【ワーキングホリデー 】オーストラリアでファームジョブを楽しんでほしい…!
こんにちは!ワーキングホリデー3年目、しぶとくオーストラリアに残っているまゆみです。
オーストラリアでは特定の仕事(以下ファームジョブ)に一定期間することでワーキングホリデーのVISAを2年、3年と延長する事ができます。その他、諸条件もありますので、詳しくは公式サイトにて最新の情報を確認してください。
そんな中でちょくちょく聞いてきたのが「ファームジョブやりたくない…。」という声。いや、私もかつてはそんな風に思っていました。だけど今は違う、声を大にしてファームジョブのメリットをお伝えしたい。そして、これを読んだ人がポジティブな気持ちでファームジョブにトライできると信じています。
ファームジョブのメリット
早速、私の思うファームジョブのメリットをお伝えさせてください。
1. 最大3年までワーキングホリデーVISAを延長可能!
言わずもがな、ファームジョブを始める理由は、オーストラリアに長期滞在したいからですよね。1年目のワーキングホリデー期間中に3ヶ月(88日)のファームジョブをすることで、2年目のワーキングホリデーの申請を行う主要な条件を満たします。(その他諸条件あり。)
さらには2年目のワーキングホリデー期間中に6ヶ月(179日)のファームジョブをすることで、3年目のワーキングホリデー申請を行う主要な条件を満たすことができます。
ワーキングホリデービザの魅力は自由度が高いこと。仕事もほぼ無制限で出来ますし、学生ビザのように学校に通う必要がないので、州をまたいで自由に旅行も可能。そんな自由度の高いビザを延長出来るならば是非したいところですよね。
2. お金を稼いでその後の自分の目的のために使える
VISAを延長できるからといって3ヶ月、6ヶ月のファームジョブ?そんなの時間の無駄だし、やってられない…!?そう思ったら大間違いです!これはもうお金貯める絶好の機会なのです。
業種や場所によってはアコモデーションが無料だったり、地方のため家賃が激安だったりします。街でお金を稼ごうと思っても、絶対にアコモデーションにお金はかかりますし、何より割高です。何より都会は刺激が多い分、外食が増えたり、友人と飲みに出かけたり、衝動買いをしてしまったり…気付けば出費が多いのです。(実体験)
ファームはだいたい指定された地方(田舎)での仕事になります。そのため都会に比べて刺激が少なく、お金を使ってしまう機会も自然と少なくなるのです。つまりお金を貯めることを目標にしているなら田舎は最強です。
例えば、貯めたお金で車を買って、自由気ままなオーストラリア旅行をしたり、学校に通うための資金を貯めることに専念したり…。その後のビジョンがクリアだとそれに向かって頑張れますよ。
出会った子の中には、ワーホリの期間はお金貯めることだけに専念して、その後勉強して永住ビザ目指す、なんてしっかりした将来プラン持っている子もいて感心しましたね。
ワーホリの制限なしで仕事を自由にできる、というメリットを最大限生かした使い方ですね。
3. 友達が出来やすい
ファームで汗水を流して働き、一緒に生活した仲間とは固い絆で結ばれます。仕事終わりにバックパッカーズやキャンピングサイトで、みんなでご飯を食べたりのんびりしたり、時には一緒に旅行をしたりと、そんな経験は最高の思い出です。
ファームジョブが終われば、みんな別々の道に向かうのですが、それでもオーストラリア内に困った事があれば相談できる仲間がいるって心強いですよね。
各地に散らばるのからこそ、色々な場所の情報を共有する事ができますし、旅行をすればファームで出会った仲間に再会できるなど楽しみが増えるのです。
4. 素敵な経験ができる
何事も、初めてのことに挑戦するって本当に刺激になります。私もオーストラリアに来る前は、農業に関わるなんて考えたことがなかったんですよね。嫌になる程、早起きを毎日することになります。
それでも朝日は都会で見るものと比べものにならないくらい綺麗で、空気も澄んでいて、とっても気持ちがよくて幸せを感じられました。
身体を動かすので、オフィスで働いている時とは比べ物にならないほど身体がイキイキしておりました。
また一次産業こそが、私たちの生活を支える大事なセクションです。スーパーに並んでいる野菜がどうやってくるのかって、どんな労働力を使っているのか、その裏側に少し触れる事ができ、世の中のちょっとした問題を知る機会にもなります。
例えば、オーダーがキャンセルになったためにその場で廃棄される野菜。土地を使い続けて、まるで砂漠のように異様に乾燥してしまっている土地。害虫駆除のために散布される劇薬…。
それらを目の当たりにすることで、ふんわりとしていた世の中の問題が急に現実のものとして見る事ができるようになりました。
オーストラリアには隠れた絶景スポットがたくさんあります。田舎いるからこそ、休みの日には気軽にそんなスポットに出かけられます。
街の近くのビーチや山とは違い、人が混み合うこともなく本当にリラックスできます。オーストラリは自然がすごい。これを楽しまなくては、オーストラリアにいる魅力を味わえていないようなもの!
