英語初心者だった私が海外留学に挑戦!オーストラリア留学前の英語力と留学決定までの流れとは?
今回は、私の留学前の英語力と留学決定までの流れについて話していこうと思います。
そもそも私は中学や高校で特別英語ができたわけでもなく、それこそ英語のコースや、英語を勉強することに特化した学校にいたわけでもありません。
高校はなんとスポーツ科に在籍していたので、英語の「え」の字も知りませんでした。(笑)
それに、TOEICや英検のスコアを持っていたら皆さんにわかりやすく私の英語力を伝えることができたと思うのですが、そのテストさえも受けたことがありませんでした…。
ですが、洋楽を聞くこととアメリカのドラマや映画を見ることが昔から大好きで、「英語を理解したい!」という強い思いはありました。
特に私は高校時代に”High School Musical”という有名なディズニームービーにどハマりしていました!あの自由な空気感と、キャストの可愛さに魅了されていました。(笑)
それ以来、ディズニーが大好きな私はディズニームービーを英語のままで見ることが習慣になってしまい、次第に大学ではスポーツではなく英語を学びたいと思うようになりました。なんとも単純な理由です。
ただ、英語は全くできない…というのが現実で、どこからどう手をつけていいのかわかりませんでした。
留学する人の多くは、全員が全員英語を勉強している人だけではありません。英語とは無縁の生活を送ってきた人でも、留学やワーキングホリデーを実現するヒントになればと思います!
大学進学後の苦労と現実
とりあえず、半分推薦のような形で関西の大学の国際学部(英語専攻)に合格できたのはいいものの、入学初日に行われたクラス分けテストのTOEICの難しさに心が折れ、そして何より周りの学生の賢さに圧倒されたのを覚えています。
案の定、クラス分けテストでは初級クラスに入った私ですが、さらにそのクラスでも分からないことが多すぎて、初めの頃は授業内容が全然理解できていませんでした。
高校までの英語の授業では、それまで日本語で英語を学ぶことしかしてこなかった私にとって、英語で英語を学ぶなんてもってのほかでした。
大学入学仕立ての時点では、ボキャブラリーの少なさや、初歩的な文法さえわかっていない私の英語レベルは壊滅的でした…。(笑)
私の大学の留学制度と留学のきっかけ
話を戻して、留学の決定時期と、方法について書いていきますね。私は前述したように、英語力が全くなかったので、留学するよりもまずは日本で英語の基礎を作らないと、「これは留学の意味がないぞ!」と自分の中で思っていました。
なので、とりあえず1年間この大学で英語を学んでみて、そこから留学するのか、しないのかを決めようと思いました。
また、留学するにしても、短期留学、学期毎の留学、それに長期留学まで様々あるので、どれにするのかを決めて行こうと思っていました。
ちなみに、私の大学は留学に関してとてもフレキシブルに対応してくれる大学で、自分自身で行きたい国や学校などをすべて選ぶことができました。
そして、留学期間においても、半年や1年間という期間も自分で選択することができます。その留学期間の単位も認定してもらえるので、私の大学の学生は休学や留年をすることなく留学をすることができる制度になっています!
これは私が国際学部に所属しているという理由もあり、大学の制度はそれぞれ異なります。皆さんの大学や専門学校の制度とはまた違いますので、各々チェックしてみて下さい!
また、大学中に留学を検討している人は、大学の進路を決める際にフレキシブルに対応できる大学(留学に理解のある大学)を選ぶことをオススメします!
