大人はどうやって英語を学んだらいい?効率的に英語学習をしよう!
こんにちはSAKIです。
ところで突然ですが、みなさんどうやって英語の学習をしていますか?
実は、無駄な英語学習をしていませんか?
かく言う筆者も、なかなか英語学習に関しては様々なことをしたり工夫をしたりしましたが、「たくさん無駄なこともしたなぁ…。」と言うのが実際のところです。
しかし、私は自分で言うのも何なのですが効率化が大好きで、仕事においても大学受験の試験勉強に関しても、とことん効率化をしたいと思っていました。
そのため、どのようにすれば最小限の時間で最大限の効果を得られるのかを考え続け、予備校をさぼりながら遊びつつ、そこそこいい大学に行ける方法を徹底的に考えたりしたことがあります。
結果的に、ほかの予備校生は毎日学校で授業を受け、夜遅くまで試験勉強をしていましたが希望の学校に受かった人はほんのひと握り、多くの人は失敗することもあったようです。
私はと言うと、学習方法を徹底的に効率化して予備校にも行かず、親と遊びに行ったりしながらも志望校に受かることができました。
社会人生活を送り始めた私も、やはり無駄なことをすることが大嫌いでした。そのため、何度も何度も上司と話し合ったり要望を出したり、自分が良いと思う効率化をとことん進めることにしました。
その結果、業務の効率化や残業の削減に取り組んできたという経緯があります。今では職場では効率化マニアといわれるほど、何か無駄な作業などがあるとむずむずして改善したくなる、という癖があります。
「大人の英語学習は、効率が大事です!」 …と言うのも、大人は忙しいからです。そんな筆者と周りの留学生がどのように英語学習の効率化を進めていったのか、今回の記事でご紹介したいと思います。
英語学習は量と質どちらが大事なのか?
皆さんが勉強する上で1番気になるのは、英語学習は量と質どちらが大事かということではないでしょうか?
実際にこれを一言で表すのは大変難しいことではあるのですが、端的に申し上げるとある一定までは量が必要で、それから先は質が最も必要最も大事と私は考えています。
勉強とはそもそも自分にあった勉強法というものが存在します。と言うのも、誰にでも合った勉強法は存在し得ないからです。
それゆえに最初から質が大事だから、「いい勉強法しか試さないぞ!」となる前に自分なりに量をこなし、その中から自分に合った勉強法を見つける必要があるのです。
世の中には耳から覚える人や見て覚える人、書いて覚える人などなど様々なタイプが存在するのです。
まずは自分がどのタイプなのか、どうすれば自分にとって1番学習効果が高い勉強法をすることができるのか、ということを知るところから始めましょう。
例えばですが、書いて覚えるタイプの人は、実際に単語やフレーズを書きそれを何度も繰り返すことで英語を使えるようになるという特徴があります。
一方、聞いて覚える人に関しては、人が話している英語を聞き取り、それを真似することによって自分も英語を使うことができるようになるというタイプもいます。
さらには、そのハイブリット型も存在し、聞いて見て覚えるタイプや書いて読んで覚えるタイプなど様々なタイプが存在します。
そのため、まず自分がどのタイプなのか、どのような学習法が1番得意なのかということをまず調べて試行錯誤する時間があるので、結果的に一定の学習量をこなす必要性があるのです。
大人の英語習得と子供の英語習得は別物?
大人の語学学習は子供の語学学習とは基本的に違うと言われています。と言うのも、子供はまず耳から覚え、大人が話していることを聞きながら英語を学び使うようになっていきます。
しかし、大人の場合は既にある程度の知識が小学校や中学校高校大学などを通じて積み重なっているために、聞くだけで感覚的につかみ、英語を覚えてしまうということがなかなか難しいというのが実際のところでしょう。
つまり、大人の脳と言うのはすでに論理的な思考力が身に付いているため、まず論理的に英語を理解するということが最も大事と言うことになります。論理的な思考力によって英語を理解することで実際に英語を使う際にその知識が大きな助けとなります。
しかし、大人の方に英語を勉強し始めたきっかけを聞くと、「英語の知識はあってもなかなか話すことができないんだよね…。」と言うことがほとんどです。
実際には知識があり論理的に英語を理解していたとしても発話ができないと言う事は大きな問題であり、その問題を解決するべくほとんどの人が留学と言う選択肢を選ぶのではないでしょうか?
