実録!留学中に起こりえる犯罪と、身を守る方法を紹介します
みなさんこんにちは!SAKIです。
私はスペイン、フィリピンとオーストリアなど様々な国へ滞在しました。
これから留学するみなさんや、今すでに留学しているみなさんには、絶対に読んで欲しいと思ったので今回治安対策についてまとめることにしました。
私自身危ない目にあったこともたくさんありますし、周りの人から話を聞いて改めて、「やっぱり海外生活って怖いなぁ…。」と思うエピソードもたくさん知っています。
海外は気が緩みがちなので、ぜひ留学やワーホリを考えている人は読んでみてください。
海外犯罪① 窃盗・盗難
海外で最も被害の多い犯罪といえばこれ、窃盗や盗難です。
海外留学をしていた人であれば、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?ちなみに筆者は留学経験が多いほうですが、実際モノを盗まれた回数は数知れず。
一番大きかったのは、カメラですかね。スペイン留学中、デジカメを使っていたのですが気が付いたらなくなっていました。スペインは本当にスリが多かったので、どこかで油断したときに持っていかれたのでしょう。
幸い私はそのくらいで済みましたが、友人の話では財布ごとなくなったとか、トイレに行っているすきにカバンごとなくなったとか、語学学校のクラスメイトに文房具を盗まれるなど驚くほど様々です。
ちなみに最新の日本製の高級ボールペンを授業の休み時間に盗まれた人もいました。(笑)
盗難やスリを防止するためにまず大事なことは、鍵のかかっていないロッカーを使用しない、大事な貴重品などからは目を離さないということが大事です。
また、スリに関しては集団で近づくプロフェッショナルまで存在しますので、なるべく人気のないところを避け、お祭りやイベントで人が集まる場所に行くときは前掛けのショルダーバッグなどを使い目の届くところに貴重品を置いておくようにしましょう。
カフェなどで多いのですが、トイレに立った隙にパソコンを盗まれることもありますので、本当に盗まれたくないものは肌身離さす身に着けてください。
ちなみに、オーストラリアでカフェに行ったときは、隣の知らない人が席を立つ際に私に対して「この荷物見てもらってていい?」と頼んでくる外国人も多かったです。
見るからに善良そうな人にお願いするのもありですが、すべて自己責任で…。
海外犯罪② 強盗・恐喝
先ほどスリや窃盗について言及しましたが、もっと怖いのが強盗・恐喝。
ここまでくるとあまり友人などからも話は聞きませんが、、、、と言いたいところですが実は結構あります。というか、私オーストラリアで3回恐喝にあいました。(涙)
しかも白昼堂々とです。普通に道を歩いていたら、黒人10名くらいに囲まれてお金を出せと言われ、そのときは死を覚悟しました。(が、なぜか運がよく、先方の気が変わりどこかへ行ってしまった。)
「先進国だから安全だろう。」と思っている人も多いかもしれません。
しかし、実際には恐喝や強盗事件は圧倒的に日本より多いのが現実です。
特に強盗に関しては相手が銃を持っている場合もあり、危険を伴います。
強盗を防ぐ方法ですが、まずは第一に治安の悪い地域に決して近づかないこと。そして、一人でうろうろしないことです。
人通りが多い場所であれば誰かが通報してくれるかも知れませんが、路地裏などに入り込んでしまった場合はどうなるかわかりません。
実際に私の友人は夕方くらいにスペインの道を歩いていただけで、後ろから二人組に羽交い絞めにされ気絶。そのまま気が付いたら、すべての荷物がなくなっていた…というパターンでした。
海外にはどんな人が住んでいるのか、その人たちがどのような生活を送っているのかはピンキリです。だからこそ、常に警戒しながら行動しましょう。
また、相手が凶器を持っており、お金を要求された場合は素直に応じましょう。
間違っても抵抗しないこと。怪我を負わされるリスクがあることはもちろん、最悪殺人に発展でもしたら最悪な結末です。
あなたの命が、ちょっとしたお金で救えるのなら安いものです。
海外犯罪③ ストーカー
「海外留学中にストーカー!?」と思われるかもしれませんが、意外とよくあることも。
と言うのも、海外には世界中からきている人が住んでいます。
それぞれの国の文化や傾向によっては、恋愛に対する考えが大きく違うのです。
比較的日本人の恋愛というのはあっさりしたものが多く、そこまで大きな事件などに発展することはないのですが、問題なのは外国人と交際をしている人です。
近年、某国に留学していた日本人女性留学生が交際相手と会った直後から連絡が取れなくなり、今も行方不明になっている…という痛ましい事件も記憶に新しいでしょう。
特に、ラテン系の国などの恋愛に情熱的な人たち、中東など男女の意識に大きなギャップを持つ人たちなどもいますので、交際する際は十分に気を付けることが必要です。
