日本と違って驚く!オーストラリアの「家」の特徴10個
こんにちは、シドニーでワーホリ中の「ちさき」です。
オーストラリアで留学やワーホリをするにあたって、シェアハウスやホームステイでオーストラリアの「家」にお世話になる人は多いはず。
実際に私はシドニーに来て合計で4つの家に滞在して、日本の家にはないあらゆる特徴がオーストラリアの家にはあることに気づきました。
日本人の私からすると不便なところや、「え?なんで?」と驚く部分が多いので、この記事で10個の特徴をシェアしていきたいなと思います。
オーストラリアの家に滞在したことある人は「あるある」と楽しんでもらえるはず。
またオーストラリアに渡航予定の人は、きっと知っておいて損はないのでぜひ留学の下準備として読んでもらえたら嬉しいです。
① 玄関に「段差」がない
オーストラリアの家でまず驚くのが、玄関に靴を脱ぐ段差がないこと。日本の家にはどんなに小さなアパートでも、靴を脱ぐための段差が玄関にはありますよね。
でもオーストラリアの家では、ドアを開けるといきなり部屋!なので「靴はどこで脱ぐの?」ってなるんです。
そもそも靴を脱がないでそのまま家に上がる人が多いオーストラリアだからだと思うんですが、日本人からすると靴を脱ぐスペースが欲しいところ。(笑)
靴を脱ぐスペースどころか靴を収納するスペースがないので、靴は上写真にあるように床に直置き。
「外を歩き回った靴を普通にリビングにつながる床に置くのはどうなの?」と突っ込みたくなります。
「直置きはどうしても嫌!」という人は、Kマートやダイソーでシューズラックを買うのがおすすめです。
② 床に座るという概念がない
日本の家では「床に座る」ことを想定して家具を置きますよね。こたつやローテーブルなんかまさに床に座るためのもの。
でも、オーストラリア人は床に座るという概念がありません。
これは日本人からするとかなり驚きなんですが、オーストラリア人にとって床は汚いものなので、座る場所という認識がないんですよね。
家の中を見渡すとソファやダイニングテーブル…と床に座らない家具のみ。
床に座るのが落ち着く私からすると不思議ですが、床に座るという概念のないオーストラリア人からすると、床に座る私達が不思議に映るみたいなので面白いですよね。
③ キッチンシンクが2つある
シドニーに来て4つの家を転々とした私ですが、どの家にもキッチンシンクは必ず2つありました。
それも絶対に大きめのが1つと、小さめのが1つという造り。日本人の私は「大きなシンクがひとつの方が洗いやすくない?」なんて思いますが、これにはちゃんと理由があるようです。
調べてみたところ、オーストラリアだけでなくヨーロッパなんかでもこのシンクの造りをしている家が多いんだとか。
レストランやカフェの洗い場のように、ひとつのシンクに洗剤を入れた水を溜めて皿を洗って、もう一つのシンクをすすぎ用に使うそうです。
水不足に悩まされがちなオーストラリアでは水を流しっぱなしにしての洗い物は禁物。
シンクが2つあれば「洗い用」と「すすぎ用」に分けられるので、水を無駄にしなくて済むという訳ですね。
④ オーブンが必ずある
日本の家だとオーブンがある家ってそう多くないですよね。
「オーブンか自動食洗機か」みたいな感じで、オプションとして与えられることが多いと思います。
でも、オーストラリアの家にはほぼ絶対にオーブンがあります。
そもそも日本食ってオーブンを必要としないものが多いのに比べて、オーストラリアではオーブンを使って日常的に料理をする人が多いです。
ジャガイモや肉をオーブンでグリル焼きにするのが大好きな人が多いので、オーブンは必須の調理器具と言えます。
⑤ 網戸がない
私がオーストラリアの家で暮らしていて、地味に不便に感じているのが「網戸」がないところ。
シドニーの夏って夜になると結構涼しくなるんですが、家自体は1日中日光に当たっていたので、家の中は暑いことが多いです。
そんな時に窓を開ければ問題解決なんですが、網戸がついてないんですよね。
オーストラリアって日本と比べて虫がすごく多いので、夜に窓を開けっ放しにするのは危険。(笑)
オーストラリア人は虫が部屋に侵入してきても気にしないのか、気になるところです。
「網戸があったら…」と何度思ったことか。日本の網戸の素晴らしさをオーストラリアに来て初めて実感しました。
⑥ ランドリールームがある
日本だと部屋の間取りにもよりますが、だいたいどこも脱衣所かキッチンの近くに「洗濯機」のスペースが確保されていることがほとんどですよね。
オーストラリアでは、ほとんどの家に「ランドリールーム」という洗濯をするためだけの部屋が別に用意されていることが多いです。
洗濯機を置くスペースのないような狭いアパートの場合は、他の住民と共同で使う「ランドリールーム」があることも。
ちなみに私が今生活している家はこのタイプで、アパートの1階にある共有の「ランドリールーム」で1回2ドルを支払って洗濯しています。
ちなみに、洗濯機と別に乾燥機が設置されている家が多いですね。アパートの場合は景観を損ねると言う理由もあり、外に洗濯ものを干せないアパートも多くあります。そのため、アパートには、乾燥機が設置されているケースが殆どです。
