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カテゴリー:留学の準備

海外留学やワーキングホリデーの目標を具体化させるためにはどうしたらいい?計画表の作り方をご紹介!

公開:2020/04/27 著者:高島 明季子 717 Views

海外留学やワーキングホリデーに行くとなると、やはり周囲からは「目標をしっかり持つべきだ!」とか「失敗しないためには計画が大事!」と何かと言われますよね。(笑)

しかし実際のところ本人はどうでしょうか?

「わかっちゃいるけどな~。」といった具合で、意外とそこまで明確に考えている人は少数派かもしれません。

 

何かやりたい事や成し遂げたいことがあっても、どこか抽象的で頭の中にぼんやりとあるだけかもしれません。むしろ、その方が多数派ではないでしょうか。

 

語学留学となると最大の目的は語学のスキルアップになるので、自分が目指すレベルに向かって勉強したり、また学校のカリキュラムに沿った生活軸だったりと、ある意味受け身でもいいかもしれません。

それでも英語力がゼロ状態の人にとっては、自分が英語を話せるようになる姿や、TOEICでハイスコアを取るイメージが非現実的に感じるのは当然です。

そのため、語学留学の方も計画を立てて実行していくワケですが、半信半疑のまま時間を過ごすケースが多くなります。しかし、語学学校のプログラムに沿って勉強していれば、ある程度の方向性を見定めながら生活できるのは、ある程度やりやすいと思います。

 

一方、ワーキングホリデーとなると急に自由度が高くなり、何をするにも自分のオールカスタムな生活になります。

 

目標も漠然としていては、なかなか手につかないもの…。何だかんだダラダラと過ごしてしまい、毎日があっという間に過ぎてしまって、「気づいたらワーホリが終わっていた!」なんてことは良くあるパターンです。

今回は計画表をどうやって作り、具体的にどう落とし込みながら作成するかなどを、私のワーキングホリデーの体験談からご紹介します。少しでも何かの手がかりになればと思います。

目標・計画って立てた方がいいの?

 

結論から言ってしまうと、正直私はどちらでもいいと思っています。(笑)

 

「目標があるからすごい」「目的がないからダメ」という考えは世間や他人からの外部の意見であって、自分自身がちゃんと納得できているのならば別に気にすることはないと思います。

目標や計画がなくても海外生活を十分に謳歌している人はいますし、その時の流れに沿っておもむくままに行動した結果、ワーホリが納得のいくものになることだってあり得ます。

しかし、中には「本当は何か目標を持って行動したい。」とか「海外生活を納得いくものにしたい。」と思っていても、なかなか具体化できない人もいます。

 

結果的に行動に起こせないまま悩み、時間だけが過ぎてしまって、最終的には後悔してしまう経験を持つ人も多いのではないでしょうか?

 

そういった人たちは、目標を持つことや計画を事前にしっかり立てることは重要です。現地に来て無計画の行動や、何とかなる精神だけでの行き当たりばったりの生活では、なかなか自分の理想に近づくのは難しいと言わざるを得ません。

私自身は1~2年を通して事前に計画や予定を組む(あるいは妄想)が好きなので、常に作成しています。頭の中の整理にもなるし、ある程度流れを掴んでその時期その時何をすべきか目処を立てやすくするのです。

これは海外留学などに限らず、社会人生活においても、自分が何年後にどのようなスキルを身につけ仕事に活かしたいか、またポジションを昇進したいかなどの計画表にも役立つと思います。

 

計画表の作り方

基本的に大きなものから小さなものに徐々に絞ることや、ゴール(最終目標)を決めそれに向かって今できる事を逆算方式で考えながら作成していきます。

以下、計画表の作り方ですが、順を追ってご紹介していきます。

 

(1)年表は見開きで流れを掴む

下写真は私が実際に作成した計画表ですが、一目でパッと1年の流れがわかるようなスタイルで年表を作成します。

 

→ 実際に私が作成したワーホリ1年目の計画表。

 

→ ワーホリ2年目(セカンドビザ時)計画表。

 