実際に某国の男性と付き合っている日本女性は、異性の友人と出かけると交際相手の男性が怒り狂って歯止めが利かなくなるため、「夜はどこにも出かけられない…。」という話もよく聞きます。
別れ話のもつれや、一方的に好意を持たれて逆恨みをされるなど何が起こるかわかりません。
それぞれの国の文化を尊重しつつも、外国人と交際をする際は十分に気を付けておく必要があるでしょう。
万が一被害にあってしまった場合は、現地の警察に相談し、できる限り友人に家まで送ってもらうなど対策を万全に行ってください。
最悪、誰にも何も告げずに他都市に引っ越しするか、早期帰国も覚悟しなければなりません。
最悪、日本まで追って来る可能性も否定できません。そのため、交際中に日本の実家の連絡先を教えない方が良いかも知れません。
海外犯罪④ 暴力行為、性犯罪
続いて、意外と身近にある犯罪ですが、暴力行為や性犯罪も気を付けるべきポイントです。
「暴力行為って!?」という疑問がわくかもしれませんが、実は私が住んでいたオーストラリアでは結構頻繁に起こっていました。
海外ではマリファナが横行していることもあり、麻薬中毒やラリっている人が普通に歩いていることも珍しくありません。
というか、私の住んでいた家のオーナーが麻薬中毒で、暴力的な行為にでることもありました。そんな人と数週間一緒の家に住まざるを得ませんでしたが、毎日眠るのが怖かったです…。
知り合いの話では、普通に電車に乗っていただけなのにいきなり知らない人に殴られた…という人も。日本、海外問わずですが、道行くすべての人の精神状態が正常なわけではありません。
また、ニュースでは毎日決まった時間帯に出没する連続婦女暴行犯や、帰宅途中の女子大生がレイプされ、そのまま殺されてしまった事件など痛ましい事件もありました。
幸いにも私の友人には、そのような被害にあった人はいませんでした。
しかし、「家のオーナーにセクハラをされそうになった!」などの話はちょくちょくありました。注意すべきは、外の世界だけではないので、一緒に住む同居人も注意が必要です。
一番犯罪が起きやすい時間帯は、夜の時間帯です。特に20時以降になると、歩行者の数も一気に少なくなります。夜遅い時間に歩かない、様子のおかしな人がいればすぐに逃げるなど、常に警戒してください。
海外犯罪④ 詐欺被害
日本人が最もあう確率が高そうなのが詐欺です。
というのも、日本人は人を信用しやすいという傾向にあるため、詐欺にあってしまう人は結構いました。
とくにシェアハウスの詐欺被害がほとんどでした。
ある知人は、インターネットで素敵な家の募集を見つけ、「早速入居したい!」と思い、家のオーナーに連絡。
オーナーは仕事で今海外にいるから、「お金を振り込んだら、代理人から鍵を受け取ってくれないか?」と持ち掛けてきます。
こう来たらもうほぼ詐欺です。(笑)私はこれを「海外で働いているオーナー詐欺」と呼んでもいいんじゃないかと思うくらい一般的に聞く話です。
その知人は素直にお金(約5万円)を振り込み、その瞬間からオーナーとも代理人とも連絡が取れず…。実際にシェアハウスの住所を調べてみると、何もない更地だった…というパターンです。
このケースは非常に多く、現地の警察も「またか…。」と言いつつ、あまり真摯に対応はしてくれなかったようです。
あまりにも被害に遭う留学生が多いため、「これからは気を付けて下さい。」と言われ終わったそうです。
また、ボンド詐欺も良く聞きます。
ボンドとは、日本でいうと敷金にあたるもので、シェハウスに入居する際、家賃とは別に2~3週間分の家賃をボンドとして支払います。このボンドは、何も無ければシェアハウスを退去する際に返金されるものです。
その、戻ってくるはずのお金をオーナーが返さず、そのまま家を追い出されるというケースも頻発しています。立場の弱い留学生を狙った詐欺はかなり多いのです。
シェアハウスの契約をする際は、直接物件を見学し、実際にオーナー本人に会い、領収書を貰うなどの証拠を残す、契約書をきっちり作成する、現金のやり取りをしないなど徹底しましょう。
【まとめ】 警戒しすぎることはないけれど…
以上のように、筆者自身も体験し、今まで周囲で見て聞いてきた犯罪被害をご紹介させていただきました。
気を付けて行動していれば防げるトラブルも多いので、これを見て怖がりすぎる必要はありません。油断していると、このような事件もあることを頭の片隅に入れておく程度で良いと思います。
個人的にはみなさんには本当に気を付けて、安全な留学生活を送ってもらいたいと思っています。
盗難被害や事故などについては保険会社で保証を行っていることもありますので、海外留学をする前には必ず海外旅行保険に加入するなどセーフティーネットはあったほうがいいでしょう。
みなさんが犯罪とは無縁な楽しい留学生活を送ることができるよう、応援しています!