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カテゴリー:ワーキングホリデー

【オーストラリア・ワーホリ】セカンドワーホリビザ取得の条件であるファームジョブってどんな感じ?

公開:2020/01/22 著者:宮本 里穂 1210 Views

オーストラリアのワーキングホリデーは、一定の期間ファームジョブをすると2年目のワーキングホリデービザ(セカンドビザ)を取得することが可能です。おそらくビザを申請する時の情報収集で、知っている方も多いはずです。

「でも、ファームジョブってどんなんだろう?」と思う方もいると思います。私もそうでした。「農場で働くってどんなだろう?」とか。

私は、セカンドを取得というよりかは経験として少しファームに行ってきたという感じですが、今回イチゴと野菜のパッキングの仕事中心にお話していこうと思います。

セカンドビザのシステムとは?

セカンドビザを取得するためには、条件を満たさないと行けません。1年目に88日間(約3か月)ファームジョブを指定された地域で行うとセカンドビザの申請権利を得ることができます。

さらに昨年よりセカンドビザ中に半年間ファームジョブをすることで、3年目のワーホリビザを取得可能となりました。

 

 

また、セカンドビザ・サードビザも共に年齢制限があり、どちらも30歳までです。具体的には31歳の誕生日を迎えるまでにビザ申請をする必要性があります。滞在中に31歳を過ぎていても問題ありません。

ファームで働いた日数は実働の日数となります。天候により毎日働けなかったり、仕事をもらえるまで待ったりとかで3か月以上かかってしまうので、セカンドビザ狙いの人は、余裕をもってスケジュールを考えた方がいいと思います。

セカンドビザやサードビザを取る際には、良くファームジョブと言いますが、職場はファーム以外にもあります。どんな場所で働くと権利が取得できるのかですが、以下のリストの通りです。

 

・植物や動物の栽培・飼育(ファーム)
・魚や真珠の加工
・鉱山業

 

これらが、政府のサイトに挙げられています。その中でも一番多いのが、フルーツや野菜の栽培やピッキング、パッキングです。

例えば、イチゴ、ブルーベリー、マンゴー、ジャガイモやコーンなどが多いですが、これはほんの一部で、もっと色々な種類が育てられています。種植えから育て上げるまで、そして収穫、パッキングするなどが仕事になります。

動物というのは、牛を飼育する手伝いや肉加工の工場にて缶に詰めるなどになります。その他にも、木を植えたり伐採をしたりする仕事もあれば、オイルやメタルに関わる鉱山業や建設に関わるものなど様々の仕事があります。ワイナリーでの仕事もあったりします。

 

指定地域が決まっている

上記で紹介した仕事は、どこで働いてもOKと言うわけではありません。政府が指定した地域で働かないと権利取得にはなりません。政府のWEBサイトを見ると郵便番号を確認することができます。

そのリストに載っていない地域で働いても申請することができませんのでご注意を!これらの指定地域は、シドニーやメルボルン、ブリスベンなどの都会ではなく、そこから少し離れた地域やノーザンテリトリ、南オーストラリア(アデレードなど)、タスマニアが指定地域となっています。

どうやって仕事をみつけるのかというと、日本人向けの求人サイトやファームが掲載された英語サイトがあるので、そちらで毎日のように求人が掲載されています。または、バックパッカーのジョブサイトやGumtree 、Fruit Picking Jobs等のサイトから見つけます。

 

確実なのは、友人を伝って仕事を手に入れることです。自分よりも先にファームに行った方から仕事があるか情報を得て行ける人は、より早く仕事を見つけられます。

 

私は、Backpacker Job Board(https://www.backpackerjobboard.com.au/)というサイトでまずストロベリーファームのパッカーの仕事を応募しました。

いつから働けるのか、どのポジションがいいのかを聞かれ、フォームが送られてきたのでフォームを埋めて送ったら、あとはそこに行くだけでした。私は、南オーストラリアにすぐに飛びました。

 

イチゴピッキングとパッキングのお仕事

パッカーに必要な道具は特にありませんが、挙げるとしたらゴム手袋と帽子でしょうか。

手袋はすぐに破れるので強いものを選ぶか、量を買うかした方がいいかと思います。少し分厚いものを選ぶと、小さいイチゴを扱うのが難しかったりしました。

服装は、楽な恰好で上に黄色やオレンジのセイフティベストを着ていました。あまり記憶にないのですが、これも行く前に買っていったと思います。私のポジションは、ピッカーかパッカーです。

 

摘むか、パックに詰める仕事です。摘む方は、日差しと暑さとの戦いです、それに比べパッキングは、倉庫内で行われるので女の子が多かったです。

私の行ったところは、ピッキングは朝早くから行われ、その後に朝摘まれたイチゴを午後にパッカーの人がひたすらパッキングする形でした、収穫量は日によって異なるのでパッキングする量もそれに左右されます。

労働時間は、2時頃から始まり、早く終わる日もあれば、夜までかかったりすることも。

 

→ 私が働いていたイチゴ畑の写真。

 

