自然の宝庫オーストラリアでキャンピングライフ! ~車の購入と車を持つことのメリット(前編)~
こんにちは。オーストラリアでキャンピングライフ中のリュウセイです!
皆さんの中で、「オーストラリアの大自然の中でキャンピング生活をしてみたい!」と思ったことのある方は、いらっしゃるのではないでしょうか?!
私は、オーストラリアに渡航する前に、「オーストラリアをキャンピングカーで一周してみた話」という記事を目にし、広大な大自然の中を駆け抜ける生活に憧れを抱き、そのような生活スタイルを送ることを決めました。
そして、オーストラリアに渡航して1カ月経った頃に、自分自身の車を手に入れることができました。
今現在は、友人と2人で毎日車中泊のキャンピング生活をしながらオーストラリアでのワーキングホリデー生活を満喫しています。
今回は、これから「異国の地でキャンピングライフしたい!」と思う方のための必要な情報と、実際にやってみての渡航前の理想と渡航後の現実のギャップについて、前編・後編に分けて書かせていただこうと思います。
車はどのようにして手に入れた?
私は、日本では自分の車を持った経験がないため、初めてのマイカー購入がオーストラリアになりました。
ほとんどのワーキングホリデーで来ている人が車を手に入れる場合、中古車を購入しています。
購入する車を探している時や、実際に運転していて感じたのは、日本と比べて道路には中古車が溢れていること。
オーストラリアは車に限らず、たくさんの物を中古で大事に使い回す文化があります。
中古車の購入方法としては、以下の2つの方法があります。
以下では実際の購入の流れについて紹介していきます。
ウェブ上のクラウドソーシングで探す
①の方法は、現地にオーストラリアの住民やワーキングホリデーで近々帰国する人が、必要なくなった車を直接売買しています。
このようなクラウドソーシングは、中古物の売買から、仕事の求人、地域のコミュニ―ティー作成など、様々な目的で使用されています。
中古車も同様に一日に何件もの販売広告が新規で出されており、頻繁に売買が行われており、このサイトを通してサイト内で連絡を取り、当事者間での直接売買になります。
そして、このような中古車の売買では、高い確率で購入後に車のトラブルが発生します…。
その理由としては、売買を行う人の多くは車の知識がない素人のため、多少の異変があっても気づくことなく、また修理や点検等をすることなく販売してしまうからです。
私の台湾人の友達は、「購入後、3日でエンジンが動かなくなった。それで、自分自身で修理にすぐ出さなければならなった…。」と言っていました。
Gumtreeを使っての車購入の流れは以下の通りです。
売り手と買い手同士だけのやりとりはすべて「英語」になるため、このやり取りや試乗の際に何か不具合があったら大変苦労します…。
私は、渡航後の時は、基本の日常会話に問題ないくらいの英語力しかありませんでした。そのため、車の専門用語が飛び交う会話は、理解することが困難でした。(泣)
結局、試乗の走行中にエンジン音と後輪に異変を感じたので、その時は車の購入をお断りしました。
試乗と言っても長い距離を走行することはないため、異変に気付きにくいのが現実です。私のケースは、ラッキーだと思います。
結論として、個人間の直接購入のメリットとしては、安く車を手に入れることができる!これだけです。(笑)
直接売買かディーラーを仲介するか否かでは、同じような車でも価格は1.2~1.5倍くらい違うように感じます。
さらに、これらの直接売買の販売価格は、値段交渉が当たり前なので、交渉次第ではもっと安く手に入れることができます。
車のディーラーさんから購入する
②のディーラーさんから購入するですが、私が最終的に選んだ手段になります。
ディーラーさんからの購入を検討する場合は、以下のような手順になります。
ディーラーを通して購入するメリットとしては、以下の3点です。
購入後の保証が付く
ディーラーさんからの購入であっても、車が中古車なので、故障は起こる可能性はあります。
ですが、故障が起きたとしても、ディーラーを通して購入していた場合は、修理屋さんを探す手間と修理費用がかからないことは大きな利点ではないでしょうか。
修理や点検がされている
ディーラーさんにもよりますが、車の修理や点検等ができる方が多くいること。私が連絡を取った5人の内4人はメカニックができる方々でした。
メカニックができる方であれば、「ここの部品はまだ取り換えたことないから注意して。」、「この音は、〇〇が原因だから大丈夫だよ。」と説明していただけます。
日本語対応してもらえる
私が滞在していた近くに長年オーストラリアで車の販売をされている日本人ディーラーの方がいらっしゃいました。直接販売の時に、英語では理解できなかった説明が日本語で聞くことができるのは、トラブル回避には大切なことだと感じました。
購入までの電話でのやり取りも簡単に進むので、相談してから車を手に入れるまでスムーズに進みました。
お値段も他のディーラーから紹介してもらった車の値段と比較しても違いはなかったので、日本人だから高く売られるといったこともありませんでした。
私は、これから購入を検討される方がいらっしゃるのであれば、ディーラーからの購入を強くお勧めします。
日本語対応のディーラーが無い場合は?
