こんな人がワーホリ失敗する!?成功と失敗するパターンをまとめてみた
こんにちは、SAKIです!
私はオーストラリアに1年ほどワーキングホリデーをしていましたが、今振り返ってみれば「100%満足のいくワーホリだったのかな…?」と完全燃焼しきれていない感じもあります。(笑)
実際に「ワーホリが100%満足のいくものだった!」と言える人は、そうそういないのかもしれません。
私を含めて、他にも同じように思ってる人は結構いるものです。
これからワーホリする方は、出発前にワーホリ経験者の知恵やアドバイスを吸収しておくことで、より正しい方向にかじ取りすることができるはずです。
そこで今回は、ワーホリで成功する人、失敗する人を実際の例から比較し、ジャンルごとにまとめていたいと思います。
ワーホリでやっておきたいことにはジャンルがある!?
さて、ワーホリの失敗する人、成功する人を掘り下げて行く前に、まずはワーホリの成功・失敗とはどのような状態を指すのでしょうか?
実際にこれに答えることができるのは、あなたご自身だけです。と言うのも、ワーキングホリデーに行く理由は人それぞれだからです。
そして、これらが達成できたならば、あなたのワーキングホリデーは十分成功したと言えるからです。
しかし、一般的に海外にワーホリへ行った際によく挙げられるのが、語学力向上、友達作り、仕事探し、などなど色々なジャンルごとに満足がいくことができたか、ということがひとつの目安にもなります。
というわけで、それぞれワーホリでよく言われるやっておきたいこと、やっておくべきことをジャンルごとにまとめました。そして、それぞれのジャンルで成功者のAさん、失敗者のBさんにわけてストーリーを比較しながら違いを見ていきましょう。
① ワーホリでの友達作り
成功したAさんの場合
Aさんはオーストラリアへ留学する際、まったく現地とのつながりも、英語力もなかったためひとまずは語学学校へ行くことを決めました。しかし、予算的にあまり余裕がなかったため、とりあえずは1ヶ月で申し込み、そこから様子をみながら延長することに決めました。
オーストラリアに到着した初日、住む場所も不安だったため手配してもらったホームステイ先へ行くと、現地の家族が温かく迎えてくれました。いきなり英語で話すのは不安でしたが、現地の家族は何度もホームステイを受け入れた経験があって慣れていたため、現地の情報を色々と聞き出すこともできました。
そして、次の日の月曜日にはすぐに語学学校が始まります。周りには同じように今日から入学した留学生たちがおり、みんな不安そうな顔をしています。
オーストラリアに来たばかりで友達がいない人が大半なので、Aさんは勇気を出して話しかけ、不安でいっぱいだった相手もすんなりと仲良くなることができたようです。
学校では毎日顔を合わせるため、日々の学校への通学に加えて、アクティビティでボーリングや飲みに行ったりすることでも友達が増えました。また、個人的に気の合う友人もでき、その友人から次々と輪が広がり、世界各国の留学生と友達を増やすことができました。
Aさんはその1年後に帰国をしましたが、今では世界中に友人ができ、旅行へ行った時に会いに行くなど、留学後も長い付き合いを続けています。
失敗したBさんの場合
Bさんはオーストラリアへ留学する際、まったく現地とのつながりも、英語力もなかったためひとまずは語学学校へ行くことを予定してました。
しかし、よく考えたら予算もギリギリだしお金ももったいない…。また、先にワーホリに行っている人から「語学学校なんか行かなくても全然楽しいよ。」というアドバイスを聞きました。
結局、ワーホリでは語学学校へ行かないことに決めました。
オーストラリアに到着した初日、予約していたバックパッカー宿に滞在しました。周りは旅行者が多く、今日話した人が次の日にいない、ということがほとんどです。
そうしているうちに「シェアハウスを見つけないと!」と焦りはじめますが、英語力に不安があるため日本語のサイトで良さそうなシェアアウスを見つけました。
入居してみると、確かに綺麗なのですがシェアメイトは全員日本人でした。しかし、そのシェアハウスにいる人はみんなとても優しく、遊びに誘ってくれるようになったのです。
さらにアルバイト先も紹介をしてくれたため、日本食レストランで即採用となりました。
とてもラッキーだとBさんは感じました。
