シドニー攻略!家探しに重要なエリア選び。特徴ごとにまとめてみた!
シドニーと言えば、オーストラリアを代表する都市として有名ですよね。それが故にオーストラリアの首都だと思われがちですが、首都はシドニーの少し下側にあるキャンベラという都市です!
勘違いされるほどの大都市であるため、もちろん留学やワーキングホリデーの方にも人気な都市となっています。
私もワーキングホリデーの最初に過ごした都市はシドニーでした。どこの都市にするか特に迷うこともなく、「オーストラリア = シドニー」いった感覚で都市を決めました。
実際にシドニーに着いて驚いたのは、街全体の規模の大きさや人の多さ。
シドニーは、シティー中心部だけが栄えているというわけではなく、シティー周辺から郊外までそれぞれのエリアごとにしっかりと発展しています。そのため、生活するのにほとんど困ることがないようになっています。
住むエリアやシェアハウスにおいても選択肢はとっても広いのです。そのため、シドニーに着いたばかりで土地勘もなければ、エリアの特徴もつかむのも大変です。
実際、私が最初にシェアハウス探しをした際は、正直どこのエリアが良いのか悪いのか治安の良さはどうかなど全く見当がつきませんでした。
シドニーで家探しをする際、エリアをある程度絞る・選ぶことも重要になってきます。
それぞれのエリアにも特徴があるので、自分がどんなこだわりを持っているかによってもシェアハウスの探し方はだいぶ変わってくると思います。
なので今回は、実際に私がそれぞれのエリアに訪れてみて感じたことを参考に、シドニーのエリアごとの特徴をレポートしていこうと思います。
シドニーの基本情報
シドニーはオーストラリアの第一の都市であり、都市の規模や人口共にオーストラリアの中で1番です。第一の都市であるシドニーの人口が約490万人、第二の都市メルボルンの人口が約450万人、第3の都市ブリスベンは約230万人と言われています。
さすが大都市といった感じで、高層ビルが連なり、世界中の人・物が集まっており本当になんでも揃っています。
ただし、ビル街はシティーの狭いエリアだけで、少し足を伸ばせば自然にもアクセスできます。ビーチへのアクセスも簡単ですし、シティー中心のビル街の近くでも公園や自然も多く都会と自然が融合した雰囲気も魅力の一つです。
シドニーの物価においては、スーパーの物や薬局・日用品系・生活雑貨などはどこの都市でも同じブランドの会社があるので、値段設定にばらつきはありません。
そのため、買い物などはオーストラリア内でしたらさほどの違いはありません。(日本に比べると物価は高いですが。)
またレストランやカフェもたくさんあり、比較的リーズナブルなお店から高級なお店まで何でもあるので、シドニーが特別高いわけではありません。
しかし、家賃と交通費においては特にシドニーが特に高いので、生活する上で必ず出て行くお金が高くつきます。
基本的に他の都市ならシティー(CBD)から少し離れた郊外でシェアハウスを探すと家賃の相場も下がりますが、シドニーではどのエリアも需要があるので郊外へ行っても家賃は高い場合もあります。
もちろん家の条件や状態によって安いところもありますが、エリアで見るとやはりシティー周辺や海側などの人気エリア、そしてシティーに近づけば近づくほど家賃が高くなっていくイメージです。
私はシティーから電車で20~30分のところに住んでいましたが、それでもオウンルーム(1人部屋)が週230ドルでした。ブリスベンに住んでいた時はシティーからバスで15分程の場所で、オウンルーム週180ドルだったので、やはりシドニーの家賃は高かったかなと思います。
もちろん狭いシェアルームで1部屋を4人で使う物件、リビングシェアといってリビングにベッドがいくつか置いてある部屋で生活するタイプの物件もあります。
そうしたところでは、シティーでも週180ドルや週150ドルのところはあると聞きます。
しかし、そうした物件は、なかなかくつろげるスペースはありません。本当に寝るために帰るための部屋といった位置づけになるでしょう。
エリアごとの特徴
では、エリアごとの特徴を私の独断でご紹介していこうと思います!
