誰でも出来る!オーストラリアで一度は体験しておきたいロードトリップの始め方!
オーストラリアで定番の旅と言えば、「ロードトリップ」です!
広大な国土を誇るオーストラリアには、飛行機や観光バスでは行けない大自然スポットや絶景ポイント、とてつもなく綺麗なビーチ…などた~~~くさんあります。
そういった場所を巡るため、数日間キャンピングカーやレンタカーを借りて自分たちで運転しながら旅するのです。
私もつい最近、西オーストラリアをキャンピングカーでロードトリップしました!それはもう感動の毎日で、いつもの海外旅行とは一味違い、ロードトリップしたからこそ体験できる貴重な経験となりました。
しかし、中にはせっかくオーストラリアにはいるものの「やってみたいけど何だか大変そう…。」とか「何から始めればいいか分からない…。」など、自分たちで計画しなければならないので少々難しそう…と尻込みしてしまっている方も多かったりします。
今回は、ロードトリップの始め方などを詳しくご紹介していこうと思います♪
ロードトリップの始め方
ロードトリップの魅力は、自分たちで運転しながら自分たちの行きたいスポットに自由気ままに行くことができる事です。
オーストラリア留学なりワーホリなり滞在している方は特に、SNSなどで見かけた絶景ポイントや行ってみたい場所などは多かれ少なかれあると思います。
なので、リサーチして行きたいポイントをリストアップしたり、Google Mapsに場所を保存したりしておくといいかもしれません。
そして、‘いつか行きたい’リストから、‘今度行く’リストに変えましょう!
(1)ルートを決める
・出発地から最終到着地を決める
レンタカーを借りる場合、周り方にはいくつかパターンがあります。
①出発地と同じ場所に車を返却する。
→ 日本も同様で、借りた場所に返すという一般的なパターンです。
②乗り捨てといって、出発地と最終到着地が違う場所で車を返却する。
→ 都市を移動する際についでにロードトリップする人などがよく行います。例えば、出発地がシドニーで最終到着地がケアンズであっても、到着後は車をわざわざシドニーに返さなくてもケアンズの支店に返却することができます。オーストラリアならではの仕組みですね!
③ラウンドといって、オーストラリアを一周してしまう。
→ 一周なり半周なりオーストラリアを大きくぐるっと周る形のロードトリップです。
レンタルも可能ですが、ラウンドとなると数ヶ月かかるので自分の車を買ったほうが安くつく場合もあります。
私たちの場合は西オーストラリアを6日間かけてのロードトリップだったので、パースの支店で借りて同じ支店に返却しています。
Google Mapなどで、それぞれの距離や走行時間が調べられるのでプランは立てやすいです。
・日数や予算
どのくらいの日数が確保できるかで、周れるポイントも変わってきます。
何日間でもオッケーなら問題ないですが、日数が決まっていると計画は立てやすいですよね。
また、予算なども含めて、自分たちの都合に合わせたプランを練りましょう。
費用については、また別のコラムで詳しく書いていこうと思うので少々お待ち下さい。
・行きたいポイントを押さえる
出発地から最終到着地を決めたら、その間にある行ってみたいポイントをピックアップしながらルートのプランを立てていきます。
参考までに、私たちの場合だったらロードトリップに当てれる日数が6日間だったので、その日数で周れるポイントが以下のようなプランになりました。
1日目: パース出発 – ランセリン
2日目: ハットラグーン・カルバリ
3日目: シェルビーチ・モンキーマイア
4日目: カルバリ国立公園・ジェラルトン
5日目: ピナクルス
6日目: ウェーブロックーパース到着
6日目の15時半までにキャンピングカーを返却しなければならなかったので、この後はパースへ戻り、無事ロードトリップが終了しました。
今回は3人でのロードトリップだったので、1日の移動の中で1人当り2~3時間ほどの運転で済んでいます。
(2)キャンピングカーの借り方
ルートや日数が決めれば、あとは車をレンタルするだけです。
自分の車がある方はスキップして下さい。レンタカーに関しては、キャンピングカーか乗用車かで旅のスタイルも変わってきます。
キャンピングカーなら、車にベッドやミニキッチン、キッチン用品、机などが備えてけられているので、あとは食料だけを調達すればそのまま乗り込めます。
キャンピングカーではないタイプのバンや四駆(4WD)、普通車をレンタルするなら寝袋やテントなど、キャンプに必要なもの欲しいものを揃えましょう。
キャンプや車中泊せずにホステルやバックパッカーズなどに泊まることもできますが、場所によっては目的地周辺に宿泊施設がない場合もあるので注意して下さい。
車のレンタルはオンラインで事前予約できます。
ちなみに、予約する際は現地のサイトですることをお勧めします。
今回の旅では日本から友人も参加したこともあり、その子らも日本のサイトから見積もりを取ってくれたのですが、あまりにも高すぎたのでお勧めしません…。
「Campervan hire Australia」などキーワードで検索すれば、たくさん比較サイトやレンタル会社のサイトが出てきます。
それでは、VroomVroomVroomのサイトを例に、順を追って予約までの流れを説明していきます。
ステップ1
・「Cars(乗用車)」か「Campervans(キャンピングカー)」を選択。
・「Pick up location(乗車する場所)/ Drop off location(降車する場所)」を設定します。
・日にちを入力し、次へ進みます。
ステップ2
キャンピングカーを借りるのであれば、Filter(フィルター)などで「Sleeps/Beds」の数を指定できるので、何人用のベッドが必要か選択しましょう。
またオートマかマニュアル、年式、金額などもフィルターにかけて検索できます。
ステップ3
フィルターにかけた後、自分たちの条件にあった車か確認しながら見積もりの金額を見て、どの車にするか選びましょう。
年式が古いものだと当然金額は安くなりますが、故障しやすかったりもするので気をつけて下さい。
あとは車に何が備え付けられているかもチェックです。Stove(コンロ)Fridge(冷蔵庫)Microwave(電子レンジ)AC(エアコン)など。
車によって、キッチン用品が元々ついている場合もあれば、有料オプションで追加する必要があったりもします。
他にも備え付けられているものにバラつきがあるので確認しながら、金額のバランスも考えて選びましょう。
ステップ4
車が決まれば次に進み、見積もりを出します。
日にちや受け取り・返却時間などを入力し、車両保険の加入や、追加アイテムが欲しければ選択できます。
ステップ5
トータルの金額を確認したら、個人情報(Rental details)、運転免許証情報(Driver and passenger details)、払い情報(Credit/deposit details)などを入力すれば予約完了です。
後は当日ピップアップの日時に店舗へ行き、車を受け取ればついにロードトリップの始まりですよ~!
