【オーストラリア留学】ビジネスEnglishコースを受講してみて ~Greenwichシドニー校~
みなさん、こんにちは。
今回のコラムでは、現在Greenwich校で受講中の Business Englishコースについて紹介していきたいと思います。
みなさんは、ビジネスイングリッシュについてどんなイメージを持っていますか?
正直、私も受講前までどんなことを学べるのか、またビジネスイングリッシュと聞いて堅苦しいイメージ持っていた1人です。
ですが、受講するととても面白く、将来使える英語をたくさん知ることが出来ました。
ビジネスイングリッシュとは!?
ビジネスイングリッシュと日常会話の違いは、日本語におけるビジネスシーンでの言葉と普段使いの言葉の違いと同じようなものです。
相手に失礼のない、丁寧な表現がビジネスイングリッシュであり、くだけた表現が日常会話です。文法は同じで、日常会話ではやや省略形が多くなります。
ビジネスイングリッシュの特徴
ビジネスイングリッシュでは、より丁寧な表現を使います。
例えば、Can you ~?よりもCould you~ ?を使うほうが丁寧と言われますが、こういう少し丁寧な表現を多く使うのがビジネスイングリッシュの特徴のひとつです。
また、同じ意味の表現でも、よりフォーマルな単語が存在するため、ビジネスイングリッシュではそちらを優先して使います。例えば、wantではなくwouldを、buyではなくpurchaseを、butではなくhoweverを使う、といった具合です。
日常会話の特徴
普段から使う言葉の特徴は、短縮形や省略形がよく使われるということです。英語の命令形以外の表現では、基本的に文には必ず主語があります。
しかし、日常会話では、しばしば主語もしくは主語と動詞の両方が省略されることもあります。また、接続詞のthatも省略される傾向があります。また、否定文ではnotの短縮形が使われ、is notはisn’tに変化します。
以下では具体的な場面でどのような言葉が使われているか紹介します。例えば、ビジネスシーンにおける電話での会話を想定してみました。
日常会話のくだけた表現(ビジネスシーンでは使えません)
1. Introduction 初めに
What do you want?
何がほしい?
What’s your problem?
どうしたの?
2. Assisting the customer 顧客対応
Tell me what you wanted again.
もう一度何が欲しいか教えて!
I think you ought to/should…
~すべきだと思うよ!
Send me a copy of your receipt.
あなたのレシートのコピーを私に送って!
3. Showing understanding 理解の提示
It’s your problem, not ours.
これはあなたの問題で私たちには関係ないわ。
I think you are over-reacting.
私が思うにあなたは大げさだと思うわ。
We hear this same comment from every customer.
私たちはすべての顧客から同じコメントをもらっています。
4. Promising action 約束
I’ll ring you back sometime next week.
来週の都合のいい時に掛け直します。
I’ll have to ask the manager if I can do anything about it.
もし私に何ができるなら私はマネージャーに聞いてみます。
I don’t know how I can help you.
あなたをどうやって助けたらいいかわかりません。
5. Closing the conversation 会話の締め
Anything else?
何かある?
Hope you won’t call us again with your problems.
あなたがまた電話してこないように祈っています。
ビジネスシーンで使える丁寧な言い方
1. Introduction 初めに
How can I help you?
何かお手伝いできることはありますか?
What seems to be the problem?
いかがなさいましたか?
I’ll just make some notes as you are speaking.
お客様の会話を記録するためにノートを取らせていただきます。
2. Assisting the customer 顧客対応
Could I just go over/ check again?
もう一度確認させていただいてもよろしいでしょうか?
I can suggest/ recommend…
私からご提案できるのは…
Would you mind sending me a copy of your receipt?
お客様のレシートのコピーを送っていただいてもよろしいでしょうか?
3. Showing understanding 理解の提示
I can see how this creates a problem for you.
どうしてこれがあなたにとって問題なのか理解できます。
I agree wholeheartedly.
心から共感できます。
If I were you I’d feel the same way.
もし私があなたなら私も同じ気持ちです。
We do pay serious attention to all customer comment.
私たちはすべてのお客様のコメントを真摯に受け止めています。
4. Promising action 約束
I’ll call you back on…/ I’ll get back to you on…
~に掛け直します。
I’ll look into it straightaway…
直ちに調べます。
I’m sure we can sort this out for you.
私たちはお客様の問題を解決できると確信しています。
5. Closing the conversation 会話の締め
Could I help with anything else today?
本日ほかに何が出来ることはありますでしょうか?
Is there anything else I can help you with?
何ほかに私がお役に立てることはありますでしょうか?
Do ring us again if you need further assistance.
もし何かお手伝いが必要であれば私たちにお電話いただければ幸いです。
いかがでしょうか?
