【オーストラリア・ワーホリ生活】4カ月経過して正直思ったこと
こんにちは!マユミです!!6月の末に冬のオーストラリアにやって来て、あっという間に10月も終わろうとしています。
今回はオーストラリアでワーキングホリデー(ワーホリ)をしていて素直に思ったことを皆さんとシェアしたいと思います。
先に行っておくと、目標が定まっている人・やりたい事がある人には見る必要のない記事でしょう。
何となくワーホリに行くことを決めたという人に、渡航前に少し生活のイメージをしてもらえたらいいなと思います。
「決して、これは失敗談ではない!後悔などしていない!」これが私の人生ですから。(笑)
ですが、皆さんにはもう少し生きやすいというか、事前に知っていたり、いくつかプランを考えたりしておけば、より過ごしやすいルートもあるはず、という内容です…。
オーストラリア渡航前
海外出る理由は人それぞれだと思いますが、とにかく私は毎日の生活が息苦しく感じていました。周囲の人たちの生活に変化を感じつつ、自分に対しては閉塞感がありました。
そこから逃げ出したい気持ちと単純に英語が話せたらなという気持ちがあって、会社を辞めて日本を出てみることにしました。
ワーキングホリデービザ って、渡航先で働くことが出来るビザなんですよね。その特性を利用して長期滞在しながら異国の文化に触れる事ができるんです。
ワーキングホリデーと言いつつ、本当にお金があれば一年間働かず遊んで暮らしたっていいし、ファームに生活を捧げてお金を貯めて旅行資金にしたりする人だっています。
オーストラリアに絶対一年いないと行けないわけじゃないので日本にも帰ってもいいですし、他の国に旅行に出かけたっていい。
使い方は人ぞれぞれで、自由度が高いビザです。
自由度が高い分、ぼんやりしていればぼんやり終わってしまう恐れがあるのもワーホリでしょう。だからこそ、「ただバイトしてプラプラ生活してるだけでしょ?」という言葉も聞こえてきます。
勿論そんな生活も可能です。その生活が悪いということでもなく、ある人にとってはそれが大事な時間だったりするのです。余計なお世話なので黙っていてもらいたいところですが、そういう目で見る人がいるのも事実。とは言え、帰ってきた時に自分で「あれ?何してたんだっけ?」とは思いたくはないですよね。
「楽しかった!いい経験した!」だけでもいいんです。「行かなければよかったな…。」とは思いたくない。
そうならないために必要なのが、目標ではないでしょうか?
「海外で自活してみたいなあ〜。」というフワっとした理由でワーホリを決めた私が立てた目標は以下の3つです。
1年海外生活を経験して、また日本に戻って仕事とやりたい事をやっていこうという気持ちでした。
オーストラリア渡航 1ヶ月目
さて、一口にオーストラリアと言ってもめちゃくちゃ広いです。どの地域に行くかも大きなポイントでしょう。
私の場合は目標の一つがバリスタだったこと、単純にいくつかの情報を見てメルボルンが自分にとっては心地が良いだろう、という事で渡航先をメルボルンに決めました。
都合上、6月に渡航したのですがこの時期のメルボルンは真冬。めちゃくちゃ寒いです。オーストラリア北部にいれば赤道の近くですから冬でも気候は温暖、快適かと思います。
渡航後はまずメルボルンにあるバリスタコースを受講予定でしたが、開始日までに余裕があるのでまずはやるべきタスクをささっと済ませます。
飲食店で働くために持っていた方が有利に働くであろう資格RSAもサクッとゲットです。
しばらくホステルに泊まっていましたが、バリスタコース開始とともにホームステイもスタートしました。興味があったのでホームステイにしてみたものの、やはりシェアハウスより高くつくのも事実。
そして学校は便利なCBD(都心)にあるのに対して、ホームステイ先は学校から遠いサバーブ(郊外)にあるのが一般的。一般的に通学に1時間ほどかかると思っていて良いと思います。
また、ナショナリティ豊かなオーストラリアでは、ホームステイ先が必ずしもオージーというわけではありません。
私は韓国人一家のホームステイでした。私と話す時はもちろん英語ですが、彼らの会話は韓国語でした。