あくまで全体の流れを掴むモノなので、この段階では頭に浮かぶ大きな目標やパッと思いつくものなど、箇条書きやメモ程度に書いていきます。

 

あまり深く考えこみすぎずにテンポ良く書いていきましょう♪

書き方を細かく説明すると、一番左側にワーホリが始まる月をスタートにして各月を縦軸で書いていきます。左右で半年ずつに分けて書くと見やすいと思います。

カスタム自由なので、私はここに季節や週などさらに情報を加えたりします。そして大きく縦3つに区分して、左から順に以下のポイントを押さえながら書き込んでいきます。

 

① 既に決まっていることを書く

ワーホリが始まる前に既に決まっている予定やプランを予め書いていきます。

 

・語学学校の期間
・ホームステイする期間
・旅行
・ファームに行く時期
・住む都市の期間(都市移動を考えている人は)
など

 

② 予定や準備を始める時期などを書く

(1)の予定に沿って、その時期に合わせた予定や準備を始めだす時期、やるべき事などをリストアップしていきます。

また固定された予定がない場合は、自分で予定立てをしていきます。

例えば、シェアハウス探しは何週間前から始めるかとか、仕事を始めたいと思っている時期から逆算していつから準備をし出すかなど。

 

・シェアハウスを探し出す
・レジュメを書き出す
・仕事を探し始める
・ToDoリストを書き出す
・語学学習のスケジュールを立てる
・〇〇の勉強を開始する
など

 

③ フリースペースとして目標ややりたい事などを書く

その他思いつく事や、その時期に挑戦してみたいこと、いついつまでに達成したい目標など細々したものを書き込みます。

 

・目標(英語のスキル、どんな仕事に就きたいか、外国の友達作り、etc)
・やりたい事、挑戦したい事
・行きたい所
・フォーカスする事
・ボランティア活動
・コミュニティの参加する
・目標貯金額
など

 

(2)月単位で期限付きの目標

 

1年の流れや大まかに書いた内容を、具体化するため月毎にさらに細かく掘り下げていきます。

 

ここでは何ヶ月も先のことを書く必要はなく、月単位でその時その時の状況に応じながら、今月中に達成させたい事ややるべき事を書きます。

そのためにはどんな行動が必要なのか、何をすべきなのかを具体的に書き下ろしていくことが重要です。

 

→ このように一つの目標に対して、掘り下げられるだけ掘り下げていくと具体化しやすかもしれません。

 

(3)週単位でToDoリストを明確に

 

今度は月で決めた目標や、やることリストを行動化できるように週毎に管理していきます。

 

私は左側に予定やToDoを予め書き出しておきます。

右側には達成した事・行った事を箇条書きにしたり、日記(英語で書くとなお良しです)を書いたり、ToDoリストにチェック入れをします。

 

ここで気をつけたいのが、書くことがメインになってしまって時間を大幅に使ってしまったり、内容を詰め込みすぎたりしない事です。

 

あまり深く考え込みすぎると、なかなか続かないものなので注意しましょう!

数日まとめて書いたり、週末の1時間など隙間時間にサクッとできる程度にしたりなど、あまり負荷がかからないように気楽に取り組むことをオススメします。

 

あとは、自分が書いた内容をフォローして行動に移していきましょう!

 

ここが一番重要です!

抽象的だった目標や、なんとなく頭にあるボヤッとしたやりたい事を、徐々に噛み砕いていき、逆算しながら今やるべき事を明確なにしたものが、この計画表を作った最大の目的です。

 

それで行動に移さなければ何の意味もありませんよ!(笑)

 

…とは言っても、もちろん人間なので全てを完璧にこなす事は難しく、実際はよく予定変更しています。(笑)

何日も同じToDoリストになっていたり、「結局アレやったっけ?まあいっか~。」となってしまうのも事実です…。(苦笑)

なので、出来るだけ行動に移せるよう何とかお互い頑張りましょう!それさえできれば私たちは勝ち組なのですから!