カジュアルな言い方とビジネスイングリッシュでは丁寧さがとても異なると思います。
BULATS(ブラッツ)について
次にBULATS(ブラッツ)について紹介したいと思います。私もビジネスイングリッシュコースを受講するまでこの資格を知りませんでした。
ケンブリッジ大学英語検定機構が始めた「実際のビジネスシーンに必要な英語でのコミュニケーション能力を測る試験」です。こちらを勉強すれば、実際に仕事で使えるレベルのビジネス英語力を身に付けることができるのが、大きな特徴です。
この試験では、読む、書く、聞く、話すというビジネスの現場で使う全ての技能を測ることができ、問題自体も「職務遂行レベル」の測定に役立つ実践的な問題構成になっています。
また、BULATSはヨーロッパ統一英語基準で判定するので、日本国内での英語レベル評価ではなく、どの国の人たちとも同じ基準で英語力を測る事が可能です。
BULATS資格を取得するメリットは、以下の通りです。
興味がある方、是非挑戦してみてください!!
グループプレゼンテーションについて
ビジネスシーンにつきものなのがプレゼンテーションです。ビジネスコースで私が実際に体験したグループプレゼンテーションについて紹介します。
1年間のオーストラリア留学中、個人で行うプレゼンテーションをする機会が何度もありました。しかし、グループプレゼンテーションというのは経験がなく、今回初めてだったのでその経験談を書きたいと思います。
・The history, development and growth of the company;
・Corporate Social Responsibility, Values and Mission Statement;
・Analysis of the type of management within the organization and the leadership style;
・Environmental policy
・Any other interesting facts you might want to include
・A quiz and discussion questions for your audience
・会社の歴史について
・CSRや企業と従業員が共有すべき価値観や果たすべき社会的使命など
・創業者について
・環境への配慮について
・ほかに興味深い事実など
・クイズや議論を聴衆と一緒に
以上についてグループでプレゼンテーションを行いました。3人チームで行い、各人約6分間、合計20分~25分の持ち時間です。
私のチームは日本でも人気のあるミランダカーがCEOを務める、KORAという化粧品を扱うオーストラリアの会社を取り上げました。理由はチームの一人のブラジル出身の子がこの会社の商品を愛用していたからです。
他のグループはジェットスターやカンタス航空、BILLABONGというオーストラリア発のサーフブランドなど興味深いプレゼンテーションでした。
私の役割は環境ポリシー、調べた会社の他に興味深い事実、最後にクラスメート全員で行うゲームを担当しました。ミランダカーは日本と繋がりが深いので、面白いニュースがたくさんあり調べやすかったです。
このプレゼンテーションでもカジュアルな表現ではなく、丁寧な言い方をしているか評価されます。他にもボディーランゲージや文章の構成などを見られます。
実際にプレゼンテーションをしてみて、とても勉強になりました。聞いている人にどのように興味を持たせるか、他のプレゼンテーションを聞いてこういう言い回しがあるかなども学びました。
一番私が注意したのは準備を徹底すること、聞き手にどのようにしたら興味を持ってもらえるかという点です。
当たり前かもしれませんが、準備無しでは流暢には話せません。しっかり準備して本番に向かうことが大切だと思います。
次に聞き手にどうやって興味を持ってもらえるか。
私は質問を投げかけるようにしています。例えばDo you know~?など、問いかけをすると海外の人は必ず反応してくれます。
また今回私がさらに興味を引いた理由が、このプレゼンした会社のCEOミランダカーが大の日本好きで、梅干しが好きなことを知りました。そこで、私はおやつに食べられる乾燥梅を実際にクラスメートに食べてもらい、異文化を共有して貰いました。
みなさんもプレゼンテーションをする際はただ話すだけではなく、他に何かプラスワンがあるとより印象に残るプレゼンテーションが出来るのではないかと思います。
クラスメートと協力して行ったグループプレゼンテーションは、個人のプレゼンとは違って打ち合わせがあったり、練習があったりと大変でしたがとても良い経験になりました。
ビジネス英語コースは、こんな人にオススメ!
ビジネスイングリッシュコースを紹介してきましたが、クラスメートにはいろいろなバックグラウンドを持った人がいます。
例えば、大学を卒業後すぐにこのコースを受講した人、国際弁護士、コース受講後すぐに海外で働く人、将来起業を考えている人、学生の人など面白い人がたくさんいました。
ビジネスイングリッシュは将来、英語を使った仕事を真剣に目指している人にとても良いと思います。
授業中にレジュメの作成や、電話の応対の仕方、メールの書き方など本当に今後役に立ちそうな英語を学びます。
ビジネス英語は知っていて損がない英語なので、とても面白いですし、英語表現の幅が広がるのでお勧めです。
【まとめ】 日常会話学習後に勉強したいコース
今回のコラムではビジネスイングリッシュやBULATS、グループプレゼンテーションの仕方、どんな人がこのコースに向いているかなどを紹介しました。
多くの方は、日常会話の部分だけ注目しているかと思います。しかし、仕事で英語を使うとなれば、フォーマルな場で英語を使うことになります。
留学中に英語環境のアルバイトをする方はもちろん、帰国後に英語を使う環境での就職を考えてるなら、是非ビジネスイングリッシュコースに挑戦してみてください!