ワーホリの方も必見!オーストラリア大学生のアルバイト事情って?履歴書の書き方とは?
みなさんこんにちは、えみりです。
今回の記事では、オーストラリアの大学生ならではのアルバイト事情についてシェアさせて頂きます!
海外大学生は勉強が大変でアルバイトなんて到底できそうにない…と私自身も思っていました。しかし、周りでアルバイトをしている子が多く、実際に私も大学3年間で4つのアルバイトを経験しました。
私の場合、現地のチョコレートセレクトショップを始め、大学の実験室から日本食のパン屋さんまで幅広い経験をしました。
仕事の探し方からレジュメ(履歴書)の書き方、面接の様子やそれぞれの仕事の良かった点・悪かった点をシェアさせて頂きます。
オーストラリアでは物価が高く、平日の時給は平均で20ドルほど、祝日の時給は平均で30ドルほどなので、学生の方もアルバイトをすればかなりの額の貯蓄ができるのでおすすめです!
これからオーストラリアに来られる方ももちろん、学生ビザの方だけでなくワーキングホリデービザの方にも参考にして頂きたい内容です!それでは本題に参ります。
オーストラリアでアルバイトを探すには?
まず初めに、「アルバイトってどうやって探すの?」と疑問に思う方も多いかと思いますが、大きく分けて3つの探し方があります。
日本人に向けたサイト(JamsTVや日豪プレスなど)で探す
「JamsTV(https://www.jams.tv/)」や「日豪プレス(https://nichigopress.jp/)」とは、オーストラリアに住んでいる日本人向けの生活情報サイトで、お部屋探しからビザや保険についてのコラム、仕事探しができるサイトです。
もちろん日本人向けのサイトなので9割ほどの求人が日本人のオーナーから出されているものになります。ごく稀に英語で書かれているものもあります。一方、如何わしいマッサージ屋の求人もあるので気をつけましょう!
なので、日本食レストランや日本風のカフェなどで働きたい方にはJamsTVや日豪プレスで探すことをお勧めします。他にもインターネットを使ったお仕事も探せます。
そこで1つ注意して頂きたいのは、日本食レストランは低賃金の可能性が高いことです。
噂でよくジャパニーズレストランは低賃金や、キャッシュでアルバイト代を払うことでTAX(税金)から逃れているようです。もちろん違法です。実際、筆者が面接にいったものの中には、時給10ドルと言われたお店もあり拍子抜けしました。
オーストラリアでは物価が高く、最低賃金は20ドルほどなのでお気をつけください。そのうち給与の昇給もあると言ってくるレストランも多いようですが、それも昇給はオーナー次第となってしまうので、できれば避けた方が良いでしょう。
SEEKやIndeed、Gumtreeなど英語のサイトで探す
SEEK(https://www.seek.com.au/)やIndeed(https://au.indeed.com/)は仕事探しのサイトで、Gumtree(https://www.gumtree.com.au/)はオーストラリアの生活情報サイトで物の売り買いやお部屋探し、バイト探しができます。
英語版の求人サイトですが、英語ができる方には圧倒的にこちらをお勧めします。
というのも、日豪プレスやJamsTVは日本食レストランの急募が多いですが、これらのサイトでは英語さえできればオフィスのインターンシップや現地の服屋さん、現地のカフェなど様々な仕事が探せます。
また、上記の通り日本食レストランでは賃金が安いことも多いので、英語の勉強にもなる現地のカフェなどで働かれることをおすすめします!
ウォークインで履歴書を配り歩く
3つ目は海外ならではの方法ですが、ウォークインといって自分の履歴書を自分の働きたい職場(レストランやカフェ、服屋さん、薬局など)に直接出向いて履歴書を配り歩く方法です。
こちらは勇気のいるもので筆者自身はトライことがありませんが、ワーホリの方ば結構やっている方法です。
Gumtreeのサイトには、「ここのカフェが求人していた!」と誰かが何故か急募の張り紙を載せてくれていたりします。それを頼りに「今ポジション空いてない?」と確認しに行って、答えがイエスだったら自分の履歴書を提出してみましょう。
実際に、筆者の友人はどうしても働きたいデニムのセレクトショップに直接出向いて履歴書を手渡しし、無事に仕事をゲットしていました!
