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カテゴリー:ワーキングホリデー

海外ワーホリで英語は上達する?オーストラリアにワーホリをして私の英語力に現れた変化

公開:2020/04/12 著者:黒須 千咲 361 Views

こんにちは、シドニーにワーキングホリデービザで滞在している「ちさき」です。

オーストラリアでワーホリをしているとよく聞かれること、それは「ワーホリをすると英語力は上がるの?」という質問です。

英語圏で現地の人に限りなく近い生活を最低でも1年間経験できるのがワーホリの特権なので、ワーホリをすれば英語が上達しそうだと思いますよね。

 

ちなみに、オーストラリアには一定条件を満たすことで最大3年間ものワーキングホリデービザの延長が可能になります。

 

今回は、実際にオーストラリアのシドニーでワーホリ生活を経験した私が、ワーホリを通して自分の英語力にどんな変化があったのかシェアしたいと思います。

あくまでも私個人の体験談なので、「こういう人もいるんだ…。」くらいに参考にしていただければ幸いです。

ワーホリで英語力は上達するの?

「ワーホリすると英語力は上達するの?」と聞かれたら私はこう答えます。

 

「自分の現地での過ごし方次第で、結構喋れるようになります!」

 

もちろんワーホリで海外に行けば魔法のように誰でも英語が喋れるようになるというわけではありません。

海外生活をしている中で、以下のようなパターン以外の方は、やっぱり海外で生活をしていると英語を喋る機会が多いので、それなりに英語が喋れるようになると思います。

 

・完全に英語の勉強を諦めている。
・日本人ばかりと固まって日本語しか使ってない。
・人とのコミュニケーションが殆ど無い。

 

もちろん、ワーホリの中にはこういうタイプの方もいて、全然英語力アップしていないケースも見受けられます。

しかし、それは一部の例外だと思っています。多くの人は程度の差はあれど英語力を伸ばしたいと思ってワーホリしているワケですから、現地に来てから努力をしていない人の方が少数派です。

あとは個人個人の努力の度合いによって、当然英語力の伸び方も変わってきます。

 

英語力が上達する要因について考えてみた

 

海外でワーホリをすると、英語力が上達する理由を私なりに考えてみました。

ワーホリって「英語を勉強するぞ!」という人よりも、「海外で生活してみたい。」とか「海外で働いてみたい!」というモチベーションで海外に渡航する人が多いですよね。

英語をみっちり勉強するわけじゃなくても、ワーホリを通して英語が上達する要因は主に以下の3つ。

 

① 英語を喋る実践の場がとにかく多い
② 現地の人に近い生活が送れる
③ 「英語を喋る」場を作り放題な環境

 

以下、1つずつ詳しく解説していきます。

 

① 英語を喋る実践の場がとにかく多い

私はイギリスの短期語学留学(3週間)とオーストラリアワーホリ(現在進行形)を経験しましたが、ワーホリの英語を喋る場の多さには正直驚きました。

イギリスで語学学校に通った時は、学校での会話練習や教室内でのディスカッションが英語を話す主な場でした。それと比べてワーホリでは現地で実際に働けるので、お客さんと英語で会話をする機会がかなり多いです。

もちろん現地でどんな職に就くかにもよりますが、ワーホリは語学留学と比べて「自分でしなければいけないこと」が多いんですよね。

 

・英語で面接を受ける
・英語の履歴書を作る
・英語で住まいを探す

 

こんな感じで、良い意味でも悪い意味でも現地で生活をするにあたって自分の負担が大きいので、英語をしゃべらざるを得ないシチュエーションが多いのが特徴的です。

最初こそ負担が大きくて辛いですが、自分の力で生活を確立していくためには、嫌でも英語をしゃべらなければいけません。

良く捉えれば、「せっかく海外に来たのに英語を喋る機会がない。」という悩みは全くないので、「英語を喋りたい!」という人には嬉しいものです。

 

② 現地の人に近い生活が送れる

短期留学や海外旅行と違って、シェアハウスに住み、現地で働いて、スーパーで買った食材で自炊して…ともはや「居住者」というレベルの生活ができてしまうのがワーホリです。