エリアには大きく分けるとCBDから電車で1時間以内の範囲であれば、5つほどのエリアで構成されています。
CBD・インナーシティーの紹介
シドニーの中心地であるCBD。シドニーの中心部ですから、その規模はオーストラリア No.1。他の都市とは桁違いに大きく、人口密度もピカイチです!
ありとあらゆるものがココに集まっているので、生活するにしても仕事・勉強するにしても観光においても何不便なく過ごせます。
ビジネス街でもあり世界中から人が集まるので、スーツを着た多国籍なサラリーマンもいっぱいいますし、語学学校もたくさんあるので多国籍な学生も。また、ショッピング街でもあるので、シドニーに住んでいる人から観光客まで常に多くの人で賑わっています。
・CBD内の駅
CBDの主要な駅は、Central Station(セントラル駅)Town Hall Station(タウンホール駅)Wynyard Station(ウィンヤード駅)です。
Central station(セントラル駅)は20ものプラットフォームがあるので、この駅に来ればどの路線にも乗ることができます。
駅の西側にはチャイナタウンがあるHaymarketが近いことからアジア系のお店も多く、また東側にはSurryHillsというお洒落なお店が多い住宅街エリアもあります。
Town hall station(タウンホール駅)は、クイーンヴィクトリアビルディング(QVB)と言われる建物と繋がっています。
QVBの中には、数多くのブティックやカフェ、専門店などが入っているショッピングエリアとしても有名です。
また、そのヨーロッパ調の外観は、とても豪華絢爛でついつい立ち止まって見てしまうほど。
タウンホール周辺には歩行者天国になっているショッピングストリートもあるため、常に多くの人で賑わっています。
またタウンホールの西側にはDarling Harbor(ダーリングハーバー)という港に面したエリアで、レストラン街はもちろん、水族館や動物園もあるなど観光地エリアになっています。
Wynyard Station(ウィンヤード駅)はビジネスが集中しているエリアであるため、ビジネスマンが多いエリアです。また、高層ビルや有名なホテルが連なっています。
ここからさらに北へ行くとCircular Quay Station(サーキュラーキー駅)があり、こちらまで来るとオーストラリアを代表するオペラハウスやハーバーブリッジがあります。
サーキュラーキー駅からの眺めは世界一と言われるほどでオペラハウスやハーバーブリッジを見渡せますし、フェリーターミナルがあるので船でどこかへ出掛ける際に利用できます。
またサーキュラーキー駅の北西にあるThe Rocksというエリアは古い建物の街並みがあり、東側にはボタニカルガーデンパークもあるので多くの観光客で賑わうエリアです。
CBDでシェアハウスを探そうと思うと、正直手が出ないレベルで家賃が高いのが現実。家賃が安かったとしても、リビングシェアといってアパートの狭い一室にベッドが数台置かれた物件が大半です。
短期ならまだしも長期で住もうと思うと、良い環境とは言い難いかもせれません。ワーキングホリデーの方で、朝~夜までずっと仕事中心で、家には寝に帰るライフサイクルの方が、通勤にも便利なこうした物件を借りる傾向にあります。
どうしてもシティーに住みたい方は、CBDを避けて周辺のエリアから探しましょう。
しかし、やはりシティーへのアクセスの良さは人気エリアとなっているため競争率も高く、家賃はかなり高くなってきます。
・シドニーCBDの周辺エリアの紹介
CBDの周辺にはアパートメントやタウンハウス、一軒家などのシャアハウスもたくさんあり、かつお洒落なエリアが多いため人気となっています。
徒歩圏内なので実際に各エリアに行ってみて、自分好みの雰囲気か見に行くこともできますね。
以下では、いくつかのエリアをピックアップしてご紹介していこうと思います。
Surry Hills(サリーヒルズ)
