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カテゴリー:語学試験対策

IELTSを勉強している人へ ~Writing Task2の書き方: Discussion, Agree&Disagree 発展編~

公開:2019/12/30 著者:熊本 千夏 721 Views

前回は、IELTS Writing Task2のProblem&Solution問題の書き方について紹介しました。

今回はさらに高得点を取るために発展編として、Discussion、Agree&Disagree問題の書き方を紹介したいと思います。また、エッセイ中に使える表現などについても書いています。

 

この記事では、IELTS Writing Task2の書き方や、文章中に使える表現などをお伝えしていきます。

 

こちらに載せている解答例ですが、私自身が書いたものを修正してもらったものですので、参考程度にご覧頂けたら幸いです。

Introductionの書き方

Introductionは以下の3つから構成されます。

 

・Background(2~3文)
・問題提起
・Outline

 

Backgroundでは、TOPICを自分なりの言葉で説明します。また、問題文の文法や単語を変えて文章に取り入れることも大切です。

問題提起では、Backgroundをふまえて何が問題となっているのかについて書きます。

Outlineでは、これから自分が何を話すのか簡単に説明します。This essay will discuss… .と続けていきます。以下、例文をいくつか紹介します。

 

Agree&Disagree

Question: University is the final level of education for many people nowadays. What are the advantages and disadvantages of gaining a university qualification?
Answer: For many students, their dream is to enter university after graduating from high school. Indeed, more and more students are pursuing this path and, consequently, more and more universities are being built. However, a degree from university seems to have far more drawbacks than benefits. This essay will discuss two disadvantages of a qualification from university, namely expense and irrelevance, and one positive, being the benefits of a professional qualification.
問題: 最近、多くの人々にとって、大学は教育の最終関門となっています。大卒の資格を得ることの利点と欠点は何ですか。
解答: 多くの生徒にとって、高校卒業した後に大学に入ることは夢です。よって、より多くの生徒がその道を目指しており、その結果、より多くの大学が設立されている。しかしながら、学士は利益よりも不利益の方が多いと思われます。このエッセイでは、2つの欠点、すなわち資金面と不適切さ、そして、1つの利点である専門的な資格を得ることができることについて述べます。

 

定型文は以下の通りです。

 

This essay will discuss two advantages/disadvantages of TOPIC, namely IDEA① and IDEA②, and one positive/negative, being IDEA③.

 

Discussion

Question: Recently, gay marriage has been debated around the world. Should gay marriage be legalised?
Answer: Nowadays, there are many kinds of families all over the world. Gay couples seem to be one of them. However, many countries do not recognize these couples as a family. This essay will discuss two supporting opinions of legalising gay marriage, namely family and discrimination, and one opposite idea, being crime.
問題: 最近、ゲイ同士の結婚が世界中で議論されています。ゲイ同士の結婚は合法化されるべきでしょうか。
解答: 近年、世界中で様々な種類の家族が存在しています。ゲイカップルもその1つでしょう。しかしながら、多くの国でこれらのカップルを家族として認めていません。このエッセイでは、ゲイカップルの合法化についての2つの肯定意見、すなわち家族と差別、そして1つの否定意見である犯罪について述べていきます。

 

定型文は以下の通りです。

 

This essay will discuss two supporting opinions/ideas of TOPIC, namely IDEA① and IDEA②, and one opposite idea/opinion, being IDEA③.

 

Body partの書き方

Body partは、Agree&Disagree問題でもDisagree問題でも、基本的に3パートに分かれます。内容はTOPICや書く人によって変わる可能性もありますが、パターンは以下の通りです。

 

Agree&Disagree

Body1Body2Body3
パターン1Agree①Disagree①Disagree②
パターン2Agree①Agree②Disagree①

 

書き始めを紹介します。

 

・パターン1

Body1: The first problem with TOPIC(名詞、動名詞) is Agree①(名詞、動名詞).

Body2: Despite Agree①(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Disagree①(名詞、動名詞).

Body3: In addition to Disagree①(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Disagree②(名詞、動名詞).

 

・パターン2

Body1: The first problem with TOPIC(名詞、動名詞) is Agree①(名詞、動名詞).

Body2: In addition to Agree①(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Agree②(名詞、動名詞).

Body3: Despite Agree① and Agree②(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Disagree①(名詞、動名詞).

 

Discussion

Body1Body2Body3
パターン1Supporting Idea①Opposite Idea①Supporting Idea②
パターン2Supporting Idea①Supporting Idea②Opposite Idea①

 

・パターン1

Body1: The first problem with TOPIC(名詞、動名詞) is Supporting Idea①(名詞、動名詞).

Body2: Despite Supporting Idea①(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Opposite Idea①(名詞、動名詞).

Body3: In addition to Opposite Idea①(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Opposite Idea②(名詞、動名詞).

 

・パターン2

Body1: The first problem with TOPIC(名詞、動名詞) is Supporting Idea①(名詞、動名詞).

Body2: In addition to Supporting Idea①(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Supporting Idea②(名詞、動名詞).

Body3: Despite Supporting Idea① and Supporting Idea②(名詞、動名詞), TOPIC(名詞、動名詞) is Opposite Idea①(名詞、動名詞).

