物価が高いと言われるオーストラリアで値段が高いモノと安いモノを紹介!
今回はオーストラリアで買って高かったなぁと思うものや、反対に安かったなと思うものなどをシェアしていきたいと思います!
オーストラリアは皆さんもご存知の通り、物価が世界でもトップクラスに高い国です。そのため、基本的に何でも高いと思っていただいて結構です。
ですが、スーパーで売っている食品に関しては、日本と同等またはそれ以下の値段で売られているので、お得に食材が手に入ります。
今回は、オーストラリアのスーパーの食材を中心にレポートしていきたいと思います。
オーストラリアに留学を考えている人向けに、オーストラリアの物価感覚をお伝えします。
オーストラリアの基本的な物価
オーストラリアの基本的な物価は、日本よりも少し高い程度だと思います。しかし、今(2020年3月9日現在)ではオーストラリアドルが暴落していて、1ドルが70円を割れてしまっています。
私たちがオーストラリアに来た当初のオーストラリアドルは約1ドル76円程度だったので、1ドルにつき1割以上円高になっています。そのため、私たちが想像していた物価感覚より、もさらに安くなっているのが現状です。
この為替の円高は、世界的にも猛威を奮っているコロナウイルスの影響もあり、それが一時的に関係していると部分だと思った方が良いでしょう。ですので、今から話す内容や価格は、平均的な1ドル75円程度での計算であると思ってください。
オーストラリアで売られている肉類
生活をしていく上で一番重要なのが、食品だと思います。まずは食品の値段から比較していきたいと思います。
オーストラリアでは、基本的に肉類は、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、カンガルー肉、(たまにワニ肉も…)などがスーパーに並んでいることが多いです。日本ではカンガルーやワニのお肉はなかなか目にしませんよね…。(笑)
そして、気になる値段ですが、基本的にほとんど同じ値段です。日本だと、牛肉が1番高いイメージで、その後に豚肉、鶏肉といった価格帯だと思いますが、オーストラリアでは違います。
特に驚きなのが、鶏肉も牛肉と同じくらいの値段の時があります。
大体1番安いもので、100gにつき200円くらいからあります。牛肉、豚肉、鶏肉共に、このくらいの値段からあります。
ですが、日本と同じで、スーパーによっても、品種によっても、時期によっても変動してきます。
そして、さらに注意する点が、100g何ドルと記載されていますが、これは骨つきであっても、この値段になるので驚きでした。(笑)
日本だと骨はあらかじめ外されていて、加工された状態で、100g何円と記載されているのが普通ですが、オーストラリアでは違います!
鶏のモモ肉でも、太くて大きな骨がひとつの塊につき一本入っていて、「これで100gにつき3ドルか!」と驚いてしまったこともありました。(笑)オーストラリアでは、骨付きの肉が結構スーパーに並んでいます。
結局、骨が入っているとひとつひとつ手作業で骨から肉を削いでいく手間もかかりますし、何よりも切り終わって肉を見てみるととても少なく感じたりもします。(笑)
スーパーによっては、骨つきと骨なしでブースが分かれて売られているところもあるので、その辺を確認してから購入しましょう!
そして、次に困ったのが、細切れや薄切りがないことです。豚肉や牛肉であれば、日本だと薄切りスライスされた状態で売っていることが多いですよね。切る手間を省くことができますし、料理する時にもとても便利です。しかし、オーストラリアでは基本的に薄切り肉は売られていません。
薄くても約1.5センチの幅のものが多いです。鶏肉だと塊での販売に違和感はないですが、豚肉や牛肉だとステーキ(BBQ)用と言った感じです。ちなみに、「スーパーで薄切りにできるか?」と尋ねても、薄切りにするスライサーが無いので、現地のスーパーで薄切り肉は買えません!
