楽しめる場所が沢山揃うブリスベンの「サウスバンク」とその周辺を紹介
以前、美術館や図書館を書いた中で登場したブリスベン中心地エリア、South bank(サウスバンク)。
このエリアは、ブリスベンシティからのアクセスもすぐで、現地オーストラリア人が通う専門学校TAFEがあり、イベント等が行われるConvention Centerがあるエリアでもあります。
また、サウスバンクに隣接するWest End(ウエストエンド)の地域は、長らく開発工事をしていて新しくなる予定です。
この周辺は、レストランやカフェも多く観光スポットでもあるので、今回はサウスバンクとその周辺のエリアを探索していきます。
サウスバンクはエンタメが豊富な場所
サウスバンクは、1988年に世界万博が開かれた場所なのですが、万博が終わった後の空き地にマンションを建てるかショッピングモールにするかなど様々な意見があったそうです。
現在は人口プールなどがある公園となっています。日曜日にはマーケットがあったり、イベントが行われたりすることも多いです。
サウスバンクは、Brisbane Riverに沿って広がり、「Queensland Art Gallery」や「State Library」がある北側から、「Queensland Maritime Museum」 がある南側までのエリアになります。
少し南に行くと、「South Bank Parklands」という17ヘクタールにも及ぶ公園が広がります。
2016年には、オーストラリアの中で7か所あるGreen Flag Awardsの一つに選ばれ、素晴らしいグリーンスペースと選定されたようです。Green Flag Awardsはヨーロッパを中心に世界中に多く見られます。
シティから歩いてアクセスできますが、フェリーに乗っていくのも観光で来られる方にはオススメです。City Cat(シティキャット)というフェリーをシティから乗り、South Bank River Terminalで降りるとすぐです。無料で乗れるフェリーであるCity Hopper(シティホッパー)もあり、36分毎に運航しています。
・ブリスベンのランドマークの観覧車
ブリスベンのランドマークとして有名なのが観覧車(Wheel of Brisbane)です。値段は、学生17.10ドル、大人20.90ドルです。 ※2020年4月現在
周りの友人に曰く、日本の観覧車よりも回るスピードが速く見えるそうです。地上から60M上まで上昇しますので、ブリスベンの街並みが一望できます。
ブリスベン旅行の際はスピードの確認と共に訪れてみては如何でしょうか。このエリアからのブリスベンの街の夜景は、とても綺麗なので是非!
・Street Beach(人工ビーチ)
サウスバンクと言えば「Street Beach」です。South Bank Parklandsの公園内にある人工ビーチです。夏になると大音量の音楽と共に多くの人でにぎわっています。白い砂とヤシの木が雰囲気を出しています。
夏の時期になると、ライフガードの人もちゃんといるので安心です。この周りには、地面から水が吹き上がる場所もあって、一瞬暑さから逃れるにはピッタリです。実際、ブリスベンの夏はかなり暑いので多少水で濡れても速乾です。
ブリスベンはそこまで雨が降ることもないので、洗濯に困らないです。本当に真夏は朝干せば洗濯物があっというまに終わります。着替えるところは、トイレの横にありますがあまり清潔ではありません。
・マーケット
週末にかけて、マーケットが開かれています。「The Collective Market」や「Young Designers Market」などが開催されており、雑貨やアートものが多いです。
手作りのジュエリーや絵、キャンドルかわいいものがたくさんで、中でもフランス人の方が革で小物を作っているお店がお勧め。カンガルーやコアラなどのオーストラリアの動物型に切った革で出来たしおりがあるんです。
このお店が個人的に好きでお土産にオススメです。私はカンガルーのものを購入しました。
オーストラリア人が通う専門学校TAFE
サウスバンクの駅からすぐ見える多くの建物は、オーストラリア人が通うTAFEという公立の専門学校です。オーストラリア人向けの専門学校ですが、留学生も入学することができます。
私はこのTAFE内にある英語コースに通っていたのですが、シティにある語学学校に比べて日本人や韓国、中国人が少ないイメージで、コロンビアなどの南米やタイの学生が多い学校でした。
VET(Vocational Education and Training)コースと言われる、専門コースはオーストラリアの人々が多く通います。コースは、マネジメントやチャイルドケア、看護など様々な職業に直結するようなコースが用意されています。
Queensland Maritime Museum
サウスバンクの南側に位置する「Queensland Maritime Museum(クィーンズランド海洋博物館)」は、オーストラリアの海や船関係の歴史を展示する博物館です。Diamantinaという海軍が使用した船の展示もあり、中に入ることができます。
営業日時は、毎日9:30~16:30の間です。入場料は、大人$16、学生$14となっていみあす。 ※2020年4月現在
サウスバンクはレストランが豊富!
