【高校生の夏休み短期留学】オーストラリア・シドニーで成長できた3週間の留学体験談 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

【高校生の夏休み短期留学】オーストラリア・シドニーで成長できた3週間の留学体験談

公開:2019/11/28 著者:水野 瞳 908 Views

今回は私(水野)が担当したお客様で、オーストラリア・シドニーに3週間の短期留学した高校生(咲さん)とそのお母様が留学帰国後の報告で、熊本オフィスにご来店頂きました。

咲さんからは留学中に、「長年の夢が叶って嬉しかった!」という報告をいただいており、充実した時間を過ごされていたようです。咲さんの長年の夢とは、何なのでしょうか?

オーストラリア・シドニーの語学学校SEAに3週間留学してきて、実際の留学生活はどうだったのかインタビュー形式でご紹介します。

オーストラリア留学のきっかけ

水野
留学を決めたきっかけはなんだったのですか?

咲さん

留学いいなーと考えていた頃、ちょうど高校のクラスで先生がトビタテ留学JAPANの話をしてくれて、先生に相談してみたら、先生もかなり乗り気になって応援してくれたことがきっかけです。

申込期日まで日がなく一度諦めかけたのですが、留学経験を持つ先生から「絶対に今留学してみたほうがいい!」と背中を押されたので、トビタテに応募してみました。

その結果、無事に奨学金を受け取ることが決定したので、夏休み留学を決めました。

水野
トビタテの審査って、どんなことが大変でした?

咲さん
第一次の書類審査では、「留学の目的は何か?」、「留学で学んだことを将来、どのように生かしていきますか?」など留学の目的・将来の目標を問うものから、留学中のリスク管理についてなど質問項目が多く、申請書類を作成するのが本当に大変だったです。

 

親御様と毎日深夜まで話をしながら、申請書類を作成されたとのこと!

お仕事と学校それぞれの生活がある中で本当に大変だったようです。この点について特に親御様に感謝されているようでした。

お二人の話を聞いていて、まさに二人三脚でつかんだ奨学金だったのだと感じます。

 

オーストラリア留学中のホームステイ生活

シドニーでホストファミリーとの交流を楽しみたいということだったので、私の方でオススメさせていただいた学校がマンリーにある Sydney English Academy(SEA) です。

資料をご案内すると気に入っていただけたので、このSEAのサマージュニアプログラムへの参加になりました。

この学校は、ホストファミリーを学校が厳選しており評判が高いです。今回のリクエストにもピッタリなファミリーを厳選して頂くことができました。

 

水野
学校の授業はどうでしたか?

咲さん

私のクラスは2人の担当がいました。週3日はゆっくり話してくれる男性の先生で、残りの2日が早口な女性の先生と、全然違うタイプの授業を受けていました。

先生の教え方がわかりやすくて良かったのですが、先生によってこんなに授業が違うんだと思いました。女性の先生の授業は、英語が早くてついていくのに必死でした。

放課後はプリント1枚程度の宿題が出て、ホストファミリーに教えてもらいながら解いたこともありました。

水野
学校生活では、どんなことが楽しかったですか?

咲さん

やっぱりアクティビティが楽しかったのです!日本では聞いたことないレーザータグやビーチバレーなど、英語でコミュニケーション取りながら他のクラスの子たちとも遊べました。

クラスでは緊張しながら集中して学びましたが、放課後は自由な雰囲気で交流ができて楽しかったです。フルセンテンスとまではいかなかったけど、意外と英語が通じたのは嬉しかったです。

 

→ 何かあったら渡そうと、日本から折り鶴を持参していた咲さん。ピックアップの担当者に渡したら、お礼にもらったというコアラのお人形。(オーストラリア定番のお土産)

 

トビタテ留学JAPANでは、留学中のアンバサダー活動も重視しています。咲さんが選んだのは、ホストファミリーへの日本食を提供すること。現地のスーパーで手に入る食材を使ってできる日本食を考えて作ったのは、シャケのホイル焼きと卵丼!

