ワーホリビザから学生ビザに切り替え!オーストラリアの学生ビザの申請方法~授業内容まで徹底ガイド!
こんにちは!Risaです!
新型コロナウイルスの影響により、オーストラリアでは自宅で過ごす時間が増えています。きっと、皆さんも一緒だと思います。学生ビザの私は週1回学校に通う必要がありますが、コロナ予防のためバーチャル授業(自宅でのオンライン授業)を受けています。
また現在、オーストラリア政府より自宅待機を要請されているため、外に出る機会は減りましたが、学校のおかげで英語に触れる機会は保つことができています。
私はオーストラリアにワーキングホリデービザで渡航して、その後に専門学校に入学したことで学生ビザに切り替えを行いました。
オーストラリアでやり残したことがある人や、もっと勉強したい人など、ワーホリから学生ビザに切り替える人は、結構いるんですよ!
今回は、私の英語力をキープしてくれているオーストラリアの専門学校についてお話したいと思います!
ワーホリビザから学生ビザへの切り替え
上述の通り、私はワーキングホリデービザで初めてオーストラリアに来ました。ワーホリでは22ヶ月間語学学校に通い、その後6ヶ月間ローカルのアルバイトをしました。
オーストラリア生活は充実していましたが、何かしらのスキルと経験が欲しいと考え、滞在を延長することに。
延長を決めたのはビザが切れる4ヶ月前のことでした。
オーストラリアに引き続き滞在することができるビザ候補としては、「セカンドワーホリビザ」と「学生ビザ」の2つが候補にあがりました。
「セカンドワーホリビザ」は、政府が指定された地域・職種で88日間以上お仕事をして取得できるビザであり、多くの人はファームでお仕事をすると思います。
ファームでも多くの職種があると思いますが、肌の日焼けをしたくない私はセカンドビザを諦めました。(笑)
また、日本に帰国した時に自信を持って言える証明が欲しいと考えていたので、学生ビザに切り替えることを決め、留学エージェントに相談しつつ学校選びをスタートしました。
学生ビザ申請の流れ
私は留学エージェントに頼りつつ、オーストラリア国内で学生ビザ申請の準備をしました。学生ビザの場合は以下の順番になります。
① 学校・コースを決める&入学許可証(eCOE)の発行
学生ビザに切り替えるためには、まず学校とコースを決める必要があります。私は授業料とコースの内容、期間の3つをポイントに専門学校を絞りました。
私が通う専門学校は、基本的に週1~2回の出席で、授業料も格安でした。
当時は経験だけ欲しいと考えていたため、短期間で通える学校を探し、シドニーにあるBusiness Bridge College(BBC)という専門学校で、ビジネスコースのCertificateⅣで24週間通学することにしました。
入学にあたり、オンラインテストを受け、英語力に問題なければ入学許可証(eCOE)を学校に発行してもらえます。
この入学許可書はとても重要な書類になり、こちらの入学許可書がなければ学生ビザの申請はできません。
また、テスト結果により、英語力が規定のレベルに満たない場合は、語学学校で英語力をつける必要性があります。まずは気になる学校のテストを受けて、その後に具体的な入学準備を進めていく流れとなります。
② 海外留学生保険(OSHC)に加入
学校のコースと就学期間が決まった後に、海外留学生保険OSHC(Overseas Student Health Cover)に加入をします。
こちらは、学生ビザであれば必ず加入しなければならない医療保険です。病状や病院の種類によって保険の適用額が異なります。日本で加入する海外旅行保険とは違い、全額負担はしてくれません。
OSHCはそこまで高くはありませんが、インターネットから見積りをチェックすることができるので、保険料の金額が気になる方は事前に確認してみてください。
③ GTEを作成
学生ビザで一番大変な作業は、このGTEを作成することです。
GTE (Genuine Temporary Entrant)とは、「オーストラリアに住むことを目的としていません。ここで学んだことを日本で活かすために今私にはここでの勉強が必要です!」と証明する作文みたいなものです。
ここでは細かく自分の学歴、職歴、なぜこの学校・コースなのか、帰国後のことを英語で作成していきます。これらの情報を、2,000文字以内の文字数にまとめる必要性があります。
英語に自信がなかった私は、作成後に留学エージェントの方に文章のチェックをしてもらいました。
語学学校に学生ビザで通う方は、英語力が殆ど無い状態の方が殆どだと思うので、留学エージェントにサポートして貰って手続きを進めた方が良いでしょう。
④ 学生ビザ申請フォーム入力
その後、すべての準備が整ったところで学生ビザの申請になります。ワーキングホリデービザのように申請フォームに詳細を入力していき、合わせてビザ申請費用の$620(2020年4月現在)をクレジットカードで支払います。
そして、オーストラリア国内で申請をした私はブリッジングビザA(仮ビザ)のメールが届き、その2ヶ月後に学生ビザを取得できました。ブリッジングビザは、学生ビザを申請した際に与えられる「橋渡し」のビザになります。簡単に説明すると、正式に学生ビザの審査が下りるまでの「仮ビザ」です。
ブリッジングビザAは、国外へ出ることができず、働くことが許可されていないビザになります。もし国外に出る必要性がある場合は、ブリッジングビザBの申請を行います。しかし、ブリッジングビザBを申請にもお金がかかるので、緊急時以外は控えたいところです。
学校の費用と学生ビザのトータル金額は?