公園に沿っての道Little Stanley Stとサウスバンクの大道りGrey Stの間にはびっしりとレストランが並んでいます。
イタリアン、フレンチ、アジアフュージョン、レバノン、餃子屋、ギリシャなどお国柄もそれぞれ。コチラのエリアのレストランからいくつかご紹介します。
Baba Ganouj
こちらは、珍しいレバノン料理のお店です。レバノンの伝統的なパンなどもこちらで作られています。
ひよこ豆を使用した料理が多くペースト状にしたHommos(フムス)などヘルシーなメニューが多いのも特徴です。辛いという意味ではなく、スパイスが効いた料理が多いのが特徴のような気がします。
ZOMATOというグルメサイトでも、なかなかの人気店あることが分かります。ラップのようなパンで包む料理が人気らしく、周りの人も頼んでいました。サラダもキヌアとたくさんのスパイスが入っていておいしかったです。
Brooklyn Depot
こちらは、ハンバーガー屋さんです。アメリカンサイズのハンバーガーやホットドッグなどがあり、がっつり食べたい時はこちらオススメです。以下の写真をご覧頂いても分かる通り、ボリューム感や味を含めて余計な言葉は要らないでしょう!
Junk South Bank
こちらは、アジアストリートフードのお店です。韓国のチキンやからあげ、餃子などのアジアの小皿料理が並びます。タイのカレー類も充実していて、お酒が進む食べ物と言ったらいいのでしょうか。ランチはTAFEの学生さんも多く訪れます。
サウスバンクに隣接するWest End
次に、サウスバンクから少し歩いたレストランやショップが並ぶWest End(ウエストエンド)というエリア。カフェも多く、ビジネスエリアなのでこの辺りの飲食店でお仕事される方はお昼も混雑します。
カフェの街オーストラリアの中においては、スターバックスはオーストラリアでは人気がありません。コーヒーを楽しむならローカルカフェですが、逆にゆっくりしたいならスタバを敢えて選択するのも手です。
ここで有名なのが、毎週土曜日に行われる「The Davies Park Market」と言うマーケットです。その名の通りDavies Parkで開催されます。
こちらのマーケットは、朝の6時から14時まで開催されており、野菜やフルーツ、ファッション関係、屋台が並びます。ゴーヤなどの普段スーパーでは買えないものもありました。現金のみのところもありますが、中にはATMもあるので大丈夫です。
マーケットは、すごく混むので車で行くと駐車するのが大変です。サウスバンクの隣のCultural Centreのバス停からも徒歩で20分ほどと少々歩きますが、公共手段で行くのがいいと思います。
以前ご紹介したことのあるトルコの屋台がここにも入っています。フルーツジュース屋さんも入っているのですが、ここのマンゴージュースが100%マンゴーなので濃厚で夏にぴったり。
マーケットで言うと珍しいビーガンマーケット「Boundary Street Markets」も紹介したいと思います。
ウエストエンドの大通りBoundary Streetのコーナーで、第2・第4週の日曜日に開催されています。
規模は大きくありませんが、ビーガンのデザートや食の屋台が並びます。
週末はサウスバンクで楽しもう!
サウスバンクは数々のエンタメがあることがお伝えできたと思います。
英語の勉強で疲れた癒しの場として、週末は仲の良い友達とサウスバンクに訪れてみましょう。グルメも豊富なので、様々な国の料理を楽しむにも最高のエリアです。
マーケットも豊富ですし、新しいカフェやレストランを開拓するのも楽しいですよ!