独特のセンスが光る?オーストラリア人が好んで使うオージー英語と使い方 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

独特のセンスが光る?オーストラリア人が好んで使うオージー英語と使い方

公開:2020/04/26 著者:黒須 千咲 1019 Views

こんにちは、シドニーから今日も「留学コラム」をお届けします。

「オーストラリア英語」と聞いて何を思い浮かべますか?ご存知の通り、オーストラリアの英語は、ベースはイギリス英語ですが、オーストラリア独自の進化を遂げています。

オーストラリア英語をイメージすると、独特なオージーアクセントや、「colour」のスペルが変!と感じるなど、人によって思うことはさまざまだと思います。

 

私もオーストラリアに来る前は、アクセントとスペルがちょっと特徴的だよね…くらいに思っていました。

 

が、実際に生活してみると、オージーが好んで使う英単語や表現が独特なことに気づきました。

今回はそんな「オーストラリア人ってこんな言い方するんだ!」と勉強になった、オーストラリア英語を実際の使い方とともに紹介していきます。

オーストラリア留学やワーキングホリデーに来られる方は、知識として抑えておきましょう。そして、実際にオーストラリアを訪れた際にはぜひ使ってみてくださいね!

「~と思う」は「think」じゃなくて「reckon」

皆さんは、「reckon:考える/思う」という単語を知っていますか?

私は前に英単語帳で見つけて覚えたけど、1度も使ったことのない単語でした。(笑)

それがまさかの、オーストラリアに来てレストランで働き始めたら毎日のようにお客さんの会話から「I reckon…」、「What do you reckon?」と聞こえてきてびっくりしましたね。

 

オーストラリア人って「I think…」や「What do you think?」の代わりに、「reckon」っていう英単語を使うんだ~と感激しちゃいました。

 

なんでオージーが「think」よりも「reckon」を好むのか、その理由は分からないままですが、今ではもう聞き慣れています。

 

「reckon」の使い方

オーストラリア人の日常会話で登場する「reckon」に関しては、ほぼ100パーセント日本語の「思う」と同意味で使われています。

もっとわかりやすく言えば、馴染みの深い「think」を「reckon」に入れ替えるだけでOKです◎

 

・I reckon it will rain tonight.

今夜、雨が降ると思うよ。

 

・I reckon we should get this steak and share, what do you reckon?

このステーキを1個頼んでシェアするのがいいと思うんだけど、あなたはどう思う?

 

・I reckon we won’t be able to go on a trip anytime soon because of coronavirus.

コロナウイルスの影響で当分の間は旅行に行けないと思う。

 

過去形にしたい場合はそのまま、「reckon」+「ed」で「reckoned」になりますよ。

オーストラリアではかなりの頻出単語なので、覚えておいて損はないです!

 

レストランでウェイターが発する「Too easy!」

シドニーのダーリングハーバーにある「HardRock Cafe」に行った時のこと。

チーズバーガーを頼んだら、ウェイターがわたしに向かって「Too easy!」と言ったんですよね。

私はその時、この表現を知らなかったので、「私の注文内容が簡単だからジョークをかまされた?」と思ったんです。

 

→ ハードロックカフェでオーダーしたチーズバーガー(in Sydney)。

 

その後「Too easy!」は、このシチュエーションにおいて「お安いご用です!」とか「もちろん!」という意味であることを知りました。

 

カフェやレストランで店員さんがお客さんから注文を受けたときに、よく使われるフレーズだそうです。

 

「Too easy!」の使い方

誰かのリクエストに心地よく応える時の一言として使えます。

 

A: Can I please have a skinny cappuccino?

低脂肪牛乳のカプチーノを1つください。

B: Too easy!

お安いご用です!

 

A: Can I have this salad, but without dressing?

このサラダ、ドレッシング抜きでもらえますか?

B: Too easy!

もちろん大丈夫ですよ!