「肉じゃが」や「しゃぶしゃぶ」といった日本食を食べたい時もありますよね。そんな時は、アジアンスーパーに行けば冷凍されたスライス肉を購入することができます。
料理をする際も、薄くきったり小さくしたりと時間と労力がかかるので、要注意です。
私たち留学生からすると、そもそも慣れない料理をするのにも関わらず、外国という環境で調味料が違ったり、肉は自分で加工しなくてはならなかったりなど、料理が面倒に感じてしまう留学生は少なくないと思います。(泣)
調理を手早くしたい方にオススメなのが、ベーコンやソーセージなどの加工肉です!また、オーストラリアでは、とにかくベーコン、ソーセージが安いです!大きなパックに入っていて、5ドル(375円程度)とシールが貼られていることもあります。
そのため、食費を節約したい方、そもそもお肉にこだわりがない方などがいれば、これらの肉類を買うと、日本よりも食費を安く抑えられることもできると思います。
ただ、注意点として、オーストラリアのソーセージは、日本人が想像している味や食感ではないことも多々あります。(種類にもよりますが…。)
実際にメーカーが販売しているものではなく、スーパー独自で加工しているソーセージなどは、日本で見かけるソーセージとは全く違います。
というのも、日本のソーセージは皮が少し硬くて、しっかりしているイメージで、中身の具材もギュッと詰まっていますよね。そして、袋を開けたらすぐに食べられるように調理済みですよね。
しかし、オーストラリアのソーセージは、皮が本当に薄いです!そして何より中身の具材が生肉のままなのでドロっとしています。その薄い皮が破けた時にはその、ドロっとしている具材が外に出てきてしまいます…。
オーストラリアで一般的に販売されているソーセージは、BBQで焼いて食べることを想定しています。そのため、ソーセージが生の状態で売られているのです。日本のソーセージのように燻製加熱調理されておらず、日本では見かけることのない調理前のソーセージなのです。
このように食感や、ソーセージ自体の質が日本とは違うのです。そして、味も日本でよく売られているシャウエッセンなどのようなしっかり味が付いているものではありません。
「何となく肉の味はするかも…?」と感じる程度の下味が付いていて、ケチャップやバーベキューソースをつけて食べるのが一般的です。(これもメーカーによると思います…。)
このように結局、お肉に加工がされていて、「安いかも?」と思う種類でも、日本のものとは質が違って、あまり良くないものもあるので、要注意です。
ですが、これらはとても新鮮でお腹を壊すようなものではないので、ご自身でトライしてみて良いメーカーのものを探すのも楽しいのではないかと思います!(笑)
オーストラリアの野菜の値段と質
野菜の値段は種類によって、日本より高いもの安いものが分かれると思います。
ですが、全体的な値段としては日本もそこまで変わらないかも…というのが私のオーストラリアの野菜の値段のイメージです。
私が日本で住んでいたのが都会の地域だったので、もしかすると野菜の値段が高い地域だったからかもしれませんが…。
例えば、ジャガイモやニンジン、タマネギなどは日本のスーパーで売られているよりも、オーストラリアの方が安いと思います。
タマネギだと安くて、1キロ150円程度で買うことができます。ただ、ここで補足したいのが、ニンジンの種類です。日本で売られているニンジンの多くが、少し柔らかな種類だと思いますが、オーストラリアで売られているニンジンはとても硬いです!
そして、煮たり、スープに入れたり、焼いたりするとオレンジの油が出てきたりします!これは、私がオーストラリアで味噌汁を作ろうとした際に、具材の中にニンジンを入れたところ、ニンジンから出たオレンジの油がお味噌汁の表面に出てきていて、すごく驚いた経験があります…。(泣)
正直、日本のニンジンの方が美味しい…と思ってしまいました。
他には基本的に、オーストラリアのスーパーマーケットには日本で売られているのと同じ種類のものが並んでいます。
ねぎや生姜、キャベツ、ピーマン、ニンニクなど、ほとんどが揃います。しかし、もちろん売っていない種類もありますし、見たこともないような種類の野菜も置いています!(笑)
フルーツはといいますと、とても新鮮で質が良いです!特に多いのが、マンゴー、パイナップル、りんご、ピーチ、アプリコットなどです!特にアップルマンゴーは真夏に非常に安いのでオススメです!