しかし、Bさんは周りが日本人だらけということに気がつきました…。
かと言って、普段日本語でほとんど会話しているため、英語がほとんど話せない日本人と仲良くなってくれる外国人はいません。
そんなこんなで1年後、Bさんは外国人の友達もできず、英語を殆ど使わない生活を続けて、日本に帰国することになりました。
日本へ帰国してからも、同じようにワーホリで出会った日本人の友達と飲みに行くのは楽しいようです。しかし、Bさんはオーストラリアにいて、外国人の友達がほとんどできなかったことを後悔しているようでした。
② ワーホリでの仕事探し
成功したAさんの場合
Aさんは語学学校に通っていた際、いろんな人に出会いました。留学生はみんな忙しくアルバイトに精を出しているようでした。そろそろ貯金もつきそうだったため、学校でできた友達にアルバイトの話をしていると、ある友達から話しかけられます。
その友人曰く、「自分が働いているレストランで最近同僚が辞めてしまって空きがあるから来ないか?」と声をかけられます。
その友人は、クラスメイトのイタリア人でした。職場に面接に行ってみると、明らかに日本人は自分だけのようです。しかし、友達の紹介もあって即採用となり、イタリアンレストランで働き始めましたが、時給はローカル並みで25ドルと高く、まかないも美味しい。
しかも、日本人が自分だけのため、常に英語でコミュニケーションを取る必要があります。
Aさんはさらに英語の勉強に力を入れ、異なる国籍の人とどのように働いていけばいいかを学んでいきます。日本人ならではのきめ細やかな配慮と効率的な仕事っぷり、どうしたらお客様が喜んでもらえるかということを絶えず考えた結果、上司から仕事ぶりを認められ、わずかですが昇給もありました。
Aさんはワーホリを終え帰国しますが、その際にイタリアンレストランにて日本人一人で働いたこと、どんな風にサバイバルしてきたのかを就職面接でアピールし、英語を話せる人材を募集している企業に見事転職ができました。
今ではAさんはどんどん海外出張へ行き、英語を使いながらキャリアアップをしています。
失敗したBさんの場合
日本人のシェアハウスに暮らしているBさんは、日本人シェアメイトに紹介してもらった日本食レストランの面接へ行きます。
英語ができなくても一発で採用されて嬉しかったのですが、「せっかくオーストラリアにきたのだから英語を使って仕事がしたい!」とローカルの職にもチャレンジしました。
しかし、履歴書の英語をチェックしてもらえる人もいない、面接では英語を話し慣れていないためしどろもどろになり、コネクションもなかったので落ち続ける結果となりました。
結局は、友達に紹介してもらった日本食レストランでウエイトレスとして働き始めます。
しかし働き始めて愕然としました。オーストラリアの最低賃金をはるかに下回る給料でみなが働いており、コミュニケーションはほとんど日本語。
お客さんは外国人ですが、ただオーダーを取るだけで、最低限のやり取りしかありません。下手に話しかけられてもしどろもどろになってしまうため、自ら外国人客に話し掛けることはなく、次第に英語を使う実感は無くなっていきました。
しかし、日本人だけで仕事ができるためストレスはあまりなく、給料は安いけれどなんとなく居心地の良さを感じます。
結局1年後、日本に帰国するもワーホリでのアピールポイントが特にないため、企業の担当者からは「ただ海外に遊びに行ってんだな。」と笑われ、就職活動はうまくいきません。
自身のキャリアにぽっかり1年穴をあけてしまったBさんは、今ではアルバイトをしながら正社員の職を探し続けています。
③ ワーホリでの英語力アップ
成功したAさんの場合
学校へは1ヶ月間だけ行くつもりだったAさんは、「もっと海外の友人とたくさんのことを話したい!」というモチベーションに火がつき、語学学校を延長することを決意します。イタリアンレストランの時給は高いため、なんとか学費も捻出できる見込みが立ったからです。
今まで一般英語コースで英語の基礎を勉強していましたが、長期的に学校に通うことになったため、一般英語だけではなくこれからは資格試験も視野に入れて、しっかりと勉強しようと思ったAさん。ケンブリッジ英検資格の取得をめざして猛勉強することにしました。
学校の授業が終わっても、先生を捕まえて質問したり、放課後のフリークラスに出席する、留学生同士のイベントにいったり、ランゲージエクスチェンジに足繁く通います。
