短期留学の挫折と海外生活3年になる今までの軌跡を紹介
こんにちは!ハルです。
トロントは今年、ホワイトクリスマスとなりました!これがまた、寒い国に住む利点の一つですよね。気温もマイナス1度から3度などとそんなに寒くなかったです。
さて、今回は私の高校時代の短期留学の失敗から、海外生活がもうすぐ3年目になる今について、お話しさせていただきたいと思います。
「海外に行きたい!」と始めた際に思いつくのはまず、「短期留学で!」という方も多いのではないでしょうか?
私もそのうちの1人で、高校生の頃にアメリカに短期留学に行きました。
残念ながら、お金を無駄にしてしまう結果となりました…。ですが、今では海外生活もうすぐ3年目になります。
その高校時代から今までの海外生活がどのような軌跡をたどって今に至るのか、皆さんに紹介したいと思います。
簡単に私の経歴を紹介
16歳の頃にアメリカに3週間の短期留学に行き、ホームシックで帰国。
その後、高校卒業後、まずは日本で知識をつけてから海外に出ようと思い、学びたかったファッション学校に入学し、2年間で無事卒業。
そのまますぐにオーストラリア、シドニーにワーキングホリデーで飛び、1年間滞在。
オーストラリアのワーホリから帰国後、逆カルチャーショック(帰国後鬱とも言います。)と闘いながら、海外にまた出ていくために東京で8ヶ月間働きました。
その後、カナダ・トロントにワーキングホリデービザを使い飛びました。コロナによるロックダウン前にワーホリで滑り込んだ状況でした。
現在は、まだカナダにて生活しているところです。
アメリカ短期留学での挫折
私は高校生の頃に「海外に行きたい!」と思い始めて、留学エージェントを調べ、留学についても調べて、1番興味のあったアメリカに冬休みを使っていくことを決めました。
当時私は16歳で、もちろん貯金なんてなかったので両親に頼み込み、行かせてもらえることになりました。
当時の私の英語力は、中学校で習う英語と高校一年生で習う一般英語を少し知っている程度でした。
短期留学の場に選んだ場所はロサンゼルスです。ですがその辺りの土地勘もなく、ロスのど真ん中に行きたかったのですが、ロスから3時間ほど車で離れたところにある大学の語学学校にいくことになりました。
英語力も無かったので、学校に日本人スタッフさんがいるところ、または現地で対応してもらえるオフィスがあるところをお願いしました。
短期留学での滞在期間は3週間で、滞在方法はホームステイを選びました。初めての海外留学で、私も両親もインターネットで集めた知識だけだったので、空港からのピックアップも全てお願いしました。
実際に現地に到着し、ホームステイ先のご家族と会い、ブラジリアンのルームメイトと会い、次の日には学校に行きました。いつも周りが何を言っているのか理解できなかった記憶があります。
テストを受けてクラス分けをされ、授業を受けていましたが、あまり理解できず…。日本人スタッフがいると言われていたのですが見当たらず相談もできずで、どんどんホームシックに陥っていきました。
母にホームシックがすごいことを泣きながら相談し、当時のエージェントさんにやっと現地の日本人スタッフとつないでもらう事ができましたが、もうすでに物凄いホームシックに陥っていまっていました。
はじめの数日は良かったのですが、3日目あたりから「もう帰りたい…。」と毎日思っていました。
英語しか聞こえない状況が辛かったわけではなく、ただただ家に帰りたいと思っていたんです。「これがホームシックか!」と実感しました。
結局耐えきれず、3週間の予定でしたが2週間弱で帰国することとなりました。既に学校に払った学費は返金されず、フライトチケットも新しく購入する羽目になったので、費用だけがかさんでしまいました。
帰国してからは、こんなに両親に迷惑をかけてしまったことが申し訳なく、大変落ち込みました。
短期留学の挫折からまた海外に行くと決めた理由
その後、高校を卒業したらどうするのかを考え始めた時に、再度海外に行き挑戦したいという気持ちが卒業までの2年間で強くなりました。
それと同時に、「将来日本で暮らすかもしれないし、海外を選択するかもしれない。それならまずは大学、または専門学校なりをしっかり卒業しよう!」という思いから、服飾学校に進学して卒業しました。
もう進学前から、「この専門学校を卒業したら私は海外に行くんだ!」と心に強く決めていました。そのため、専門学校では就職活動は行わず、卒業後すぐに出国できるように約10ヶ月ほど前から本格的に準備を始めました。
