日本とオーストラリアのパンの違いとは?国民食のミートパイって何? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

日本とオーストラリアのパンの違いとは?国民食のミートパイって何?

公開:2020/03/28 著者:宮本 里穂 5420 Views

こんにちは。みなさんは、パンはお好きですか?

オーストラリアでも当然パンは売っています。一般的には、スーパーで売っているのが一般的ですが、アジア系のパン屋さんもあります。

しかし、日本のパンと比べると、何か個人的に違います…。海外にいると良く分かりますが、日本人だからってこと抜きにしても、日本のパン屋は超レベルが高いです!

 

日本だと、たくさんの種類の総菜パンや菓子パンが並んでいますが、オーストラリアを含む欧米圏のパン屋は、総菜パンや菓子パンは殆どありません。

 

欧米圏のパン屋は食パンやフランスパン、白パン、などプレーン味のパンが一般的です。日本だとパン屋の近くに行くと、いい匂いが漂ってきますが、あまり海外のパン屋はそんな感じもありません。

最近では、日本は食パン専門店も流行っていますが、本当にレベルが高いと感じます。そして、海外生活が長くなると、日本の本当においしいふわふわのパンが恋しくなります。

今回は、そんなパンの話と共にオーストラリアの国民食であるミートパイなどのパイについてお話したいと思います。

スーパーColesやWoolworthのパン

通常、オーストラリアでパンを買う時は、皆さん食パンになると思います。オーストラリアの2大スーパーであるColesやWoolworthに行くと、袋に入った食パンがたくさん売っています。

多くのブランド、例えば、「Tip Top」、「Wonder」、「Helga’s」、「Abbott’s」などから発売されていて、普通の白い食パンやミネラルなどの栄養素が入ったもの、全粒粉のものなど種類も豊富です。

「Tip Top」は、お手頃価格のブランドです。イングリッシュマフィンやレーズンブレッドなんかもあります。

 

「Helga’s」は、ライ麦や全粒粉、穀物とパンプキン種など簡単に言えば白くないパンの種類が豊富です。グルテンフリーやLow carbs(低炭水化物)のパンも発売しています。Low carbsシリーズは、25%炭水化物lessに加え、25%のプロテインが入っています。健康志向の方を含め、万人がパンを楽しめるようにというコンセプトです。

スーパーのオリジナルブランドの安いものだと、2ドルで大き目の1斤が売られています。1人だとカビが生える前に食べきれない可能性が高いので、買ってきて冷凍してしまうと良いです。そして、かなり薄めのスライスです。日本でいうサンドイッチ用って感じしょうか。

分厚いのがいい方は、thickタイプのものもあります。他にもスーパーの中にベーカリーが入っていて、バケットやロール系のパンが売っています。スイーツ系だと、シナモンロール、ケーキ、ドーナッツなど。

 

ドーナッツやミニマフィンはたくさん入っているので、語学学校のクラスパーティなどで持ってくる人もいました。

以前の記事でオセアニアのユニーク食べ物を紹介した際、「これでベジマイト食べられるようになりました。」と書いたベジマイトロールはこんな感じです。(下写真)

この日はなぜか焦げ気味の日で、売っているパンすべてなんかこげ茶でした。(笑)

 

→ ベジマイトが入ったベジマイトロール。

 

 

オーストラリアの国民食ミートパイ

 

ミートパイは、オーストラリアとニュージーランドで有名な国民食のひとつです。

ひき肉と野菜とグレービーソースを混ぜたものが基本的です。グレービーソースって日本よりかはこちらでよく見る気がします。スーパーでも粉が売っていて、水と混ぜるだけでソースが作れてしまいます。結構、お肉によっても分かれていて種類も豊富です。

なかでも、Garlo’s pie(ベジマイトロールの隣)はミニパイから普通のサイズまであります。ミニサイズはホームパーティにぴったりです。サイコロステーキが入っていて食べ応えあって美味しいです。

 

ちなみに、チキンやスパイシー系、シーフードもありますが、私はシーフードはいまいちでした…。

ブリスベンとゴールドコーストの間にあるYatala(ヤタラ)という街にある「Yatala pies」というお店がその名の通りパイで有名です。130年ほど前に誕生したそうです。

いつもゴールドコースト方面に行く際、M1という高速道路を通ると看板を見かけるので、1度は行ってみたいなと思っているお店です。M1 38Yatala North 出口の近くです。1番の人気はチャンキーステーキ味です。

 

 

またミートパイと並んでよく売っているのが、ソーセージロール。日本のソーセージロールはソーセージが真ん中に挟まっているホットドックのようなものですよね。

こちらは、パイ生地の中にひき肉と何かが混ざった具材を入れて巻いたような感じです。
ミートパイもソーセージロールも地元のパン屋さんやスーパーの冷凍コーナーでも売っています。ミートパイとソーセージロールが半々に入っている冷凍商品も売っています。

