通じなかった和製英語と英語の勘違い失敗談 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

通じなかった和製英語と英語の勘違い失敗談

公開:2019/11/05 著者:池本 美咲 1541 Views

こんにちは、オーストラリアワーホリ経験者のみさきです。

日本に住んでいるとカタカナ英語をよく耳にして、英語として通じると思い込んでいることがありますね。

今日は、私と身の回りの人が体験した和製英語の失敗談をシェアしていきます。

 

※上記写真は、シドニーのバーで日本の英会話スクールの先生に再会した時の写真。

飲食店・買い物編

コーラ

コーラは英語ではCoke(コーク)と発音します。コーラを発音して、出てきたものはビールだったという友達がいました。海外のバーでよくある Colona(コロナ)というビールだと店員さんが思ったようです。お酒を飲みたくなくてソフトドリンクをオーダーする場合は必須の単語です。

 

アイスコーヒー

日本にはアイスコーヒーという文化がありますが、オーストラリアでアイスコーヒーと頼むと甘いアイスクリームが乗っているデザートのようなドリンクが出てきます。ブラックのアイスコーヒーを頼んで、シロップやミルクを入れるような文化はありません。

 

フライドポテト

英語で、いわゆる「フライドポテト」を指す言葉はいくつかあります。オーストラリアの場合は Fish and Chips というイギリスの食べ物が有名なので、Chipsだけでもフライドポテトを意味します。

French Friesもよく聞く表現です。Fryという単語には「炒める」という意味もあり、Fried rice(焼き飯)のように使うこともあります。Fryは必ずしも揚げ物だけではないので、スムーズに通じる言い方を覚えておくと便利です。

 

テイクアウト

これは実は和製英語ということにオーストラリアに行って初めて気づきました。持ち帰りはTake Away または To Go とよく言われています。Take Out でも通じないことはないですが、どちらかといえば鞄など、何かの中からものを取り出すシーンでよく使われます。

 

買い物の時にもらう袋は英語で?
ビニール袋を表そうとしてVinyl bagと言っても通じないです。Plastic Bagがビニール袋に対する英語です。ただ単にBagと言っても大丈夫です。
オーストラリアのお店ではエコ意識も高いのか、言わないと袋をくれないお店もあります。Do you need a bag? と聞いてくれるお店は親切ですが、聞かれなくて欲しい場合はCan I have a bag?と言って袋をもらいます。
Shopping bagという表現でも通じますが、こちらは日本でいうエコバッグのような布製の袋のイメージになります。

 

衣服・家の中編

ワンピース

日本語ではワンピースという単語がよく使われますが、これは和製英語です。ワンピースを表すのはdressとなります。ドレスと日本語で言うと、とても豪華な服をイメージすると思いますが、カジュアルな普段着でも形がワンピースであればdressになります。

 

→ このようにカジュアルな格好でもワンピースはdressと呼ばれます。

 

パンツ

私はオーペアでイギリス系のファミリーといたせいか、日本で言う「ズボン」に当たる言葉としてはtrousersを使っていました。アメリカ系だとpantsがそのまま使われているかもしれません。

日本語だと下着に対してパンツと言う言葉を使いますが、下着はunderwearです。子供たちは略してundy(アンディー)と呼んでいました。オーストラリアではこのように長い単語が略されて使われていることもあります。

「comfortable(心地いい) → comfy」や「biscuit(ビスケット) → biccy」など語尾がyで終わるように略されます。全く聞いたことがないと誰かの名前みたいに聞こえることもありますが、これは略語なのです。

 

ビーチサンダル

オーストラリアではビーチに行く以外でも近所はビーチサンダルで済ますことも多いので、ビーチと限定していないのでしょうか。日本でのいわゆる「ビーチサンダル」はオーストラリアではthongsという単語が使われていました。アメリカ英語ではflip flopsと呼ばれるようです。

 

ベビーカー

私はオーペアをしていたので、子供たちをベビーカーに乗せることありましたが、ベビーカーは和製英語でした。ベビーカーは、 Stroller か Pushchair を使います。ベビーカーだと、赤ちゃんが遊ぶ時に乗るおもちゃのようなものを連想させるようです。

 

その他の和製英語

ナイスファイト

私の知り合いで、観光ツアーで軽い登山をした時、岩場を登るシーンがあり、外国人の人に向かって「ナイスファイト」と言ったけど通じなかったと言う経験をした人がいました。

日本では「よく頑張った!」とか「いいパフォーマンスだった!」と褒める時に「ナイスファイト!」と言いますが、ファイトと言う言葉は、英語では戦うと言うことを意味しますので、海外でこれを言っても「?」と相手がなってしまいます。

 

マンション

日本では一人暮らしのような小さめの建物でもマンションと呼ばれますが、英語ではマンションと言うと大邸宅を表します。日本のいわゆるマンションは、 Apartment となります。

ワーホリのシェアハウスのような家では、 Flat という呼び方もよく使われます。オーストラリアでは一軒家を何人かでシェアして使うことが多いので、一人一人独立したトイレやキッチンがある日本のようなアパートは見かけませんでした。

 

発音の失敗談

ここからは発音が悪くて通じなかった失敗談をご紹介します。

 

コーヒーを頼めるかが留学の関門?

