物件があるか分からないので、全てのサイトを一通り閲覧することをお勧めします。
それでは、実際に私がシェアハウス契約までに行った手順を説明します。
ここでは「Flat Mates」でのシェアハウス探し方法を紹介しますが、どのサイトも似たようなものです。
① 自分の条件に合ったシェアハウスを検索する
検索可能な条件を紹介していきます。
上画面内に「WHERE ARE YOU LOOKING?」とありますが、ここに地域を入力します。私の大学は「Sunshine coastのSippy Downs」というところにあったので、「Sippy Downs」と入力しました。
次に、「WHAT ARE YOU LOOKING FOR?」ですが、シェアハウスを探しているので、「Rooms」を選択します。すると、画面のさらに下の方に「Advanced filters」とあり、いろいろな条件を設定できるようになっています。
自分が希望する条件を入力し終わったら、「Search Rooms」を選択しましょう。
② 気になるシェアハウスには☆を付けていこう!
検索結果より表示された部屋を一つずつ見ていって、「いいな」と思ったら☆マークを付けてリストに保存していきましょう。
ログインしなくても☆マークを付けることができ、「Short List」に追加されていくのであとで見ることができます。
私が、チェックしていったポイントをご紹介します。
まず、「Furnished(家具付き)」であること。ベッドや机など最低限の生活用品が部屋にあるかどうかです。どんなに家賃が安くても、「Unfurnished」のところは自分で家具を購入しなければいけないので注意しましょう。
次に、「Bills included in rent(家賃に光熱費が含まれている)」であること。たまに、水道代だけ払ってとか、インターネットは含まれていない、などがあります。必ずすべての光熱費(インターネットを含む)がちゃんと家賃に含まれているかを確認しましょう。
私はこの2つだけで絞っていったのですが、他にチェックするべき項目は、「Bond」と「Minimum stay」です。
「Bond(ボンド)」は入居するときに、家賃とは別に払うデポジット(敷金)のようなものです。もし、滞在中に部屋を汚してしまったり、物を壊してしまったりしたときにはボンドから支払われます。
オーストラリアでシェアハウスするなら必ず支払わなければなりません。しかし、問題がなければ退去する時に戻ってきます。
このボンドがいくらかを確認しましょう。基本的にボンドは家賃の2.3倍が相場ですが、まれにそれ以上の額が書かれていることがあります。また、入居初回にボンド+家賃を支払わなければならないので、予算に見合うかどうかもチェックしてください。
次に「Minimum stay」は最低滞在期間です。もし、この期間内に退去した場合、ボンドは返ってきません。そのため、この項目をチェックしておくことも大切です。
③ 候補を2つにしぼってメッセージを送ろう
シェアハウスを契約する前には必ず「Inspection(内見)」が必要です。
なぜなら、詐欺の可能性があるからです。また、実際に行って見ると、写真と全く違ったり、記載されている情報と違ったりということもあるからです。
☆マークを付けた中から、気に入った物件にメッセージを送ってみましょう。
最初に紹介しましたが、「Flat Mates」の無料コンテンツでは、1度に2件しかメッセージを送信できません。また、メッセージを送るには会員登録が必要です。
メッセージの送り方は簡単です。「Message to ○○」を選択するだけです。LINEのような形式で操作しやすいと思います。
私が実際に送った文章を参考までに載せておきます。
相手から、日付の提示や家の住所などが送られてきます。ここで、心配なことがあれば質問しておきましょう。
返信は、すぐ返ってくる人もいれば、何日後という人もいますので気長に待ちましょう。
④ Inspection(内見)に行こう!