 

(4)ノートにやるべきことを書き出してみる

(1)~(3)までのプロセスがちょっと苦手、負担と感じるならノートにやるべきことを書き出すだけでも全然いいと思います。

一冊のノートを用意し、殴り書きでもいいのでメモしたり、思っていることをどんどん書き出したりする作業だけでもいいと思います。

 

文字化することで、自分のことを客観視しやすくなりますし、気持ちの整理にもなります。

 

目標は意外とシンプルなものだったとか、悩んでいることも書き出してみたらそんなに深刻じゃなかった、行動をちょっと変えれば解決することだったなど発見があるかもしれません。

頭の中だけでは追いつかなかったことが、整理・解決できると思いますよ。

 

計画表を作る際のポイント

 

ここで私がお伝えしたいポイントは以下のものになります。

 

・計画表を作ることが目的にならないように

先ほども少し触れましたが、計画表作成に時間を使い過ぎたり、作ること自体に満足してしまったりすることは本末転倒。あくまで予定表であり計画表です。

この目的は、ワーホリにおいて自分の掲げた目標にどう近づくかをプランニングする一つの手段として作成するものです。

 

・ストイックになり過ぎないこと

計画と聞くとそれに従わなければならない、予定に縛られてしまう、またはやらないと逆に自己嫌悪になるなど、何かしら言いたくなるかもしれません。

しかし、ちょっとした頭の整理として役立つものなので、あまり作成すること自体をストイックに考え過ぎなくても大丈夫です。

カフェのお供、勉強に集中できない時、悩んでいる時、気分転換したい時など、息抜きができる程度のクオリティでいいと思います。

 

自分が計画をコントロールしているはずなのに、計画に自分をコントロールされては身も蓋もありません。(笑)

 

・プランはA・B・C

たとえ計画表を自分の中で完璧に作ったとしても、なかなか思い通りにいかないのも現実です。

 

プランを一つだけ決めて、それに固執してしまうのではなく、プランを何パターンか考えておくことも良い手段です。

例えば、以下のようなプランを組み立てます。

 

プランA: 今自分の中で1番の理想なプラン。
プランB: Aがダメでも、または途中で気が変わったとしても、別のパターンもあるから大丈夫という保険のような感覚のプラン。
プランC: あえて何もない余白のプランです。

 

物事は常に変動的なので、考えていた様々な計画が全て実行できないことだって十分あり得ます。なので、あえて真っ白なプランCというものがあるという事を日頃から分かっておけば、いざ状況が180度変わったとしても必要以上に動じません。

プランCは、まさに現在の状況ですね。新型コロナウイルスにより、多くの方の予定が狂わされていると思います。私も残りのワーホリ生活をどう過ごしたいか、またその後の予定なども半年先まで考えていましたが、コロナによって全てパーになりました。

でもだからと言って、予定通りにいかないことに絶望し焦ることはありません。この状況で、何が最善か一から考え直すだけです。

 

日頃からリスクヘッジをして、与えられた環境の中で如何に自分が楽しく快適に過ごせるか柔軟に考えればいいのです。

 

行動なしには理想通りにはいかない

 

「面倒くさそ~。」と感じる方もいるかもしれませんが、計画表を作成することで、逆にダラダラ考えなくても済みますし、頭の中がクリアになっていく気もします。

表や文字化することで期限付きの時間をより明確に認識できるので、「いつかやろ~。」と曖昧になっているものが、行動化しやすくなりますよね。

またワーホリが終わって振り返った時に、自分がどんな事をしていたのか記録ブックのようなものにもなると思います。特に就活される方は、何をしてきたかアピールする材料のストックのような役割にもなると思います。

 

海外に行けば自動的に英語が話せるようになる、外国の友達が自然とできる、仕事も何だかんだ見つかる…というものではありません!

 

この考えが一番上手く行かない典型的なパターンであり、多くのワーホリの思考だったりもします。

本当に自分が如何にして行動するかがカギとなってきます。

もしワーホリ生活を「出来るだけ自分の納得いくものにさせたい!目標を作って充実させたい!」と考えているなら、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

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