ホームステイ先でハウスルール(家のルール)があれば、それに従うことも必要です。
例えば、「シャワーは◯分以内に済ますこと。」とか「門限は◯時。」といったものです。
私の場合は、そう言ったルールはなかったのでラッキーだったのでしょう。
友人の中には日本にいる間にインスペクション(シェアハウスの下見)の計画を立て、渡航後1週間バックパッカーに泊まっている間にインスペクションを済ませ、鮮やかにシェアハウスを決めた子もいます。
英語力に自信がある、自分でサバイブ出来る子はそれでいいかと思います。
ただし、在メルボルン日本国総領事館からの注意喚起にもあるように、シェアハウスのトラブル(詐欺)が横行しているのも事実。
そんな物件が堂々と日系情報サイトやGumtreeなどに掲載されています。
私も実際に詐欺であろう物件について、メールでのやり取りをしてみました。(笑)
よく聞く手口のまま、以下のような案内がメールで届きました。
家賃が相場より安く、インスペクション前に現金の振込を求められる場合は怪しんでください。
他にも、正式な契約書等を作成せず、入居すると掲載内容と条件が違う。
ボンド(敷金、保証金にあたるもの)が返還されないと言うトラブルも発生しているようです。
https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/towhmakers.html
オーストラリア渡航 2ヶ月目
学校というのはいいところですね。学校に通っている間は、学校という目的の場所と目標があり、一緒に目標に向かって頑張る仲間がいます。
例えば、各種検定のスコアアップや、アセスメント(評価)を受けて上位のレベルのクラスを目指すといったところでしょうか。
私の場合は、バリスタとしてのスキルを身に付けて、職を見つける事でした。目標が明確であればあるほど、そこに向かって頑張ることが出来ます。
ワーキングホリデーは最大4ヶ月語学学校に通うことが出来ます。
ですが、私はオーストラリアでは語学学校には行きませんでした。(笑) ※バリスタコースは語学そのものを学ぶコースではありません。
するとやはり、リアルな英会話に全然ついていけない。フィリピン留学をしたものの、その後は日本に半年ほど帰っていたので、そこもネックです。
フィリピン留学後は直ぐに二ヶ国目に渡航するのが一般的です…。(フィリピン留学すらしていなかったらどうなっていたのか…。)
仕事を始めた後にやっぱり語学学校に行きたいと思ったのですが、昼夜仕事があるという条件から学校を探すのは難しかったです。
語学学校に通う場合は、渡航後やファームが終わった後直ぐに始めるのがやはりスムーズでしょう。
学校に通う時間は、新しい環境に慣れる準備期間でもあると思います。
そう思うと、1ヶ月でもバリスタコースに通ったのは本当に良かったです。また、その時に出来た友人は今でも交流が続いていて、刺激をもらうことが出来ます。
コースが終わると同時に1ヶ月のホームステイも終了し、シェアハウスへシフトしました。
新しい家の近くで重点的にレジュメ(履歴書)配りなどを行なった結果、仕事先も家の近くでゲット出来ました。
ちなみに仕事を見つける方法として、よく聞くのが知り合いのツテ。積極的にイベントに参加して、人間関係を広げていくのも大事ですね。
シェアハウスはサバーブ(郊外)のエリアですが、学校に行くこともなくなり職場も近場。なので、CBD(市内)に行くことが随分と減りました。トラム1本でCBDまで30分。遠くはない距離ですが、仕事後にCBDへ出かけて家にまた帰ると思うと「腰が重くなるものだなぁ…。」としみじみ。
何となく交通費を抑えたい気持ちもあり、外出を控えめにしています…。
Meet Upなど人と出会うイベントは、CBD内でされるのが一般的。自ら行動する気持ちを持たないと、何となく毎日が過ぎていってしまいます。
オーストラリア渡航 3ヶ月目
さて、コース終了後2個ゲットしたカフェジョブですが、実はそのうち一つは英語力が追いつかずシフトを入れてもらえる事が出来なくなりました。
お客さんとだけでなく、従業員同士のコミュニケーションでも支障があったのが事実。