彼女は時給25ドルほどもらっていて楽しそうに仕事をしていたので心底羨ましかったです…。(笑)
他にも、行きつけのカフェなどでオーナーと顔見知りになってから、「最近仕事探してて~」と持ちかけてみるのも手です。
ただし、学生ビザは1週間で20時間しか働けないので、個人経営のお店だと煙たがられる事も多いです。学生ビザお断りと書いてある仕事の求人もあります。
レジュメ(履歴書)の書き方
興味のある仕事が見つかったら、最初の難題は履歴書の書き方です。
日本食レストランや日本人がオーナーの場合はカジュアルな場合が多く、履歴書といってもWordを使って簡単な学歴やアルバイト歴を書くのみで大丈夫なケースが多いです。
それよりも大変なのは英語の職場の場合ですね!
筆者も英語でレジュメ(履歴書)なんて書いたことがなかったので、必死にテンプレートに沿って自分なりの履歴書を作りました。
レジュメを作ると聞くと構えてしまうかもしれませんが、実際には短い文章で書く事もできるので英語がある程度できれば問題はないかと思います!
英語の履歴書も日本の履歴書とは全く別物ではなく、学歴やアルバイト歴、ボランティア歴などを書くので似ている部分もあります。
一方、日本語の履歴書とは違うところは、「自分のできること。」や「どう自分のスキルが生かせるのか。」や「前職ではどのようなパフォーマンスをしたのか。」など書く必要があります。
筆者の場合は、以下のようなレジュメを一つ保存して、応募する仕事に合わせて「どんなパフォーマンスができるか。」という部分や「どうしてその仕事がしたいのか。」という部分を変えています。
以下、具体的な私の履歴書を公開したいと思います。
「Objectives」とは、自分についての大まかなまとめ(学歴や住んでいた場所、パーソナリティー)やどうしてその仕事に就きたいか、自分の中での仕事においてのゴールなどを書く段落です。
「Education」と「Experience」は日本と同様ですが、Experienceは前職の住所まで書くと詳細でわかりやすいかと思います。
また、ご覧の通り、Experienceの欄には具体的に前職でどう活躍していたのかを書く必要があります。
ここでは日本の奥ゆかしさを捨てて、どんどん自分のいいところをアピールして、「私を採らないと損だよ!」という勢いでレジュメを書きましょう!
「Skills」の欄では具体的なスキルや、前職の欄にも書いたようなマルチタスクスキル、コミュニケーション能力やラーニングアビリティなどについて書きましょう。
自分のアピールをたくさん書いた方がいいのでは…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には長いレジュメを嫌がるオーナーも多いので簡潔で大丈夫です!
海外の面接はカジュアル
面接は日本と変わらず、軽く学歴とアルバイト歴に目を通し、仕事内容についてや実際に何曜日働けるのかなどについて相談します。
オーストラリアの面接は日本とは違ってかなりカジュアルに行われ、そもそも履歴書を持参する必要がなかったりもします。
既にメールで送っていた履歴書を、オーナー側がプリントアウトして持っていたりします。
オーナーによって基準がバラバラなので、気になる方は事前に準備したものを持参しましょう!
面接で確かめておきたいことは、以下のポイントです。
です。時給や振り込み方法をしっかり確認しておけば、未然に金銭的なトラブルも防げます。相手側から大抵の説明はあると思いますが、説明が無かった部分については面接でしっかり確認しましょう!
