オーストラリアの12月は真夏!夏のクリスマスからニューイヤーを紹介
もうすぐでクリスマスですね。日本だと冬ですが、オセアニアのクリスマスは夏です。
ポストカードから来るイメージ的は、短パンのサンタさんがサーフィンをしているなどでしょうか。
正直、この夏の時期にクリスマスと言われても実感が来なく、さらには年末なことさえも実感が薄れるほどです。
では、どんな風にクリスマスやお正月をオセアニアの人々が過ごしているのか、どんなイベントがあるのかなどを、今回はお伝えしたいと思います。
クリスマスは家族で過ごす時間
クリスマスはニュージーランドやオーストラリアでは、休日になっています。
こちらでは、家族が集まる特別な日です。日本でいうお正月のようなものでしょうか。
「クリスマス当日は何するのか?」といった部分ですが、多くの方はこの気候に合わせて、ビーチやプールに行く人が多いとか。もちろん教会に行く人々もいます。1日食べて飲んでといったところでしょうか。
この日はスーパーなどのお店も閉まってしまいますので、買いだめが必要になってきます。また、レストランも閉まるところがほとんどです。
食べ物のことをお話すると、日本だとケンタッキーのチキンが人気ですよね。こちらでは、チキンもそうですが、ローストターキーやハムなども人気です。
またオセアニアは夏なので、シーフード(特にエビやカキ)も食べられます。BBQももちろん人気です。この日は、家族で海に行ってBBQをしたりする人々も多いです。
ケーキについてですが、日本だとふわふわしたスポンジケーキが基本で、そこに綺麗にデコレーションされたケーキが今の時期たくさん並んでいますよね。
こちらでは、パブロバと呼ばれるケーキがよく食べられます。作り方は、メレンゲを基本に焼かれたもので、そこにフルーツや生クリームなどでデコレーションされています。
スーパーでは、デコレーションされる前の白いケーキが売っていて、自分で好きにデコレーションできるようになっています。実際に食べると、ボリュームがありとても甘い印象でした。
その他のケーキと言うと、フルーツケーキのような重めのデザートも人気です。
フルーツも良く食べられています。特にサクランボですが、その他もマンゴーなどの夏の果物も旬のため人気です。
サンタさんへの感謝の気持ち
クリスマス前日にサンタへお礼の気持を込めて食べ物を置いておくんです。各々家庭によっては違うと思いますが、私は2種類経験しました。
ニュージーランドでは、サンタへビスケットを家の中に、そして外にはトナカイへ人参とお水を置いていました。オーストラリアでは、ビスケットとミルクを置いていました。
そして、クリスマスの朝、食べかけがあったり、飲みほされているんですよ。(笑)
少なくとも私の家ではこの習慣はなかったのですが、日本でもあるのでしょうか?
面白いので調べてみると、イギリスではビスケットとミルク、オーストラリアでは暑いのでキンキンに冷えたビールやミルク、ジンジャービスケット、トナカイには人参を。
スウェーデンでは、寒いため長旅の気休めのためにコーヒーを、デンマークでは、ライスプディングを置いておくそうです。
それぞれの国の気候や伝統的な食べ物とかになっていて興味深いですよね。
クリスマスソックス(くつ下)
海外ドラマや映画を見ると、クリスマスシーンでは暖炉に子供の数のソックスが掛けてあるのを見たことがあると思います。
イニシャルがついているなど、かわいいものが多いです。赤ちゃん用にはベイビーコアラがついているものなど。
中身は、ディクショナリーやお菓子、小さいおもちゃなど様々です。
エルフ
サンタを手伝う妖精です。映画にもなっていたりします。子供たちが寝た後、サンタの元に戻り子供がいい子だったのかなどを伝えて、翌朝に戻ってくるというもの。
そして、絶対に触ってはいけません!触ってしまうとサンタがいる北極まで戻れなくなってしまいます。そしたらプレゼントが届かなくなってしまいます。
なので、子供たちも「クリスマスまでいい子にしていなきゃな!」と思うようです。
クリスマスカード
遠くに住む親戚や友人などにカードを送り合います。日本でいう年賀状のような感じです。
柄も王道のクリスマスツリーやサンタや雪などから、コアラやカンガルーがサンタの帽子を被っていたり、短パンTシャツ姿のサンタが描かれていたりと、夏のクリスマスらしいものまで様々売られています。
この時期はみんながカードやプレゼントを送るので、普段よりも到着が遅くなってしまうようです。
クリスマスデコレーション
家の中はもちろんですが、玄関先や庭をデコレーションしてアトラクションのようになっている家々をよく見かけます。
