海外の友達に日本食を振る舞おう!日本人と外国人の食文化の違いとは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

海外の友達に日本食を振る舞おう!日本人と外国人の食文化の違いとは?

公開:2019/08/27 著者:池本 美咲 2792 Views

こんにちは、みさきです。

今日のテーマは、海外の友達に日本食を食べてもらうことです。海外でできた友達との食文化の違いなど、私の経験談をシェアさせていただきます。

オーストラリアのワーキングホリデー中に、ホストファミリーに作って好評だった日本食や、海外から友達が日本に遊びに来た時に好評だった食べ物を紹介します。

 

食べ物の話題は、海外で友達を作るのに鉄板の話題です。

 

また、「日本食を作って!」とリクエストされる機会もありますので、調べずに作れるようになっておくことも留学準備にオススメです。

後半には食事のシーンで使える英会話もご紹介しています。

海外ウケする日本食は?

以下で紹介するモノは、実際にホームステイ中にファミリーに作ってあげたものです。

海外では手に入り難い食材もあったりするので、手軽に作れることがポイントです。

 

1. お好み焼き

私は関西出身なので、作れる数少ない料理のレパートリーにお好み焼きがありました。

 

手軽に作ったのですが、かなり喜んでもらえて何度も作りました。

 

ホームステイのあとはシェアハウスで生活して、韓国人、タイ人のルームメイトにも作ってあげましたが、とても喜んでいました。

ベジタリアンの友達には、肉を入れないバージョンも作ってあげました。

材料のキャベツや卵、小麦粉は現地のスーパーマーケットで調達します。

 

私が滞在したオーストラリアのパースには日本の食材を売るお店があり、お好みソースやかつおぶし、日本のマヨネーズなども購入できました。

 

最初はその食材店で買って準備していましたが、輸入されているので割高になってしまいます。最後の方には、お好みソースはバーベキューソースで、マヨネーズも現地のスーパーで売られているもので代用し、お肉が足りなくなったらベーコンで代用もしました。

珍しいのか、海外の友達は作るのをじーっと見ていました。日本にスイスから友達が来てくれた時も、お好み焼きのお店に連れて行くと、調理する様子を楽しんで見ていました

自分の好きな具を入れるのが「お好み焼き」なので、失敗が少ないのもいいところです。ソースなどで美味しく食べてもらえるお好み焼きは作るのも、日本で食べてもらうのもオススメです。

 

→ 日本にスイスから友達が家族で遊びに来た時、お好み焼き店での写真です。

 

2. 日本のルウを使ったカレー

ホストファミリーに作ってあげたのが、日本のカレーです。とても美味しそうに食べていました。

オーストラリアは移民の国なので、タイ料理レストランやインド料理レストランなど、本格的な元祖カレーを扱うお店が移民した人によってオープンされています。

ファミリーと一緒に外食した時も、何度かタイ料理屋さんに行きました。

 

何かをオーストラリア流にアレンジする食文化はあまりないので、日本流にアレンジされているカレーは珍しく感じ、余計に美味しく感じたのかもしれません。

寿司屋や鉄板焼き屋さんはオーストラリアにあっても、日本のカレー屋さんというのは見かけた事がなかったので、外食で触れる機会もないのでしょう。

料理が苦手でも具材を切って炒めて煮るだけ、と手軽なので作ってあげるのにオススメです。カレー好きな方は、日本からルウを少し持っていくのもいいかもしれません。

 

→ ホストファミリーにカレーを作ってあげて、大喜びの様子の1枚。

 

ただし、オーストラリアは食品の検疫が厳しいです。全ての食品が持ち込める訳ではありませんので注意してくださいね!

 

 

3. 手巻き寿司

友達とホームパーティーをする時などにおすすめなのが、セルフで巻いて食べる形式の手巻き寿司です。

お米を炊いて酢飯を作り、海苔をカットして、具を準備し、各自好きな具材を取って自分で巻いてもらうようにしました。

ツナ、きゅうり、レタス、アボカドなど現地のスーパーで調達して、薄焼き卵を焼いてスライスします。具の準備はこれだけでOKです。

 

ちなみに、オーストラリアの寿司屋では、寿司にスゥイートチリソースをかけたものや、なぜか照り焼きチキンを寿司の具にしているお店もありましたので、友達が好きなら準備してもいいでしょう。

ちなみに照り焼きチキンという料理はあまり日本では見かけないのですが、オーストラリアではよく見かけました。寿司と同じくらい人気があるようです。

手巻き寿司だと寿司は握れなくとも、手軽に寿司の気分を楽しめます。好き嫌いがあってもセルフなので気を使わずにすみます。

 

ただ、人によっては海苔が苦手な人もいます。

記事の後半でおにぎりについてのエピソードを紹介していますので、そちらも頭に入れておくといいでしょう。

ジャンクフードになりがちなホームパーティーでも、野菜をとることもでき、ヘルシーなのでおススメです。

 

→ 友達の家でホームパーティーの様子。

 

4. 抹茶味の食品

日本にスイスから友達が来て京都を案内した時に、友達がはまっていたのが抹茶味のものです。

カフェに入るたびに抹茶ラテを頼んだり、抹茶味のチョコのお菓子を買ったり、抹茶ソフトクリームも食べたりしていました。

 

チョコレートの美味しい国から来たスイス人も大好きな抹茶味のチョコレート。

 

抹茶味の何かを日本からお土産で持って行くと、ファミリーや友達にも喜ばれるかもしれません。

 

海外の友達が「?」となる食材は?

それでは逆に海外の友達の反応が悪かった食材は何でしょうか?

共通して言えるのが、「魚や海藻などの乾燥した食品」「魚介類の姿がそのままの食品」です。

 

1. それは何?黒いプラスチック?