つまり、論理的に英語を理解し文法や単語を頭に入れているだけでは、英語は話せないと言うことになります。より正しく言うのであれば、英語を話し慣れていないと言うことになります。
それはあまりに簡単なことではあるのですが、この「慣れ」が非常に重要な要素なのです。そんなの当たり前だろうと思われるかもしれませんが、実際にこの慣れというものを甘く見ている人は多いようです。
英語は筋トレと同じ!?
私は語学学校のマネージャーとして数多くの留学生のカウンセリングを担当してきましたが、その時に最も多く話をしてきた事は、英語は筋トレと一緒ということです。
そして、実際に筋トレをしている人は、英語力が伸びやすいと言う私の個人的な見解です。 (あくまで個人的に思うことですが。笑)
大人の中には、留学すれば英語が話せると単純に思っている方がかなり多くいらっしゃいます。しかし、英語を含む語学と言うものは一石二鳥で身に付くものでは決してありません。
数ヶ月~半年間程度、語学学校に通った程度で英語がペラペラになるのであれば、世界中の人が英語をペラペラに話せるようになっている事でしょう。
そこで、筋トレと英語は似ていると言う所の根拠なのですが、そもそも英語は時間がかかるものであり、さらに毎日のコツコツの積み重ねが最も大事ということが言えます。
筋トレに関しても1日や1週間程度で、筋肉ムキムキなることはまずありませんよね?
毎日毎日の積み重ねを行い、さらにメンテナンスやプロテインを取り入れるといったように、コツコツとした努力が実を結ぶというのが基本だと思います。
英語もまず毎日の積み重ねをコツコツと行った上で、その筋肉を日常生活の上で使うということがいかに大切か、ということがわかっているかどうかが大人が英語力を身に付ける上で大事な心構えとなるのです。
まずは王道の方法から攻めよう!
さて、それでは効率的な英語学習と言うものはどういったものになるのでしょうか。効率的な英語学習とは、昔のように大きな辞書を広げコツコツと勉強することなのでしょうか?
まずは大人の英語学習を始める際には、基本から始めることを前提とすることをお勧めします。
基本から始めると言う事は、今まで中学校から大学まで学んできたことを再度確認しつつ、基本を押さえるということになります。
この基本を学ぶ、ということに関しては実際には自分の自習だけではなかなか難しい面があります。自分ではテキストに沿って勉強していたつもりでも、実際自分の弱点や強みなどを把握しきれておらず、漏れや抜け等が生じてしまうことがしばしばあるようです。
人間都合の悪いことには目をつぶるようになっているようで、自分の弱いところなどはあまり集中的にやらず無視してしまいがちになってしまうようです。
留学をした経験がある人はわかるかもしれませんが、欧米圏の学校であれば必ずテキストを使っています。多くの語学学校では、文法やボキャブラリーが1通り載っているテキストを毎日使う勉強法が基本となります。
「それだったら日本の学校と同じではないか?」と思われるかもしれませんが、海外のテキストはどの留学生にも適用ができるように、必要最低限の文法やボキャブラリーを学べるようになっています。
また日常生活においても、医療や交通機関、文化、食べ物などといった日常生活で必要なボキャブラリーや文法が学べる一通りのバラエティーも含まれています。
そのため、どんな人に対しても一通り同じような知識を身につけさせてくれるというのが大きなメリットです。
そのテキストを使い最低限の知識やボキャブラリーが入ったところで、次のステップに進めるということになります。
この作業を怠ってしまうと、中級レベルの英語力になった場合に伸び悩みの現象が現れる傾向にあります。そうなると、上級レベルに行くのに余計に時間を費やし、モチベーションも下がってきてしまうので、基礎は必ず身に付けて次のステップに進むようにしましょう。
身に着けた知識はごく自然に使うこと
ある程度基礎力が身に付いた場合、問題となることが実際に使うという実践の部分になります。
多くの日本人が語学学校に行くと、おおよそ中級で止まってしまうことが多いようです。それは基礎力をつけた上で、次のステップの学習でつまずいてしまうことが多いからです。
では、次のステップと言うのはどういった内容なのでしょうか?
