オーストラリアで財布を紛失!そんな時どうする?
こんにちは!オーストラリアに滞在中のコバヤシです。
街中やオンラインショッピングで商品を購入したり、公共料金を支払ったりする時などに、財布の中に入っているカード類や現金はよく使いますよね。
財布の中には、「カード類・現金・大切な物・領収書」など自分に必要なものを入れている方が殆どだと思います。
もしも、こういった貴重品が多く入っている財布を、海外でなくしてしまったら一大事ですよね。日本ならまだしも海外だとさらに焦ってしまいます。財布を拾った相手が悪用したらどうしよう…とか、これからの生活費はどうしようなど、不安は募るばかり…。
今回の記事では、もし海外滞在している間に財布を落としたり盗難されたりした時に、どのように対応していけばいいのかを書いていきます。
実際に、僕はオーストラリアに入国して3日目で財布を落としました。実体験から学んだことを交えて、やるべき手順をご紹介するので、ぜひ参考にしていただければと思います。
僕は入国3日目で財布を落とした
「あれっ、財布がない!」財布がないことに気づいたのは、目的地の山に向かう途中。山へ向かうために利用したバスから降り、歩いて約30分後のことです。
なんか短パンが軽いなと感じて、ポケットに入れていた財布を確認したところ、ないことが判明。歩いてきた地面を見ながら引き返すも見当たらず…。
「うわー絶対バスの中に財布がある…。やばい、どうしよう…。」(バスに乗車する際にICカードを使う必要があるため)財布を落としたのは、まだオーストラリアに入国して3日目のことでした。
海外滞在中に財布を落としたら行動すべき手順
財布をなくしてしまったことに気づいたけれど、海外ではどうしていけばいいのか分からない人は多いはずです。
自分の手元に財布が戻ってくる可能性を少しでも上げたり、カードを悪用されたりしないように、すぐに以下のような4つの行動をとることが重要です。
1. どこでなくしたのか思い出す
まずは心当たりのある場所を思い出しながら、少しの間、財布を探してみましょう。
歩いてきた道で落としているかもしれません。または、利用した交通機関でなくしているかもしれません。
少し探して見つけることができたらラッキーです。見つからない場合は、下記に進みましょう。
2. 財布の中身を思い出す
その次に、財布に何を入れていたのかを確認しましょう。財布の中に入っている貴重品といえば、以下のようなものだと思います。
1つずつ冷静に対応していきましょう。
3. カード会社に電話
少し探しても見つからない時は、契約しているクレジットカードやキャッシュカード会社へすぐに電話して、カードを止めてもらいましょう。
財布を拾った人がネットショッピングを利用して、落とした本人の名義宛に請求が来てしまうのを防ぐためです。
しかし、カードを止めるとそれまでカードから引き落としていたサービス・契約類が支払えないので、すぐに使う場面があると困ることになります。その事までしっかり考えたうえで、カードを止めることが大切です。
カードを止める際は、「〇〇(カード会社) クレジット 海外 紛失」でインターネット検索をして、契約しているクレジットカード、キャッシュカード会社の電話番号を入手しましょう。
各カード会社のホームページに記載されている、海外で紛失した場合の専用ダイヤルがあるはずです。
またカード会社に電話をする時は、自分の生年月日と名前、その他の情報を言えばすぐに対応してもらえます。カードの再発行やポイントの引き継ぎはできるのかなども、一緒に確認しておくといいでしょう。
海外から日本のカード会社に電話をかける際は、Skypeがおすすめです。
通常の国際電話は、とても高額です。その点、Skypeは初めの1ヶ月は無料で使用できますし、そのまま契約していても格安で連絡ができます。
音声環境も、普段から使っている通話アプリと変わりはありません。費用を抑えるためにも、Skypeを使いましょう。
4. なくした場所に関係のある会社に電話やメールをする
財布をなくしてから数日の間に、心当たりのある公共機関の会社や街の団体に連絡をしてみましょう。
海外でなくした場合、日本とは違う表記の仕方で住所が分かりにくかったり、そもそもホームページに住所が書かれていなかったりするため、直接行くよりも電話やメールで問い合わせた方が早いです。
英語に不安がある方は、メールの方がいいのかもしれません。
追加で行動しておくべきこと【番外編】
ここでは、上記の必須手順以外の方法をご紹介します。
少しでも財布が返ってくる確率を上げたい方は、行ってみてもいいでしょう。
1. 警察署に行って紛失届を出す
警察署に行って「紛失届(ポリスレポート)」を作成してみましょう。もしかしたら、優しい人が財布を届けてくれるかもしれません。
しかし、実際に僕は行きましたが、バス会社にメールをした後、電話をするよう言われただけで、何もしてもらえそうにありませんでした。(僕だけかも?)そのため、紛失届を書くことができませんでした。警察署に行っても、あまり期待はできないかもしれません。
また、電車で紛失した可能性がある場合は、駅のインフォメーションに行って紛失届を出しましょう。
2. 日本大使館に相談する
本当に困ったらここに相談するしかないです。どのような対応をしてくれるかは分かりませんが、しないよりはマシかもしれません。
事前にできる対策
僕は上記で書いた必須手順を行いましたが、結局財布は戻ってきませんでした…。(クレジットカードと交通機関のICカード、日本円を紛失)
そのため、今後財布を落とさないように、今やっていることをご紹介します。
財布を落としてから気を引き締めようとしている方や海外で少しでもトラブルを避けたい方は、下記の3点を行うといいかもしれません。
1. 複数枚のカードを用意しておく
クレジットカードが1枚だけだと、なくした時にとても不安です。せめて2枚は持っておきましょう。
おすすめの国際ブランドは、「VISA」か「MASTER CARD」です。異なる国際ブランドのクレジットカードを2枚以上用意することで、オーストラリア国内のどのお店においても決済に困ることはなく、紛失や盗難時にも対応できます。
ただし、2枚のカードを一緒の財布に入れて置いたら、盗難や紛失の際には同時に失うので意味がありません。1枚は持ち歩き用、もう1枚は自宅保管が鉄則です。
2. 必要なもの以外は財布に入れず常に分散して持っておく
1つの財布に全ての財産を入れておくのは危険すぎます。
最小限のものだけを財布に入れておき、クレジットカードやキャッシュカードは同じ場所ではなくて分散して持っておくと、もしなくした時でも大きなダメージにはならないです。
3. 連絡先を財布に入れておく
自分の電話番号、職場の電話番号を財布の中に入れておくと、優しい人が警察署や公共機関会社に届けてくれるかもしれません。
財布の中がかさばらないうえに、すぐに実践できるのでやってみるといいかもしれません。
盗難や紛失は普段から意識していると起こりづらい
今回の記事から、海外で財布を紛失してしまった時の手順が把握できたでしょうか?なくした時でも焦らずに、この手順を見ながら1つ1つ対応していきましょう。
また、僕はオーストラリアで財布をなくして戻ってくることはありませんでした。そのため、今のうちからできることを実践しておくことが大事だと身に染みました。
海外滞在をする方は、財布紛失時のダメージを減らすために、事前対策をしっかりとして貴重品の管理をしてもらえたらと思います!普段から意識していると事故は起きづらいもの。気が緩んだ時に事故は起きるものであることも意識しておきたいポイントです。