私が住むアパートにも洗濯物を干すバルコニーがないので、乾燥機を使っていますがこちらも2ドルなので洗濯をする度に4ドルかかってしまいます。
⑦ シャワーとトイレが同室
オーストラリアの家は、どこも必ず「トイレ」と「シャワー」がひとつの部屋にまとまっています。いわゆる、ユニットバスです。
日本でもホテルに行けば見かけますが、家やアパートでトイレとシャワーが一緒になってるタイプは珍しいですよね。
これは、オーストラリアに限らず、アメリカやイギリスなどの国でも同じでしょう。
日本だとトイレはトイレ、風呂場は風呂場と別れているのが当たり前なので、日本人の私からすると少し違和感を覚えてしまうんですよね。
「排泄をする場所と体を綺麗にする場所が一緒になってる意味って?」と正直に言うと今でも不思議に感じています(笑)
この「なんで?」を解決するために少し調べてみたところ、日本と海外のお風呂文化の違いが理由のようです。
日本ではお風呂は湯船に浸かったり、キャンドルを焚いたりとリラックスをする場所。
それに対して、海外ではシャワーでささっと汚れを落とす場所という概念の方が強いです。
そのため、オーストラリアのバスルームには浴槽がないタイプがほとんどなんですよね。
水不足の国で浴槽にお湯を貯めて入る文化が無いので、浴槽が無い物件も多いのです。
⑧ お湯の量に制限がある
これは私もオーストラリアに来るまで知らなかったんですが、オーストラリアって一回で出せるお湯の量に制限のある家が多いです。
オーストラリアはお湯をタンクで沸かしているのですが、この貯蓄しておくタンクの容量が少ないんです。さらに、ガス給湯器ではなく電気で沸かすタイプなので、水をお湯に沸かすまでに時間が掛かります。
「オーストラリアでホームステイしている時に、シャワーを長く浴びていたら怒られた!」なんてエピソードをよく聞きますが、これも納得するくらい「お湯」は貴重なんだとか。
シドニーで滞在した4つの家のうち、2つの家でお湯が10分も続かないという困難な状況に出くわしました。
大きな一軒家だと比較的大丈夫なんですが、小さなアパートだとお湯を蓄えておくタンクがかなり小さく5~10分経つとお湯の蓄えがなくなってしまうんです。日本にいた時は、「お湯の量に制限がある」という概念がなく、お湯なんて蛇口をひねれば出るものと思っていました。
オーストラリアで寒い冬にお湯のシャワーが5分持つか持たないか…という体験をして、日本のお湯が出続けるシャワーのありがたみを実感しました。現在住んでいる場所も同じです…。(涙)
しかも、日本はお湯の温度の設定までできるなんて、今では夢のような話です。(笑)日本に帰って、寒い日に暖かい湯船に浸かるのが今から楽しみで仕方ありません!
⑨ シャワーからの水漏れがすごい
日本の風呂場って脱衣所とドアで仕切ってあるので、シャワーの水が脱衣所にダダ漏れなんてことないですよね。
オーストラリアのシャワールームってガラス張りなんですが、足元まできちんとドアで密閉されないことがほとんど。
この写真のように、シャワーを浴びるところと外側にあるのはガラス扉のみ。
ドアがしっかりと閉まるわけでもなければ、段差も特にないのでシャワーを浴びるたびに床がびしょびしょになってしまうんですよね。
シドニーで滞在した家ではどこもこんな感じでした。
「シャワールームを設計した時になんでこれでOKと思った?」と疑問に思ってしまうんですが、これがオージー流なのでしょうか?(笑)
⑩ 家の外に巨大なゴミ箱がある
日本だとごみ収集の指定日にゴミを出しますが、オーストラリアでは家の外に大きなゴミ箱があって、家にゴミが溜まった時点でそこにポイっとゴミ出しをします。
ゴミを回収に来るのは週1度ですが、家にゴミが溜まったらいつでも外に出せるのでとても便利です。
週によってゴミ箱の色は違うかもしれませんが、オーストラリアでは以下の3種類に分類されます。
日本のように「燃やせるゴミ・燃やせないゴミ」といった区別がないのが驚きですよね。
リサイクルできるかできないかの分別しかないので、ゴミの分別は日本よりもかなり楽です。
【まとめ】オーストラリアでの暮らしは驚きがたくさん!
この記事では、オーストラリアで日常生活を送るうえで驚くことを「家の造りや特徴」に絞って紹介しました。
シドニーに来てもうすぐ1年が経つ私でも、まだまだ驚かされることはたくさんあります。
「家」ひとつ取っても、オーストラリアと日本の生活習慣や風習の違いがたくさん現れているのはとても興味深いですよね。
オーストラリア留学やワーキングホリデーで1年近く生活していると、多くの人は「温泉に行きたい…。」と漏らしますが、その理由も良く分かります。
オーストラリアを問わず海外生活を経験した方の多くは、日本の住環境の方が住みやすいと感じると思いますし、その有難みを痛感することでしょう。
これからオーストラリアに留学やワーホリで訪れる人はぜひ、自分の目でこれらの「違い」を確認してきてみてください!