それは、とにかく現場で英語を使うと言った、ごくシンプルなステップとなります。
日本人は、多くの人が英語を使うということに対して、抵抗がある場合がほとんどです。
特に年齢が上がれば上がるほど、間違った時に恥ずかしいと思う気持ちが大きく、その気持ちが英語学習の妨げになっていることが多いようです。
逆にオープンな人あればあるほどに恥をかくことを恐れていない人も多いため、そういった人はぐんぐん英語力を伸ばしていく傾向にあります。
基本的な知識が入った状態であれば、後は留学生同士や現地の人とどんどん話しかけ、そこから会話から聞いたりした表現をどんどん吸収することが大事です。
そうすることで、驚くほどスピードアップしながら英語力を磨いていくことができます。
私も以前ネイティブのイギリス人とオーストラリア人と同居していたことがありますが、その時に会話をしながら相手の言ったことをそのままそっくり真似をしてすぐに使うようにしていました。
一旦使うと面白いもので、人間というのはすぐに自分のものにしてしまうことができます。
そのため、英語を学んだ表現に関しては、すぐに使い、すぐにフィードバックを貰うやり方を実行すると、加速度的に英語を伸ばしていくことができます。
フィリピン留学が英語力、特に会話力を伸ばしやすい理由がココにあると思います。マンツーマン授業の中で、先生から教えて貰った内容をその場で使い、すぐにフィードバックを貰える環境があるからです。
欧米圏では周囲に外国人がいるので英語を使える環境はありますが、それを自ら意識的に作って行かなければなりません。
だから、積極的な人ほど英語力が伸びやすい、という事になってくるのです。
最新テクノロジーは必ず使った方が良い
私が学校で働いていた時、多くの留学生がテクノロジーを利用して英語学習を進めていました。
と言っても、テクノロジーといってもそこまで複雑な事はしておらず携帯やiPadなどを使用して、様々なアプリやメモ機能を使って学習をしていた程度です。
私の世代としては、どうしても紙ベースで書いたり聞いたりと言うことを地道にして行くほうがなんとなく勉強しているという感覚が生まれ、心地良いと感じる人も多いかも知れません。
しかし、実際にうまく英語学習をしている人は、パソコンやiPadを利用して外部の英語のリソースをうまく使っているようです。
中でも面白いと思ったものに関して以下にまとめてみました。
以上のように、ネットやSNSを使いながら、賢くタダで勉強している人も多かったようです。
大人だからこそもっと感動する楽しい英語学習を!
悲しいことに、子供時代と違って大人はいちいち小さなことに感動したり驚いたりすることはなくなっていきます。
しかし、だからこそ英語を学び、新しい体験をすることが大きな意味を持つとも言えるでしょう。
大人になってからの感動は、子供の時の感動より、もっと記憶に残りインパクトを残します。
自分が学んできた英語が相手に通じた時、好きな洋書が読めるようになった時、映画が字幕なしで見れるようになった時…それぞれ感動するポイントは違うかとは思いますが、英語学習に感動するポイントをうまく取り入れると、大人の英語学習は続きますし、楽しいものになります。
英語は本来、コミュニケーションツールです。世界中の人とコミュニケーションを取り、自分の世界を広げるチャンスでもあります。ぜひ年齢にかかわらず、英語学習を始めてみてください。