セントラル駅のすぐ東側に位置し徒歩で行ける圏内であり、レストランやバー、雑貨屋、ヴィンテージショップなどが立ち並ぶエリアです。
タウンハウスや一軒家が多く、地元民から学生、アーティストにも好まれるエリアだそうです。家賃相場も高く競争率も高いようです。
参考までに、友人は8人住みのシェアハウスで週200ドルと言っていました。
Pyrmont(ピアモント)
シティー西部の高級住宅街。ピアモント橋を渡り、ダーリングハーバーの裏手にあり落ち着いた雰囲気で学生や日本人にも人気エリアです。オーストラリアでは、公園にBBQができる設備が設置されています。こちらには公園にもあるのでBBQを楽しんでいるグループをよく見かけましたよ。
アパートの一室でリビングシェアをしている学生もいたので、あまりプライベートな空間やくつろげるスペースは期待できないかもしれません。
Glebe(グリーブ)
シティー南西部のエリア。こちらまで来ると観光地ではなく住宅街になってきます。毎週土曜日にグリーブマーケットが行われ地元の人で賑わうエリアでもあります。
New Town(ニュータウン)
シティー南部の住宅街。レトロな雰囲気もあれば至る所にウォールアートもあり、個性的なお店や多国籍のレストランも多いため、多国籍な人たちが集まるエリアになります。
Kings Cross(キングスクロス)
シドニー東部の繁華街エリア。シドニーの新宿歌舞伎町と思って頂くと良いでしょう。そのため、シドニーで最も治安が悪いと言われる地域で、犯罪やスリ・引ったくりなどが多い地域です。
Redfern(レッドファーン)
シティー南東部のエリア。アボリジニーやホームレスも多く、こちらも治安はあまり良くないとされています。
イーストエリア(東側エリア)の紹介
東側エリアはやはり海に近いことから人気が高く、高級エリアなイメージです。
Bondi Junction(ボンダイジャンクション)ボンダイビーチがあるボンダイジャンクションのエリアは、シティーへの電車がありアクセスもよく人気エリアになっています。
ビーチ周辺は高級住宅街になっており、多くのサーファーや欧米人に人気なエリアです。
東側は海に面しているのでボンダイビーチだけではなくたくさんビーチがありますが、ボンダイジャンクション以外の電車はありません。各ビーチからシティーに出るためには、バスを利用する必要があります。
バスだと電車よりシティーまで行くのに時間はかかりますが、シティーの喧騒から離れたゆったりした海辺の雰囲気を好む欧米人が多く住んでいるエリアになります。
Paddington(パディントン)
海沿いとシティーの間にはオックスフォード通りにあり、お洒落でデザイナーが多いエリアになっています。
毎週土曜日にはパディントンマーケットが開かれ、オリジナルのアクセサリーやアンティーク雑貨、オーガニックなものなど数多くのデザイナーが出店をしています。
しかし、オックスフォード通りにはナイトクラブやバーなどが密集しています。そのため、夜は酔っ払いが多いため夜間は気をつけましょう。
ノースショアエリア(北側エリア)の紹介
ハーバーブリッジを渡った北側のエリアで、比較的治安が良いことから日本人にとても人気なエリアになっています。
生活の利便性のことを考えると、リアルに住むのに適した場所としては、ノースショアエリアが一番かも知れません。
North Sydney(ノースシドニー)
ハーバーブリッジを渡ってすぐにあるエリア。
日系企業も多いことから、駐在している日本人が多く住んでいるエリアになっており、比較的治安も良くシティーまでのアクセスも良いため人気エリアになっています。
中心部周辺エリア同様、アクセスの良さや治安の良さがら家賃は高いエリアでもあります。
Mosman(モスマン)
ノースシドニーのすぐ東側にあり、タロンガ動物園があるエリアで知られています。こちらはシドニーきっての高級住宅街となっていて、パリをイメージした雰囲気のお店が多く落ち着いたエリアです。サーキュラーキーからフェリーでアクセスも出来ます。
