オーストラリアワーホリ経験者が語る!ワーキングホリデーあるある10選
こんにちは、シドニーで1年間のワーホリ生活を終え、現在は学生ビザで滞在している「ちさき」です。
皆さんは「ワーキングホリデー」と聞いて、どんな生活をイメージしますか?
「海外で1年間も生活できるなんて楽しそう!」とか「海外で仕事をするなんて難しそう…。」など、人によって思うことはさまざまでしょう。
そこで今回は、実際に1年間のワーホリ生活を経験した私が、ワーホリ生活の現実を知ってもらうべく、ワーキングホリデーあるあるを紹介します!
そもそも「ワーキングホリデー」とは?
「そもそもワーホリって…?」という人に向けて、ワーキングホリデーの基礎知識について少し紹介しておきます。
ワーキングホリデーとは、日本と外国の二国間の協定に基づいて、外国に休暇目的で滞在できる制度のこと。
滞在期間は国によって異なりますが、オーストラリアやカナダをはじめとするほとんどの国では1年間の滞在が可能です。
ワーキングホリデーの制度を利用する条件としては、「18~30歳」という年齢条件だけ。あとは、国によって1年間に渡航できる人数が決められているところもあるといったところです。
語学留学と比べて、高額な学費が必要ないことはもちろん、ビザ申請代も学生ビザと比べてお得です。
また、滞在中は制限なくフルタイムとして好きな職種で働くことができるので、現地で十分な生活費を稼ぐこともできます。
私の「ワーキングホリデー」体験談
ここまでで、ワーキングホリデーがどのような制度なのかは分かっていただけたかと思います。
私は、そんなワーキングホリデー制度を利用して、大学卒業後にオーストラリアへの渡航を決意したひとりです。
実際にそこから1年間、オーストラリアのシドニーにワーホリビザで滞在し、ジャパニーズレストランでバイトも経験しました。今では学生ビザを取得し滞在を続けています。
シドニーは、「The オーストラリア」といったビーチや公園はもちろん、日本食レストランやアジア系の飲食店・スーパーが多いので、生活に日本食や日本の商品が欠かせない私にとって最適な滞在先でした。
海外で生活しながら、DAISOや無印良品、ユニクロ…などのお店を利用できるのはかなり便利です。
もうすぐ渡航して1年と半年になりますが、今でもシドニーを選んで良かったと思います。
ワーキングホリデーあるある10選
続いて、ワーキングホリデー経験者の私が、「ワーキングホリデーあるある」を紹介します。
ワーホリ経験者には共感、そしてワーホリでの海外渡航を検討している方には「ワーホリってこんな感じなんだな。」と思っていただけたら幸いです。
① 人の入れ替わりが激しい
ワーホリビザでの滞在中は、仕事先やシェアハウスなど、本当にたくさんの出会いがあります。
同じ日本人でも「同じ時期に同じ国に来ている。」という繫がりがあるだけですごく嬉しくて、仲良くなりやすいと私は感じました。
そんなこんなで、たくさんの出会いを果たせるワーキングホリデーですが、出会ったと思うとすぐに「別れ」が訪れます。
その理由はたくさんありますが、代表的なものをあげるとこんな感じです。
「せっかく仲良くなれたのに、帰国してしまう…。」とか「もっと遊びたかったのに、違う州に行ってしまう…。」そんなことが日常茶飯事でした。
私は1年間、シドニーに居続けたので、友達ができては居なくなってしまうという「入れ替わりの早さ」が寂しかったです。
② 体重が増える
これに関しては、ワーホリあるあるというよりも「海外あるある」ではありますが、海外に1年間も滞在していると、体重が増える、もしくは身体に良くなさそうなものを食べる量が増えます。
日本だと、「唐揚げ定食」とか「ラーメン」ですら少し危機感を覚えていました。
しかし、オーストラリアで生活をしていると、「フィッシュアンドチップス」とか「ハンバーガーとポテト」といった食べ物ばかりの生活に。
「オーストラリアの国民ひとりあたりのポテトフライ消費量がすごそうだな…。」というくらい、何を頼んでもポテトフライがサイドに付いてきます。(笑)
シドニーには、やよい軒やうどん屋さんなどの日本食が豊富なのでまだ良かったですが、日本食にありつきにくい国に滞在していたら、もっと太っていただろうなと思います。
1年という長期間、海外に滞在できるワーホリでは、ぜひ体重管理と食事管理に気をつけてくださいね!
