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知らないことだらけ!?オーストラリアのカフェ事情と豆知識

公開:2019/09/24 著者:浅倉 沙紀 3264 Views

こんにちは!SAKIです。

筆者は現在日本在住ですが、オーストラリアから戻ってきて驚いたことが数多くあります。

 

その最も大きな違いは、日本のカフェは圧倒的にチェーン店(スタバやタリーズ、ドトールなど)が多いことでした。

 

ショッピングモールにチェーンのカフェがあることは全く違和感がありませんが、道を歩いていても見かけるカフェのほとんどがチェーン店であり、しかもそこに多くの行列ができていることも…。

「スタバって、日本でこんなに人気があったの!?」と驚かされたものです。

一方、オーストラリア(メルボルン)ではスターバックスに好んで行く人はほとんどいません。

 

例えば、長時間作業がしたいとか、勉強したいとかであれば選択肢の中に入ってくるかもしれませんが、友達とおしゃべりしる時や美味しいコーヒーを求めている時に「スターバックスに行こう!」という選択肢はほぼありえないと断言できます。(笑)

もちろんスターバックスはどこにでもあり、価格もまあまあで、味もそこそこ美味しいので私もよく利用していますが、メルボルンにいた時はほとんど行くことはありませんでした。

というのも納得の理由があり、実はスターバックス、2018年にオーストラリアから事業撤退しているのです。

 

※スタバは2014年以降から直営店の運営権を地元企業に売却しており、スターバックスの店舗はオーストラリア国内で営業はしてますが、現存する店舗は直営店ではありません。

 

それほどメルボルンの人々はチェーン店でコーヒーを飲むよりも、地元の美味しい個人店でコーヒーを楽しみたいという傾向にあるようです。

 

とか書いてるわたしですが、スタバの個人会員として日々ポイントを貯めております。だって、日本はどこにでもスタバあるんだもん…。(笑)

実際に、私もメルボルン中を歩いているといくつも個人が経営しているカフェがあり、それぞれ違った雰囲気やインテリアでお店を運営しているため、いつも新しいカフェを開拓するのがとても楽しみでした。

今回は、そんなオーストラリアのカフェについての豆知識をいくつかお伝えしたいと思います♪

メニューはいちいち見ないのがメルボルン流!?

さて、実際にメルボルンへ行って驚いたことはまだまだあります。それは時々、お店でドリンクのメニューがないこと。(笑)

「こんなんでどうやってオーダーしてるんだ!」と思いますよね?

最近は流石に、観光客も多いため親切にメニューを出してくれますが、忙しい時間などにカウンターでオーダーする際にメニューがないこともありました。しかも、私の友人がメルボルンに遊びに来た時にそういうカフェに行ってしまい、友人を戸惑わせてしまったことも。

 

実際にはメルボルンのカフェは、あまり変則的なメニューが無いので地元の人はだいたいどんなドリンクがあるか把握しているんですね。

 

よくありがちなのが、日本人留学生が初めてカフェに行った時に「コーヒーください!」と言って店員さんから「うん、で、なんのコーヒー?」と聞き返されるパターンです。

オーストラリア人は、コーヒーの中にいろいろな種類があるというのが前提としてあるため、ブラックコーヒーが欲しい場合はLong Black(ロングブラック)、と詳細にオーダーする必要があります。

他にオーストラリアの定番メニューとしては、以下の種類があります。

 

・(カフェ)ラテ
・エスプレッソ
・マキアート
・カプチーノ
・モカ
・アフォガード

 

中でもFlat White(フラットホワイト)という種類のエスプレッソとミルクを混ぜたドリンクは、オーストラリア発祥のコーヒーなのでぜひ飲んでみてください。

 

きっとクリーミーなミルクとほんのり苦いエスプレッソがクセになるはずです。

オーストラリア人の中にはほとんど毎日コーヒーを飲む人が多いため、だいたい自分の飲みたいものは固定で決まっています。

そのため、カフェで働いている友人はあのおじさんはカプチーノ、あのお姉さんはフラットホワイト、と覚えてしまっているそうです。

 

カスタマイズは自由自在!?フレキシブルな対応も◎

メルボルンで特に多いのが、ドリンクをお客さんに合わせてカスタマイズしてくれるカフェです。

 