当たり前ですが、国際免許が必要になるので準備しておきましょう。オーストラリア内でも日本からでも、日本の運転免許証を持っていれば取得可能です。
・海外で運転するには?国外運転免許証の取得方法まとめ
オーストラリアは日本同様、左車線・右ハンドルなので違和感なく運転できます。標識なども比較的分かりやすいですが、事前に交通ルールは確認しておきましょう。
(3)車両保険について
車両保険は予約する時点で加入でき、Liability(賠償責任額) Optionから選びます。
保険に加入しなければ、$7,500という高額な免責額(自己負担金)がかかってしまいます。
基本的にどのレンタル会社でも減額オプションか全額カバーオプションが付いているので、どちらか選ぶことができます。
会社よって金額や内容は多少違いますが、参考までに例を挙げると以下の通り。
・Liability Reduction Option1
1日/$25~30ほどで、Excess(自己負担金)が$2,500に減額。何かあった場合はその金額は払わなければなりません。
・Liability Reduction Option2(VIP Cover)
1日/$45ほどで、Excess(自己負担金)を無料に減額できるので、何かあっても保険で全額まかなえます。
慣れない海外での運転は何が起こるか分からないので、多少高くてもフルカバーの方をお勧めします!
また運転手が他にいる場合は一人当り1日/$2~3の追加料金がかかることもあるので念頭に。
宿泊場所について
オーストラリアでは法律上、指定された場所以外に駐車して車中泊することは禁止されています。
なので、無料だからといって、そこら辺の駐車場や公園などで車中泊するのはやめましょう。
基本的にキャラバンパークといったキャンプ場などの施設で車中泊するか、ホステルやバックパッカーなどの宿泊施設に泊まるかになります。
ロードトリップをする上で注意したいポイント
・時間に余裕を持ったスケジュールを立てる
あれもこれも行きたいからといって予定を詰めすぎると、いざ何かあった時に困ります。ましてや海外で運転や旅をする訳ですから、時間には余裕を持ったスケジュールで動きましょう。
・交通ルールはしっかり守る
当たり前な事ではありますが(笑)、オーストラリアではかなり厳しく交通違反を取り締まっているので気を抜かないように!
後部座席のシードベルトは義務付けられていますし、駐車違反などもすぐに切られます。特にスピード違反は、少しでもオーバーしているならキップを切られますし、罰金も高額です。
何も無い一本道が続いたり、テンションが上がったりと運転中何かとスピードがオーバーしてしまいそうですが、そこは忠実に制限速度を守りましょう。
・日が暮れてからの運転は避ける
夜行性のカンガルーが車のライトに反応して飛び出してくるらしいので事故に繋がります。
日没までには目的地に到着できるスケジュールを組みましょう。
・ガソリンは小まめに給油する
いざ給油したいとなっても、次のガソリンスタンドまでなかなか行き着かないなんてこともよくあります。
「まだ大丈夫か~。」ではなく「とりあえず入れとこ~。」といった感覚で、小まめに給油しておきましょう。
Fuel Mapという無料アプリは、オーストラリア中のガソリンスタンドをマップ上で見ることができ、値段やそこまでの距離なども出てくるので便利ですよ。
・食料や水は買える時にまとめて買っておく
西オーストラリアは東海岸側に比べて、街が連なっている訳ではありません。所々に大なり小なりの街がありますが、北上すればするほど少なくなってくるので、スーパーなども無くなってきます。
なので、ロードトリップを始める前や、途中街に寄った時などに食料・水などはまとめて買って備えておきましょう。
手順を抑えてロードトリップに繰り出そう!
いかがでしたか?
「ルート決め」と「レンタカーの予約」という2つのステップで、ロードトリップは始められます!
後は宿泊場所や、注意するポイントを抑えておけば完璧です!
オーストラリアにはたくさんの魅力が詰まっているので、せっかくなら思い出の一つとしてロードトリップをしてみてはいかがでしょうか?
きっと一生物の素敵な経験ができると思います♪