そして感じる、リアルな英会話の厳しさです。早口な人・独特のイントネーションを持つ人。それから知らない単語・言い回しもどんどん出てきます。
お客さんの前で下手なことが出来ないと思うと、カフェでの簡単な会話にも怯んでしましました。単純な語学力の不足だけでなく、コンフィデンス(自信)が全く無かったのもこの頃です。
英語を聞く事にも話す事にも自信がないせいで余計に緊張してしまい、会話がうまくいかないという悪循環でした。
ちなみに私はカフェだけでなく、ジャパニーズレストラン(ジャパレス)の仕事もキープしていました。ジャパレスで働く時には英語を上手く話せない・相手の言っていることが理解出来なくてもあまり気にすることなく話せました。
ジャパレスに来るお客さんは、店員の多くは英語が堪能でないことを分かっているからです。
また日本に対して興味を持っているひとが多く、馴染みのない日本の料理についてたくさん質問してくれます。
こちらもそれに対して答えたいと思う気持ちもあり、案外カフェよりジャパレスの方がお客さんと話すことが多いかもしれません。
そんな理由から、私もリラックスして仕事が出来ました。ローカルジョブ・ジャパレスでそれぞれ良いところがありますね。
ローカルカフェで約週4~5、ジャパレスで週3~4、日曜日を自分の休日と決めて働いていました。
カフェとジャパレスの両方で働く日は以下のようなタイムスケジュールでした。
時間 | 詳細 |
6:30 | 起床 |
7:30〜8:00 | カフェ出勤 |
15:00〜16:00 | カフェ退勤 |
16:00 | 一旦帰宅 |
17:30〜18:00 | ジャパレス出勤 |
21:00〜21:30 | ジャパレス出勤 |
22:00 | 帰宅 |
24:00 | 就寝 |
自分の英語力の不足を感じながらも、仕事ばかりの毎日で時間も気持ちも余裕がありませんでした。
体力的にもキツい時があり、そんな時は余計に集中力が切れてミスが増えたり、簡単な英会話を理解できなかったりということもありました。
オーストラリア渡航 4ヶ月目
さて、生活にもカフェの仕事にも慣れてきたこともあり、少し気持ちに余裕が出来てきました。
初めは聞き取れないことを申し訳なく思い、しどろもどろとしていたのですが、今は聞き取れなくても「Sorry?」(なんて言ったの?)と、聞き直すことを恐れなくなりました。
そういえば、私はもともと理解力のある方ではありません。日本語でも人の話を聞き直す必要があるタイプの人間です。と思うと、より英語は「一発で聞き取らないといけない…。」と思い詰める必要はないですね。
最初は聞こえなかったオージーの家主の英語、カフェのオーナーの指示、ヨーロッパ出身のシェアメイトの話も、落ち着けばそれなりに聞こえるようになってきました。
それにそれぞれみんな話し方に癖があるので、そのひとの話し方への慣れも大事なようです。(とは言え勉強は必要…。)
最近の生活を振り返ってみました。仕事に休みはあるものの、働き疲れて1日が終わってしまい、体調を崩すこともありました。
英語力が追いついていないと焦っているのに、勉強する時間もあまり取れていない。
そして気付いたことは、「あれ?ホリデーしてないぞ。わたしはここで何をしているんだろう…。」というところでした。
お金はあった方がいいのだけれど、何のためにオーストラリアに来たのかと考えると、間違いなくただ働きに来たわけではありません。
考えた結果、贅沢をしなければカフェだけでも生活する事ができるので、ジャパレスを辞める事にしました。時間と心に余裕が出来たので、考え事やリラックスする時間も取れるようになり、精神的にも落ち着いて生活できるようになりました。
ただしその分収入は週200ドルほど減ることになりました。お金と時間とのバランスは大事です。また渡航前に立てた自分の目標も再確認。
・留学コラムの記事のアップ続けること
仕事の量を見直したおかげで記事アップは継続が出来そう。
・仕事をゲットしてバリスタとして働くこと
バリスタとして、というよりはオールラウンダーとしての仕事をしている感じ。もっとレベルアップしたい。
・古本屋でボランティアワークをすること
まだ余裕がないのが正直なところ。
・【おまけ】生活を楽しむ事!
