セカンドワーホリはいつ申請?自分の申請タイミングを見極めよう | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:ワーキングホリデー

セカンドワーホリはいつ申請?自分の申請タイミングを見極めよう

公開:2019/09/02 著者:高島 明季子 8426 Views

皆さんは、オーストラリアのセカンドワーキングホリデービザ(以下、セカンドビザ)を申請するタイミングや使うタイミングにも色々あることをご存知ですか?

 

私の場合は、1年目のワーキングホリデーとセカンドビザを繋げて利用したので、オーストラリアではトータル2年間の滞在ができます。

でも、実はセカンドビザも申請の仕方によっては違う形でセカンドビザを使うことができるんですよ!

 

ビザというのは、なかなかわかりにくい部分も多いですので、このコラムではオーストラリアのセカンドビザについて分かりやすくご紹介致します!

オーストラリアワーキングホリデービザは最大3年

そもそもワーキングホリデーとは、ワーキングホリデー協定国で「1年間働きながら滞在できますよ」というビザになります。

 

しかし、オーストラリアなら条件さえクリアしていればセカンドビザというものも利用できます。

これは、なんともう1年追加(合計2年)のオーストラリア滞在が許されたワーキングホリデービザなんですね。

 

そして、2019年からは3年目のワーキングホリデービザ(サードビザ)もスタートしましたので、条件を満たせば最長3年間の滞在が可能です!

 

→ファーストビザ、セカンドビザ、サードビザの取得条件などは、上記コラムで詳しく解説してますのでこちらもぜひチェックしてみてください。

 

オーストラリアワーキングホリデービザの申請(1年目)

まず、1年目のワーキングホリデービザ申請に必要なものをご紹介します。

 

・パスポート(有効期限が1年を切っていないもの)
・クレジットカード(本人名義でなくても可能)
・Eメールアドレス
・英文銀行残高証明(約5,000オーストラリアドル+オーストラリア出国分の航空券費用以上の残高証明が必要)

→ちなみに、英文残高証明書は2019年より前は特に提出不要となっていました。

 

オーストラリアのワーキングホリデービザは、発給上限などもなくインターネットで申請できるので、好きなタイミングで申請しやすいです。

また、審査も他国に比べると比較的早く、数日や1週間程度で発給される事が多いです。

 

ただ、申請画面は当然英語にはなりますし、一度申請してしまったら後から「すみません!あれは間違い(勘違い)でした!」と取り下げはできませんので慎重に申請をしましょう。

 

→申請前にはこうした注意点やトラブルなどもあらかじめ把握しておくと安心です。

 

ビザ申請後、無事取得できれば1年間の使用有効期限が与えられたワーキングホリデービザをゲットできます。

 

この1年間の使用有効期限があるということは、「ビザ発給日から1年以内にオーストラリアへの入国が必要」という意味でもあります。

 

要するに、ビザ取得後は「入国猶予期限が1年間」→入国後は「入国日から1年間の滞在ができる」という事なんですね。

 

ちなみにビザ申請の仕方や手続きなど、ネットでも調べれば出来ると思いますが、もし初めての留学やワーキングホリデーであれば、プロにサポートして貰うと確実で安心感があると思います。

 

もちろんビザ申請料は実費にはなりますが、留学ドットコムさんはビザ申請の手続きなども学校申し込みと一緒に無料で手伝ってくれるので、申請のハードルもグッと下がると思いますよ。

 

セカンドビザの申請(2年目)

セカンドビザは、1年目のワーホリ期間中にオーストラリア政府によって指定された地域で3ヶ月あるいは88日以上の特定分野労働(Specified Work)をすることで取得できるビザです。

 

特定分野労働の中でも一般的&人気なのは、ファームジョブといって野菜や果物などの農場で働くことです。

この条件を満たせば、もう1年間オーストラリアに滞在することができるので、オーストラリアの農場にはセカンドビザ目的のワーホリメーカーがたくさん働いているんですね。

 

→ファームの様子や特定分野労働については、こちらのコラムで詳しく解説しています!

 

→ ファームジョブを一定期間することで、セカンドビザの権利を取得できる!

 

 

セカンドビザの申請タイミング

ファームなどでセカンドビザ申請の条件を満たしていれば、あとはどのタイミングで申請するかになります。

 

セカンドビザを使って2年目のオーストラリア滞在する方法は、下記の3パターンがあるのでご紹介致します。

 

パターン1: オーストラリア滞在中に申請

これは、1年目のワーホリ期限内にセカンドビザを申請する方法です。

 

オーストラリア国内でセカンドビザを申請して政府から認可されれば、1年目が終わると同時にセカンドビザが始まります。

 

つまり、間を空けずに1年目と2年目を繋げて、2年連続でオーストラリアに滞在することになります(私が利用したパターンです)

例えば、1年目のワーホリが2020年1月1日までなら、セカンドビザは2020年1月2日から始まり、そこから1年間(2021年1月1日まで)滞在可能という形です。

 

また、基本的にセカンドビザを申請中(発給を待っている状態)であっても、ファーストワーキングホリデー期間内でしたらオーストラリアからの出入国は何度でも可能です。

ただし、オーストラリアの出国中は「セカンドビザの発給がされません=発給時にオーストラリアにいる必要がある」という部分は注意しましょう。

 

ちなみに、仮に1年目のワーホリ期間中に申請は完了したもののビザが発給される前にファーストビザが切れてしまった場合、ブリッジングビザAというビザが発行され、不法滞在扱いになることはありませんのでご安心を^^

 

ブリッジングビザAとは?