Chatswood(チャッツウッド)
チャッツウッドは、ノースシドニーからさらに北へ、シティーからは電車で30分ほどの住宅街。シティーからは少し離れるものの、治安も比較的良く家賃の相場も下がるので住みやすいエリアになってきます。
駅の横に大きなショッピングモールやたくさんの飲食店もあるため、わざわざシティーまで行かなくても生活が成り立ちます。日本人を含めてアジア人も多いため、アジア系のレストランやスーパーも多く、また一軒家でのシェアハウスも増えてきます。
ちなみに、チャッツウッドの南に位置するArtarmon(アーターモン)とLane Cove(レーン・コーブ)も人気の住宅街です。これらのエリアは電車駅がなくバスでシティーにアクセスことになるものの、高速道路を通るバスを利用すると15分程度でシティーにアクセスできます。
Epping(エッピング)
チャッツウッドから見て西側に行くと、エッピングという西エリアと北エリアの交差する駅があります。観光地ではなく住宅エリアが広がるエリアです。
シティーからは結構離れてしまいますが、こちらの周辺にも大型ショッピングモールがあるため生活するには困りません。家賃も比較的落ち着いてきます。
インナーウェスト(西側エリア)
中東系・中華系・アジア系が多いエリアで、移民が多く価値観や文化の違いから喧嘩が多くなるエリアだそうです。
西側エリアへ行けば行くほど移民が多く、治安が悪くなると言われています。
Strathfield(ストラスフィールド)
西エリアと北エリアの交差する駅であり、西側エリアでは主要な駅となっています。シティーまでは電車で30分ですが、特急などに乗れば15分ほどでアクセスできます。
コリアンタウンとして有名で「韓国料理ならストラスフィールド!」と言われるほど美味しいレストランがたくさんあり、アジア系のお店も多いです。
比較的リーズナブルなシェアハウスも多く、学生にも人気なエリアになっています。ストラスフィールドよりさらに西へ行くと中東系や移民が多く、マルチカルチャーがゆえに治安が悪い傾向にあるそうです。
Ashfield(アッシュフィールド)
アッシュフィールドはストラスフィールドの東側のエリア。この周辺も中国や韓国系が多く、シティーまで電車で20分ほどですが家賃なども安め。比較的静かなエリアで、大学や専門学校のTAFEにも通いやすいことから学生に人気となっています。
サウスエリア(南側エリア)の紹介
サウスエリアはシドニー空港から近く、開発が進んでいるエリアになります。
Marrickville(マリックビル)
空港から近く、シティー周辺のサリーヒルズやニュータウンからも近いことから人気が高いエリアになっています。南側エリアは空港がメインなので、あまり住宅エリアとして発展していないため、マリックビルに人口が集中し密度が高いエリアでもあります。
どんなポイントを重視するかでエリアを絞ろう!
シドニーには数え切れないほどのエリアやシェアハウスがあるので、全ては紹介できませんが比較的人気なエリアやアクセスのしやすい大きめの駅があるのエリアをピックアップしました。
通勤・通学がしやすいエリアがいいのか、とにかく家賃を抑えたいのか、家賃は多少高くてもいいから人気なエリアや海沿いに住みたいのか。
また勉強に集中できそうな静かなエリアがいいとか、治安重視や観光できる場所が多いエリアがいいとか…人それぞれ様々なポイントがあると思います。
シェアハウスや家賃だけをみて家を決めてしまった後に、実は治安が悪いエリアだったとか交通アクセスが不便だったなど後から気づいたのでは遅いです。
家賃の値段が相場よりも安すぎる場合は、必ず疑ってかかりましょう。
家賃が安めの物件の場合、地域に問題があるのか、物件そのものに問題があるのか、その辺の見極めが重要です。
シェアハウスを見つける際は、ある程度どの立地・エリアで家探しをするのか絞っておくと良いかもしれませんね!是非参考にしてみて下さい。