悪く言えば海外の特別感が薄れますが、良く言えば現地の人に混ざって現地の人のような生活を送れます。

変に旅行者扱いされなくなるので、現地の人たちのリアルな英語に触れることができます。

 

③「英語を喋る」場を作り放題な環境

英語学習者のよくある悩みが「英語を喋る機会がない。」だと思いますが、海外ワーホリをすることでこの悩みは一気に解消されます◎

英語圏であれば人と関わる時の言語は、もちろん「英語」です。自分から「Meet Up」に参加したり、友達の友達と一緒に出かけたりすれば、どんどんと英語を喋る機会が簡単に作れます。

もちろん自分の部屋にこもっていれば、英語を喋る機会はスーパーでの買い物くらいになってしまいますが…。

 

自分の努力次第で英語を喋る機会が作り放題なのは、ワーホリで海外に滞在している特権かなと思います。

 

日本にいると、なかなか英語を喋る場所ってないですもんね。

英語は喋れば喋るほど上達するので、英語に囲まれて生活ができるだけでもワーホリは英語力を上げるのにもってこいです。

 

ワーホリ生活を通して私の英語力に現れた変化

 

そこで実際にオーストラリアでワーホリ10ヶ月目を迎える私が、自分の英語力を見つめて感じた変化を紹介していきます。

あくまでも私が個人的に感じているものですが、同じ思いの人は私以外にもきっと多いはずです。以下、私が感じる5つの変化について解説します。

ちなみ、私が働いていたアルバイトの模様は、以下の記事で紹介していますので、併せてご覧ください。

 

 

① 現地のアクセントが聞き取れるようになった

去年の6月、オーストラリアに着いてすぐに立ち寄ったカフェの店員さんの話すオーストラリア英語を耳にして「私はこの国でまともに働くのは無理だ…。」と思いました。

と言うのも、オーストラリア英語の訛りを当時かなり強く感じたんですよね。「オーストラリア人って、なんでTodayを”トゥダイ”って発音するの?」と、とにかく違和感でした。(笑)

ジャパニーズレストランで働き始めた当初は、オージーのお客さんの英語が聞き取り難くて「Excuse me?」や「Sorry?」と聞き返すことが多くありました。

 

しかし、6ヶ月働いている中で、オーストラリア英語のシャワーを浴びていたら、かなり聞き取れるようになっている自分がいました。

 

ワーホリを検討している人から、「オーストラリア英語の訛り強いですか?」と不安の声をいただくこともありますが、私の経験から言うと時間と共に慣れて聞き取れるようになるので大丈夫です。

これを英語が上達したと捉えていいのかは謎ですが、少なくともオーストラリアで約1年間生活することで、オーストラリア英語の聞き取りにはかなり自信がつくのは事実です。

アメリカのテレビドラマでオーストラリア人が出てくると、すぐにオージーだと分かるようにもなりましたね。前まではイギリス英語とオーストラリア英語の違いが正直よく分からなかったのですが、今ではよく分かるようになっちゃいました。(笑)

 

② カフェやレストランでの注文がスムーズにできるようになった

もともと英語で食べ物を注文することはできたのですが、やっぱり英語での注文に慣れていないと、ちょっとあたふたして不自然な客になっていたと思います。

ですが、今では深く考えることもなく、スムーズにカフェやレストランで注文できるようになりました。

要するに、観光客のような雰囲気が消え、ネイティブが注文するような自然で違和感の無い振舞いができるようになったと言うことです。

 

実際に現地で働く側を経験したことで、オーストラリア人がどんな注文の仕方をするのかを知ることができたことが、大きなメリットだと感じています。

 

ちなみに、実際に海外経験が無いと、旅行英会話の参考書で紹介されている教科書的な表現しか使えません。

海外旅行に行くと、英語の表現で海外慣れしている人か否か、すぐに分かってしまいます。海外慣れしていない観光客と思われると、ぼったくりや詐欺などのターゲットにされやすくなります。

ワーホリを経験したことで、これからの海外旅行に行った際も困ることはなさそうです◎

 

