カナダとオーストラリア、私が実際に働いて感じた国民性の違い!
こんにちは、ハルです!
日本では、3月や4月頃が留学に旅立つ方が多い季節なのではないでしょうか?
そこでどこの国に行こうか、これが一番大きな決断だと思います。それと同時にワクワクもしますよね。どの国に行って何をしようか…。私はこのパートを考えるのが大好きです。
そこで今回は、私が実際に1年間ずつ住み仕事をしていた国、カナダとオーストラリアの私が感じた国民性の違いについてご紹介したいと思います。
数ヶ月行くのと、実際に住んで仕事をするのでは感じ方、見え方がまた変わってきます。
また、私が住んでいたのはカナダのトロント、オーストラリアではシドニーです。
街の大きさによっても少し変わってくるかと思いますが、両国とも一番大きな街ですので参考になるかと思います!
オーストラリアの国民性
まずはオーストラリアから!
私が拠点にしていたのはシドニーで、ブリスベンとゴールドコーストには旅行で行ってきました。
まず私が渡航し感じたことは、とってもオープンマインド!スーパーフレンドリー!びっくりしましたね。
暖かい国の人たちは陽気だと聞いていましたが、どこに行っても大体みんな陽気な感じです。
「ハーイ!今日は何しているの?そのイヤリング可愛いね!」みたいな感じで、ほぼ全てのお店での会話が始まります。
簡単に言うと、みんな超ハッピー!最高ですね。
また、シドニーでは多くの移民やトラベラーもおり、英語を話せないことへの理解がとてもあります。もう何年もオーストラリアに住んでいるけれど、自分も英語は第一言語ではない方たち。
そのような海外から来た人たちと一緒に仕事をしている英語が第一言語の方たちは、本当にみんな理解があります。
話せないのは誰も気にせず、話そうと努力しているだけで助け教えてくれます。ですから、「わからない!もう一度ゆっくり話して」と伝えやすかったです。
そして誰も嫌な顔なんてしないです。「たくさん話して覚えるんだ!だからたくさんトライしたらいいよ!」って感じです。
そしてもう一つの大きなポイントは、「Easy going!(気楽に行こう!)」です。
これはオージー(オーストラリアン)がと言うわけではなく、外国人も含めてオーストラリアに住んでいる方達全体が大体そうです。
私の多国籍なお友達も大体みんなそうでしたね。(笑)
基本的なやらなきゃいけないこと、仕事はもちろんしますがそれでも、頑張りすぎない、考えすぎない、良い意味で他人を気にしない、といった感じです。
私は日本で育ちましたが、そもそも日本の“これが普通だから“ と言う固定概念や社会のあり方にいつも馴染めずいました。
それでも日本で教育を受けてきたので、こんな私でさえも、「え!そんな適当でいいの!?」と思う事が多々ありましたね。(笑)
日本でもあまり他人を気にしない方でしたが、人の顔色を伺う、気にかける、次に何が必要か考える…など、オーストラリアでは必要ありません。
なぜなら、誰も気にしていないからです!
「助けて欲しい時はヘルプ!」としっかり口に出してください。言わなくても分かる、言われる前にする、これはもう忘れてください。
彼らが何か思っていたらすぐに言います。良くても悪くても!