もちろん、余計な刺激がないからこそ、勉強にも集中しやすい環境とも言えます。仕事終わりに英語の勉強をするというのも、良い時間の使い方かもしれません。
注意してほしいこと
ファームジョブが有意義なものとしてワークするには、きちんと労働に対して賃金が支払われることが最低の条件だと思っています。全く割に合わない安賃金で人を働かすようなファームは本当に許せないですし、そんな所で絶対に働かなくていいです。
ビザのために…と我慢する必要は全くないので即辞めちゃってください。足元を見られないためにも、ビザの延長を決めたら出来れば早めにファームジョブをスタートするのが安心かもしれませんね。
それから、やっぱり車はあった方が断然有利です。田舎だから移動は車に頼ることになりますし、自家用車を持っている方が優遇されたりします。「○月○日から仕事が始まるけど、来られるか?」と、仕事のオファーを受ける時も移動手段があれば仕事も逃すことがないですよ。
筆者のファーム経験
私が初めに働いたのは、ファミリー経営のブルーベリーファーム。ピッキングのお仕事でした。仕事を斡旋してくれるワーキングホステルというところに宿泊して仕事をもらいました。
月曜日から金曜日、8時間の労働です。歩合制なので取れたら取れた分だけもらえますし、お昼休みも自分が取りたいように取っていいのですが、稼ぎは大体週500ドルぐらいでした。宿泊先のホステルには週160ドルほどアコモデーション料を支払っていました。
…と言うわけで、手元に残るのは300ドル。うーん…。必死に働いた割にはあまり手元に残らない感じですね。
他の時給制のファームで毎週50時間ほど働いた時は大体週1,200ドル。
宿泊先もキャラバンパークや田舎の一部屋を借りていたので、ブルーベリーファームで働いていた時よりも長時間働いていましたし、ずいぶんお金が貯まりました。
時給制でも働ける時間が少ないファームだと、比例して稼げる金額もボチボチになってしまうのでそこは考えどころですね。
クリスマスまでに人が欲しいと言うことで、2週間オーガニックのチーズメーカーをお手伝いしたこともありました。アコモデーションは無料です。ワインが好きな友人はワイナリーで働き、そのプロセスを学ぶことを楽しんでいました。
日本人ばかりが働くファームで、「ここの人たちが好きだから!」って言う子たちもいましたし、気持ちよく働ける環境ならばそれはそれでオッケーだと思います。(時給制でしたし。)
最近では穀物会社で働き、毎週2,000ドルを稼いでいました。ブルーベリーの時とは大違いですね…。
けしてお金が全てでは無いのですが、どうせ同じ3ヶ月なり6ヶ月の期間ファームにいるなら、絶対楽しんで欲しいですし、その辛い時期を耐え忍ぶ…にはして欲しくないと思っています。
最初から一定のファームジョブ(ソーラーファームなどの高時給の職種)にフォーカスして、「絶対に割のいい仕事しかしない!」と決めている人もいました。
情報を集め続け、会社に連絡を電話かけ続け、見事いい仕事をゲットした不屈のメンタルを持つ人もいました。
リロケーションと言って、ファームジョブをするために州を移動した際にその費用を補助してもらえる各州のシステムなどもありますので、情報にアンテナを張って貰えるものは貰ってくださいね。
どうせ働くなら良い条件の仕事を探そう!
どうでしたか?ファームジョブの良いところは伝わったでしょうか?ファームジョブを有効に使ってお金を貯めて次のプランに生かす!
仲間と出会い体験を共有する!少しでもファームジョブも悪くないな!と思ってもらえると幸いです。
興味を持ってもらえたら、以下の記事でもファームジョブについて説明していますのでよかったらチェックしてみてくださいね。