交通ルールは日本と同じ?!メルボルンで自転車に乗ってみた! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

交通ルールは日本と同じ?!メルボルンで自転車に乗ってみた!

公開:2019/10/12 著者:堀川 真由美 2400 Views

こんにちは!マユミです!!

公共交通機関が整っているメルボルンですが、少し郊外に出ると案外活躍してくれるのが自転車です。私も働き先への移動手段をバスから自転車に変更したところです。

と言うわけで、皆さんとメルボルンの自転車のルール等をシェアしたいと思います。基本的なルールですが、ルールを守らないとペナルティが発生する場合もありますので一緒に押さえておきましょう。

自転車のメリット

私が通勤方法を自転車に変えて良かったなと思うところは以下の通り。

 

・タイムテーブルの遅れにヤキモキする事がなくなった。
・バスを待つロスタイムがなくなった。
・交通費がかからなくなった。
・運動量が増えて健康的。

 

ということで、個人的には良いこと尽くしの自転車通勤です。

 

自転車の購入方法

ラッキーなことに私は自転車をオーナーから貸してもらえました。なので実際の購入の流れは今回お伝えできません。

ですが話を聞くところ、どうやら伝言ネットなどのクラシファイド、eBayやGumtreeのサイトや、中古ショップが安く買えるのでオススメと知り合いから話を聞きました。他にはKmartや BigWでも新品が比較的安く購入できますよ。

不要になれば同じようにオンラインサイトで売りに出してしまいましょう。案外元が取れちゃいます。上手くいけば買った時より高値で売れることも!

 

→ 日本ではあり得ないが、放置自転車を拾うというのも手のひとつ…?

 

自転車走行の際に必要なアイテム

自転車に乗るためには最低限の装備が必要です。もし以下の装備がない場合、罰金を支払うことになりますので、ここはきちんと確認しておきましょう。

 

・ヘルメット

ヘルメットの着用は義務つけられています。ヘルメットを着用せずに自転車を走行した場合、罰金 $207が発生します。ちなみに、ヘルメットの値段が一番安いのはメルボルンシティと言う話です。(笑)

 

・ライト

ライトとリフレクター(反射板)を装備すること。ライトは最低でも200m先から確認できるものが条件です。

点灯(steady)または点滅(flashing)タイプのホワイトライトをフロント部分に。同じく、点灯(steady)または点滅(flashing)タイプのレッドライトをバック部分に装備すること。

さらにリフレクターに関しては50m先からでも見えるレッドのリフレクターをバック部分に装備すること。

 

自転車屋さんのライトはやはり高価です。BigW等で安いものがあるので、そちらで十分かと思います。

車の横を自転車で走行するわけですが、車は結構なスピードを出してきます。きちんと車のドライバーから存在が確認できるようにしておくのが身の安全確保のためですね。

 

→ 様々なライトが売られている。

 

・ロック

自転車が盗難にあった話はチラホラ聞きます。盗難防止の為には、やはり2ロックがベターです。因みにチェーンタイプより、U字タイプの方が強度は強く壊されにくいので良いですよ。

 

→ ロックはU字式のものがお勧め。

 

・ブレーキ

最低でも一つ。

 

・ベル

または、ベルに相応するもの。

 

・保険

加入は絶対ではありませんが入っておくと安心。日本でも自転車の保険加入は盛んですよね。

 

自転車走行の際のルール

メルボルンはビクトリア州の管轄ですので、ビクトリア州のルールに準じます。

 

・特別な指示標識がない限り、車道を走ることができる。

・バイクレーンがあればバイクレーンを必ず使う事。バスレーンも禁止されていない限り使用可能。 ちなみにグリーンのバイクレーンは、危険エリアを表します。

・歩行者とのシェアロードについては、歩行者が優先で左側通行のこと。追い越しの場合は警笛を鳴らし、スピードを落とすこと。

 

→ シェアロードでは歩行者優先の左側通行。

 

・歩行者用通路は走行不可。自転車の通行可能の表示がある場合は走行可能。ただし12歳以下はその限りではない。

・標識、止まれ標識、赤信号を守ること。

・二人乗りをしない。(乗れるようにデザインされた自転車は可能。全員が座れること。)