イチゴパッカーの流れ

初日には、名前を入れた段ボール箱を作り、誰が作ったパックかすぐ分かるように色マーカーのパターンを渡されます。

この箱はトレーを入れるものです。この会社は100gの小さいものから、250gや500gの大きなものまでパックの種類がありました。その日に余ったパックは段ボール箱に入れておきます。

1日の始めに受け取ったパックの数を確認して、その日に余った数を数えて申請するのが1日の最後に行われます。これにて、1日に何パック詰めたのかが分かり、これに応じて入金されます。パックの大きさ毎に値段が違いました。

 

色マークはみんな違うもので、私はオレンジの線が2本でした。パック詰めしたイチゴがベルトコンベヤーで流れて行って、確認する人が‘two orange’と呼ぶと、やり直しのパックを渡される仕組みです。入れ方が汚かったり、痛んだりしたイチゴが入ったパックはやり直しです。

スーパーに並んでいるものを見ると、同じようにマーカーがついているのでどの工場もこの方式が使われているのだと思います。

仕事は、ますどの大きさのパックか言われ、詰めるものは小さいものか大きいイチゴかを言われ、ひたすらそのサイズにあうイチゴをパックに詰めていきベルトコンベヤーに乗せる作業になります。イチゴは大きなトレーにびっしり入っています。

 

初日に、どのサイズが小と大なのか、どれが悪いものなのか、そしてどのようにきれいに詰めるのかを教えてもらえます。

教えてくれる人によって言っていることが違うので、少し困りました…。少し慣れてくると早くできますが、早い人は比べ物にならないほど早く、もちろんその分稼いでいました。

パッキングは立ち仕事ですが、そこまで疲労は感じなかったです。

 

ちなみに、パッキング、ピッキングの他にもカッティングや植え付けのプランティングなどグループ作業から個人作業まで時期によって異なります。

南オースラリアのピークが終わると、クイーンズランドのあたりが収穫の時期にあたるので、日数が足りないならば違うファームにはしごすることもできます。

ファームジョブを始めたい時期がどこの地域、もしくは何の果物や野菜の繁忙期にあたるのかを調べることがまず一歩です。

 

ブロッコリー二のパッキング

次に行ったのはクイーンズランド州です。こちらでは、ブロッコリー二と呼ばれる少し背の高いブロッコリーがあるのですが、これのパッキングの仕事です。

大きなボールに洗われたブロッコリー二が山のようにあり、それをひたすらゴムで縛っていきます。だいたいこれくらいの量と初めに言われそれをまとめて縛っていきます。

このゴムがものすごく強いんです!全然広がらない…かなり手がボロボロになりました。
あまりに仕事が遅いと、すぐに首にされると噂もありました。

 

その他、この工場では、カボチャやじゃがいもを洗う仕事もありました。同じシェアハウスに住んでいる人の中には、パッキングだけではなくピッキングの仕事がある日もあったりします。

これは、自分が仕事を契約しているコントラクター(契約した窓口会社)によるのだと思います。同じところで働いていても違うコントラクターなら働く日数や賃金も異なります。

イチゴ、ブロッコリー二もやはりセカンド取得のために働いている日本人は多かったのですが、台湾人や韓国人も多かったですし、稼ぐという目的で来ているヨーロッパの人たちもいました。

 

→ ファームから休日車でビーチに行った時の写真。

 

ちなみに、どのファームもかなり田舎にあることが多いので、買い物に行くときや出かけるときはみんなで行くことが多かったです。

住むところはファームによると思いますがファームの横にあったり、少し離れたところでみんなでシェアハウスに住むことがあると思うので、場所によっては車があると便利かと思います。

イチゴの時はファームに隣接していて、ハウスというよりかはベッドがあるドーム型の建物がいくつか並んでいる形で、キッチンの場所やシャワーなどの建物もそれぞれ別々になっていて毎回外に出なければいけませんでした。その代わり、仕事場は目の前。

 

一方、シェアハウスだとすべてが屋内で済むので、生活環境はより快適になります。

しかし、少し離れていることが多く朝に車で迎えに来てもらって送ってもらうことになるので、通勤にお金がかかってしまいます。

また場所によっては、キャラバンパークと呼ばれるキャンプ場に滞在しながらファームジョブをしている方もいます。

 

【まとめ】 違法ファームには気を付けて!

本当に短期でしたが、農作業の大変さなどを経験することができました。

オーストラリアにワーホリに来ていなければ、こんな経験はできなかったと思います。

 

ちなみに、違法な労働をさせられるなどのファームもあると聞くので、情報収集することも大切です。

 

最近はSNSが発達していますので、FacebookやInstagramなどのSNSでファームの名前を検索すると悪評の高いファームはすぐに情報が出てきます。日本語だけの検索だと日本人だけの情報で不十分ですので、英語でも検索して外国人の投稿情報も参考にしましょう!

その際、あまりにネガティブな情報が多いファームは、候補から外すと良いと思います。一番安心できるのは、自分の周辺でファームに行った人からの情報があると、最も安心できると思います。

ファームジョブに行く前の語学学校やバイト先で、できる限り人脈を広げておきましょう!

 

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