この16歳から専門学校を卒業する20歳までの間に、「やっぱり英語は話せるようになりたい!日本の外を見てみたい!」という思いがどんどん強くなりました。
また母から短期留学から帰国した際に、「あなたは将来もう一度海外に出て、楽しい思い出を作りなさい。」と言われたことがずっと胸に残っており、もう一度海外に出ることを決めました。
実際に焦らず、まずは専門学校に進学して厳しい課題の山をこなし、メンタルも強くなったのはとても良かったと思います。
専門学校時代のお友達で、彼女は専門学校を休学しワーキングホリデーにてオーストラリアに行った子がいました。
その子は、「オーストラリア生活がとても楽しくて、まだ滞在したかったけど、専門を休学して行ったので卒業するために仕方なく途中で帰ってきた…。」と言っていました。
海外生活でどんな風に自分の気持ちが変わるかは自分でもわからないですし、人それぞれです。その子の話を聞くと、先に学校を卒業するという私の決断は、結果的に大正解でした。
また、海外から帰国して、「日本で就職する!」となった際も高校卒業よりも専門学校卒業の方が断然有利ですよね。それは帰国した際に改めて実感しましたね。
オーストラリアでのワーキングホリデー
専門学校卒業後、私はワーキングホリデーにてオーストラリアに行くことになりましたが、結果はと言うと大成功!でした。
実際、大変なこともありましたし沢山泣きましたが、帰国してからはオーストラリアに対してホームシックになっていました。
逆カルチャーショック、帰国後鬱と言われるものです。これはもうオーストラリアで起こった大変だったことよりも、何倍も辛かったです。
初ワーキングホリデー、逆カルチャーショックについても以前記事は書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
短期留学の際は日本が恋しく泣いて帰ってきたのに、初ワーキングホリデーの後は日本に到着してしまったことが悲しくて泣いていました。
全く真逆の状況ですよね…。これだから何が起こるか、どんな風に気持ちの変化が起こるのか、予想もつかないんです。正直、こんなにも海外生活が自分に合うなんて思ってもいなかったです。
オーストラリアから帰国後は、「将来は海外で生活するんだ!」と心に決めていましたし、今でもそう思っています。
上述の通り、現在はカナダのトロントにワーキングホリデーで来て、カナダ人のパートナーと生活しています。
私は今の生活を送れていることがとても嬉しいですし、毎日家でも職場でも英語環境ですが心地が良いです。
以前の記事でも書きましたが、海外生活が自分に合っていると言っても、また国毎に合う・合わないはあります。
私の場合は、オーストラリアの環境が抜群に合っていました。
カナダもいい国ですが、他の国も見てみたいなと思っているので、数ヶ月後には2人でまた国を変える予定です。
留学に失敗なんてない
今回の記事で私が1番お伝えしたいことは、「留学に失敗なんて無いんだよ!」ということです。
海外生活は想像するのと実際に生活するのでは全く違います。経験しないと絶対にわかりません。
私のように途中で諦めて帰ってきても、学んだ事は沢山あります。「英語はわからなかったけど、英語だけの環境は嫌じゃ無かった。」これが知れただけでも十分です。実際、それが私の未来につながりました。
ワーキングホリデービザを利用して長期間行ってみて、海外生活が自分に合っている事を知れた、または合わないなと思って早めに帰国したって問題ないですし、その中で大きな学びがあります。
大きなお金がかかることは事実ですが、「行ってみたい!」と少しでも思っているのであれば留学エージェントさんに相談、ネットで調べてみましょう。もし留学に行くことが不安であれば、海外旅行で実際に現地に行ってみるのも良いですね。
結局は行動した人にしか分からない世界!
長々と読んでいただき、ありがとうございます。
今回の記事が海外に行こうか、留学やワーホリに行こうか悩んでいる方など、どなたかの参考になれば幸いです。
海外生活は日本にいれば起こらないような問題ばかりですが、それでも日本では味わえない経験で溢れています。
日本国内で色々と海外生活のイメージを膨らませていると思いますが、そのイメージ通りには行かないことの方が普通なんです。
そして、その経験には大きな学びがありますし、その後の人生にも大きく影響を及ぼすことになるでしょう。
結局は行動した人にしか分からない世界なので、是非新たな一歩を踏み出してみてください。