私が経験したアルバイトの紹介
具体的に私がどんなアルバイトを経験したのか。またそれぞれの仕事の良かった点、大変だった点についてまとめます。
1. オージーオーナーのチョコレートセレクトショップ
こちらは大学入学前に始めたバイトで、Gumtreeを使って探しました。「英語を使った仕事がしたい!」と思って始めたお仕事です。
良かった点は、オージーがオーナーだったので、時給23ドルほどと条件が良かった点です。
また、職場のみんなが優しく緩かったので、チョコレートの知識が全くなかった私でも一から学んで働くことができました。
大変だった点としては、海外では食品の成分内容(グルテンフリーの有無など)を気にする方が多いため、商品知識を掘り下げて覚えないといけなかった点です。
50種類以上商品がある中から「このチョコってこの成分入ってる?」と聞かれることが多かったので、専門性が問われるお仕事でした。
ただ、現地の仕事が経験できるということや英語を使えることを踏まえると、多少チャレンジングでもやって良かったと感じています。
2. シドニーにあるYAYOI(やよい軒)
日本でもお馴染みですが、筆者は働くまでやよい軒の存在を知りませんでした。(笑)こちらはジャパニーズレストランの中でも唯一のリーガルペイ(違法に安い賃金を設定していない)と言われていて、時給は前職のチョコレート屋と同じくらいでした。
また、美味しい日本食もスタッフ価格の5ドルで食べられたので本当に幸せでした!ちなみに、シドニーのやよい軒は定食で最低2,000円はする高級品です!
大変だったことは、筆者が働いていたブランチはオフィス街にあるため、お客さんが並ぶほどの繁盛ぶりだったことです。お客さんの波は絶え間なく、非常に忙しくて辛かったです…。(笑)
3. 日本食ベーカリー
続いては筆者自身が大好きで、念願叶って働くことのできた日本食のベーカリーです。こちらは日豪プレスの広告を見つけて履歴書をメールした後、面接をパスし働き始めました。
筆者はこのベーカリーが大好きでここで働けることが出来るのが嬉しかったのですが、上の二つの仕事に比べて時給はキャッシュ払いで19ドル程度でした。
お金を稼ぐことが最大の目的ではなかったのですが、お金を稼ぐのが目的であれば少し物足りないかもしれません。
4. 大学でのアルバイト
最後に紹介したいのは、大学の実験や寮のリーダーでもお金を稼げるということです。大学の実験といっても堅苦しい科学的なものではなく、人の行動についての調査(どうギャンブルをするかなど)が多いです。
実験は大学内でアプライでき、一つの実験につき約一時間で、20ドルほどもらえます。物によっては調査の出来次第(ギャンブルの賭けに勝つなど)で30ドルほどもらえるものもあります。筆者はブランチが大好きなので毎週一つの実験に参加することでブランチ代を稼いでいました。(笑)
また、寮に住んでいる場合には、寮のフロアリーダー(フロアの責任者)としてイベント企画や、オリエンテーションの責任者として活躍すると一時間30ドルほどもらえます。こちらも寮の中にたくさん友達を作りながら、お金を稼ぐことができるのでお勧めです。
【まとめ】アルバイトも良い経験になる!
オーストラリアは物価が高いので、時間に余裕があるならアルバイトはした方が良いでしょう。特にオーストラリアは学生ビザでもアルバイトができる国なので、現地生活に慣れてきたらチャレンジしてみましょう!
また、アルバイトを通じて様々な人に出会えるので、人脈も広がりますし、色々な情報も手に入るので、お金を稼ぐ以外のメリットもあります。
ただ、学生ビザの方は週20時間など制限があるので、学生ビザの方はビザのルールを確認しつつお仕事を始めましょう!
ワーホリビザの方は英語力があれば、仕事の選択肢も大きく広がるので、まずはしっかりと英語力を身に着けるところからスタートしましょう。
最後に筆者の経験ですが、仕事にアプライした際にオーナーがやよい軒で働いているところを見たことがあると言ってきました。少しストーカー紛いの不信感すら感じたので、そうしたオーナーには注意しましょう!
何より、海外で働くことは留学中にしかできない特殊な経験なので、人生経験のためにも積極的にチャレンジしたいものです。