ワーキングホリデーでオーストラリア生活を始めるための12コの準備(後編)
こんにちは!オーストラリアに滞在中のコバヤシです。
前編でもお話ししたように、海外生活を実現するには様々な準備を進めていく必要があります。
この記事では、僕がオーストラリア生活の準備に取りかかった時に、実際に役立った12コの準備をまとめてみました。これからワーキングホリデーでオーストラリアに行く方は、海外生活の不安を少しでも解消できるように、ぜひ参考にしてみてください。
7. お金、クレジットカードの準備
海外で生活していくにあたって、お金の問題は尽きないですよね。
ワーキングホリデービザでの滞在方法だと、現地でアルバイトをしてお金を稼ぐことができます。稼いだ収入で生活費の補填ができるので、出発前に海外での生活費用が足りてない場合でもある程度は大丈夫です。
でも、なかなか現地での仕事が見つからなかったり、あちこち旅行して予定より費用がかかってしまったりなど、想定していなかったことが起こるかもしれません。あらかじめ自分で決めた目標は達成できるように、お金を事前に貯めておき、充実した海外生活を実現したいものです。
オーストラリアではキャッシュレス化が進んでいて、コンビニやスーパー、マーケットの個人商店でもクレジットカードで決済をできる場合がほとんどです。そのため、クレジットカードの作成をしておくと、現地の通貨をあまり持っていなくても支払いができるため便利です。
クレジットカードを作る際には、「VISA」か「MASTER CARD」の国際ブランドのカードを2枚作成した方がいいでしょう。(「JCB」だと、対応していない場合があるため…)
異なる国際ブランドのクレジットカードを2枚作成しておけば、オーストラリア国内のどのお店においても決済に困ることはなく、紛失や盗難、限度額オーバーといったトラブルにも対応できるためです。
またクレジットカードの中には、滞在先のATMから現地通貨を引き出せるキャッシング機能が付いているものあります。
多額の現金を日本から持っていく必要がなく、盗難の心配をしなくていいので、クレジットカードを作成する際は併せて検討しておきましょう。
僕は入国して3日目で財布を紛失しましたので、クレジットカードは複数枚持っておいた方がいいと断言できます。この話は別の記事で書きたいと思います…。
8. 海外旅行保険に加入
海外での慣れない環境だと、体調が優れなかったり、怪我をしてしまったりなどがあります。もし海外で病気やケガをしてしまい、治療費が発生する場合は自己負担となります。
日本の国民健康保険に入っている場合は、海外で治療することになってもある程度の金額が保証される(日本国内で診療を受けた場合に医療保険の対象になる治療に限り)らしいです。
しかし、治療・救援費用や携行品損害の補償、他人をケガさせてしまった時の賠償費用、死亡保障など、あらゆるリスクに対応できる保険に加入しておくと安心ができます。
また、海外旅行傷害保険が付いているクレジットカードを契約しておくといいです。
保険会社が提供している保証内容よりは劣りますが、ぜひ加入しておいた方がいいクレジットカードもあります。
リスクに対する保証を手厚くして、余計な心配を少しでも減らしましょう。
9. 各種手続き(公的手続き、国際免許証、歯科検診など)
具体的な各種公的手続きは、海外転出届、国民年金、国民健康保険、水道、電気、郵便などがあげられます。
1年以上日本を離れる場合は、市町村役所に海外転出届を提出します。海外転出届を提出することで、日本にいないことを証明できるため住民税や国民健康保険を支払う必要がなくなります。
国民年金については、支払うか支払わないか自分で選ぶことができますが、支払わない場合は将来受け取る受給額が減るので注意が必要です。帰国後に追納もできますので、考えておくといいでしょう。それ以外にやっておくべき手続きは、国際免許証の申請と歯科検診です。
・国際免許証
オーストラリアで車を運転する可能性のある人は取得しておきましょう。運転免許センターで即日発行してもらえます。また警察署でも発行してもらえますが、僕の場合は2週間後に発行されました。
・歯科検診
一般的な海外旅行保険に入っていても、歯科治療はカバーされないか限度額が低いため、出発前に歯の検診をした方がいいです。
10. 荷物の準備
海外生活をしていく上で必要になってくる物は、渡航する目的や何をしたいかで変わってきます。ここでは、海外生活に必要不可欠な持ち物を4つご紹介します。
・スマートフォン
スマートフォンは、海外に行くための必須アイテムです。メールや電話で連絡を取るとき、マップでお店や駅を探すときなど、非常に便利です。違う記事にて、オーストラリアで使える必須アプリをご紹介できたらと思います。
・変換プラグや変圧器
オーストラリアで使える変換プラグや変圧器を用意しておきましょう。オーストラリアは、日本のコンセントの形や電圧とは異なります。
・各種コピー
パスポートのコピーは必ず持っていきましょう。もしもパスポートを紛失してしまったら、再発行の手続きにパスポートのコピーが必要になります。
証明写真などと併せて持っておくと、手続きがスムーズに進むでしょう。
また、新型コロナウイルスの接種証明書などもスマートフォンのアプリだけでなく、紙で持っておくとすぐに提示できるため絶対に持っていきましょう。
・常備薬
日本で買った常備薬を持って行きましょう。頭痛薬や胃腸薬、鎮痛剤などを服用するとき、海外製の薬だと体に合わないかもしれません。
その他、役に立った持ち物をそのうち記事にしたいと思います。
11. 英語などの勉強を事前にする
ここまでの項目を事前に確認して準備を進めることができれば、オーストラリアでワーキングホリデーを始められます。
でも、お店で買い物をしたり、外国人と雑談をしたりするには、英語を使ってコミュニケーションを取る必要がありますよね。
そこで、最低限の中学英語の単語と、文法は学習しておきましょう。単語さえ聞き取ることができて同じ会話を数回やりとりすれば、相手の言っていることを何となく理解できるはずです。
また、英語を話すことに慣れておくことも大事です。日本での英語学習はアウトプットの機会が少ないので、勉強したのに言葉が出てこないことがよく起こります。
英語をコミュニケーションの手段として捉え、英会話教室に通ってみたり、オンライン英会話をしたり、実際に現地で使われる英会話に慣れておいた方がいいです。
せっかくワーキングホリデービザで行くのなら、現地で働いたり、旅行をしたりという、日本では経験できないことをするために、出発前に英語の学習に取り組みましょう。
12. 滞在先での計画をする
ワーキングホリデーに向けて、進めなければいけない準備が終われば、滞在先での計画を考えましょう。
現地の空港の入国審査では何を聞かれるのか、ホームステイ先や寮まではどうやって移動するのか、また新型コロナウイルスの影響でやらなければいけない手続きなどはないのか。また、滞在先でやりたいことをリストアップしておくのもいいでしょう。
日本でできることは日本で済ませておき、現地での海外生活の時間を大切にしましょう。
準備は遅くても渡航の3ヶ月前から
オーストラリアにワーキングホリデーで滞在するには、事前に情報を集めて目的に合わせた準備を進めていくことが大事です。勉強したり、働いたり、旅行したりなど、いろいろな用途に使えるビザだからこそ、目的を持って限りある時間を大切に過ごすことが大事です。
そのためには、ワーキングホリデーの準備を早くて1年から、遅くても渡航の3ヶ月前から始めていく必要があります。
海外生活の不安を少しでも解消できるように、ぜひみなさんも、しっかりとした準備をしていってください。最後に海外生活をするための12コの準備を改めて記載しておきます。