私は偶然の日本人の方から購入できましたが、ほとんどの場合は地元のディーラーからの購入になります。
そのため、英語について心配される方もいらっしゃると思います。
ディーラーの方々も外国人への販売に慣れているため、わかりやすい英語で、必要な個所の説明してくれます。
この時に分からないことがあれば何回でも聞き直し、納得することが後々のトラブルを回避するために大切です。
いずれにせよ、個人売買とは違ってディーラーは逃げも隠れもしないので、故障やトラブルがあっても個人売買よりは安心感があります。
車の購入で大切なことは?
車の購入の際に、不良品の購入やトラブルを避けるために私が大事だと思うことは3つあります。
①は日本人の方も過去に多くの方々が購入されており、ブログ等に情報を残してくれているため、日本語で簡単に知ることができます。その体験談に基づき、流れや相場などを把握することは大事です。
②と③は、友達つながりで探せば、かなりの確率で自分の周りに中古車購入の経験をした人がいるはずです。信頼がおける場所から購入できることになるので、周りの力を頼りましょう。この方法が、一番安心かつ早く車を手に入れることができます。
また、価格に関してですが、購入検討の際に予算が十分にあり、帰国する際に車を売る予定でしたら、比較的高くても走行距離が少なくて頑丈な車を手に入れることをオススメします。
その理由として、例えば$5,000で購入した車は、$4,000$~$5,000で売ることができるためです。
実は購入金額と売り値は、そこまで差が出ません。(笑)つまり、安い金額で購入しようが高い金額で購入しようが、最終的な金額の損失に大差はないのです。
それでしたら、性能が良く、万が一事故が起きても命を守ってくれるような車を手に入れた方がお得ではないでしょうか?
オーストラリアでは、中古車は100,000~200,000キロ走行しているのは当たり前で、たまに300,000キロ以上走行している車も見かけます。日本では、廃車になっているはずの車が平然と道を走っています!
また、上記で述べた通り、中古品を使い回す文化があるので、もし売るとなっても買い手がつきやすいです。
車を所有することで得られたものは?
走行中は、トヨタ・ホンダ・日産など、沢山の日本車を見かけます。
これは、日本車が他のメーカーと比べて故障が少ないからとオーストラリア人の知り合いが言っていました。
日本人として、少し嬉しかったりします。(笑)
車を手にして得られたものは、広範囲に移動することができることです。
オーストラリアの面積は、日本の20倍以上です。一方で人口は1/5です。
グーグルマップで見た時に「隣の都市だ」と思っても一つの都市も大きいため、「100キロ以上先?!」ということは多々あります。
そのため、「大自然を見に行きたい。」、「このスポットに行きたい。」と思った時には、基本的には車が必要です。
長期滞在している人でも車を持っていない方は、「来てから長く経つけど、オーストラリアの大自然をまだ見てない…。」と言われる方は結構います。
レンタカーを借りるにしても、日本と比べて高いですし、年齢が若いと値段が高くなるシステムになっています。これは、ドライバーライセンスを取得して長期間を経過してない人は、事故の可能性が高いからだそうです。
オーストラリアという広い台地には、日本では見ることのできない光景がたくさんあります。もちろん今の時代は、検索して画像や動画を見れば、広大な自然もイメージはできるでしょう。
ですが、実際に大自然の中を走行する中で、自然の壮大さやその自然と比較した現代のテクノロジーの凄さなどを、肌を持って感じました。
この経験は、実際に自身の足で踏み出してみないと分かり得ない体験だと思います。
限られた時間を無駄にしない!
前編では、購入と所持することのメリットを書かせていただきました。
限られた期間での海外生活で大事なことは、「問題を増やさないことや時間を無駄にしないこと!」だと思います。
慣れない環境や違う文化でのトラブルは、本当に手間と労力を必要とします。
そして、日本では味わえない経験を、その土地で手に入れることも醍醐味です。
もし、これからの留学やワーキングホリデーに行かれる予定の方で、自身の目的のために車が必要ということであれば、車の購入を検討してみてはいかがでしょうか?
後編では、購入した車での実際のキャンピングライフに焦点を当てて記事にさせていただきます。
また、別記事の中で、もっと詳しいリアルな交通事情についても執筆予定なので、そちらの記事もお楽しみに!