まさか私が!?シェアルーム探しで詐欺事件に巻き込まれそうになったエピソードを紹介
こんにちは!マユミです!
昨年、2019年末に在オーストラリア日本国大使館からワーキングホリデー滞在者のトラブル報告がありました。
報告されたトラブル内容は大きく2つ。
上記1番目の振り込め詐欺行為の文章を読んでいると、なんだか身に覚えのある内容…。
そう、シェアハウスを探す際に、私もほぼ報告通りの感じでやり取りしていた物件があったのです!
結論から言うと、私は被害を受けはいません。ですが、せっかくのリアルなやり取りなので、今回は相手とのやり取りをシェアしたいと思います。
私が実際にしたやり取り
昨年メルボルンにてシェアハウスを探していた私。
「Go豪メルボルン」という日本語サイトから、良さそうな物件を見つけたのでメッセージを送ってみました。
相手が返ってきたメッセージはこちら。
Bond: $900AUD (Refunded at the end of contract)
I have attached the pictures within for your view and if you have anymore questions, I will be delighted to answer you as soon as possible.
どうやらオーナーさんは近々アメリカで働くので、メルボルンの家をきれいに使ってくれる人を探しているようです。
ベッドは備え付けられており、洗濯機もある。Wi-Fiや水道光熱費もRent(家賃)に全て含まれているそうです。
Rentは月800ドルで、Bond(保証金)は 900ドル。
オーストラリアでは給料や家賃の支払いが週払いであることが多く、そのため金額の提示は週幾らと表示されます。単純に4で割ると週200ドル。メルボルン中心部から近く、オウンルーム(個室)の設定だったので、そのエリアからすると若干安い値段設定でした。
具体的にいつから入居したいのか、どれだけ入居予定なのかという質問がありました。
そのため、いつから入居したいのか、またインスペクション(Inspection: 部屋の下見すること。契約を結ぶ前に実際に家へ足を運んで状況をチェックするのが絶対です。)の日程を決めたいと返信しました。
2) Your Full Address Where You Reside Right Now?
3) Reachable Mobile Phone Number?
4) Age?
5) Sex?
6) Are You Married?
7) How many people will be living in the apartment?
8) Do You have a Pet?
9) Do You have a Car?
10) Occupation?
11) Citizen Of Which Country?
12) How Long Do You Want To Stay?
13) What Is Your Moving In Date?
I look forward to hearing from you ASAP.
なんということでしょう。
オーナーさんはちょうど、連絡をした次の日、アメリカに到着したようです。インスペクションも昨晩で終了だったとのことです。それは残念…。
インスペクションもしていないのですが、「もし契約をしたいならば以下の質問に答えてください。」という事で応募フォームも送られてきました。
どう考えても怪しいですね…。
インスペクションも出来ないし、だいたい、オーナーがアメリカにいるならば何かトラブルが起こった時も助けてはもらえなさそうですね。
10分後、さらに追加のメールが送られてきました。
家のアドレスを送るから外観は確認できるし、引っ越したら絶対気にいると思うよ。とのことです。
また1時間後にメールが来ましまた。
「まだ興味はあるかい?」とのこと。経験上、オーナー側からこのように連絡が何度も来ることはないような気がしますが…。向こうも借りてくれる人を探すのに必死なのかもしれません。
「インスペクションが出来ないまま引っ越しは厳しいので、諦めますね。」と連絡したところ、以下のメールが。
お金を先に払ってくれたら、中を見るために鍵を送れる的なことを言われました。
もうちょっとどうしようもないので、ここで無視することにしました。
アパート契約を巡る振り込め詐欺行為の報告文
それでは、今度は在オーストラリア日本国大使館より送られてきた内容を確認してみましょう。
以上を照らし合わせると、私とオーナーのやりとりは…限りなくクロに近い感じがします。
その後の展開
最近になってこのことを思い出したので、もう一度このオーナーに連絡をしてみました。
まだ入居者は募集中とのことです。「実在するのか信じられないなら、パスポートのコピーを送る。」との事でした。
さて、この一連のやり取りを見て、皆さんはどう思われましたか?もしかしたら詐欺ではないのかもしれません…。
だとしても、インスペクションなしで入居を決めると言うのはおすすめしません。
実際に物件を見ることの大切さは日本でも同じではないでしょうか?家の中の状態を確認することだけでなく、交通手段や便利さ、街の雰囲気、スーパー等最寄りにお店が揃っているか、そういったところもチェックしておくと、後々後悔するリスクも減らせます。
初めての海外生活だと、現地についてちゃんと家が決まるか不安に思いますよね。先に契約を済ませてあれば安心だと思っていたのに蓋を開けたら詐欺だった…と言うのは余計にショックですよね。
大丈夫です。ちゃんとシェアハウスは見つかりますし、現地で頑張って探した経験値は、自信になります。失敗したって、それは間違いなく次に活かせますから。
今回の報告は以下URLから確認出来ます。こういった情報を受け取れるように、在留届を出しておきましょう。登録後は、自動的に情報が登録したメールアドレスに届きます。
メールをチェックすることが少ない人は、TwitterやFacebookなど自分がよく利用するSNSをフォローするのもいいでしょう。
また留学ドットコムでも現地オフィスのLINEでの情報配信があるので、登録しておくと見逃しがちな情報を共有してもらえるので安心です。
参考サイト
・在オーストラリア日本国大使館
https://www.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html