学校スタッフ直伝!留学中に英語学校をフル活用するコツ
みなさん、こんにちは。SAKIです。
語学学校で働いている時、たくさんの生徒さんに出会いました。
留学中にうまく学校のシステムを活用しているなあと思う人もいれば、学校が終わったらササッと帰宅している人もいるなど様々なタイプの留学生がいました。
多くの人が思ってる語学学校のイメージは、授業を受けに行くところ!
そう思っている留学生の皆さん。
実はそれ、とってももったいないことなんです!!
というわけで今回は、元学校スタッフが教える欧米圏の学校100%活用法をまとめてみたいと思います。
欧米圏の学費の相場はちょっぴりお高め、だからこそ…
みなさん、フィリピン留学や欧米圏に留学したことがある人ならお分かりかと思いますが、欧米圏の学費ってお財布には優しくないことが多いですよね^^;
価格が高めの語学学校で週380~400ドル、リーズナブルな学校でも週280~300ドルくらいはします。
1ヶ月にすると約10万円前後の学費を支払っているということになります。それ以外にも生活費が掛かるので、月20万円程度の出費は覚悟しなければなりません!
そう思うと、かなりの費用を学校に費やしているということがわかりますね。
欧米圏の学校はこの価格が適正価格ということで、ほとんどの学校はこのくらいの料金となります。
その代わり、フィリピン留学では経験できないようなネイティブ講師による質の高い指導や、世界中の留学生と交流ができるアクティビティを用意しているのです。
それなりの料金を払うからこそ、元学校スタッフの私は学校が用意している「あらゆる制度やメリットを活用してほしいなぁ~。」、といつも思っていました。
それでは、具体的にどのようにすれば学校を効果的に活用することができるのでしょうか?
まずは施設面をチェックし、有効活用しよう
まず基本的なサービスとしては、各学校で施設面の充実などに力を入れているところもあります。実際に学校では、どんな設備を利用できるのでしょうか?
・キッチン
まずどこの学校にも欠かせないのがキッチン。とはいえ、ほとんどの学校では火災の心配もあるため、火を使えるというわけではありません。
実際には食器を洗ったりするシンクと電子レンジ、マグカップなどが置いてあります。中にはサンドイッチを焼くことができるトースターなども。
また冷蔵庫もあると、持ってきたランチなどを入れておくこともできます。夏場の食中毒などが心配な時も安心です。毎日お弁当などを持参する人は、よく電子レンジを使っています。お昼休みは混み合うこともあるので、最低2台は欲しいものです。
・カフェやエスプレッソマシーン
学校によっては、カフェやエスプレッソマシーンを併設しているところも。特にバリスタコースを開講している学校は多いですね。
バリスタマシーンについてはバリスタコースを履修している学生のみが使用可能となっていることが基本ですが、バリスタの卵である学生さんが格安料金で飲み物を提供していることも。
「授業の合間に一息つきたい、淹れたてのコーヒーを飲みたい!」という人にとってはまさに利用しない手はありません。
・リラックスルーム
学校によって充実度が違ってくるのがこのリラックスルーム。こちらは、授業の合間や前後に留学生たちがリラックスすることができるように、ということで設置されていることも。
授業以外の時間を快適に過ごしたいという人は、リラックスルームがある学校を選ぶといいかもしれません。こういう場所で留学生同士の交流が生まれることも珍しくはありませんよ。
・自習室・コンピュータールーム
「勉強をしっかりやりたい!」という学生さんに欠かせないのが自習室。学校によっては個別に自習用のお部屋やコンピュータールームなどで課題をすることができます。
小さな学校では自習室の用意が無いこともありますが、その分普段使っている教室を自習室として解放していることもありますので、ぜひ問い合わせてみましょう。
ですが、実際には自習をする際は、自宅や近くのカフェを利用している留学生も多かったように思います。
新生活をスムーズにスタートさせる学生サポートを活用
さて、次は施設面ではなく実際のサポート面です。
多くの留学生から「こんなサポートがあったのは知らなかった!」という声も結構聞くのでまとめてみました。
・不安なことは学生サポート課に相談
どの学校にも必ずと言っていいほどあるのが学生サポート。欧米圏の学校では、Student Supportという名前で担当のスタッフが在籍しています。
この学生サポートのスタッフは、学校生活の悩みから日常生活の悩みなど幅広い悩みや問題に対応しています。
個人的なことだから…と遠慮するよりはどんどん声をかけて相談すると、問題が小さいうちに解決されるのでおすすめです。
学生サポートスタッフの対応は学校によってまちまちですが、一般的には丁寧に対応をしてくれるでしょう。
人数が多い大規模校などであれば、なかなか一人一人のサポートが難しいこともあるかもしれませんので、不安が強い人はアットホームな学校を選ぶことをおすすめします。
・トラブルや事件など緊急の場合も
学生サポートスタッフの仕事は日常生活の範囲にとどまらず、緊急時なども含まれます。
例えばですが、盗難や窃盗にあってしまった、友人関係や講師とトラブルになってしまった、などなど1人で解決することが難しい場合にも対応をしてくれます。
また、警察に行かなくてはいけないという場合でも電話で予約を取ってくれたり、手厚いところでは実際に一緒に同行してくれたりといったサポートもあります。
・宿泊先がない時は学校でホームステイをお願いできる
続いて宿泊先ですが、留学生でよくあるのがルームシェアのシェアメイトや大家さんとトラブルになり「突然家を失ってしまった!」という場合です。
その場合、早急に次の家を探す必要がありますが、実際に焦って探すとさらなるトラブルに見舞われることもありますので、その場合はまずは学生サポートに相談しましょう。
学校でホームステイ手配ができる場合は、すみやかに住居の確保をしてくれることもあります。
学校が行なっているイベントに参加しよう!