卵丼はホストマザーの口に合わなかったようですが、その他の家族は喜んで食べてくれていたそうです。

 

その食事の際、ホストマザーから「Sakiは馬に乗っている間本当に幸せなのね、ずっとニコニコしていた。」と動物が好きな咲さんの話でも盛り上がっていたようです。

ホストファミリーには、近隣のビーチに連れて行ってもらったり、買い物したりといろいろ楽しまれていたようです。

ホームステイ先には、9歳くらいのお子さんもいて、家の中で一緒に鬼ごっこをしていたそうです。(笑)

 

水野
ホームステイ先のお食事については正直少し物足りなかったようでしたが、どんな感じでしたか?

咲さん

食事の量がとても少なくて、味も少し薄めだったです。茹でた野菜やウインナーだけだったりすることもありました。

だから、そんな食事で物足りない時には、現地のスーパーで購入しておいたマフィンを食べたりしていました。

 

食事の違いというのは、ホストファミリーによって当然違いが出てくるところです。そこをお昼の間に購入していた軽食でカバーしたというのは、一番の対処法だと思います。

私もホームステイ中、よく寝る前にお菓子を食べたりしていたのを思い出します。(笑)

 

シドニーで楽しんだアクティビティ

空き時間にはシドニー市内に繰り出し、1人でライオンキングの映画を観に行った咲さん。

日本では事前に席を指定しますが、その映画館では列だけ決めたら、後の席は映画館のスタッフが決めてきたので、びっくりしたそうです。でも、10名程度しかいなくて自由な雰囲気で映画を楽しんだそうです。

咲さんが最も楽しんだ時間は、乗馬だったようです。

 

水野
オーストラリア滞在中、一番嬉しかったことは?

咲さん

ブルーマウンテンでの乗馬です!

日本では狭い牧場の中を限られたコースでしか乗馬できないんです。でも、ココでの乗馬は自由に好きなところを駆け回って、自然の中にある大木などの障害物を乗り越えたりして本当に最高の体験ができました。

 

そう、咲さんの長年の夢とは、「柵の中ではなく、広い場所を自由に馬で駆け巡ること。」だったのです。

日本でも実は乗馬部に所属して、大会に参加しているほど乗馬が大好きな咲さんは、この大自然の中の乗馬が人生で一番楽しい乗馬だったとのこと。

日本ではできない体験をすることも留学目的の中にあったようなので、素敵な経験と思い出が出来て良かったです。

 

→ ブルーマウンテンの乗馬場の馬と一緒に撮影。

 

小さい頃からとにかく動物が大好きで、その大好きが高じて畜産科に通う咲さん。そのため、語学学校手配の際、ホームステイ先についても週末乗馬に連れ出してくれる家庭を希望していました。

すると、幸運なことに家に馬を5頭も飼っているファミリーに決まりました!

到着後、ファミリーのところでも乗馬させてもらえて「本人も喜んでいた!」と親御様から届いた時には、私も嬉しかったです。

 

留学前の英語の勉強について

充実した留学生活を送るためには、出発前の勉強がカギを握ります。特に短期留学の場合は滞在期間が限られるので、日本での勉強はとにかく重要です。

そこで、咲さんは日本でどんな勉強をしていたのかお聞きしました。

 

水野
留学前にどんな勉強したのですか?

咲さん
YouTubeを観たり、Dlife(BS無料チャンネル)で英語の番組を観たり、聞き取った英語を書き出していました。

 

咲さんは現役学生なので、日頃の英語学習がありましたが、さらに家でできることとしてテレビ番組を観てDictation(ディクテーション・書き取り)をされていました!思わず、話を聞いて「素晴らしい!」と言ってしまいました。(笑)

無料の英語で放送されている番組を使うと自宅でも気軽にできる学習ですが、なかなか続けることは容易ではありません。

お母様曰く、咲さんは部活で毎朝、朝が早いのに、深夜まで本当に集中してディクテーションをやっていたそうです。そうした頑張りもあって、現地でも英語を話すことに積極性を持つことができたのだと思います。

 

留学後に思うこと

水野
今回、短期留学してみての反省点などありますか?