子どものおやつや学校のランチにぴったりなので、オーペアやベビーシッターする方はよく見かけるかもしれません。

 

ブリスベンで良く見かけるパン屋

以下2つのパン屋は、ショッピングセンターの中に必ず入っている、良く見かけるパン屋です。

 

Breadtop

Breadtop(ブレッドトップ)は、ショッピングセンターの中に必ず入っているオーストラリア発の台湾系チェーンのパン屋です。台湾から来ているのかと思っていましたが、オーストラリア発なんですね。今は70店舗以上オーストラリア内にあるそうです。

クリームパンやチョココロネ、ソーセージロールやガーリックブレッドなどのスイーツ系やお惣菜のパンが揃っている上、クッキーやケーキ類なども売っています。

かなり日本に近いパン屋さんだと思います。パイナップルケーキもありますよ。

 

 

Bakers Delight

Bakers Delight(ベーカーズ・ディライト)は、40年ほど前にメルボルンでオープンし今では、ニュージーランド、カナダ、アメリカにまで拡大しています。

このお店もBreadtop同様、ショッピングセンター中に入っていることが多いです。こちらは、アジア系というよりかはオーストラリアらしいパン屋チェーンです。
食パンやバケット系、スコーンやドーナツ、カラフルなアイシングのパン、パイ系など売っています。

そういえば、カフェやパン屋さんでスコーンをよく目にします。これは、イギリスの植民地だった名残なのでしょうか。フィッシュアンドチップスやベイクドビーンズなんかもそうですよね。

 

 

ブリスベンの美味しいパン屋さん

では、ここからはブリスベンでおいしいパン屋さんをご紹介したいと思います。フレンチベーカリー系が多めです。

 

Chouquette

Chouquette(シューケット)は、New Farmエリアにあるフレンチベーカリーです。フランス人の家族経営です。以前ご紹介したグルメサイトZOMATOでも4.8(5点満点中)とかなり人気店です。

クロワッサンなどのパイ系をはじめ、ケーキもあります。マカロンやカヌレ、マドレーヌなどの焼き菓子なども売っています。このお店の人気商品は、店名にもなっているシューケットです。

中身が入っていない小さいシュークリームにパールシュガーをまぶしてあるもので、店内に入るとオーストラリアでは珍しく試食を配っています。個人的にはフレンチバケットで作ったサンドイッチがおいしいのでオススメです!

 

店内はフランスの国旗カラー白・赤・青で装飾されています。

店内と外に多少座るところはありますが、かなり混んでいます。

コーヒーなども売っているので、買って近くのNew Farm Parkで食べるのもありですね。

 

→ Chouquetteの店内の様子。

 

 

Banneton Bakery

Banneton Bakery(バネットン・ベーカリー)は、ブリスベンの中でも5店舗ほどあるフレンチ系パン屋さんです。

原料にもこだわっているようですし、フランスやドイツ、オーストラリアなどの要素も影響しているので、種類もフレンチ系のみではないです。

バケット系やクロワッサンの生地で作ったスイーツ系、ケーキも売っています。Camp Hill店は、こぢんまりとしていますが店内はおしゃれでヨーロッパのような佇まいです。

 

→ Banneton Bakery, Camp Hill店の外観。

 

 

Christian Jacques(Gold Layers)

Christian Jacques(クリスチャン・ジャックス)は、Kangaroo Point にあるクロワッサンがメインのベーカリーです。南フランスから来た店主さんが作っています。すごく優しい方で、日本にも行って日本のパンも食べてみたいなとおっしゃっていました。

クロワッサンの他のもタルトやキッシュなども売っています。とても小さいお店なので見逃してしまうかもしれません。クロワッサンはサクサクで中はふわふわ。

普通のものからチョコレートやハムとチーズ、アーモンドなどのよく見かけるものから、珍しいものだとヌテラを入れたものやゴートチーズとはちみつ、ココナッツなどの種類もあります。

 

 

Crust & Company Artisan Baking

Crust & Company Artisan Bakingは、New marketエリアにあるパン屋さんで木~日のみ営業(月~水休み)で、6~12時までしかオープンしていません。

このお店もフレンチ・イタリア系ベーカリーです。ケーキやパイ系など種類が上記のベーカリーに比べかなり多く、何を買うか迷ってしまいます。

 

 

【まとめ】 スーパーの食パンは節約生活の必需品!

 

スーパーで売っている食パンは、日本よりも安いので、節約生活に重宝します。また、スーパーに行くとジャムの種類も多いので、色々と試してみるのもいいかと思います。

ちなみに上記で紹介したパン屋は、本格派のパン屋さんなので、たまの贅沢に利用するお店という位置づけです。

まだまだブリスベン内のパン屋開拓中なので、もっとおいしいベーカリーを探して見つけたらここで発信していきたいと思います。

 

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