アップルマンゴーは、大体12月中旬から1つ2ドル(150円程度)くらいで販売されていますが、本当に美味しいです!日本だと高級フルーツなので、あまり食べる機会も無いと思いますが、オーストラリアでは一般的なフルーツになるので、たくさん食べることができますよ!
そして、りんごやグレープなどは日本と同じような値段で、時期もあまり関係なく売られています。ブルーベリーやラズベリーなども新鮮なものが、常にスーパーに並んでいます。
日本では、ブルーベリーやラズベリーが常に売られているスーパーは珍しいですよね。ですが、オーストラリアのスーパーでは、ブルーベリーとラズベリーコーナーがあるくらいです。(笑)
プラムとピーチは、この2月3月にとても安くて新鮮なものが買える時期です!プラムというのは、外の皮は紫色や赤色、黒色の色をしていて、中はジューシーでミニサイズのピーチにとても似た形をしています。
そのため、「これはピーチかな?」と思って手にとっても、記載はプラムと書かれていることがしばしばあります!とても美味しいのでお勧めのフルーツです!
日本とオーストラリアで違うことは、特にフルーツは1キログラムで何ドルと記載されていることが多いです。
日本だと、りんご1つで何円と書かれていますが、オーストラリアでは量り売りです。
そのため、値段表記もきちんと確認してから購入することをお勧めします。もちろん、フルーツコーナーの近くに、はかりが置かれていることが多く、その辺も日本とは違いますね。
はかりを使って重さを確認して、購入しましょう。
主食関連(パン/スパゲッティ/お米)
オーストラリアでは、パンやお米などの主食関連は非常に安く手に入ります!
食パンであれば、薄切りで20枚近く入っていて、1.5ドルや2ドル(115円~150円程度)で販売されています。食パン意外にも様々な種類のパンや、マフィンなどが日本よりも安く手に入ります。
特に驚いたのが、ホールケーキの安さです!日本ではスーパーマーケットにホールケーキが売っていることはあまりありませんが、オーストラリアでは普通に売っています。
日本のケーキ屋さんでホールケーキを購入する場合、安くて1,500円程度からだと思います。一方、オーストラリアではスーパーマーケットにホールケーキは、安いものだと4ドル(300円程度)から販売されています!
多くのケーキが7~9ドルのものが多く、10ドルを越えるものはあまり見たことがありません。そしてもちろんクオリティも高いホールケーキですよ!
お米はたくさん種類があります!タイ米、ホワイト米、サンライス、雑穀米などの種類が売られています。
ちなみに、1番日本のお米に近いのが、「サンライス」と言う商品です!一見、ホワイト米が日本のお米に近そうな、形や色をしているのですが、食感や味など全く違うので、日本のお米に近いものを食べたければ、サンライスを買うべきです!
サンライスはとても安くて、3キロ6ドル程度(450円)で売っています。ただ、炊飯器が無いお家が多いと思うので、お鍋で毎回炊かなくてはいけないのが、少し面倒ではありますが…。(笑)
プラスに考えると、お鍋でお米を美味しく炊くことができるようになっておくことも悪いことではありません!
オーストラリアで、主食を何にしようか迷った時は、スパゲッティがおすすめです!なぜなら、オーストラリアではスパゲッティが本当に安いからです!スーパーによりますが、400グラムで1ドルしない(75円程度)時もあります!
本当に安くて、品質を疑ってしまいそうにもなりますが、味も食感ももちろん日本で売っているスパゲッティと同じです!
