学生ビザでアルバイト!オーストラリア・ゴールドコーストでアルバイトはどう探す?<前編>
オーストラリアでは、学生ビザでも合法的にアルバイトをすることができます。ですが、学生ビザの場合、週に20時間以内であると言う時間制限が決められています。
一方、ワーキングホリデーのビザであれば、そのような制限はありません。そのため、ここオーストラリアではワーキングホリデービザを持っている方の方がアルバイトを探すのには有利かと思います。
なぜなら、雇う側からしても週に20時間しか働けない学生を雇うのであれば、ワーキングホリデービザを持っている人を雇って、長く働いてほしいと思うのが現状だからです。
ですが、学生ビザだからといって働けないということではありませんのでご安心を!
実際に、私は現地のローカルストアでのアルバイトをゲットすることができましたし、もちろん反対に断られることもありました。
今回は、オーストラリア・ゴールドコーストの仕事探し事情について書いていきたいと思います。
レジュメ作りと面接までの流れ
まず、初めにオーストラリアで働きたいと思う方は、英語でのレジュメ作りをしなければなりません。レジュメというのは日本でいう履歴書のようなもので、フォーマットは決められているものではないので、自分で自由に書くことができます。
最低限、書かなければならない自分のアドレスや電話番号、生年月日などを書いて、後は自分のアピールやなどを書いていきます。
このレジュメのフォーマットはインターネットで検索すると、ワードのフォーマットなどがいくつか出てきます。そのフォーマットに自分の情報を当てはめていけば、簡単にレジュメが作れます!そしてレジュメを作ることができたら、次はレジュメ配りです。
オーストラリアのローカルストアの仕事をゲットしたい人は直接、お店に行ってレジュメを配る方法が一般的だと思います。
日本と違って、インターネットからの応募や、先に電話をしてアポイントメントを取って面接に行くということではなく、実際に自分で足を運んでレジュメを届けるケースが、こちらでは一般的だと思います。
もしジャパニーズレストランで働きたいという方がいれば、「日豪プレス」というウェブサイトや、日本人が見るような掲示板などから応募する形もあります。
私は、実際にそのウェブサイトから直接電話やメールをしてアポイントメントをとり、その後面接をしにお店に行ったことがあります。
そのため、オーストラリアでの職探しは、様々な方法があると思っていただいて結構です!
ゴールドコーストでの職探し
まず、ゴールドコーストで職探しをする際は、地域を決めることが重要です。
私の場合ゴールドコーストの北部に学校があったので、私が職を探したのがサウスポートやサーファーズパラダイスなどでした。
ゴールドコーストに滞在する人方の多くは、このサーファーズパラダイスやサウスポートの近くに住んで、この近辺で職探しをするパターンが多いとは思います。
日本と大きく異なるのは、オーストラリアの給料の中に交通費という概念はありません。
そのため、もし少しでも職場から遠いところに住んでしまうと、毎回バスやトラムを使うことになります。そして、その費用は全て自分で負担しなければなりません。そのため、私は地域の選択は非常に重要だと思います。
特に学生ビザの方は、大学や語学学校の周辺で生活されている方が多いと思うので、もし職場が遠いところになってしまったとしても、すぐに引っ越しができる環境ではないと思います。そのため、最初に地域を絞っておうことで、仕事が決まった後に交通費や通勤が大変といったことで後悔をすることがないと思います。
ワーキングホリデービザの方は学校がなければ職場近くに引っ越しをする人も多いので、最初から地域は広めに職探しする人も珍しくありません。
サーファーズパラダイスでの職探し
サーファーズパラダイスでは、正直どんな仕事もあります。
例えば、ファーストフード店、アパレルショップ、お土産屋さん、マッサージ店、ネイルサロン、アジアンレストラン、もちろんジャパニーズレストランもあります。
一方で、サーファーズパラダイスで働くにはすごく高い競争率を勝ち抜いて、職をゲットしなければなりません。
なぜなら、サーファーズパラダイスはゴールドコーストの中で最も大きな繁華街であるため、多くのローカルの人も働いています。その中で日本人である私たちがどのような職につけるかは、自分自身の英語力やコミュニケーション能力、これまでの職歴にかかってくることになります。
私が個人的に日本人の人が働きやすいお店と思うのは、お土産屋さんやアジアンレストランだと思います。結局のところ、お客さんの国籍が日本やアジアであれば日本語を話せるプラス能力があるので、ローカルの人ができない仕事という観点から採用されやすくなります。
もちろん最低限の英語力は必要ですし、採用後のトレーニングも必要だと思います。もし英語に自信がない方がいれば、初めはジャパニーズレストランで働くことが1番無難だと思います。
ただし、ジャパニーズレストランに来る人の多くが日本人留学生や、オーストラリア在住の日本人も多いため、英語での接客の機会が減ります。そのため英語力が初級の人であっても働きやすいというのが現状だと思います!
しかし、やはりジャパニーズレストランで働いてしまうとお店の中の言語も日本語になるため、なぜオーストラリアに来たのだろうかということになってしまう恐れは高いです。
このため、多くの学生が出来る限りジャパニーズレストランでは働きたくないと思う人がいるかもしれません。しかし、私的には、はじめはジャパニーズレストランで働くのも良いのではないかと思います。
サーファーズパラダイスでローカルの仕事はいくらでもありますが、実質的にホテルのベッドメイキング、お皿洗い、雑用などの職であれば、英語を使う機会も結局少なくなります。英語力に少しでもプラスと言う観点で考えたら、ローカル企業であってもこのタイプの職では働く意義は薄れます。
もし、サーファーズパラダイスで働きたいと思っている人がいれば、どの目的で自分は働きたいのかを考えてレジュメ配りをするべきだと思います。
例えば、ただ単にお金を稼ぎたいと言うのであれば、ホテルの客室掃除の仕事や清掃の仕事等は賃金もそれほどまで低くないと思います。
ですが、英語力を伸ばすためにオーストラリアで働きたいという人がいれば、やはりローカルストアでの仕事をゲットすることが1番有効的だと思います!