ブリッジングビザとは、「Bridge(ブリッジ)=橋」から来る通り、橋渡しするためのビザです。

 

セカンドビザの申請は、1年目のワーホリビザの期限ギリギリ(例:滞在11ヶ月と2週間など)で申請する人もいます。

つまり、移民局で審査をしている間に1年目のワーホリビザの有効期限が切れてしまうケースもあるので、セカンドビザが降りるまでの期間を滞在可能にしてくれる橋渡し的なビザなんです。

 

また、セカンドビザは、申請して数秒で降りたという人もいます。

これはビザを申請する人数が多いことから、移民局は自動システムを導入しているようで、申請内容に問題がなければ即座に下りたという運が良いケースです。

 

ちなみに、ワーホリビザに限らず、学生ビザも同様に数秒でビザが下りるケースもあったりします。

断言はできませんが、こうした場合は移民局の人間による審査はしていないと思われます。(数秒で審査できるはずないので!)

 

一方、申請のタイミングによっては、移民局の担当が1件1件審査に目を通している時もあり、また申請内容に不備がある場合は人間による審査へ回されます。

 

その場合、ビザが発給されるまでに2~3ヶ月あるいは半年以上待つ場合もあり、そういった人たちが不法滞在とならないためにブリッジングビザが存在します。

 

ブリッジングビザについては、基本的に政府から自動的に発行されるので、申請時が1年目のワーホリが終わるギリギリのタイミングであったとしても、何か自分で手続きする必要はなく、このブリッジングビザの申請料金などもかかりません。

 

さらにブリッジングビザA期間中であっても制限なく働くことが出来るので、ワーホリビザの時同様の生活が続けられます。

 

ただし、ここで注意することが1点あります。

 

たとえセカンドビザが下りた日が1年目のワーホリが終わった半年後であっても、滞在期間は1年目のビザが終わった次の日からカウントされていることになります。(図1参照)

 

ブリッジングビザAは、オーストラリアにビザの申請中でも滞在を認めてくれているだけのビザなので、ブリッジングビザA+セカンドビザの期間が滞在できるというわけではありません

 

図1: オーストラリア滞在中に申請した場合の流れ

 

ちなみに、ワーホリの期限が切れてしまったら、このパターン1での申請は出来ません。

1年目と2年目を繋げて滞在したい場合は、必ず1年目のオーストラリアに滞在中に申請してください。

 

またブリッジングビザA期間中は、オーストラリアから出国することができません。

 

これはセカンドビザ申請中で、かつ1年目のワーホリの期間が過ぎてしまってブリッジングビザAで滞在している場合、セカンドビザが降りるまでオーストラリア国内に滞在していることが、ブリッジングビザAの滞在条件となるためです。

 

しかし、ご安心ください!

セカンドビザを申請中にオーストラリア国外に出たい人のためにブリッジングビザBというビザがあります。

 

ブリッジングビザBとは?

ブリッジングビザBとは、ブリッジングビザAを持っている人を対象に、止むを得ない理由によりオーストラリアから一時出国することを許可されたビザです。

このブリッジングビザBの申請しておかないと、オーストラリアに再入国はできず、セカンドビザの申請も無効になってしまいます。

 

さらにブリッジングビザAとは違って、ブリッジングビザBは手続きが必要で期限は最長3ヶ月、申請料もかかるので極力避けましょう。

 

しかし、私はこのブリッジングビザBを使いました

1年目のワーホリビザが切れる少し前に日本へ一時帰国の予定をしていて、すでに航空券を買っていました。

そして、海外旅行をして、オーストラリアへ戻ってくる予定だったのです。

 

セカンドビザの申請は、2ヶ月ほど前にしていて、すぐ認可が下りるものだと思っていたら、待てど暮らせど発給連絡がありません…。

 

もちろんブリッジングビザAは発行されているので、オーストラリアになら問題なく滞在できますが、国外に出るとなるとブリッジングビザBを申請しなければならなかったのです!