そして、大学1回生の後期に、「これは留学しよう!」と決めた、ある出来事がありました。
それは海外旅行を経験したことです!それも、英語圏ではなく、中東、トルコへの10日間の大冒険でした!(笑)
これまで私は日本人の多いリゾート地などに海外旅行に行ったことはあったのですが、トルコのようなどちらかというと日本人観光客の少ない国へ行ったことはありませんでした。
そのため、見るものすべてが新鮮で、何よりも日本語が全く通じない環境で、「英語しか現地の人と話すためには頼りにならないんだ。」という新しい感覚が、英語に対する考え方を180度変えてくれました。
またトルコの文化(イスラム教建築やイスラムの風習)や、人の優しさ、全てに感動しました。
私はどちらかというと「海外が好き!」と言うよりは、アメリカの文化が好きでした。
そのため、「海外に行くならアメリカでしょう!」と、勝手に自分自身で“海外=アメリカ”というイメージを持っていました。
それが、トルコに行ったことで考え方が変わり、「もっと世界中を回りたい!」と思うようになりました。
今回訪れたのは中東でしたが、アフリカや、南アメリカなど、世界には秘境と呼ばれる地域がたくさんあって、そういった場所を回りたいという明確な目標ができました!(これもまた単純な思考です。笑)
そのような目標を実現させるためには、英語を話せた方が現地に行ってもより、その国のことを知ることもできます。
何より、「世界中の人と繋がることができる!」ということを、身をもって経験し、実感しました。
留学決定までのプロセス
そして、トルコ旅行からの帰国後、徐々に留学の大まかな時期や行きたい国、値段を調べて行きました。そこでまず、はじめにしたことが、国選びです。
留学先の国を決めることで大まかな値段やプランを決めることができるので、それに合った期間や様々なオプションを選ぶことができます。なので、私ははじめにネットで、「留学 国」などと検索して片っ端から記事を読みました。
そこで、私が留学先の国を選ぶ上で重要視したポイントが3つあります!
それが、「値段」、「ロケーション」、「日本人の少なさ」の3点です!
まず、「値段」は私にとって最も重要な点でした。兄弟の多い私にとって、留学費を両親に負担してもらうことが嫌で、自分で何とかできる限り費用は負担しようと決めていました。
なので、できるだけ安く留学できる方法を探しました。その値段次第で、留学の期間も長くなるのか、短くなるのかも決定しようと思っていました。
そして、まず私の憧れであったアメリカ留学を第一に調べました。
真っ先にエージェントにアメリカ留学の値段や利点を説明してもらいましたが、第一印象が、全部が高い…でした。(笑)
ざっと計算しても1年間で400万円以上と、やはりアメリカ留学は学費、生活費、渡航費など全てが高かったです。(これはあくまでも私の聞いた値段なので参考程度に。)
そして、アメリカは何よりも人気の国なので、おのずと日本人の比率が多くなってしまうみたいです。
となると、学費も高い、日本人も多い、という私にとっては良くない条件が揃ってしまったので、アメリカ留学はいったん断念しました。
そして、次に目をつけたのが、アイルランドとマレーシアでした。アイルランドは島国で穏やかな国民性、そして、何より日本人が少ないことが利点で、とても興味がありました。
ですが、エージェントに連絡を取り、大学選びの話まで進めていたのですが、急遽私の通っている大学側から、アイルランドの大学では単位を認定することができないとの報告が入り、断念せざるを得ませんでした。
もし大学側からの報告がなければ、多分私はアイルランドに留学していたかもしれないなあ…と思います。
次にマレーシアもエージェントに連絡を取り、資料を送ってもらったり、費用計算などをしてもらったりしましたが、治安や環境面により断念しました。
この時点で、私の留学への意欲がすごく強くなくなっていったのを覚えています。この1番初めの国選びで、ここまで苦労するとは思っていなかったからです。
3つの国毎にそれぞれエージェントを探して連絡し、資料請求、費用の計算、留学先大学の概要、などを調べていく過程がすごく大変でした…。
ですが、私はこの国選びを妥協しなかったことで、留学自体を非常に満足いく形にできたなと思っています。
留学先が決定!
そして、4つ目の候補がオーストラリアでした。オーストラリアは人気の留学先で日本人も多く、費用も高いイメージでした。
しかし、オーストラリアに決めた1番大きな理由が、「オーストラリアでは学生ビザでもアルバイトができる!」ということでした。
それは、当初思ってもみない費用を抑える方法でした。「そうだ!留学中もアルバイトをすることができれば、留学費を払うことができる!」と思ったんです。
学生ビザでアルバイトのできる国はいくつかあるので、そちらに興味のある方は調べてみてください!私はただ単に、暖かい穏やかな気候が好きだったので、オーストラリアに惹かれていったのですが。
ニュージーランドやアイルランドなども学生ビザを使ってアルバイトをすることができますが、仕事ができる国の中でもオーストラリアが最も仕事が見つけやすい国とのことでした。
法的に仕事ができる権利があっても、仕事が実際に見つけやすいかどうかも重要なポイントです。手に職や職務経験がないと仕事が見つからないじゃ、大学生にとっては非常に厳しい条件と言わざるを得ません!