日本語のカタカナ発音でコーヒーと言っても全く通じず、カフェで注文さえできなかったと言う話は、よく海外に行った人の間ではあります。寒い時に店に入っても暖かい飲み物が頼めなくて、水が出てきて辛い思いをしたという友達もいました。

この時のポイントもfの口の形です。下唇をかむようにしてそこから息を出しますが、慣れないなら口の形を真似るだけでも通じやすくなります。

私はコーヒーをブラックで飲むよりは、カフェラテなどアレンジされたメニューを頼むことが多いです。コーヒーの種類が限定される場合や、飛行機など聞き取り難い場所もあるので、コーヒーのメニューの理解は、ワーホリ出発前に練習してことをお勧めします。

 

thの発音の失敗談

私は最初にいた都市がPerthなので、thの発音がなかなかできなくて苦労しました。1人でケアンズツアーに参加した時、他の旅行者から「どこから来たの?」と聞かれました。

「出身は日本だけどPerthから来たよ!」と伝えたかったのですが、相手はなぜか”Oh, you came from Paris! You can speak French?”と勘違いされてしまいました。

カタカナでは、sとthは「ス」と表されますが全然違う音になります。thは慣れていないと音を出しにくいですが、舌先を歯の間から出すだけで、相手は顔を見ながらthの音を出そうとしてると判断してくれます。発音できなくても、口の形だけでも真似ると伝わりやすくなります。

 

今でも苦戦中 Carの発音

現在はホテルで働きながら海外ゲストと接客する仕事をしている私ですが、今だに一発で伝わらない単語として”Car”があります。 ”Drive a car”とか車のハンドルを回すジェスチャーをすると伝わるのですが、 Card とか Cart とか別の単語にとられてしまうこともあります。

オンライン英会話でこのことを先生に相談すると、アクセントが出やすい単語だからある程度仕方ないとのこと。

rの発音を練習したり、前後に文脈で分かるような単語を入れたりするといいかもしれません。一発で伝わるように私も日々練習中です。

 

英語でも空気を読む?

“Do you want to~” は言葉通りだけではない?

中学で習う”Do you want to”そのままだと、「〜したい?」という意味になりますが、オーストラリアでネイティブと生活していて、これは必ずしも「私がしたいかを聞いているわけではないな…。」と気づくシーンがありました。

あるカップルの家に泊めてもらった時のことです。パソコンを持っていなかった私は、そのカップルのノートパソコン(英語ではLaptop)をリビングで使わせてもらって調べ物をしていました。

泊まる部屋はもちろんカップルとは別々ですが、リビングを挟んで部屋があるせいか、私に自分の部屋に入ってもらって二人でゆっくりしたいというムードになった時に”Do you want to take the laptop to your room?”と質問されました。

空気を読めなかった私は、その場では”No”と答えてその場所にい続けたのですが、二人が部屋に入って行って何となく意図が分かってきたので、邪魔しないように部屋にパソコンを持って入らせてもらいました。

 

“Yes”/ ”No”のリアクションが逆なこと

よく英語を勉強しているとこんがらがってしまうシーンとして、 ”Would you mind ~?”の質問や “Don’t you ~?” など否定から入る疑問の答え方があります。

 

Would you mind taking a photo for us?
写真を撮ってもらってもいいでしょうか?

 

…というシーンでは、”No”や”Not at all!”など否定形が「大丈夫ですよ!」という答えになるのです。

 

Don’t you go there?
そこへ行かないの?

 

…に対する答えだと、日本語だと「はい、行かない。」が答えですが、英語では行きたい場合が”Yes”。

逆に行く場合は、日本語では「いいえ、行きます。」が、英語では”No”と言うと行かないことになります。

英語ではどんなに否定形の質問だったとしても最終的には「動詞に対して」Yes, Noかどうかということを問うている、と気づけば簡単です。

 

ただ、日本語に慣れている頭で考えても難しくて戸惑ってしまうので、私のオススメは、一度実際に使ってみて違和感を体感してみることです。

 

実際、休日に一緒に住んでいたファミリーに出かける予定があるかどうかを聞かれて、日本語式で答えを言ってしまい、混乱させてしまいました。

相手に“Yes” or “No?”と聞かれたのと相手の顔色で気づくことができました。

 

特に Would you mind~? と質問されるシーンでは、Noで「大丈夫」ということを表すので、笑顔でNoと言う変な感覚に慣れていくことが必要です。

 

日本語と違うこの感覚、自然にできるようになった時には達成感があります。

 

【まとめ】 失敗して恥をかくことで記憶に定着する!

私の経験した、通じなかった和製英語と、発音や捉え方で失敗したシーンをご紹介しました。

この記事を読んでいる皆さんは、「できれば失敗したくない…。」と考えている方も多いと思います。

 

しかし、失敗することによって、恥ずかしい想い出と共に、記憶に強く定着するメリットもあります。

 

実際に空気が気まずくなったり、会話の相手の表情に違和感があったりすると、誰でも「次はこんな失敗しないでおこう…。」という気持ちが強くなります。

日本では海外から来た人のことを「外人」と呼びますが、海外では私たちが外人です。多少失敗しても、「外人だから」と思われるので大丈夫です。

この記事が、失敗を恐れずチャレンジする方の後押しになれば嬉しいです。

 

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