また、先生に効果的な自習方法を聞いて学校外でも勉強する時間を作り、仕事でも英語漬けとなったためメキメキとAさんの英語力は伸びていきました。
ワーホリ1年が終わる頃にはすっかり英語でのコミュニケーションにも慣れ、さらにケンブリッジ英検も合格したため、帰国後のアピールポイントができたようです。
失敗したBさんの場合
日本人とシェアハウスをし、日本食レストランで働くBさんはワーホリもあと半年となった時に危機感を覚えます。「やっぱり学校に行こう!」と決意するBさんですが、日本食レストランの時給ではとてもじゃないけど、まともな学校に行くことはできません。
しかし、その中でも格安の語学学校を見つけます。ひとまずそこに通うことにしたBさんですが、価格が安いせいか、講師のやる気はあまりありません。少しでも長期滞在したいという理由で、学生ビザを維持するために学校へ来ているような人も結構います。
また、そうしたビザ目的の学生は、学校が終わったらさっさと帰ってしまう人も多く、アルバイトがメインで勉強のモチベーションが低いことに気がつきました。
その結果、Bさんもやる気を徐々に失い、学校が終わったら家に直行するようになりました。
学校に行けば英語力は伸びるだろう、と期待したものの全く進歩が見られず、「英語力が伸びなかったのは学校のせいだ!」と決めつけて、学校に通うのを辞めてしまいました。
④ ワーホリでの恋人作り
成功したAさんの場合
Aさんが学校に通い始めてしばらくした頃、新しい新入生が入ってきました。その人はAさんのタイプど真ん中だったため、一瞬で一目ぼれをしてしまうAさんでした。
さすが海外だけあって、他のクラスメイトも新しい新入生が気になっているようで、どんどん積極的に話しかけています。日本だったらそんなに早く展開しないだろうけど…、「ここはオーストラリアだからみんな積極的なんだろうなぁ。」と弱気になるAさん。
そこで思い切って、気になる新入生に話しかけます。とりあえず連絡先は交換し、少しずつアクションを起こしてくことにしました。とは言え他にもライバルが多いため、「早くしないと!」という気持ちからカフェに誘ってみます。
思いの他、相手のノリも良くそのままどんどん仲良くなっていきます。そして3回目のデートでははっきりと自分の気持ちを伝え、そのまま交際がスタートすることに。
後から聞けば、新入生を狙っていたクラスメイトは他にもいたとか。早く行動してよかったと胸をなでおろすAさんでした。
そんなAさんも、おつきあいが真剣になるにつれて結婚を考えるようになります。ワーホリが終わって日本に帰る時にお相手と将来について話し合い、なんとめでたく結婚することに。
大変なこともありますが、いまでは仲良く国際カップルとして過ごしているようです。
失敗したBさんの場合
Bさんが学校に通い始めてしばらくした頃、新しい新入生が入ってきました。その人はBさんのタイプど真ん中だったため、一瞬で一目ぼれをしてしまうBさんでした。
周りのクラスメイトも新入生が気になるようで、どんどん話しかけています。しかし、Bさんは色々なことを考えてしまいます。外国人と付き合うってどんな感じなんだろう、恥ずかしくてなかなか話しかけづらい、他の人も狙ってるのかな…。とりあえず、「チャンスを伺おう!」という作戦に。
クラスメイトとして毎日学校で顔を合わせるだけで幸せだったBさんですが、数週間経ったころ思い切ってカフェに誘ってみます。しかし、相手から告げられたのは、先週に別のクラスの人とおつきあいを始めたので2人ではいけないということでした。
Bさんは絶望しました。しかも、その新入生が付き合うことになったのは別のクラスの日本人だというではないですか。
「自分だって頑張ればいけたんじゃないの!?」と悔しく思わずにいられません。もっと早く行動していれば…。
その後、Bさんが日本へ帰国する頃には風の噂で2人が結婚するということを耳にします。今後は恥ずかしいとか考えないで、「もっと早く行動しよう…。」そう心に決めたBさんでした。
このストーリーは事実に基づいたお話です!
以上、ワーホリで成功する人、失敗する人の行動パターンを紹介しました。
これはフィクションでもなんでもなく、実際にわたしが経験したことや、周りを見てきて実際にあったことをストーリー仕立てにしています。
みなさんもぜひ、参考にしてみてください!どっちになりたいかは一目瞭然…?ですね。