そして、留学先の国を決めた私は、次に大学(町)選びをしました。私は大学にあまりこだわりがなく、どちらかというと町の雰囲気や生活のしやすさなどを重視していたので始めに町から決めようと思っていました。
そして調べていくと、綺麗なビーチがあり、都会すぎず、田舎すぎず、治安も良く、温暖な気候の「ゴールドコースト」にたどり着きました。ゴールドコーストはいくつかの大学のキャンパスもあるので、そこから選択しようと徐々に範囲を狭めていきました。
そして、エージェントからの勧めもあり、今通っている Griffith University(グリフィス大学)の付属語学学校 に入学することを決めました。グリフィスは大きなキャンパスを持っていて、自分のイメージしていた海外の大学キャンパスそのものだったので、形から入るタイプの私にとっては、最適な場所でした。(笑)
国を決めてからはエージェントの迅速な対応のおかげもあって、とんとん拍子にいろいろなことを決めることができました。住む場所はどこがいい?ホームステイにするのか、初めからシェアハウスを借りるのか?向こうで本当にアルバイトは見つかるの?など疑問に思うことも多くありました。
しかし、エージェントからひとつひとつきちんと聞いて、理解することで、少しずつ留学前の不安や心配がなくなっていったのを覚えています。誰でも自分の知らない土地へ、ひとりで行くことは怖いですし、不安になります。
ですが、その経験が少しずつ自分を強くさせてくれるんだなあ…と今になっては思うことができます。自分で言うのはなんですが、日本にいた時には考えることのできないくらい、自分自身が強く、たくましくなっていくのを、留学を通して実感しているところです。
留学エージェント探し
最後に、私のエージェント探しの方法についてシェアしていきますね。正直に言って、私は留学仲介業者を探すことがなかなかの重労働だと感じました。(笑)
多くの大学の単位認定留学をする方は、すでに日本の大学と海外の大学が提携しているケースが大半です。そして、自分たちが海外の提携大学の中から留学先大学を選んでいくという形が多いのですが、私の大学は違いました。
上記でもお伝えした通り、国、大学、地域、全て選択可能で、留学仲介業者の選択も自由でした。これがかえって選択肢が多すぎて大変でした…。
そして、私が留学仲介業者を選ぶ上で見極めたポイントは、「その国に特化しているか」どうかでした。なぜなら、その国に特化しているエージェントだと、実際に働いているスタッフも、その国や地域に留学していた経験を持っている方も多く、非常に話がスムーズに進むことができた気がしました。
例えば、アメリカ、オーストラリア、カナダなどの多くの留学人気国の全てをサポートしているエージェントになると、ひとつひとつの地域の個性や、大学の特徴、その周辺の状況などを知らずに説明している会社もありました。
しかし、国に特化したエージェントだと多くの場合が、毎年実際に現地にスタッフを派遣し、語学学校の授業風景や、周辺地域の状況、を視察しに行くこともあるようです。そのため、さまざまなことを“スタッフ自身”が知っていることになります。
そういったこともあり、私は留学エージェントを、国それぞれに特化した会社を探すように心がけていました。
ただし、特定の国に特化したエージェントは、他国のことを知らないことも多いため、必要以上に他国のネガティブな情報を言われるケースもあります。
自分の取り扱う国に留学してくれないと利益になりませんので、当然のことかも知れません…。そのため、特定の国に特化した専門エージェントの場合は、他国との比較をするには向いていないという側面があることも指摘しておきます。
逆に複数国を取り扱っているエージェントは平等な目線でアドバイスをくれます。幅広い国を取り扱うエージェントに相談する際には、自分の希望する国に強いスタッフを依頼することをオススメします。
海外経験することで世界観が変わる!
いかがでしたでしょうか。
今回は私の留学前の英語力と、留学までの流れをシェアさせていただきました。
留学準備も1週間前後の海外旅行とは違って、多くの時間と労力を使いますが、日本国内でここまでの経験をすることもありません。
留学経験すると、自分の知らない世界を経験することで、精神的にもたくましくなっていきますが、留学準備も人間を成長させてくれる要素がたくさんあるように感じます。
海外旅行の範囲を超えて、自分の可能性を試すために海外経験することは大きな価値があると思います。
ほとんどが、自分の体験談になってしまっていましたが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。