咲さん
もっと単語を知っていればと思いました。まだまだ英語を勉強したいと思います。

 

留学してそれで終わりではなく、継続して英語を学ぶことというのは大切なことです。

SNSでは現地で一緒だった留学生とも繋がっているということでした。そのため、たまには英語でメッセージ発信すると良いと思います。

また、地元の留学生との交流会に参加したりすることで、日本にいても活きた英語を使えることを提案させていただきました。

 

水野
留学してみて何か自分の中で変わったことはありますか?

咲さん

自分の言動に自信がつきました。帰国後、先生と話す時にも堂々と発言ができるようになっています。

留学前は、英語の授業は楽しくなかったけど、今は楽しいです。

「何事も体験してみないと!」と思えるようにもなりました。

 

到着して3日間は、とてもホームシックになって辛かったという咲さん。ですが、そんな時でも積極的に一人で外出してみたり、現地を体験してみたりと意欲的でした。

親御様もその行動に驚かれていました。咲さんのお母様は以下のように、咲さんの成長をお話されていました。

 

「日本では一人で外出も、試着もできない子だったんですよ。それが留学中には一人でご飯行くし、試着もしてて、本当に驚きました。」

 

それは、帰国後の生活にも影響しているようです。

留学中クラスで、先生からの英語の質問に「今のなんて答えたらいいの?」と日本語で聞いてきた日本人の子がいました。

その子から「〇〇に行きたいから一緒に行こう。」と誘ってきたのに、道も調べてくれないという自由な子だったそう。

 

結局、咲さんが道を調べ、現地の人に英語で道を訪ねるという経験をされて、自分で色々行動できるようになったようです。

かつ自分の発言や行動に責任を持つことの大切さを実感したということで、その意識を帰国後も持っていきたいとお話されていました。

親御様からみても、それは感じるようで、特に馬術大会で特に実感されたそうです。咲さんのお母様は以下のように仰っていました。

 

「留学前の大会直前は自信がない感じが感じられ、少し不安な様子という表情だったのに、帰国してからの大会ではどれもまず立ち姿から違っていて、オーラが違います。表情も自信を持っているようで、全く違うんです。本当に嬉しかった。」

 

横でみている咲さんは少し恥ずかしそう。(笑)

お母様が留学する娘に密かに期待していたのは、「度胸をつけて欲しいと思っていました。」とのこと。

間違いなく、自信と度胸を身につけてご帰国された娘さんを誇らしく思っていらっしゃるのだろうな、ということが伝わってきました。

 

留学後も英語学習を継続

帰国後も洋画やDlifeの旅行記を英語で見続けているようで、学習としての英語だけではなく、ヒアリングなども続けているということでした。咲さんを担当した留学カウンセラーとしては、とても嬉しい限りです。

また、咲さんが自分でも変化を感じているように、まずは行動してみることで自分自身が大きく変化することができたことは、とても素晴らしいことです。

 

今はどうしてもVRやYouTubeなどで疑似体験が容易になったこともあってか、実際に自分でやってみるということより、観ることで満足している人たちが増えているような気がします。

 

しかし、それでは何も変わりません。

咲さんは奨学金をつかむこと以外に留学に向けて、英語の学習も頑張っていらっしゃったので、たった3週間という短期間でも大きな成果を得ることができたのだと思います。

留学準備から一貫して主体性を持って取り組んできたのがポイントですね。

 

→ シドニーのビーチで撮影。

 

将来は畜産関係で進学を希望している咲さんは、今後ももちろん英語学習を続けていかれます。咲さんを指導されている先生も海外での経験をお持ちでいらっしゃるとのこと。

咲さんも日本の畜産技術をさらに学ばれ、そこに英語力も加われば差別化ができるので、このまま頑張っていっていただければと思います。

親子揃って感想をいただける貴重な機会を頂けて本当に嬉しかったです。親御様もお子様から直接聞いたことのない話も聞けて、嬉しそうにされていたのが印象的でした。

咲さん、咲さんのお母様、本当にありがとうございました!

 

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