・Bike trailers(バイク用の荷台)は16歳上が使用可能。また載せられるのは10歳以下の子供でヘルメットを着用のこと。

・右折の際は手信号を出すこと。左折の際は絶対ではない。

・乗ってる時は前を向いて、片手は最低でもいつでもハンドルを掴んでいること。

・渋滞をすり抜けない。真っ直ぐ進むこと。

・レーンを変えるとき、曲がるときは、クリアに手信号をだすこと。

・ドライバーから見えないところを走らない。

・車が左に曲がろうとしているときは左側を走らない。

・歩行者に道を譲ること、歩行者を追い越す時はスピードを落とすこと。

・2列以上で並列運転をしないこと。1.5mの距離をあけての並列運転のこと。

・交通量の多い道でグループでの自転車に乗る時または狭い道、 single file(一列縦で)いること。

・どこに自転車を止めるか考慮して、歩道、歩行者、車椅子またはスクーターの通行を遮らないこと。

・補助エンジン付きのアシスト自転車については、自転車と同様のルールが適用される。(ただし条件に合う場合。詳しくは文末のURLから確認してください。)

 

なお、上記文章内で出てくる歩行者の定義ですが、自分の足で歩いている人の他に、車椅子、高齢者用の電動カーの他に何とスケートボード(!)やローラースケートまで入ります。

 

携帯電話の使用について

 

携帯電話は走行中に触れてはいけません。

 

ただしハンドフリーの場合は使用が可能です。つまり携帯ホルダーやポケット、バックパックの中で直接携帯電話にタッチしない状態であることが条件です。使用用途も限られています。

走行時の携帯の使用は音声電話の受け答え、音楽を聴くこと(周りの音が聞こえる音量に設定のこと)、GPSの使用に限ります。また出来る限りワイヤレスまたは安全性が謳われている携帯ホルダーの利用をすること。

日本でも走行中の携帯電話の使用は問題になっていますが、オーストラリアでも同じようですね。運転中や歩きながらの携帯電話の使用に対しての注意喚起のポスターもチラホラ街中で見かけることがあります。

 

自転車走行中の携帯電話の使用は、罰金$413となってるの要注意!(2019年10月現在)

 

メルボルンならではのルールも確認しておこう!

トラムストップでトラムが停車した場合、必ず止まっているトラムの後ろで止まること。トラムの扉が閉じるのを待ち、歩行者がいないことを確認してから再度動き出すことが出来る。

またトラムストップのセーフティーゾーンと表示されたエリアは、その左側を走行すること。10km/hour以下のスピードでの運転をすること。

 

Hook Turn(フックターン)

“RIGHT TURN FROM LEFT ONLY”と書かれた標識がある場合、車も自転車も交差点を斜めに渡れません。道路の左側に寄って交差点の中に進みます。そのまま停車して、目の前の信号が赤になってから右折することができます。ちょっと特殊な二段階右折ですね。

文章では少しイメージし辛いかも知れません。下記参考サイトにありますビクトリア州のロードルールの中にYouTube動画で紹介されていましたので、以下の動画をご覧ください。

 

 

ルール違反には様々な罰金制度がある!

上記のルールを守れていないことが発覚した場合、ペナルティが発生します。いくつかを抜粋してご紹介します。(2019年10月現在)

 

・踏切で止まらない: $826
・十分なスペースを空けず追い越しをする、またはその後のカットインが早い: $330
・トラムのセーフティーゾーンの左を走らない、トラムの後ろで止まらない: $413
・法に準じたライトの装備: $413
・ヘルメット無着用: $207
・携帯電話等のデバイスの使用: $413
・自転車レーン以外での走行: $165
・歩行者に道を譲らない: $165
・信号無視: $413
・道路の逆走: $289

 

ご覧の通り、どれもかなりの金額です。

罰金制度は自転車だけでなく、トラムの無賃乗車や歩行者の歩道以外での道路横断なども見つかればかなりの罰金を払うことになります。

ルールはきちんと守った方がのちのち後悔はしなさそうですね。

 

さあ、メルボルン(ビクトリア州)の自転車の基本的なルールはご理解いただけたでしょうか?基本のルールを押さえておけば大したことはありません。

私の仕事場まではトラムが通っておらず、またバスがありますがなかなか都合のいい時間にない時もあります。そんな時はやはり自転車が楽ですし何よりヘルシー!

メルボルンには自転車のシェアライド(1日45分で3ドル)もあるので、観光の際にも自転車を活用してみても良いかもしれませんね。

 

→ シェアライド(レンタサイクル)もあります。

 

参考サイト:
VicRoads – https://www.vicroads.vic.gov.au/safety-and-road-rules/road-rules/a-to-z-of-road-rules/bicycles
The Royal Automobile Club of Victoria (RACV) – https://www.racv.com.au/on-the-road/bike-riding/cycling.html?int_cam=mm

 

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