Inspectionは何件か行くのがいいです。いろんな家を見て比較しましょう。私は、2軒しか行っていませんが、友達は5軒回ったと言っていました。
2軒しか行っていない理由ですが、1件目が今住んでいるシェアハウスで、本当にいい家だったからです。一緒に見に行ってくれたホストファミリーも含め、「ここでいいんじゃないか!?」と思いました。
念のため、もう1軒見ておこうと思ってもう足を運びましたが、そこはあまりいい所じゃなかったです。(笑)
Inspectionの流れは、簡単な挨拶(自己紹介)をしたら、オーナーさんがテキパキと部屋を案内してくれます。
「あなたの部屋はここで、キッチンはここ、バスルームは…」と一通り説明があった後、質問はないかと聞かれ、質問に答えてもらったら終わりです。
「あとで(入居するかどうか)連絡するね。」と言って終わりました。
チェック項目は、まず「周辺環境」です。学校やスーパーから近いかどうか、静かかどうかなどを家に向かう前から見ていきます。
街灯があるかもチェックした方がいいです。私の家の近くに公園があるんですが、街灯が全くないので夜、そこを歩くときはスマホのライトで照らしてます。
ただ、住宅街で学生が多いので怖くはないです。
次にサイトの情報と相違がないかどうかです。家賃やボンドの確認、最低滞在期間なども確認しましょう。
また、洗濯機や冷蔵庫などがちゃんとあるかどうかも確認しておきましょう。また、これ、私が入居するまで心配していたことなんですが、食器や調理器具が使えるかどうかも確認しましょう。
今、住んでいるところは本当に充実していて、食器や調理器具は全てそろっていて(炊飯器もあるという充実さ)使い放題です。ただ、Inspectionの時に確認し忘れていて、入居するまで使って良いか分からず、最悪食器や調理器具を買わないといけないのかとても心配でした。
④ 物件が気に入ったら契約しよう!
内見も終わり、どの物件にするか決めたら、メッセージを送りましょう。
私が実際に送った文章はこちら。
相手から、入居可能の連絡が来たので、希望入居日を伝えました。
メールアドレスを教えて、必要書類を送ってもらい、必要事項を記入して送り返しました。
その後、契約書が何枚か送られてきたので、サインをして、入居日に持っていきました。
入居当日に関して
入居日は、土曜日の午前中でした。荷物は、スーツケースとリュックサックの他に、トートバックが2つほどあったのですが、ホストファミリーが車で送ってくれたのでとても助かりました。
家に着いたらオーナーさんが待っていて、そこで契約書とお金(2週間分の家賃とボンド)を渡しました。
お金なんですが、本当は入居する前に銀行に振り込む形で支払わなければなりませんでした。ただ、この時はまだ銀行を開設していなかったので、オーナーさんに頼んで当日、手渡しでお願いしました。
でも、もし可能なら最初のお金は手渡しがいいかもしれないです。銀行振込だと、もし詐欺だった場合お金が返って来ないので…。
シドニーにワーホリ出来ている日本人で、入居前に振り込んだらその日から連絡がつかなくなって、結局その家には入居できなかったという話も聞いたことがあります。
私の場合は、Inspectionもしていたのでほぼ信頼できる物件ではありましたが、実際に入居できるまではドキドキでした。日本で物件探しをしたことも無かったので、人生で初めての経験でしたし。
契約書をオーナーさんともう一度一枚一枚確認して、サインして。全てのシェアハウスの契約がそここまできちんとしているかは分かりませんが。
私の場合は、契約書の中に今の部屋の状態が書かれた紙があって、ここが傷ついているとか、ハンガーは何個あるとか…、それを自分の目で確認して、自分も記入することがあったらして(アミドに少し穴が開いているとか)、サインしました。
その後は、洗濯機や食洗器の使い方、どの棚を使っていいかとか、注意事項などを説明されて終わりました。
この日、もう一人女の人が引っ越してきて、オーナーさんが紹介してくれて、あとで一緒に買い物に行きました。私より3つ年上の韓国人で、とても英語が上手な人です。その人も大学に通っているので、いろいろ教えてもらったりして、いつも助けてもらっています。(笑)
【まとめ】 選択肢を広げて物件を探すことが大事!
シェアハウスの探し方を紹介しましたが、一番大切なことは、いろんなサイトで情報収集して、選択肢を広げることだと思います。
私は2軒しかInspectionしませんでしたが、できるのならもう数軒の見学をした方が、比較対象ができてチェックすべきポイントも見えてくるので良いと思います。
余裕をもって探すことも大事だと思います。私は、入居日の3週間くらい前からサイトで物色し始め、Inspectionに行ったのは2週間前でした。
シェアハウス1か月経過しましたが、今のところ何も問題ないです。
シェアメイトはみんな学生なんですが、生活スタイルが違いすぎてあまり会いません。
たまに料理を作っていると遭遇しますが。私のシェアメイトは会ったら、とりあえず「Hi~」と言っておけば大丈夫です。(笑)