 

日本語で言う「かしこまりました」のカジュアルバージョンといったところですね。

 

ありがとうも省略して「Ta!」

これはシドニーのレストランでウェイターとして働いていた時に発見したオーストラリア英語です。

オーストラリア人ってアボカドを「avo」って言うなど、とにかく何でも省略するのが好きなんですよね。

「Thank you」の省略形って「Thanks」でしょ?って思いがちですが、オーストラリアには「Ta!」という省略バージョンがあります。

 

レストランで初めてお客さんに「Ta!(ター!のような発音)」と言われた時は、「え?」と自分の耳を疑いました。

 

家に帰って「ター オーストラリア英語」と検索して、その意味を知った時は本当に驚きましたね。(笑)

もはや言葉ではなく、一音で感謝の気持ちを表すなんてさすがといったところ。

オーストラリア人の省略好きを改めて実感した瞬間でした。

 

「ta!」の使い方

これはイコール「Thank you」なので使い方を解説するまでもないですが、オーストラリア人みんながこの言い方をするわけではないということだけ覚えておいてください。

「Ta!」は、さりげない感謝の示し方です。たくさんお世話になった時や、心から「ありがとう」を伝えたい時は、きちんと省略せずに言うのがよいと思います。

 

「ありがとう」の返答は「No worries」

英語で「どういたしまして。」と言えば、「You’re welcome.」を思い浮かべると思います。

 

でも、オーストラリア人は「No worries.(=心配は無用)」と言う表現をより好む傾向にあるんです。

 

ちなみに謝罪に対して、「大丈夫だよ。」という意味を込めて使われることも。

オーストラリアで生活する上で、「No worries.」は知っておいて絶対に損のない英語表現です。

 

「No worries.」の使い方

お礼を言われて「ぜんぜん大丈夫!」というときや、謝られて「大丈夫だよ!」なんて時に使いましょう。

日本語の「大丈夫」とかなり近いニュアンスで使えると思います。

 

A: Thank you for letting me know.

教えてくれてありがとう。

B: No worries!

大丈夫だよ!

 

A: I’m sorry for being late.

遅れてごめん。

B: No worries!

心配しないで!

 

マクドナルドは「Macca’s」

オーストラリア人も大好きなマクドナルド。

日本でも「マック」や「マクド」と略されますが、オーストラリア人からは「Macca’s(マッカス)」と略されています。

調べたところによると、オーストラリアだけでなくニュージランドでも同じ呼び方をするとのこと。

 

→ シドニー「Wynyard駅」のマクドナルド。

 

オージーイングリッシュ特有の省略は他にもたくさん!

「Macca’s」の使い方はもうこのままなので省略して、代わりにオーストラリア英語ならではの省略単語を紹介していきます。

 

・barbie(バービー) = BBQ
・avo(アボ) = avocado
・arvo(アーヴォー) = afternoon
・footy(フーティー) = football
・mozzie(モージー) = mosquito
・servo(サーヴォ) = service station(ガソリンスタンド)
・uni (ユニィ) = university
・woolie(ウーリィー) = Woolworths(オーストラリアのスーパー)

 

こんな感じで、オージー英語限定の省略形ってたくさんあります。

語尾をだらっと終わらせる「-ie」と省略するパターンが多いですよね。

私はオーストラリアに来るまで知りませんでしたが、皆さんは知っていましたか?

 

テイクアウトは「take away」

 

アメリカ英語だと「take out」や「here or to go?」なんて言いますが、オーストラリアでは決まって「take away」です。

特に今はコロナウイルスの影響で、レストランやカフェなどの飲食店はお持ち帰りのみ営業しているので「Take away」の文字をよく見かけます。

 

・We’re open for take away!

テイクアウトのみオープンしてます!

 

・Take away only.

テイクアウトのみ。

 

最近はお店の入り口に、こんな文字が書かれた看板がおいてあります。また、レストランで働いていた時にはよくお客さんから「Can I have a take-away container?(持ち帰り用の容器もらえる?)」と言われていました。

日本のレストランだと残った料理を持ち帰るのは衛生上よくないと考えられていますが、オーストラリアではエコ精神が強いためか、レストランで残した料理を家に持ち帰るのは普通です◎

オーストラリアのレストランで「頼みすぎた…」なんて時は、ぜひテイクアウェイ用の容器をオーダーしてみましょう。

 

「take away」の使い方

レストランやカフェで必須とも言える英語フレーズなので、覚えておくと便利です。

 

・Can I have this take away please?

これお持ち帰りでお願いします。

 

・Having here or take away?

こちらでお召し上がりになりますか?それともお持ち帰りですか?

 

お客さんとしてはもちろん、接客中も使えます。

 

【まとめ】オーストラリア英語は面白い!

 

この記事で紹介した以外にも、オーストラリア特有の英語表現はまだまだたくさんあります。

そんな生のオージー英語を学べるのは、オーストラリアにワーキングホリデーや留学する醍醐味ではないでしょうか。

ぜひオーストラリアを訪れた際には、オーストラリア人がどんな英語表現を好むのか自分の耳を澄ませてみてください!

 

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