生活にいっぱいになっていてあまり意識していなかったかも。
うーん、目標の達成はまだまだ。残りのワーホリ期間はあと8ヶ月あります。
時間的には、語学学校に通い直したり、よりバリスタとしてスキルアップ出来るところで働けるお店を探したりすることも出来ます。そして、後半になれば古本屋でのボランティアワークも可能な気がします。
「ただ、それじゃまだ中途半端な気がする…。もっと時間が欲しい!」と思うようになり、ワーキングホリデーのセカンドビザ取得を目指すことにしました。
私の周りの友人の様子
渡航後に出来た友人の様子も少し紹介しておきたいと思います。
友人Aの様子:
バリスタコースに通っていた時に出来たパワフルな友人。日本に帰ってやりたいことがあるので目標も確かです。目標を達成するために自分を主張して自分の必要なものを手に入れます。
職場でコーヒーマシンを触りたければ「私がやりたい!」と、給料を上げて欲しければ「上げて欲しい!」と、日本人的な感覚だと遠慮してなかなか言えないところも発言できる人です。
そしていざ主張してみると話が通るのがオーストラリア。主張しなければ相手に気持ちは伝わりません。あまり遠慮せずに、「とりあえず自分の希望を伝えてみるというのは大事だなぁ…。」とその子の話を聞いていると思います。
友人Bの様子:
とにかく英語を話せるようになりたい友人。暇があれば勉強をしていて、日本人同士だとしても絶対に英語を使って話します。その姿勢に頭が下がります。
友人Aのように何かに向かって進んでいく人は力強く見えますし、それと自分を比べてしまって焦ることがありますが、友人Bの考え方はとてもリラックスしています。
「将来を考えてもしょうがない。ワーキングホリデー なんだから。今を楽しめないと。」そんな意見も素敵ですね。
さて、生き生きとして、パワフルに見える友人たちですが、「常にそうなのでしょうか?」いいえ、そんなことはありません。
ワーホリや留学をしている人のインスタグラム等のSNSのポストを見ていると、キラキラした投稿が多くて魅力的に見えませんか?海外の友だちとのパーティー、綺麗な海や日本と違った風景。「なんだか楽しそう!」
それは確かにその人たちの生活の一部分でしょう。だけどSNSって、一番良いところの切り抜きです。その陰では寝不足になりながらも勉強を頑張っていたり、生活環境の違いでストレスを抱えていたりします。たくさん働いて、やっと取ったバケーションだったりします。
その他思ったこと
その他に私が思ったことを以下にまとめました。
・人との関わり
渡航当初は人と関わる事を意識していませんでした。「どうせ1年間だし。」、「海外に出てまで日本人と仲良くなる必要はない。」なんて思っていましたが、人との出会いやコミュニケーションは大事です。
色んなところに出かけて、たくさんの人と出会って色んな事を教えてもらいましょう。自分の知りたいことや、やりたい事が簡単に手に入るならば手に入れた方がいいに決まってます。
変なところに労力をかける必要はなくて、自分が本当にしたいところにその分力を注いだらいいんです。
自分のしたい事を話してみる、また出会った人の経験を聞いてみると、自分に必要な情報が引っかかったりするものです。そして、人からのリアルな情報はネットの情報より断然価値がると思います。
何より新しい出会いや発見は楽しいものです。そして、受動的でいては見つからないと思います。刺激やワクワクを求めるならば、やっぱり行動するしかありません。
私も外に出て楽しいことを見つけていきたいと思っているところです。たくさんのイベント情報がネットにも街にも転がっていますよ。あとは自分次第!
・ファームに行くタイミング
こちらは急に行くことに決めたので、年末年始も誕生日もファーム生活となってしまいましたよ…。生活が慣れてきた頃なのに、一旦切り上げてファームに向かうというは微妙だったなあと思っています。
事前に計画しておけばこんな事にはならないかと思います。(笑)オーストラリアに来てすぐにファームに行ってしまえば、資金作りも出来ますね。
どうだったでしょうか?
今からワーホリをスタートする皆さんに何か思ってもらえる、また考えるきっかけになれば嬉しいです。
もちろん、今ワーホリをされている方とも気持ちを共有出来たら幸いです!いろんなことが起こりますが、楽しくやっていきましょう!!