私も全英語環境で働いていた時は、仕事仲間やお客様の言う事が分からず迷惑をかけてしまっている…と1人落ち込んでいました。
しかし、その後気がついたのは、本当に誰もそんな事思ってない!と言う事。逆にネガティブな雰囲気でいる方が迷惑ですね。(笑)
いつも分からない時は、「ごめん私英語勉強中で何言っているか理解できないの!他のスタッフ呼ぶから。」と言うと、(たとえクレームでも)「OK!」と答えてくれます。
そして、「スタッフに助けてー!」と伝えると、誰でも「今行くー!」と笑顔で対応してくれましたよ。
いろんな人がいますし、性格も人それぞれですが、一言「ヘルプ!」と言うと絶対に助けてくれます。バスなんかでもそうですね。
ですので、オーストラリアでは気持ちが良かったです。ざっくり、さっぱり!と言った印象です。
時間にルーズと言うのも聞くと思いますが、人それぞれです。ただ、遅刻してきても、「おはようー」と普通のことかのように仕事に来ます。しかも周りもそれでOKです。(笑)
何事も言わなきゃ分からないだろう精神ですね。私はこれらの国民性がもうバッチリとマッチしたので心地良く、帰国前には「もう気楽に行こうよ!」スタイルになっていました。(笑)
カナダの国民性
私はカナダでは、トロントにて生活・仕事をしています。
第一印象は、話すのがとても早い!もうびっくりするくらい早いです。みんな早いです。お客様を接客していたので、私自身もとても早くなりましたね。
そして、もちろん日本と比べたらフレンドリーですが、オーストラリアのような感じではないです。そして皆さんしっかりしていますね。
細かいことを気にするところは、どちらかと言うと日本に似ています。
もちろん日本からしたら、外国!フレンドリー!と言う感じですが、外国同士で比較すると、日本の外国バージョンといった感じです。
もちろん、トロントは大きな街なのでホームレスや道で叫んでいる人、少しクレイジーな人もたくさんいます。そうでない限りは、オーストラリアより他人を気にしますし、主張が少ない印象です。
シドニーにもホームレスはいましたが、トロントに来た際はショックでしたね、多くてびっくりしました。長く住んでいる方によると、最近ダウンタウンではホームレスが増えてしまっているそう。
また、別に思っていても言葉に出さないことも多いです。クレームは多いですが…。(笑)
カナダ人曰く、カナダ人はSorryを沢山言う上に文句は多いそうです。カナダ人が、このSorryを沢山言うのは有名な話で、アメリカのTVショーなんかはいつもこれをネタにしています。
実際にすごく沢山sorryを耳にします。働いていても、お客様から沢山聞きますね。ただその分繊細で丁寧ということです。
人の気持ちを考えるし、ヘルプと言えば助けてくれます。オーストラリアとは違った形でとても優しいです。
オーストラリアとカナダを比べると?
カナダ人の彼と喧嘩すると、「僕の気を悪くするためにそういうこと言うんでしょ!」とよく言われます。
私からすると思ったことを言っているだけなのですが。
ここでよく「ああオーストラリアで吸収したことが、カナダでは普通ではないことが、分かりやすく出ているな。」と感じます。
もちろん人によりますが、確実に言えることは、カナダとオーストラリアの国民性(住んでいる方たちの雰囲気)は違うと言うことです。
オーストラリアに先に行き、完全なる居心地の良さを得た私が次にカナダに来た際は、「何だか少し日本みたい。」と感じましたし、あのオーストラリアの感じの方が合っていたなと思います。
一方で、カナダに初めてのワーキングホリデーなんかで来られて、カナダを大変気に入られる方も沢山いました。日本人に限らず海外から移住してきて来た外国人の中には、「もう何年も住んでいるけど、カナダは住みやすいわ!」なんて事も沢山聞きました。
あとは、カナダ人は自国愛が強い印象です。オーストラリアはトラベラーが多いので、色々な影響を受けているとも言えるかも知れません。ほぼ真逆のような国民性ですが、どちらも素敵な国です。
複数国に行って自分に合う国を探そう!
どこの国が自分に合うのか、それはもう行かないとわかりません。
幾つか自分の気になっている国に行ってみて、「合わないな…。」と思ったらまた違う国に行けばいいんです。
私の周りにも、「合わない!」といって帰国した方もいれば、「この国が大好きになってしまったから日本から戻ってきた!」なんて方もいます。
海外に出るのはお金がかかる事なのでもちろん真剣に考えなければですが、気楽に行動するのも良い経験になりますし、色々な発見があるので大切ですよ!
これから渡航を考えている方が素敵な経験ができるよう願っております。
迷っているなら、行動してみましょう!何事もやらなければ分かりませんよ。
人それぞれ感じ方も違うとは思うので、今回の記事も少しでも参考になれば嬉しいです。