ここで注意なのが、ペンネタイプのスパゲッティは、少しハーブの味がすることがあります。ただ、トマトソースやクリームソースなど少し味の濃いソースを混ぜれば気にならなくなります。それに、ハーブ自体が嫌いでない人であれば、全く気にすることはないですが、ミニ知識として!
ジュース類
オーストラリアでジュースは本当に高いです!
例えば、日本で500ミリリットルのコーラやジュースをスーパーで買おうとすると、大体100円前後で買うことができると思います。
ですが、オーストラリアでは安くても2.5~4ドル近く(190~300円程度)します。
ちなみに、外の自販機や大学内のカフェなどで500ミリのコーラを買おうとすると4~5ドル取られることは当たり前です。
そのため、オーストラリアにいる間は、ジュースが高級品に思えてくるのです。(笑)
ですが安心してください、すべてのジュースが高いワケではありません。特にペットボトルで売られているジュースが高いと思ってください。
牛乳のような紙パック素材で売られているジュースや、スーパーのプライベートブランドのジュースであれば、日本よりも少し高い程度で手に入ることができます!
シーフード類
オーストラリアに来て驚いたことが、オーストラリア人はあまりシーフードを食べないということです。
フィッシュアンドチップスがオーストラリアで有名な料理だと聞いていました。
そのため、きっと魚やシーフードをたくさん食べているんだろうなあ…と想像してゴールドコーストに来たのですが、全くそうではありませんでした。
オーストラリアのスーパーの中には、魚介類ゾーンがない店舗もあります。(笑)
日本ではあまり考えられないですよね。そして値段も、もちろんすごく高いです!魚の種類も日本ではほとんど見たことがない種類ですし、サーモンとエビが少し置かれている程度のお店が多いです。
ゴールドコーストは特に、海に面している街ですし、漁業が盛んでもおかしくはないと思われる立地なのですが、ほとんど漁業船は見たこともなく、需要もないようです。
そのため、魚類、特にエビやホタテ、貝類などが好きな方は、ぜひオーストラリアに来る前に思いっきり食べてから来るべきですよ~!(泣)
卵や牛乳など
基本的に卵や牛乳なども日本と同じような値段だと思います!
牛乳は日本よりも大きなサイズしか売っていないことが多いので、1人で使う時にはロングライフミルクという牛乳を買うのがおすすめです。
私もはじめは普通に大きなサイズの牛乳を買っては賞味期限が切れてしまって、捨てることを繰り返してしまっていました。
ですが、ロングライフミルクはその名の通り、賞味期限が長く、大きさも日本で売られている牛乳パック程度の大きさになるので、丁度いいかなと思います!値段も大体2ドルもしないくらいなので、日本と変わりませんね!
卵は12個で3.5ドル程度なので、日本と同じくらいです。ですが日本のように卵かけご飯などの、卵を生で食べる習慣はオーストラリアにはありません。
そのため、火を通して食べることが前提なので賞味期限も長く設定されており、日本の卵のようにそのまま食べられることができるか…と言われると少し怖い気もします。(笑)
私は心配になってしまうのでいつもきちんと熱を通してから卵を食べるようにはしています。お腹があまり強くない方などは、少し慎重に調理することをお勧めします!
スーパーで売られている商品はリーズナブル!
いかがでしたでしょうか。
今回はオーストラリアの様々な物の値段や質を比べていきました!
私自身書いていくうちに、オーストラリアの物というよりかは、スーパーの中の食材の比較になってしまいました。
スーパーで売っている食材に関しては、日本と変わらない値段か、もしくは日本よりも安く買えるものも多いです。
少しでも節約したい人にとっては、自炊生活を心掛けることで食費は大幅に節約できるはずです。
まだまだ生活に必要なものはたくさんあると思うので、この値段と質の比較の記事は第二弾を、また次回書きたいと思います!
次はスーパーに売っているような食品だけではなく、他の生活用品についても書いていこうと思うので、ぜひご覧ください!