日本食材を売る店で嬉しくなって買ったのが「海苔」。

語学学校に行っている時だったので、お昼におにぎりを作って海苔を巻いて持って行きました。

食べていると、フランス人の友達がギョッとしたような顔でこちらを見ています…!

 

”What are you eating? It’s like a plastic!”

と言われたのを覚えています。(笑)「黒いプラスチックみたいなものを食べるなんて!」とかなりびっくりしていました。

寿司にも使われていることを伝えると理解してくれました。

 

ヨーロッパの方では、あまり「黒い物体」を食べるという文化がないようなので、あまりにも普通にしていたことに「海外では普通ではないんだ。」と新鮮な気づきでした。

ただ、ホームパーティーで手巻き寿司を振る舞った際には好評だったので、好みは人によって別れます。寿司も食べれる人と食べれない人がいるように、人によって好みは違うところがポイントです。

ちなみにそれ以来、私のランチはサンドイッチになりました。

 

2. 魚がこっちを見てる!

日本にオーストラリア人の友達が来て、一緒に夏祭りに行った時のこと。

焼きイカを食べている人を見て、”It’s gross!!”(気持ち悪い!)と言っていました。

イカを食べるなら、切り身になっている状態で食べる習慣なので、生き物としての形がむき出しになっている様子を見て、気持ち悪くなってしまったようです。

 

ベルギー人の友達は、「日本では魚を皿の上で食べる時、顔をつけたままなんでしょう?」と聞いてきました。

「そうだよ。」と答えると、“Oh no! The fish is looking at me!” と言っていました。目玉があって、皿の上でもこっちを見ているようなのが気持ち悪いようです。

アジアでは魚介類をそのままの姿で焼いただけで食べることも多いですが、それを怖がったり気持ち悪いと思ったりする文化もあるのです。

これも人や住んでいる国によりますので、海に面してシーフードをよく食べる地域では違う場合もあります。海外の友達とシーフードを食べる時には、そんな文化もあるんだと気に留めておくといいでしょう。

 

→ ベルギー人の”Fish is looking at me!”と言った友達と撮った写真。

 

3. 匂いが気になる

お好み焼きをスイスの友達と日本で食べた時に、お好み焼き屋の店員さんが、かつおぶしをかけて食べるかを聞かれました。友達が「いらない」と答えると、店員さんは「信じられない!」という顔をしていました。

こちらも魚製品で、匂いがやはり気になる、というか慣れていないようでした。

寿司は全世界で浸透しつつある文化ですが、乾燥した魚介類や海苔などはまだまだ目新しいものになるようです。

 

かつおぶしを海外の友達と一緒に食べる機会があれば、トライして感想を言ってもらいましょう。

大丈夫な人もいますので、全員がそうでないことは頭に入れておきましょう。

 

食べ物の好き嫌いを聞く英会話

海外からお客様や友達が来て、食事に連れていく際、レストランを選ぶシーンを想定します。

レストランを選ぶ前に、好き嫌いやアレルギーを聞いておきましょう。

 

Is there anything you can’t eat?
何か食べれないものはありますか?
Any particular food you don’t eat?
食べないものは特別にありますか?
Are you allergic to something?
アレルギーはありますか?

 

アレルギーの発作が起きると大変なので、こちらも配慮しましょう。

また、ベジタリアンの人は、海外だと多くいます。

ベジタリアンの中には種類があり、卵や乳製品のみ食べる、中にはチキンのみ肉も食べるという方もいますので、食べるかどうかを確認するといいでしょう。

 

Do you eat eggs?
卵は食べますか?

 

Can you?よりも習慣として食べるという意味でDo you?を使いましょう。Can youだと小さい子に食べられるかを聞いているようなニュアンスになります。

宗教上の理由で牛肉を食べない、ということはよくありますが、食べ物以外の宗教の話には触れないでおきましょう。

メニューでどちらがいいか好みを聞く場合は、

 

Which do you prefer?
どちらがいい?

 

そのあとにメニューを説明してあげて、選んでもらいます。

メニューの説明は日本語訳できないものもあると思いますので、以下の項目を伝えてあげると伝わりやすいです。

 

・どんな食材
・材料は何
・大まかな味

 

例えば、「肉じゃが」の場合だと以下のような説明になるでしょうか。

 

It’s a boiled dish made by potatoes, carrots, onions, and meat. It is seasoned with soy sauce and sugar.

 

このように伝えると分かりやすくなります。

食べていて、例えば醤油やソースをかける時などは、それが海外の友達にとって嫌いなものではないか確認してからかけるといいです。

 

Would you mind adding soy sauce on it?
醤油それにかけてもいいかな?
Would you like bonito flake?
かつおぶしはいかが?

 

いよいよ味わってもらいました。味を聞いてみましょう。

 

How do you like it?
どう?
How was it?
(食べ終わって)どうだった?

 

気に入った場合は、もっとオススメしてあげます。

 

Would you like some more?
もう少しどう?

 

【まとめ】手軽に作れるレパートリーの用意と外国人の好みを確認!

海外の友達に日本食を作ってあげる時におすすめは、手軽に作れる料理であることがポイント。特に今回この記事で紹介した日本食はオススメです。

 

・お好み焼き
・日本のルウを使ったカレー
・手巻き寿司
・抹茶味の食品

 

海外の友達が見てびっくりする食材もあります。それらの食材が大丈夫かどうか事前に確認してあげましょう。

 

・海苔を巻いたおにぎり
・焼き魚や姿がそのままの魚介類

 

海外の友達が匂いに敏感になる食材も抑えておきましょう!

 

・魚介類を乾燥した食品

 

この記事で、留学生活がよりリアルにイメージできれば嬉しいです。

 

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