③ 英語を喋る時に緊張しなくなった

ワーホリ生活を通して、1日の多くを不特定多数の人と英語を話して過ごすようになるので、自分の中での英語を喋るハードルがかなり下がりました。

ワーホリにくる前までは人前で英語を発する時、ちょっと緊張していました。しかし、多くの場数を踏んだことで、今では特に何も感じないです。(笑)

英語を喋る機会の多い毎日を送ったことで、英語を喋る自分に違和感が無くなったことは嬉しく思っています。

 

④ 接客英語が身についた

オーストラリアで接客業についた私は、お客さんとカジュアルな会話をすることもありましたが、主に接客英語を中心に普段は話していました。

初めて出勤した時は、英語を使って接客する側に立つのは初めてだったので、「お皿下げましょうか?」など細々とした接客英語を知らなくて苦戦。

でもオーストラリアのレストランで6ヶ月働いたことで、接客英語をマスターすることができました。

 

日本帰国後も「外国人観光客のよく訪れる接客業で働きたい!」と考えている人にとっては、かなり役立つと思います。

 

接客中に発するのはほぼ100パーセント英語なので、接客業につけば「接客英語」は確実に身につけることができますよ!

 

→ 仕事を通じて、一通りの接客英語を身に着けることができた。

 

⑤ コンプレックスが解消した

日本人の多くが抱えている「英語コンプレックス」。自分のアクセントやちょっとした間違いを気にしすぎて、英語を人前で話すのを億劫に感じている人は多いのではないでしょうか。

ワーホリにくる前の私もその傾向があって、「ネイティブが聞いておかしくない英語しか喋りたくない!」と思っていたんですよね。

でもオーストラリアで実際に働いて現地の人と関わっていくことで、オーストラリアの多国籍さを肌身で感じました。

 

流暢に話すオージーは当然ですが、そんなオージーと楽しく会話をする非ネイティブスピーカーもたくさんオーストラリアにいるのです。

 

アジアやヨーロッパ出身の人たちとコミュニケーションをとる上で、「アクセントや間違いなんてそんな気にしなくてもいいじゃないか!?」と思い始めた自分がいました。

私の母国語は日本語ですし、英語は第二ヶ国語だからちょっとアクセントが違ったり間違えたりしてしまうのは、ある意味当たり前だとポジティブに考えられるようになったんですよね。

もちろんきちんと英語を学んで、自分の意を伝えられる英語力を身に付けることは大事です。

 

でも、アクセントや間違いを気にしすぎる必要はない、コミュニケーションが問題なく取れればそれでいい、とワーホリを通して学ぶことができました。

 

自分の英語力をコンプレックスに感じているという人は、海外に出てたくさん国籍の人と関わってみると考え方が大きく変わるかもしれません。

英語に対する視野が広がったことは、英語力が上がったことと同じくらい私は嬉しく感じています。

 

【まとめ】英語が好きな人ならワーホリはおすすめ!

 

ワーホリに関してよくある質問。「ワーホリで英語力は上がるの?」と言う疑問を、実際にオーストラリアにワーホリを経験した私が答えてみました。

ワーホリをすれば絶対に英語がペラペラになると断言することはできませんが、現地での過ごし方次第では、英語を上達させることは十分に可能です。

 

ただ、個人的には英語力の伸びよりも、英語を喋ることに対する抵抗感が薄れたことや、「アクセントや間違いを気にしすぎる必要はない。」と気づけたことの方が大きな収穫だと感じています。

 

ワーホリに行くだけで英語力なんて上がらないという人もいます。もちろん十人十色ですから、結果が伴わずに終わる人もいるでしょう。それも結局、個人次第です。結果を出している人もいることは、留学コラムにある体験談記事を見ても分かることです。

しかし、私は英語が好きで海外で生活してみたいなら、ワーホリは十分価値のある経験だと思っています。年齢制限さえクリアすれば誰でも平等に与えられた素敵な渡航権利ですので、将来プランとして「海外ワーホリ」を検討してみてはいかがですか?

ぜひ読者の皆さんも、ワーホリへ出発されたら勉強では得られない「英語の伸び」や「英語に対する考え方の変化」を体感してみてくださいね。

 

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