 

In addition to 以外にも使える表現を紹介しておきます。

 

Apart from
Besides
Along with

 

Despite以外にも使える表現も紹介しておきます。

 

Although SV
Not withstanding the fact that SV
In spite of the fact that SV

 

Agree&Disagree問題もDisagree問題も書き始めが似ていることが分かると思います。パターンを覚えてしまえば、結構簡単に書けてしまうので、何回も書いて練習して覚えてしまいましょう。

「ゲイカップル」の問題を使って例文を紹介しておきます。

 

Body1:  The first, and perhaps biggest reason to recognize gay marriage is family. If gay marriage is legalised, gay couples are also recognized as a family. By recognizing family, they could sign many documents which recognize them as a family such as the consent form of operation and getting adoption.
Body2: In addition to the family, not recognizing gay marriage is discrimination. Recently, LGBT seems to have become accepted by some people. However, others are not accepting that and to do so may cause discrimination. Therefore, gay marriage has to be legalised to reduce discrimination.
Body3: Despite the family and discrimination, legalising gay marriage may cause crimes. It is highly likely that fake marriage may increase. For example, a person may get marriage as a gay couple to obtain the permanent residency.
本文1: まず、ゲイカップルの結婚を認める最も大きな理由は家族です。もし、ゲイカップルの結婚が法律化されれば、ゲイカップルも家族の一員として認められます。家族として認められると、手術の同意書や養子縁組など、彼らは多くの公的文書にサインすることができるでしょう。
本文2: 家族に加えて、ゲイカップルの結婚を認めないことは差別でしょう。近年、LGBTは何人かの人々に受け入れられつつあります。しかしながら、受け入れられない人もおり、それは差別を引き起こすかもしれません。それゆえ、ゲイカップルの結婚は差別を減らすためにも法律化されなければなりません。
本文3: 家族と差別にもかかわらず、ゲイカップルの結婚の法律化は犯罪を引き起こすかもしれません。偽装結婚が増えているように思います。たとえば、永住権を手に入れるためにゲイカップルとして結婚する人がいるかもしれません。

 

It is highly likely that… のような表現を使うと、that以下の文章をよりアカデミックな表現に変えることができます。

日本語でも、「~のように思われる」や「高確率で~である」などを使うとよりアカデミックな文章になるかと思います。また、文字数も稼ぐことができるので、いくつか紹介しておきます。

 

・It is highly likely that SV = There is a strong likelihood that SV
・It is possible that SV
・It seems that SV
・There is a tendency for S to V = S tend to V
・There is a perception by some that SV
・If SV, there is every chance that SV
・It is not uncommon that = It is not uncommon for S to V
・It could be argued that SV
・There is a widespread belief that SV
・Having said that, not every SV(そうは言いましたが、全てのSがVではない)
・Of course it is true that not every /all SV(もちろん、全てのSがVというのは真実ではない)

 

Conclusionの書き方

Conclusionでは、summary(要約)を書き、予測か提案を書きます。

また、Conclusionの構成は以下の通りです。

 

・予測

In conclusion/summary, Body③. However, Body②. Additionally, Body①. Therefore, SV. In the near future, SV.

 

・提案

In conclusion/summary, Body③. However, Body②. Additionally, Body①. Therefore, SV. To begin to tackle this situation society/individuals/ the government need to/should V.

 

「ゲイカップル」の問題で例を見てみましょう。

 

例) In summary, legalising gay marriage may cause an increase in crimes. However, recognizing gay couples could lead to a decrease in discrimination. Additionally, by recognizing gay marriage, they can be legally recognized as a family. Thus, gay marriage should be legalised. In the near future, gay marriage is likely to increase more and more.
訳) 要約すると、ゲイカップルの結婚を法律化すると犯罪の増加を引き起こすかもしれません。しかしながら、ゲイカップルの結婚を認めることは差別の減少を導き、さらに家族として法的に認められることができます。それゆえ、ゲイカップルの結婚は法律化されるべきです。近い将来、ゲイカップルの結婚はもっと増えていくように思われます。

 

まとめ

Discussion問題とAgree&Disagree問題は書き方が似ていることが分かったかと思います。

いくつかの表現は、他の問題でも使うことのできるものが多いです。

ぜひ、覚えて自分のものにしていきましょう!

 

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この記事を書いた人
留学・ワーホリ経験者
熊本 千夏(CHINATSU KUMAMOTO)

鳥取県出身。化学の実験が好きで、高専物質工学科に進学。化学の専門性だけでなく、英語力があれば将来有利になることから、高専卒業後に留学を決意。オーストラリアのサンシャインコースト大学に正規留学。留学先をオーストラリアに選んだ理由は、日本で通っていた英会話スクールの先生がオーストラリアが好きだったことから影響を受けました。(笑)元々4歳の頃から英会話スクールに通っていて、英語は得意科目だったこともあり、高専5年生になってからの約1年間、IELTSを独学で勉強してOverall5.0を取得。

オーストラリアの語学学校で大学進学英語コースを経て、大学本科へ進学。オーストラリアの大学では、化学、特に生物化学を専攻。将来的には、化学者または研究者になるが夢。趣味はハンドボール、バレーボール、音楽を聴くこと、アニメを観ること、百人一首と多趣味。The日本人ですが、洋画を観るのも好きです。これからオーストラリアに留学を考えている人や悩んでいる人のために少しでも役立つように、私の留学生活や現地の最新情報を発信していきます。

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