サンタやトナカイの飾りはもちろんですが、電車が走っていたり何か仕掛けが施されていたりするケースも多く、クリスマス前にデコレーションされた近所の家を巡ることもしているようです。
ブリスベンでは、クリスマスデコレーションが楽しめるようにとChristmas Light Mapといった地図がWebサイトにあったり、ランキングがついていたりします。毎年1位の家は、こだわりが強く、キラキラしていて見ていて楽しいです。
デコレーションと言えばツリーですが、日本だと赤や黄色などの暖色が好まれるようなのですが、暑いこちらでは、シルバーや青などの寒色系のものが売られていることが多いそうです。
デコレーションを買える場所としては、K Mart、Target、BIG Wなどでしょうか。これらは、生活雑貨、服や食品まで取り揃えているスーパーのようなもので、ショッピングモールに必ず入っています。
Targetは、アメリカやイギリスなど他の国にもあります。かなり早い段階からクリスマスデコレーションやお菓子類等のコーナーができます。それぞれ取り揃えている商品が違いますし、同じものでも値段が変わってきます。
クリスマスイベントin Brisbane
ブリスベンでは、クリスマスの前の10日ほどシティ内にてパレードが行われています。内容は、音楽演奏やダンス、サンタが乗っている車がやってきたりします。もの凄く混むので、いい場所で見たい人は早めに行ってください。
また、キングジョージスクエアには、巨大なクリスマスツリーが毎年設置されます。ローマストリートパークという公園では、ガーデンが大きくイルミネーションされています。いつも長い列になっているので、終わる時間ギリギリの方が混まないかもしれません。
クリスマスキャロルも多くの小学校や教会で行われます。夜になると涼しくなってくるので屋外でキャロルを聴きに行くのも心地良いです。有名な曲から、オーストラリア独自の曲まで歌われます。
Boxing Day(ボクシングデー)
クリスマスの翌日の26日は、ボクシングデーです。
この日は休日になっています。これは、オーストラリアやニュージーランドに限らず、イギリスやカナダ、アメリカのいくつかの国でもあるそうです。
ちなみに、これはスポーツのボクシングの意味ではありませんよ。(笑)
この日は色々なお店が一斉にセールを行う日で、お正月のセールみたいな感覚です。
この日は、かなり混みますので人混みが苦手な人は控えた方がいいかもしれません。
ネットショッピングもセールが行われているので、家からでもチェックできます。オーストラリアで主流のオンラインサイトebayなどもセールになるそうです。
この日有名なヨットレースが開催されます、シドニーからタスマニアのホバートまでのレースです。
オーストラリア版ジングルベル?
(オーストラリアの車)ホールデンに短パンとビーサンをまとって、クリスマスソングを歌っている~~~といった内容で始まります。
皆さんご存知のジングルベルのオーストラリアバージョンになっています。
気になる方は、以下のユーチューブをご覧ください。歌詞に合わせてカンガルーが出てきたりと面白い動画になっています。
オーストラリアのお正月
元日はもちろん休日ですが、欧米圏の一大イベントはクリスマスなので、お正月の時期に特に家族で集まる文化はありません。
前日の大晦日には、どこのシティでも花火がありパーティに行く人々が多いので、元日はゆっくりする人が多いそう。
大晦日はどこの街もカウントダウン花火があり、シドニーのハーバーブリッジやブリスベンのストーリブリッジなどで行われています。
日本だとお正月は終わって、2週目あたりから小学校が始まったりしますが、こちらでは月末まで休みです。
【まとめ】 夏のクリスマスと年末を体験しよう!
夏のクリスマスや年末の時期に、オーストラリアやニュージーランドで過ごすのも日本と違った経験ができていいと思います。
クリスマス~年始は語学学校もお休みですし、バカンスで訪れる人も増えるので、飛行機チケットの値段は跳ね上がるため、短期留学の人はこの時期に来る人は殆どいません。
つまり、オセアニアの夏のクリスマスを体験できるのは、語学留学やワーキングホリデーなどの長期滞在の方の特権です!
日本と真逆の季節でクリスマスや年末を過ごすのも、文化の違いを体感できるチャンスですので、一度は経験してみることをお勧めします!
また、この時期にホームステイ滞在していると、家族で過ごす厳かなクリスマスも体験できるのでお勧めです。
真夏のクリスマスと年末を楽しみましょう!