というのも、オーストラリア人は健康志向が特に高いのでミルクはアーモンドミルクや豆乳がいい、カフェインは無しで、などなど様々な要望を持っています。

 

こういった健康志向が高い人、アレルギーを持っている人、そしてビーガンやベジタリアンの人に合わせてくれるのもオーストラリアのカフェのすごいところかもしれません。

また、時間が来てしまったので店を出なくてはいけない、でもまだ店内で飲んでいた「コーヒーが余っている!」という場合にもお願いすれば快くテイクアウトカップに入れて持ち帰らせてくれるのです。

 

※ちなみにオーストラリアでは、テイクアウトではなくテイクアウェイという表現を使います。

 

何かお願いをした際に、できる限りの対応をしてくれるのがオーストラリアのカフェのフレキシブルなところであり、カフェ文化の強い地域ならではの良いところですね。

ちなみに筆者は日本で同じことをした際に普通に断られ、泣く泣く8割残っていた飲み物をゴミ箱に捨てることになりました。

こういった意味では、余裕がある時はフレキシブルな対応をしてくれるオーストラリアのカフェはいいなと思います。

 

お水はちゃんと無料で出してくれます

日本の良いところといえば、どこの飲食店に行っても無料でお水が出てくることですよね。

実はこれ、オーストラリアでも最近はお水が普通に出てくるようになりました。というか、大きな水のボトルが置かれてあって自由に飲むことができます。

こちらの無料のお水はTap water(タップ・ウォーター)と呼ばれ、結局は水道水なのですがお店によってはレモン水として出してくれるところもあります。

 

高級レストランなどでは最初から飲み物を飲む前提でオーダーを取るので、無料のお水は出てこないことが多いようです。

もしカフェに行って無料のお水がなかった場合は、遠慮なく聞いてみても大丈夫ですよ。

大体のお店は快くお水を出してくれるでしょう。

 

気になるメルボルンカフェの価格事情

「オーストラリアといえば物価が高い!」という印象があるかと思いますが、まさにその通りです。(笑) 外食するとしてもファーストフードでも確実に千円は飛んでしまうので、あまりお財布に優しくないとも言えるでしょう。

特にカフェは、実際には娯楽費、贅沢の部類に入るため価格もそれなりです。

コーヒーは買う人が多いため、300円くらいで美味しいものが飲めるのですが、お食事についてはワンプレートで2,000円前後になることは普通です。

 

例えばですが、一人でカフェに入って、コーヒーと食事をオーダーした場合。
・フラットホワイト: 一杯4ドル(300円前後)
・エッグベネディクト: 20ドル(1,500円前後)

 

このように、普通にお昼ご飯を食べると1,800円くらいにはなります。

カフェご飯なので男性には物足りないレベルにはなりますが、味としては見た目もこだわっており、そのくらいはするだろうなと納得することもあります。

 

→ オーストラリアのカフェは洒落た食事が多く、値段が高いのも致し方ないと納得してしまう部分もあります。

 

オーストラリアのカフェメニューはかなりクリエイティブなものが多く、実際に見たことのないような料理や、予想のできない味のものが多くあります。

 

こだわりが強い料理を提供していることもあり、ここまで強気な値段をつけているとも言えるでしょう。

ちなみに、人件費もかなり高いので、キッチンで働くと時給25~35ドルくらい貰える職場もあります。

 

オージーっ子のカフェ時間の使い方

日本でカフェに行くと、ゆっくり読書をしたり、友達と長居したり、勉強をしたり…ということもあるかと思います。

しかし、オーストラリアのカフェは意外にも回転率が高く、お客さんのほとんどは1時間以上長居しません。また、長居するお客さんに対して、あまり良く思わないということもあります。

 

実際に、私もカフェに行った場合によく起こるのが、「まだカップやお皿に食べ物や飲み物があるにもかかわらず、下げてもいい?」と聞かれることです。

 

また、食べ終わったお皿などは間髪入れず下げられてしまうので、長居しづらい雰囲気があると言えます。

オーストラリア人も「コーヒーをさっと飲みにいこう。」というスタンスなので、コーヒー1杯で2~3時間粘るということもほとんどないようです。

 

もしあなたがオーストラリアのカフェで勉強をしたい、長居したい場合はチェーン店へ行くことをオススメします。

 