英語力アップのためには、英語に触れる時間を多く確保することが大事です。
そのため、語学学校は教室内の授業だけではなく、授業外でも英語を使う機会を作れるようにと、友達の輪を広げられるようなアクティビティ(課外活動)を企画しています。
アクティビティの参加は強制ではありませんが、時間に余裕がある限り積極的に顔を出して見ましょう。
・学校独自で行っているアクティビティ
語学学校ではアクティビティ担当スタッフがいて、様々なアクティビティを考えて用意しています。学校によって様々ですが、アクティビティをほとんど外部の団体に委託しているところもあれば、アクティビティを自分の学校で独自に考えて運営しているところもあります。
学校独自で用意されているものとしては、学校内の留学生同士の交流イベントがメインとなります。
主なものとしては留学生同士のパーティーなどの交流イベント、クリスマスやハロウィンを祝う季節ごとのイベント、または英会話や発音矯正などの勉強系のイベントもあります。
こういったイベントは学校側からアクティビティカレンダーとして配布されたり、スタッフからお知らせがあったり、SNSで告知があったりなどするため常にアンテナを張っておきましょう。
個人的に感じていることとして、イベントに参加している留学生ほど充実した学生生活を送られている印象があります。
クラス外の友達が増えるチャンスでもあるため、ぜひ積極的に参加してみてください。
・外部に委託しているアクティビティ
学校が外部に委託しているアクティビティで主なものは、旅行系が多くなります。
日帰りから週末旅行まで、留学生同士で行けるものもありますが、実際には他校の留学生や観光客なども一緒に行くことが一般的です。
また無料のものは少なく、実費で参加することになります。アクティビティの中で共有する時間が長いので、より深い関係を築くことができるでしょう。自分で旅行に行くよりも値段が安い場合が多いため、友人同士で誘い合って行くのもオススメです。
学生証を使って様々な割引やサービスを受けよう
ところでみなさん、語学学校では学生証が発行されるかと思いますが実はこの学生証、色々なところで活躍することをご存知でしたか?
例1: 近くのカフェで実は割引
留学生のみんなが知らないことNo1といえば、実は学校周辺の飲食店の割引です。語学学校はみなさんにより良いサービスを提供するために、学校周辺のカフェやファストフード店などと協定を結んで留学生の割引を行なっていることもあります。
とくに私が働いていた語学学校はメルボルンだったため、周辺にはたくさんカフェがあり、そのカフェのほとんどで10%割引が行われていました。しかし、このことを知っている留学生はごくわずか。
気になったらぜひ学校スタッフや店員さんに気軽に尋ねてみてくださいね。
例2: 美術館や博物館、観光地で割引
学割といえばやはり美術館や博物館ですよね。
ほとんどの公共施設では学割が適用され、留学生であれば割引をしてくれる場所も少なくありません。
観光地においても学生証を見せるだけで割引になることもありますので、ぜひ確認してみてくださいね。
先生にはわからないところをとことん質問しよう!
語学学校で働いていた時のことですが、生徒さんが「学校の先生を活用しきれていない!」と感じることが時々ありました。
授業を受けてそれで終わり、「さよなら!」というスタンスの生徒さんが多く、せっかく語学学校に来ているのにもったいないと思うことが多かったです。
先生の活用が上手な人は、もちろん授業内容についても必ず疑問点をどんどん聞いています。さらに自分で自習をしてわからなかった部分など、先生に熱心に質問している人は、より英語力が伸びる傾向があります。
先生というのは素晴らしい先生ほど、生徒さんの成長や熱意を楽しみにしているものです。
私も学生だった頃は、授業で学んだ内容だけではなく普段の疑問や、留学先の国の事情なども含めてどんどん質問していました。
「授業中は質問しづらい…。」という人でも、学校によっては放課後にフリークラスで先生に質問し放題、という時間を設けている学校さんも少なくありません。ぜひとも活用してみてください。
学校にいるだけで英語ができると思っている生徒さんもいますが、実際のところは学校以外でも習慣的に勉強ができる人が英語力をどんどん伸ばしていました。
実はコース変更も可能!レベルに合わせてチャレンジしよう
生徒さんの中には、思ったよりも成長スピードが早かったり、他のコースに興味が出てきたりして変更を申し出てくる人も結構います。(多くの留学生は、エージェントまかせっきりで自らコースを選んでいないという状況もあるようです。)
多くの生徒さんはコース変更ができないと思い込んでいるようですが、実はできるようになっています。
しかし、コースごとに料金を設定している学校に関しては差額の支払いがあるため、もし可能であればすべてのコースで価格が統一されている学校を選ぶといいでしょう。
コースを変更することは何ら悪いことではありません。もし希望する場合、アカデミックマネジャーや学校スタッフに相談すれば、間違いのない選択ができる可能性は高まるでしょう。
【まとめ】 やっぱり語学学校は活用すべき!
以上が徹底的に学校を活用しつつ、留学生活を有意義に過ごすコツでした。
小さいことが多いと感じるかもしれませんが、その積み重ねが1年後の留学生活に大きな差として現れてくることになります。
ぜひ、みなさんも積極的に学校をフル活用して、留学生活を楽しいものにしていってくださいね。