サウスポートでの職探し
サウスポートでの職探しは、基本的にアジアンレストランやジャパニーズレストランになると思います。
と言うのも、サウスポートにはチャイナタウンがあるため、多くのアジア系移民が住んでいるエリアだからです。
そのため、サウスポート周辺には多くのアジアンレストランやジャパニーズレストランが軒を連ねているため、日本人の学生も働きやすいようになっています。
サウスポートは、地理的にも少し北側にありながらもサーファーズパラダイスと接していることから、サーファーズパラダイスに住んでいる人がサウスポートで職を探すことも可能だと思います。
大きな道路が1本通っているので、もし交通費を減らしたいという人がいれば自転車を買って、その自転車で移動することが1番便利かなとは思います。
しかも、オーストラリアは自転車がとても安く手に入ります。1番安いものだと大体9,000円位でも売っています。
ゴールドコースト自体はそこまで大きな街ではないので、自転車を持っていることでいろんなところに交通費なしで行くことが可能です。
実際に私も自転車を買ってサーファーズパラダイスまで30分かけて自転車で通っていたこともありますし、すごく便利だなと感じています!
話を戻して、結局アジア系のレストランは日本人でも雇ってくれる確率が高いです。世界の人々からは、日本人はホスピタリティ能力が高いと思われているので、アジア国籍の中でも好意的に見られる可能性が高くなります。
もちろん中国系や韓国系のレストランであると、その国の従業員やオーナーであることが多いので、店舗内が中国語や韓国語になってしまい、輪の中に入り難くなる可能性もあります。これは、お店毎やオーナー毎に違うことだと思います。(泣)
オーストラリアでの賃金
基本的にオーストラリアでは雇用する側は全てのお給料を、本人の銀行口座に振り込まなければなりません。現金手渡し(キャッシュジョブ)だと記録が残らないので、記録に残る給与支給が原則となっています。
ワーキングホリデーの人は働いたお給料の約15%の税率で、税率は高くなっています。一方、学生ビザで期間が6ヶ月以上である人は、現地オーストラリア人と同じ税率になるので、非課税枠もあり税率が低くなります。
詳しくは自分のビザに合った税率を知るためにインターネットでチェックしてみて下さい!
そして、オーストラリアの最低賃金は、今現在パートタイムの職で、約19.5ドルです。
この最低賃金から税を引かれるなどして、さらに少し低くなってしまう可能性はありますが、長く働いていると賃金を上げてくれる可能性が高くなるので、また収入も変わってくると思います!
ですがここで注意なのが、いくつかの悪徳なアジアンレストランやジャパニーズレストランの給料は口座に支払われることなく、現金で支払われる「キャッシュジョブ」である場合もあります。
この理由は、オーナーはアルバイトの人たちの口座に賃金を振り込まないことで、税金を支払わないようにすることが目的です。
そうすることで、最低賃金以下でアルバイトを雇うことができます。そして、なぜこの形態でアルバイトの人たちが、納得して働いているかというと、需要と供給のバランスがあるからです。
学生ビザである人たちは週20時間の制限以上働きたいという人たちもいます。その人たちは現金で支払われる方が、政府にバレずに制限時間以上の労働することができます。
また、英語力が低く、他では雇って貰えない人たちもいます。そういう方を安い賃金で雇えることはお店にとっての利益になり、一方働き手は最低賃金より低い条件であっても働かせてもらえるという双方のメリットが生まれます。
ワーキングホリデーの人たちも約15%もの高い税を払わずに、給料をもらうことができるので、多少最低賃金よりも給与額が低くても、この現金で給料を支払うというシステムはオーストラリアでもかなりあります。
しかし、このシステムは良くないと思います。やはりこのようなシステムをしているお店のオーナーは、あまり良い人たちではないということが多いからです。
結局、オーナーが良い人ではないと、その店やアルバイトとして働いている人たちも充実したワーキングタイムを過ごすことができません。
また、お店として上手く行っているならば、このような違法行為はしません。仕事内容がキツイとか人間関係がギクシャクしているといった、何かしら職場環境が良好でない可能性は高まります。
では、どのようにオーナーを見極めればいいのかというと、面接の時に直接聞くのが1番いいと思います。
具体的には、「お給料はどのように支払われますか?」や「最初の時給は何ドルですか?」などと、直接質問をしてみましょう。
そこで、明確に答えてくれるようなオーナーや、きちんとそれを紙媒体として渡してくれるお店は信用できるのではないかと思います。
オーストラリアは職が見つかりやすい場所!
オーストラリアでの職探し(前編)はいかがでしたでしょうか。オーストラリアではいくつか日本とも違った制度もあります。
英語度の面接や英語でのレジュメづくりなど、仕事を探すのに少し苦労するかもしれませんが、それはみんなが経験することです!
オーストラリアには、日本人だけでも1万人近い人々が来ていて、それに加えて学生ビザの人もいます。
それでも、仕事を選ばなければ誰しも仕事が見つけられると言われますので、オーストラリアは世界中で最も外国人が仕事しやすい国であるとも言えます。
あとは、少しでも良い条件の仕事を見つけられるかどうかは、皆さんの英語力と職探しの努力だと思います。
焦らずに、ちょっとずつコツを掴んでいけば、現地で仕事をゲットできるはずです!
後編では、私の実際に経験した体験談を書いていますので、是非そちらもご覧ください!