チェーン店であればそこまで言われることはないため、実際にオーストラリアにいる留学生は放課後に図書館かスタバで勉強していました。

スタバは留学生が多く、色々な国籍の人もいます。特に日本人と韓国人はスタバに集う傾向にあったように思います。

とは言っても、長居する場合は何かを追加注文するなど、お店側への配慮を忘れないようにしましょう。

 

これはだけは押さえて!カフェのマナー

オーストラリアでカフェに行く際のマナーは日本ほど厳しくありません。実際にはルールがないのがルールとも言えますが、これだけは守ったほうがいいというもの。

 

それは、「挨拶をする。」というルール。

 

日本の接客といえばマニュアルで決まったことをスラスラと流れるように言うというのが一般的です。しかし、オーストラリアではマニュアル化して淡々とお客さんをさばくというよりは、店員さんがストレスなく個人として働いていることを尊重するというのがオーストラリア流。

つまり、店員さんをただの店員さんとして扱うのではなく、個人としてリスペクトをするというのがマナーかもしれません。

日本でよく見る光景として、何か注文をしたらあとは知らんぷり、返事もしない、イヤフォンをつけっぱなしで目を見ずに必要事項だけ話すというお客さんが多いように思います。これは、オーストラリアではあまり受け入れられる態度とは言えません。

 

注文する際には必ず挨拶をする。 ”Hi!” などの簡単な挨拶でも構いません。

相手の目を見て話をする、ドリンクをもらったら必ず「ありがとう。」と言うなど、人として当たり前のことをしていれば大丈夫です。

また忘れがちなのですが、お店を出る時にも「Thank you!」と言って出る人がほとんどです。

 

店員さんだから色々サービスしてもらって当たり前、と思うのではなく、感謝の念を積極的に表すようにしましょう。

 

子連れでもウェルカム!なカフェ文化

Babycchino(ベビチーノ)という言葉をご存知でしょうか?実はこれ、赤ちゃんや子供用にカフェ側がサービスでくれる飲み物のことです。

これは、ただミルクをあわ立ててくれたものです。お店によっては無料で提供していることもあれば、1ドルなど安価で出しているところもあります。

日本人からすると、カフェはゆっくりする場所だから子連れなんて…と思う人もいるかもしれませんが、オーストラリアではよく小さい子を連れてカフェでくつろいでいるお母さんやお父さんをたくさん見ました。

 

子供も小さなカップでミルクを飲んでいるところは大変かわいらしく、ほのぼのしますよね。

カフェのソファ席でお母さんは朝からコーヒーを飲みながら新聞を読み、その横で赤ちゃんはゴロゴロしたりスヤスヤ眠っていたり。

子連れでも自然とカフェに溶け込んでいる光景は、とても良いなあと思いました。

 

閉店時間には気をつけて

オーストラリアのカフェで気を付けて欲しいことの1つが、閉店時間や定休日です。土日も普通に開いているだろう…と行ってみたものの閉まっていた!ということがよくあります。(笑)

特にオーストラリアは、土日祝日に働いてもらう場合はダブルペイ制度といい、普段のお給料の倍くらいもらえる法律があるくらいなので、そもそもお店を開けないというカフェも。

 

人気のカフェなどであればほぼ土日は開いていますが、平日でも16時か17時には閉まってしまうのが一般的です。

 

そのため、行きたいカフェは必ず早めに行くようにしましょう。

ちなみに、スタバなどのチェーン店は夜遅くまであいていますので、土日や夕方以降の利用はコチラを利用することになるでしょう。

 

【まとめ】 メルボルンに来たらカフェは絶対行こう!

以上がオーストラリアのカフェ事情&豆知識でした!

オーストラリアではカフェ文化が強く根付いているため、みんなが美味しいコーヒーを楽しむカルチャーがあります。

 

特にメルボルンはカフェの街と呼ばれるくらい、カフェ文化で有名な都市です。

 

メルボルンに来て、地元のカフェを楽しまないで帰国するのは、大変勿体ない!

是非皆さんも、オーストラリア留学した際は、地元のカフェにチャレンジしてみてくださいね!

次回は、メルボルンで絶対に行くべきカフェについてまとめたいと思います。お楽しみに☆

 

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