 

ブリッジングビザBは申請後24時間で下りると聞きましたが、確実ではないので申請したい方は余裕をもって申請した方がいいと思います。

 

ここで注意するポイントは、ブリッジングビザBは最大3ヶ月間有効となっていますが、「この3ヶ月の間に自分の気分でいつでも戻っていい」というわけではありません。

 

なぜならブリッジングビザBを申請する時にオーストラリアに戻って来る日を記入する必要があるためです。

移民局の方でオーストラリアへの帰国日に多少余分の日数はくっつけてくれますが、基本的にブリッジングビザBは「オーストラリアの出国~オーストラリア入国の期間分だけ」のビザとなります。

 

そして、このブリッジングビザBが有効なのはブリッジングビザA同様、1年目のワーホリが終わった日から有効となります。

 

この辺がとてもややこしいのですが、ブリッジングビザBを申請して認可された時はまだワーホリ期間中なので政府から発行されたPDFファイルには、ワーキングホリデーが有効(Active)になっていてブリッジングビザBは無効(Not Active)の状態です。

 

→ 1年目のワーホリビザがActiveで、ブリッジングビザBはNot Activeになってる。

 

しかし、オーストラリア以外の国からオーストラリアへ出国手続きを空港で行う時には、1年目のワーホリ期間が終了してブリッジングビザBが有効のはずですが、発行されたPDFファイルには無効と記載されたままです。

枠の下に「When will my Bridging visa become active?」と説明文は載っていますが、このPDFファイルを見せてもなかなか理解してもらえないので、状況を説明する必要があります。

 

日本のチケットカウンターならまだ事情を日本語で説明出来ますが、海外のチケットカウンターとなると英語で説明するのが難しいのです。

また、海外のチケットカウンターのスタッフにとっても、このブリッジングビザBは馴染みのないビザなので、理解してもらえなかったりする可能性があります^^;

 

そのため、やはりセカンドビザ申請中は、極力オーストラリアから出国することを避けた方が無難ですね。

 

パターン2: 日本から申請し、セカンドビザ取得後すぐ入国

パターン2は、通常のワーホリの人と同様に1年経ったらいったん日本へ帰国するパターンです。

日本に戻ったら、自分の好きなタイミングでセカンドビザを申請、取得。

そして、ビザが取れ次第オーストラリアへ入国するという流れです。

 

このパターン2のセカンドビザ有効期限は、ファーストビザと同じようにオーストラリア政府からセカンドビザの認可が下り次第、まず使用有効期限が1年発行。

そして、その使用有効期限以内にオーストラリアに入国をして、その入国日から1年間滞在可能という形になります。

 

ビザの発給タイミングは移民局の気分次第ですので、2~3カ月、場合によっては数ヶ月待つ人も多いです。

そのため、予定が狂わないように日本から申請する場合には、「余裕を持って申請」することをお勧めします。

 

この場合、ブリッジングビザはありませんので、セカンドビザの認可が下りるまで日本で待たないといけないからです。

つまり、1年目のワーホリビザと同じ感じですね。

 

パターン3: 期間をあけて日本から申請

こちらもパターン2と同様、いったん日本へ戻ってからビザを申請するという形になるのですが、パターン2と違うのは「期間をだいぶあけてから申請する」という部分です。

 

これはセカンドワーキングホリデービザは、申請の条件(特定分野労働や年齢)をクリアしていればいつでも申請が可能なためです。

 

つまり、ワーキングホリデーの年齢制限である30歳(31歳の誕生日を迎える前)までにセカンドビザを申請&取得して1年の使用有効期限以内にオーストラリアへ入国すれば良いんです。

 

例えば、「日本帰国後、ちょっと今すぐにはオーストラリアに行く予定がないけど、また30歳直前くらいにセカンドワーホリしたいな!」という事も全然可能なんですね。

 

つまり、下記のように年齢制限ギリギリのタイミングでセカンドビザ取得を行えば、5年や6年のような期間が空いていたとしても、セカンドビザを使えるのです。(図2参照)

 

図2: セカンドワーホリを30歳の間に申請すれば1年の使用有効期限が貰えますので、その期間内にオーストラリアへ入国すればOK!(申請後や滞在中に31歳になっていてもOK)

 

しかし、ここで注意するポイントは、1年目のワーホリビザの有効期限が残っている状態で日本へ帰国し、セカンドビザを申請した場合、認可された時点で1年目のワーキングホリデーが何日間残っていようが終了してしまうという部分です。

 

オーストラリアへ入国した時点でセカンドビザが有効になって、その日から1年間の滞在になるので、残っていたファーストビザの日数合算はできません。

 

自分の好きなタイミングでビザ申請しよう!

上記のように、セカンドビザを申請するタイミングもパターンがあり、自分のタイミングでオーストラリアに滞在することができます。

ややこしい面もありますが、大体のパターンを把握していたら自分の都合にあったプランが立てやすいですよね。

 

パターン1の方法で行う場合は、ファームジョブもそうですがビザの申請などあまりギリギリにならないことをお勧めします。

 

自分が思っていたよりも、セカンドビザの認可が下りるのが遅くて焦ってしまったりすることもあるので…。

また、どんなにしっかり時間に余裕を持って申請していても、予期せず何か起こる場合は必ずあります!

そして、申請時に「急遽日本へ帰らなければならない状況になってしまった!」という可能性も十分あり得ます。

 

そのため、ブリッジングビザというシステムがあるということを知っておくだけでもいいのではないかと思います。

 

また、パターン2とパターン3の方法では、早かれ遅かれビザが取れれば好きなタイミングでオーストラリアに行くことができますね。

 

私のセカンドビザ取得、ブリッジングビザBの取得体験談が少しでもご参考になれば幸いです^^

 

※ビザ条件やルールは予告なく変更されますので、最新の情報は必ずご自身でチェックしていきましょう!

 

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