③ 「現地での生活が大好き組」と「日本に帰りたい組」に分かれる
現地で知り合った日本人と、「いつからオーストラリアにいるんですか?」といった会話をしていると、確実に「現地での生活をすごくエンジョイしている派」と「日本に早く帰国したい派」に分かれます。
この差がかなり大きいので、面白いです。私がシドニーで出会ってきた人たちだと、「ビーチが好き!」とか「冬が嫌い!」という人はシドニーでの生活をかなり満喫しているようでした。
また、日本に帰国したい派だと、「日本食が恋しい」とか。(笑)
④ 日本の食品は高くても買うようになる
ワーホリは基本的に1年と滞在期間が長いので、高くても仕方なく日本の食品を買うようになります。
現地に着いたばかりの頃は、「納豆1パックに3ドル(225円)なんて高すぎる!」と思っていましたが、今では冷蔵庫に必ずストックしているくらいです。
他にも日本のお菓子やカップヌードルなど、日本と比べて2~3倍しますが、海外での生活が長くなると「仕方ない!」と割り切って買えるようになりますよ。
⑤ 求人の「経験必須」に悩まされる
ワーホリで渡航したからには、現地で仕事をしたいという人が多いと思います。
しかし!オーストラリアでは、経験なしの仕事探しは困難を極めます。
と言うのも、現地の求人サイトを見ていると、「バリスタとして二年以上の経験があること。」や「ウェイターとして三年以上の経験があること。」といった経験が必須との記入が…。
私は日本で映画館のアルバイトしかしたことがなかったので、憧れていたバリスタやショップ店員としての仕事はあきらめ、「経験なしでもOK」とあったジャパニーズレストランで働かせてもらうことになりました。
海外に来ても日本人経営のお店や日本人コミュニティーでは、初心者を歓迎してくれるので助かりましたね。
オーストラリアでの職探しは、あまりにも「経験」が求められます。
要するに、「経験がないと仕事に就けないなら、最初の経験はどこで積めばいいの?」というのがあるあるです。
「将来、ワーホリ中にカフェで働きたいな…」という人は、日本に居る内にカフェでアルバイトをして、経験を積んでおくことをオススメします。
⑥ ひとり部屋が恋しくなる
家賃相場が高いシドニーでは、ワーホリ生のほとんどがシェアハウスを利用します。中でも「ルームシェア」をする人が多いので、「ひとり部屋」は夢のような世界です。
帰国を間近に控えた韓国人の友達に、「韓国に帰るのは楽しみ?」という質問をしたところ、「自分だけの部屋に戻れるのが何より嬉しい!」という回答が帰ってきました。
シドニーの家賃の高さを経験すると、東京の家賃ですら安く感じるようになります。
⑦ 接客英語ばかり上達する
現地で週4~5でアルバイトをしていると、日常会話よりも接客英語をよく使うようになるので、接客英語がかなり上達します。
私もジャパレスでアルバイトをしていた時は、無意識のうちに一連の接客を英語でこなしていました。特に接客英語では、毎日同じフレーズを何回も繰り返し使うので定着しやすいんですよね。
「接客英語ばかり上達して、肝心の日常会話が上達しないな…。」と感じるようであれば、仕事以外に英語を喋る機会を作ることをオススメします。
⑧ 自炊スキルがアップする
オーストラリアの物価が高いと言うことは、ここまででよく分かっていただけたと思います。
特に「外食」はお金が高価な傾向があるので、必然的に自炊をする機会が増えます。
オムライスやハンバーグなど、海外でも入手しやすい食材を使ってたくさん自炊をしているうちに、自炊が得意になっていました。
⑨ 以外に身近な観光スポットには足を運んでいない
日本でも同じだと思いますが、地元の観光地ってあまり詳しくない人も多いのではないでしょうか?その場に住んでいると、「いつか行くでしょ!」といった感覚になりますよね。
ワーホリだと最初に語学学校を通うケースが多いと思いますが、その最初のうちが市内観光にはベストタイミングです。生活に慣れてくると、時間と共に観光気分も落ちて行くので…。
「いざ、アルバイトでお金を貯めて観光に行くぞ!」となった時には、郊外や他地域の名所に行くことになってしまいます。身近な観光地はワーホリスタート当初のフレッシュな時に、語学学校の友達と行っておきましょう!
⑩ あまり貯金はできない…
これは正直のところ人によると思いますが、私の場合「オーストラリアワーホリって、あまり貯金はできないな…。」と感じました。
オーストラリアは私が想像していた以上に、あらゆるものの物価が高く、肌トラブルで病院を利用したり、眼鏡を紛失して新しいものを作ったりと、想定していなかったところでお金がかかりました。
もちろん、生活費を上手にやりくりしたり、仕事を掛け持ちしたり…と、貯金をする方法はあるとは思います。
ただ、「オーストラリアでは簡単に貯金ができる!」といったネットの情報を鵜呑みにするのは危険だと思うので、資金には余裕を持って準備しましょう!
ワーホリビザで渡航する際には、予想外の出費があることを想定し、余裕のある計画を心がけておくのがやっぱり安心ですね。
ワーキングホリデーはいろんな経験ができる!
ワーキングホリデーあるあるを10個紹介しました。
ワーキングホリデーは、他の渡航方法と比べて自由度が高く滞在期間が長いので、本当にいろんな経験ができます。
年齢制限さえクリアしていれば、誰でも海外で仕事をして現地の人に交ざって生活ができる制度ですので、ぜひ「海外で暮らしてみたい!」という方は利用してみてくださいね。