現在、私は学生ビザを2回更新しています。
最初の学生ビザにかかったトータルの金額は$2,487です。内訳は下記の通り。
また、2回目の学生ビザをオーストラリア国内で再度申請すると、申請料金の$620+延長申請料金$700で、トータル$1,320になります。さらに、ここに保険料と授業料となります。
ビザの申請費用は高いので、2回目の申請をしないように、しっかりと計画立てて申請をしましょう。私は最初に半年だけの学生ビザの申請を行い、その後にさらに専門学校を延長したことで、2回目の学生ビザも更新が必要になりました。
専門学校への進学を考えている方は、最初の時に専門学校のコース期間をしっかり検討しましょう。私は、どうせ専門学校を延長することになるなら、最初からそうしておくべきだったと後悔しています…。
また私の場合は、最初の学生ビザの期限が終了する直前に日本に帰国をしました。完全に学生ビザが終了した後に、観光ビザでオーストラリアに戻り、現地で2回目の学生ビザの申請をしました。
学生ビザが1日でも残っていると、観光ビザの申請はできないので要注意です。私のパターンだと、観光ビザでオーストラリアに戻っているので、延長申請料金($700)を支払う必要はありませんでした。
ちなみに日本で学生ビザを申請した方が早くビザを取得できる説もありますので…留学エージェントに相談しつつ、ビザを申請するタイミングと場所を決めてください。
日本で学生ビザを申請する際は、しっかりと日数に余裕を持って行ってください。
日本から学生ビザ申請をギリギリに行った場合、「ビザが発給されていない!学校初日に間に合わない!」ということもあるので、しっかりと前もって申請をしましょう。
ビザの申請は様々な方法があるので、しっかりとエージェントと相談しつつ、慎重に行ってください。
学生ビザのルール
学生ビザはワーホリビザのようにルールがあります。主なルールとして2つ!就業に関しては1週間に20時間まで。学校の出席率は80%以上を保つ必要性があります。ちなみに、学校のホリデー期間中は無制限でお仕事ができます。
出席率は80%以上を維持しないと、移民局から強制送還になるので非常に重要です。この2つのルールを守って、しっかりと勉学に励みましょう!
専門学校でビジネス・マーケティングを学ぶ!
私は、Business Bridge College(BBC)のビジネス・CertificateⅣのコースを受講しました。初日は語学学校の「クラスメイトと仲良くワイワイ!」のイメージで学校に通いました。しかし、そこは専門学校!とても真面目な雰囲気で、レベルの高さに驚きました。
英語そのものを勉強する場所ではないので、英語力がある前提で授業は行われ、ビジネス用語も多く使用されます。授業内容としては、デジタルビジネス、ビジネス戦略、ビジネス文章の書き方、プレゼンの方法など、ビジネスの基本を学ぶ授業内容となります。
課題としては、プレゼンの準備、会議をする際にどのシステムを利用して準備を進めていくかなど、自分で資料を作成するパターンが多いです。そのためパソコン必須です!
ガッツリと英語でビジネスを学ぶので、慣れるまで最初の2ヶ月は正直疲れました…。
また、毎週提出する課題が難しく時間もかかります。しかし、ビジネス英語を使用した内容なので、英語そのものの勉強はしていませんが、英語力もしっかりと伸びるのもメリットです。
そして、現在はBBCのマーケティング&コミュニケーションコースのCertificateⅣを受講しています。こちらのCertificateⅣを1年間学んだ後、さらにDiplomaで1年間勉強の予定です。
授業内容は、SNSを用いたマーケティングの仕方や、ターゲット層に合わせた広告の出し方と予算、クレーム処理の仕方などを学びます。今タームでは、Media Buyingを勉強しています。サンプルの会社・商品を先生から提示され、その会社・商品をアピールする広告の媒体とターゲット層、予算を考えていきます。もちろん、実践的な英語も学ぶことができています。
私の学生ライフは正解だった!
アラサー間近で学校に行くことに少し抵抗がありましたが、今は学校で学ぶ機会があることが嬉しく、私の学生ライフは間違いではなかったと思っています。
ワーホリを終えた時点では「ある程度の英語力がついた」だけで、特に自信を持って誇れるものがありませんでした。
しかし、今はビジネスやマーケティングの勉強を通じて、ビジネスシーンにおける知識と実践的な英語を身につけることができています。
オーストラリアを含む欧米社会では、年齢は関係ありません。勉強したい人が学ぶ環境が整っています。しっかりと勉強をしつつ、仕事もプライベートも充実した今を大いに楽しむことができています。
私は学生としてオーストラリアにいることに満足していますが、オーストラリアへの滞在を延長するか悩んでいる人は、しっかりと自分の将来を考えながら、後悔のないように人生の選択をしてください。
ただ、今は学校に行くことができないため、バーチャル授業ですが…。コロナウイルスが落ち着いて、一日でも早く学校に行ける日が来る日を楽しみに待っています!